SEの業務はドラクエに学べ | すーぱーSEへの道

SEの業務はドラクエに学べ

IT業界でプログラマやSEの仕事をするのは、
ドラクエで冒険するのと似ているような気がしませんか?


入社したてでレベルが低いうちは、スライムのように
「強くはないけど数が多くて倒すのが面倒な案件」を
たくさん回されて一苦労します。

逆に修羅場に配属になった子は、高レベルの先輩の集まった
パーティーに加えられ、実力以上の敵を倒すことで、普通では
得られないような経験値を獲得し、レベルがあがっていきます。


しかし新人はHPが少ないため、強敵から攻撃を受けると
一撃でやられてしまうのであまりオススメできる
冒険方法ではありません。

回りの仲間がきちんと守ってくれるような体制であれば、
こういう育て方もアリかもしれませんけど。




さて、スライムを着実に倒して経験値を積み、
パーティーのなかで役に立てるようになってくると、
いよいよ本格的な冒険の開始です。

仲間たちと未知の世界(新しい案件)に向かって旅立ちます。

冒険を続ける中で、友情や愛が芽生えるかもしれません。

目的を見失ってパーティーから外れる人もいるでしょうし、
志半ばで傷つき倒れていく仲間もいるでしょう。

でも、そうやって仲間たちと旅を続けていくうちに、
いつしかドラゴンや大魔王のような大規模案件にも果敢に
挑んでいけるだけの「勇気と実力」を身に付けているわけです。




戦闘中には様々なことが起こります。

顧客からの圧力や仕様変更という呪文(メダパニ)によって、
精神が混乱状態になって病気になってしまう人。

傷ついた仲間たちを助けるために、
回復呪文を唱えつづけるSEマネージャー

「ガンガンいこうぜ!」の命令しか出さない
ダメプロジェクトリーダー。

自分の身を犠牲にして、メガザルを唱える仲間思いの先輩。

などなど、イロイロな人間ドラマが展開されます。


経験値を稼ぐためには、場数を踏むことが必要です。
ローリスクハイリターンで経験を積める案件なんてのは、
はぐれメタルと同様で、めったにお目にかかれません。

やはり、ここは地道に努力して経験値を稼ぎ、
レベルを上げていくしかないのです。





冒険を進めるにはパーティー構成も重要です。

戦士だけのパーティー」では、当然冒険は続けられません。

チーム内に適切なスキルを持つ要員を配置して、
万全の体制で冒険を始めるのがとても大切です。

そしてそのチームをまとめるリーダーには
適切な命令を下せる判断能力が必要となります。

つねに「ガンガン行こうぜ!」の指示を出してるだけでは
仕事はうまく進みません。デスマーチへの道まっしぐらです。

きちんと、各メンバーに対して、
 「Aくんは、Bさんにホイミかけて」
 「Bさんは次のターンまで防御」
 「CくんとDくんは右から2番目の敵を集中攻撃」

のように、適切な指示を出す必要があります。

ドラクエやるとき、ザコ敵相手ならチーム全体に命令を出して
終わりですけど、ボス戦になったら全員分の指示コマンドを
考えながら入力しますよね?

それと同じことです。

適切なメンバーがいて、判断力のあるリーダーと
共に強敵に挑めば、大魔王だろうがなんだろうが
必ず倒せるんです。

そして大魔王を撃破することで、
お客様のシステムに平和が訪れるわけです。