【「分からない」が言えない子に、ひとこと変えてみたら】
最近、ひとつ学びがありました。
小学生の数学の授業で、問題に取り組んでいる時間、
鉛筆が止まりじっとしている子に「分からないところある?」と声をかけることがあります。
すると、多くの子が「ない」と答えるのですが、
そう答えながらも手は動かず、頃合いを見て解説を始めることが続いていました。
特に、学校での学習に自信を持っている子によく見られる傾向で、
「分かる」「できる」が前提の環境にいるからこそ、
「分からない」と言うことが難しくなるのかもしれません。
そんな中、ある日ふと、問いかけを変えてみることにしました。
「何か聞きたいことある?」
すると、「それならある」と答えて、すぐに質問をしてくれたのです。
「分からないことを聞く」ことにためらいがちだった子たちが、
驚くほど自然に質問をしてくれる。その変化に、私のほうが驚かされました。
最近、あらためて「言葉の力」を感じています。
伝え方ひとつで心のハードルは大きく変わるし、
たった一言が人の行動に作用することもあります。
私は書くことは比較的得意だと思っているのですが
(これは幼少期アテネの読書の授業で読書感想文を書き続けていたおかげだと思っています)
話すことになると、下手な伝え方をしてしまい、
「今の伝え方でよかったのかな」と振り返る場面も少なくありません。
それでも、会話を通じたコミュニケーションをあきらめないこと。
「もっと伝わるようになりたい」という気持ちを持ち続け、
言葉を試しながら向き合い続けることで、思いがけず良い関わり方に出会える瞬間があるのだと、感じています。
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寺子屋アテネは、三重県桑名市で79年にわたり学びを支えてきた、地域密着の学び舎です。
お子さま一人ひとりの目的に合わせて選べる多彩なカリキュラムをご用意しています。
・学問の本質に触れる「小学生の数学」
・読む力・考える力・伝える力を育てる「読書」
・学校の学びを丁寧に支える「個人指導・グループ指導」
・帰国子女のお子さまにも対応可能な個人指導
ちょっとした言い方の違いで、子どもがふっと心をひらくことがあります。
うまく伝えられない日もあるけれど、それでも言葉を届けようとする時間を大切に。
アテネは、そんなふうに「伝わる」学びを、子どもたちと一緒に育てていきたいと思っています。
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