すーぱーSEへの道 -36ページ目

稼働日ははやおき

どんな職業でも言える事ですが、
お客さんや仲間に信頼してもらわないと
スムーズに仕事を進めることはできません。


信頼を得るには日々の努力を続けるしかないのですが、
得た信頼を失わないためにできることはいくつかあるので、
その中のひとつを紹介します。


・自分が担当したシステムの稼働日は、
 いつもより1時間くらい早めに出社しましょう。


え、あたりまえだろって?

でも、このあたりまえのことができない人もいるんですよ。


稼働日だというのに始業時間ぎりぎりにくる人は、
お客さんに『あのSEは無責任だな』と思われてしまいます。

しかもこういうときに限って、夜間に障害が起きていて、
朝から復旧作業をしなければならないことがあります。

ほかのメンバーが復旧にはげんでいるところに、
当の本人がノコノコやってくるようでは、
いままで築いてきた信頼関係も一気に崩れてしまいますよね。

毎日早く来いとはいいませんが、稼働日くらいは早起きしましょう。



うちの職場にも、稼働日に障害が発生したにもかかわらず、
始業時間ぎりぎりに出社してきたSEがいました。

すでに復旧作業は私と客先のマネージャーで終えていたのですが、
担当していた当の本人は、始業後しばらくして障害に気づいたようで

『あのー、障害起きたみたいなんですが。。。』

という感じで報告をしにきました。


当然のことですが、マネージャーは

『今ごろなに言ってんだ!』

ということでおキレあそばしました。


せめてうちらより早めに来て、対応を自分で済ませていれば、

『障害起きちゃったけど、とりあえず復旧できてよかった』

で済んだのに、もったいないなーと思いながら
そのやり取りを見ていました。


早起きで三文の得になるかどうかはわかりませんが、
信頼を失うという大損を避けることはできると思います。

皆さんも、そういったちょっとしたとこに気をつけてみてください。

揚げ物管理システム(AKS)

今日は揚げ物が食べたい気分だったので、
近所にある揚げ物屋さんに夕飯を買いに行きました。

そのお店はメンチカツがおいしいので、

『めんちめんち~♪』

と心の中で歌いながら商店街を練り歩き、お店に到着。



お目当てのメンチカツを注文したところ、
『すいません、いま切れてるので
    揚げるのに10分少々かかります。』

とのこと。


自分の中にどうするか問い掛けてみた結果、

メンチが食べたい + 店員さんがかわいい > 待ち時間10分

という公式が完成したため、待つことにしました。


近所の本屋で時間をつぶして、10分後にメンチをゲット!

先ほどそれをおいしくいただいたところです。

ごちそうさまでした。





さて、これだけではただのメンチ好きな人の日記なので
ここからはシステム屋らしいことを書いてみます。


夕飯のおかずになるような揚げ物を扱っているということで、
おそらく毎日コンスタントに買い物客は訪れていると思います。

揚げ物に関しては、天気や気温はそれほど売れ行きに
影響なさそうなので、単純に曜日と時間帯で
来店する客数と注文する品は割り出せそうですね。


現在すでに揚げあがってバットに乗っている商品の個数と
平均来客数および平均注文数を考慮すれば、少なくとも
『お客さんが注文した時点でまだ揚げ始めてすらいない』
という状況は回避できそうです。

たとえば、

 来店客数
 ・土曜日の18時台は5分に1組お客がくる。

 注文品数
 ・1組のお客さんは平均2つメンチカツを注文する。

 追加条件
 ・メンチカツを揚げるには10分かかる。

こんな感じの条件が成り立つならば、
バットの中のメンチの数が4つ以下になったら、
次のメンチを揚げ始めればうまいこと回る
はずです。

どこかの揚げ物やさんでこういうのを計算する

ツール採用してくれませんかね。


責任もってシステム一式組みますよ。

えんぴつとけしゴム

最近、鉛筆と鉛筆削りと消しゴムの3点を意識して使ってます。


仕事で資料を作るときは、たいていエクセルなどを使って
仕上げてしまうので、文字を書くことはあまりありません。

でも、そのせいで脳がどんどんダメになってる気がします。

皆さんも漢字が書けなくて、パソコンのIMEを使って
わざわざ変換して確認したりすることがあると思います。


私の場合、今年の秋に高度情報処理の論文試験を
受けるつもりでいるので、なるべく日ごろから
文字を書くようにしているのです。


『じゃあシャープペンでいいじゃん』、
といわれそうですけど、なんとなく鉛筆がすきなんですよね。

鉛筆を削るときのじょりじょり具合とか、
削りたての木のにおいとかそういうのがとてもいい感じです。


関係ないですけど、『鉛筆が好き』をグーグルで検索してみたら
1470件ヒットしました。


まだまだ日本にも鉛筆好きはたくさんいるようですね。


さて、話を戻しましょう。


私が鉛筆といって思い出すのが

『湯島天神の合格鉛筆』

です。


四角くて、側面にありがたいお言葉が書いてあるやつです。

試験のとき、転がして四択を神頼みしたりもしました。



そんなこんなでイロイロと鉛筆について書いてみたのですが、

私がいま、いちばん気になっているのがこちら。
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LEXON Pencil Set
価格 6,000円 (税込6,300円)


http://www.rakuten.co.jp/be-e/487193/564638/



やばいです、なんかカッコいいです。

サイバーですよ、クールですよ、そしてスタイリッシュですよ。

えんぴつなのにね。



注文してみたいなぁ、迷う。。。

コーチング入門・5

仕事を進めていく上でコミュニケーションは大切ですが、
人の価値観や関心ごとによって、同じ声のかけ方をしても
効果が出るかどうかは違ってきます。


コーチングでは、人を4つのタイプに分けて、
効果的な付き合い方とコーチ方法を定義しています。

必ずしもこのタイプ分けが万能というわけでは
ありませんが、軽く頭に入れとくのも良いかと思います。


タイプ分けは、次の4パターンになります。
 1.コントローラー型
 2.プロモーター型
 3.アナライザー型
 4.サポーター型


以下にそのタイプと特徴をあげてみます。


・コントローラー

 行動的で、自分が物事を制御することを好みます。
 そのため、他人からの指示を嫌う傾向が多いです。
 また、過程よりも結果を重視するタイプがよく見られます。

 ・経営者タイプ
 ・決断力がある
 ・仕切るのが好き
 ・人の意見をあまり聞かず、結論を急ぎがち


・プロモーター

 自分で企画を考えることを好みます。
 好奇心が強く、アイディアが豊富で想像力豊かです。
 ただし、飽きっぽいのでひとつのことを継続するのが苦手です。

 ・起業家タイプ
 ・アイデア豊富で想像力が豊か
 ・順応性が高く変化や混乱に強い
 ・計画を立てるのは苦手


・アナライザー

 行動する前に分析したり計画を立てることを好みます。
 人とのかかわりには慎重で、あまり感情を表に出しません。
 明確で論理的な思考・話し方をします。

 ・研究者タイプ
 ・行動が慎重、客観的、冷静
 ・計画をするのが好き
 ・変化や混乱に弱い


・サポーター

 人の役に立つことを好み、協力関係を大事にします。
 人の気持ちに敏感で、期待にこたえようとします。
 人に認めてもらいたいという欲求も強いです。

 ・人を援助することが好き
 ・協調性が高く、性格が穏やか
 ・優柔不断
 ・頼まれるとイヤとは言えない



コーチングを実践する際には、
相手がどのタイプかをしっかり把握することが重要です。

複数のタイプを併せもつ場合でも、
どの傾向が強いかを理解しておきましょう。

とはいえ、タイプを重視するだけではなく、
相手の立場・状況を考えて、ある程度は臨機応変に
対応する必要があるので注意してください。


自分や、周りにいる人たちがどのタイプに当てはまるかを
考えてみると、面白いかもしれませんよ。


<次回はタイプ別の対応方法について説明します>

いいねイイネの言い値稼業

ここんとこ関係ない話が続いていたので、
たまにはSE関連の業界話でも書いてみます。


システム開発の現場では、
『工数』とか『人月』という言葉がよく出てきます。

『工数』とは、
あるシステムを開発するためにどれくらいの日数と人手が必要か
をあらわす言い方です。

また、『n人月』とは、
1人の技術者がnヶ月かけて完了する作業
のことをいいます。

具体的な例をあげるとこんな感じ。

 人日(人月)の例
   1人の担当者が 1日で完了する作業→ 1人日
   1人の担当者が20日で完了する作業→20人日→1人月

   1人の担当者が3ヶ月で完了する作業 もしくは
   3人の担当者が1ヶ月で完了する作業→3人月


 工数という言葉の使用例
   会計システムの開発に必要な工数は50人月だ。
   検索システムの不具合を改善するには、3人日の工数が必要だ。

こんなところでしょうか。


で、実際に開発工数の見積もりをする時は

   プログラムが5本なので、
     4人日 ×  5本 = 20人日

   DB環境構築に20日かかるので、
    20人日 ×  1  = 20人日

   Web画面が5画面なので、
     2人日 ×  5本 = 10人日

   試験に10日必要なので
    10人日 ×  1  = 10人日

   合計すると、60人日(3人月)かかる予定です。

   開発費用は1人月あたり100万円ですので、
   このシステムを作るには300万円かかる見込みです。

といった感じになります。


『プログラムは1本あたり4人日かかる』
『Web画面は1画面あたり2人日かかる』
といったところは今までの実績からはじき出しただけです。

『ホントにこの工数でできるのか』
『本当にこれだけの工数がかかるのか』
は実際設計着手してみないと、なんともいえません。


この工数見積もりというものが正確に出せるようになれば、
工数オーバーとか予算オーバーとか納期オーバーとか
デスマーチとかそういうのがなくなるんですけど、
なかなか決定的な見積もり手法ってのは出てきませんね。。。


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