PMP合格
最近コメントへのお返事などが書けていませんが
実は今日PMP試験を受ける予定があったので空き時間は勉強に費やしていました。
その甲斐あってどうにか合格できました。
4時間200問の試験なので気力が持つかどうかちと不安でしたが、
2時間ほどで全問解き終わり、残り2時間でもう一度頭から問題を
解いてダブルチェックして20分余りました。
他の人のブログを読むと200問が4時間ぎりぎりという人もいるようなので、
この辺は人それぞれなんでしょうかね。
とりあえず、明日は遅くまでゆっくり寝ようと思います。。。
SEのための棚卸しのススメ
ジョン・ハンターというお医者さんの言葉にこんなのがあります。
考えたことや見聞きしたことを書きとめるのは、
商人が棚卸しをするのと同じだ。それをしないと、
何が足りないのかさっぱりわからないじゃないか。
この言葉では「考えたことや見聞きしたこと」としか書いていませんが、
「自分の知っていること・できること」を書きとめるのも同様に重要だと
私は考えています。
今回は、この言葉を元に目標管理について考えてみました。
『目標』を式で表すと「目標の自分=今の自分+α」といえます。
この足りない+αの部分を把握し、それを加えることで目標の自分に近づくことができます。
ジョン・ハンターの言う「棚卸しをして自分に何が足りないかを把握する」とは、
今回の場合、この「+α」の洗い出しを行うことを指しているわけです。
お店を始めようとしている個人商店の経営者を考えてみましょう。
自分が理想とするお店に必要な品揃えは何なのかを知るためにはリストアップが必要です。
また、酒屋・肉屋・八百屋など、何屋をやるのかという選択も重要です。
(全部やりたい人にはコンビニという選択肢もあるでしょう。)
お店を始めてから、品揃えをさらに充実させようと思った場合には、
棚卸しをして理想とする品ぞろえに足りない「+αが何なのか」を把握し、
仕入れることになります。
SEにおける目標管理も同じです。
理想的なSE像を考え、自分の持っている商品の棚卸しを行い、
足りない商品をリストアップし、仕入れるためのスケジュールを立てます。
その時には個人商店と同様で「なんのジャンルの品を揃えるか」といった
かじ取りも重要です。データベースなのか、ネットワークなのか、
コミュニケーションスキルなのか、といった部分ですね。
また、市場の動向などを見て売れ筋商品を優先的に仕入れたり、
オンリーワン商品をあえて仕入れるのも戦略としてはありでしょう。
理想とするSE像がよくわからなければ、身近にいる目標としたい人を見て、
勝手にその人の商品の棚卸しをしてしまいましょう。
その人の商品リストにあって、自分の商品リストにないものが
あなたの仕入れるべき「+α」です。
ライバル店や成功したお店の研究をすることは、経営拡大を進めていく上で
とても大切なことですが、それと同じことをやるわけです。
こうして自分に足りない「+α」を把握した上で日々を過ごすことで
目標の自分に近づくことができるのではないでしょうか。
個人経営の商店を世界的マーケットチェーンにまで成長させられる人は
ごく一部だと思いますが、品揃えの数や方向性を工夫することで、
地域の一番店ぐらいまでは到達できるのではないでしょうか。
ドラクエに学ぶプロジェクトマネジメント
久しぶりに自分が過去に書いたブログを読み返していましたが、
2年前のちょうど今頃に書いていた
SEの業務はドラクエに学べ (http://ameblo.jp/itpro/entry-10001016296.html )
に自分で笑ってしまった。
冒険を進めるにはパーティー構成も重要です。 そしてそのチームをまとめるリーダーには つねに「ガンガン行こうぜ!」の指示を出してるだけでは |
あの時に比べればだいぶプロマネ寄りの業務につくようになりましたが、
「自分は適切な命令を選んで戦えているかなぁ」などと考えちゃいました。
なるべくチーム内のメンバーを適材適所で効果的に戦えるように配置して
気を配っているつもりですが、どこか「ガンガン行こうぜ!」的なマネジメントに
なってしまっていないかをもう一度見直すことにしよっと。
最近来られるようになった方はぜひ上記のリンク先エントリをご覧ください。
自分でもたまにしか書けない「会心の一撃」のような内容でありました。
また少しドラクエを例にあげて書いてみようかな。
脳から記憶をサルベージするメモ術(考察編)
この記事を読む前に前編をお読みください。
http://itpro.ameblo.jp/entry-10027402388.html
さて後編
些細なことでもキーワードをメモすることで、
思い出せるようにしておくというこのメモ術。
メモることで何をしているかというと、脳みそに入っている[記憶]に
タグとひもを付け、それが漂流してしまわないようにつなぎとめているんですね。
記憶をしまった箱をひもでくくって脳という海にしずめ、
中身が何かを書いたタグをひもにつけて、
その端を岸辺にくくりつけておくという感じでしょうか。
タグをみて脳という広大な海から記憶を引っ張り出すことを、
自分の中では「記憶をサルベージする」と呼んでいます。
つまり、「脳から記憶をサルベージするメモ術」というわけです。
誰しも、ふとした時に何かを思い出すことがあると思いますが、
そういうのも、ひもをつけ忘れて自分の脳の中を漂流していた記憶が、
何かのキーワードを見た拍子に引っ張り出されたものじゃないか
と自分は考えています。
せっかくしまったものを行方不明にしてしまってはもったいないので
しっかり紐でくくっていつでも取り出せるようにするのが大事です。
で、メモには想起力を補完する以外にもいい面があります。
それは「覚えておかなきゃ!」というプレッシャーが減ることです。
「メモ見て必要な時に引っ張り出しゃいいんだから」ということで、
記憶が漂流してしまわないかを四六時中見張る必要がなくなり、
脳を休めることができます。
この辺は、GTDというライフハック関連の考え方とよく似てますね。
ここから下はGTDについてちょっと説明&考察
はじめてのGTD(ITmedia)
http://www.itmedia.co.jp/bizid/articles/0606/27/news003.html
写真でわかるGTD(ITmedia)
http://www.itmedia.co.jp/bizid/articles/0606/28/news097.html
どうもGTDというのは脳みそを空っぽにしてストレスを減らすための
仕組みと思われているようですが、上のほうにも書いたとおり、
私としては「覚えていることを思い出しやすくする」技術だと思ってます。
GTDでは、最初に頭の中の気になることリストを洗い出すのに苦労しますが、
それはタグ付け、ひも付けを忘れた記憶たちが脳の中を漂流しているからです。
洗い出しを行う時に補助的に使用する「トリガーリスト」は網のようなもので、
その網を使って脳みそという海を総ざらいすることで最初のやることリストを作ります。
GTDのトリガーリスト(ITmedia)
http://www.itmedia.co.jp/bizid/articles/0607/14/news064.html
そして、各リストに気になることを書きだすことで、それぞれを
タグ付け、ひも付けし、くくりつけているわけです。
リンク先のITmediaの記事で、GTDをやった人が
「気になっていたことがすっかり書き出せてすっきりしました。」
「書き出すことでぼんやりと思っていた『やりたかったこと』を明確にイメージできて、
やる気が出てきました。」
と言っているのも、記憶をしっかりつなぎとめることができたことに
よる効果ではないでしょうか。
自分も、メモやGTDを活用することで日々のストレスを多少なりとも
解消できています。やることが多くて困っている方はぜひ試して
みてはいかがでしょうか?
想起力(思い起こす力)を意識することで、
かなりのことを頭に入れておくことができるようになり
それらを必要な時に取り出せるようになりますよ。
以上、記憶力・想起力に関する私なりの考察でした。
脳から記憶をサルベージするメモ術
最近、記憶力が最近衰えてきている気がするので自分なりに
いろいろ工夫をしているのですが、その辺に関するエントリを一つ。
記憶力がいいっていうのは何だろうって考えてみると、
一般的には「物をいっぱい覚えらえれること」を指すのだと思います。
でも、自分としては、本当に記憶力がいいのは
「適切な時に覚えたことを思い出せること」を指すんだと思ってます。
いわゆる想起力(思い起こす力)ってやつですね。
いくらものを覚えていても、必要な時に取り出せないのでは
何の役にも立たないし、脳の空き領域を無駄に使うのはもったいないです。
で、想起力を鍛えるにはどうしたらいいか。
マインドマップなんかはそのいい例でしょうか。
ひとつの事柄から芋づる式にいろいろな事柄を頭に描いていく
という意味で、トレーニングとしてはアリだと思います。
自分も毎日寝る前にマインドマップの練習も兼ねて、
簡単な図を1枚書いてすっきりしてから寝るようにしてます。
マインドマップに関してはこの辺の本を読んでください。
マインドマップ考案者ブザン先生の名著です。
とはいえ、マインドマップ訓練で想起力が上がったかと言われると、
正直なところよくわかりません。
まぁ、そう簡単に実感できるとは思えないので、
これは地道に続けていこうと思っています。
では、他に想起力をアップさせる方法はないものか、
と考えた上で自分が実践しているのは「メモ」です。
何かを学習したりするようなことの場合、あまり役立ちませんが、
ToDoをきちんと管理するといったレベルでは、メモが強力な効果を発揮します。
やりかたは非常に簡単で、常に紙とペンを持ち歩き
なにか覚えておかないといけないことがあったら即座にメモします。
これは、どんな些細なことでもです。
・トイレに入ってトイレットペーパーの残りが減っていることに気づいたら、すぐメモ。
・会社でホッチキスの針が切れそうになっていたらそれもメモ。
・家賃を振り込まなきゃいけないのであれば、それもメモ。
・郵便局に切手を買いに行かなきゃいけないならそれもメモ。
・会議に出席していて、「次回までに簡単な見積もりを出してくるように」と
依頼されたらそれもメモ。
とにかく、やることや覚えておくことが発生したらその時点でメモです。
メモを書くときは詳細まで書く必要はなく、キーワードのみを書きます。
「トイレ・針・切手・見積もり(水曜まで)」とかそんな感じで。
次に大事なことはそのメモを常に持ち歩くこと。
そして、信号待ちや電車の中などのふとした時間に
そのメモを見る習慣をつけましょう。
自分の場合、帰宅時に最寄り駅を出たところの信号で
メモを確認するのを習慣としています。
メモにはその日書いた「トイレ 切手 針」などのキーワードが書いてあるので、
帰りにお店によって買い物して帰るわけです。
では、何にメモするか。
一番いいのは単語カード。
自分の好きな枚数をセットしておけるし、いらなくなったら破りとれるし
たいていどこにでも売っているし、全体的に管理が楽です。
ぜひ単語カード(少し大き目のもの)を使いましょう。
では、どこに持つか。
自分はズボンのベルトにリール式ストラップをつけて、
そこにミニペンと単語カードをくくってポケットに入れています。
ここで大事なことは、ただポケットに入れるんじゃダメってこと。
必ずストラップを付けて体ににくくりつけてください。
そうしないと、メモを取った後カードを机の上に放置しちゃったりして、
本当に必要な時に紙とペンがないってことになっちゃいますからね。
ストラップがついていれば、自然とポケットにしまう習慣がつくので
いちいち所在を気にする必要はなくなるわけです。
いかにもアナログな手法ではありますが、
「脳に外部記憶媒体を増設した」
と思うとちょっとサイバーでかっこいいかも(気のせい?)
長くなってきたので続きは後編で。