Twitterも徐々に日本でも浸透しだして、tsudaる(※)なんて言葉も誕生していますけど、Twitter以前にあった表現ツールのブログと、Twitterとではどっちが書き手の信頼を得やすいのかな、とふと思ったりしました。
※ 津田大介氏が語る、Twitter報道論「tsudaる技術」 @ ASCII.jp
ブログに寄せられる信頼
ブログはTwitterよりも、随分と表現ツールとしては自由度が高いものとなっています。
文字数が制限されることはありませんし、画像やJavaScriptなどプログラムをそこで動かすこともできたりします。
なので、何か専門的なことを書いたり、見せたりする場合、Twitterよりもブログのほうが表現度は高いわけです。
もし、ある疑問の解決方法を探したい場合、ブログ上にある文章とTwitter上にある文章のどちらを見たいかと言うと、多くは前者のほうだと思います。
文章が体系的にまとめれている分、情報量が豊富ですから、一度に答えを読み解くことも可能だったりします。
ただ、ブログというのは必ずしも自分が求める情報をPOSTし続けてくれる場所ではありません。
一度のエントリを書くのにかかるコストはTwitterよりも大きいですから、POSTされる頻度も低くなってしまう場合があります。
また、書き手の考えを誘導することも難しく、この人のこんな考えを知りたいと言うことをコントロールすることは、よっぽどそのエントリのタネが書き手の興味をそそるか、メリットがあるものでないと書いてくれません。
そういうところもあってか、Twitterと比べブログというのは、個人の色が出にくい場所だなと感じます。
確かにその裏には書いた本人が要るわけですが、読み手も「○○さんのブログ」というより、ブログのタイトルなんかで覚えてることが多いのではないでしょうか。
ですので、ブログというのは個人というよりその「場」に信頼性の重きが置かれているような印象を受けます。
ブログでは、「この人面白いよ」と言うよりは、「このブログ面白いよ」という印象の方が大きいのではないかと。
一度訪れたブログで自分が求めうる情報がそこにあったとしても、そのブログの読者になると言うことは可能性としては低いのではないでしょうか。
その読み手がたまたま読んだエントリに関連するエントリにも惹かれ、このブログは自分の知りたい情報を得ることができる場所だと認知されないといけませんし、定期的に(これは半ば偶然の要素も絡みますけど)読者が興味を持つ情報を書き続け、そこに引きとめ続けなければなりません。
文章量が多い分、それがあだとなることもありえるツールだなと感じます。
Twitterに寄せられる信頼
一方でTwitterでは、表現方法が随分と制限されます。
文字数は限られていますし、グラフや画像を差し込むこともできず、そういったものを見せたい場合は、ブログや自サイトへ誘導する方法がとられています。
Twitterもマイクロブログと謳っていて、ブログ以降に登場したサービスですので、今後より拡張して言って表現方法を拡大する、と言う方向性は考えにくいので、あくまで今の制約をベースとした表現ツールとなっていくのかなと思います。
連続して専門的なPOSTをしていった場合、そのタイムラインを追っていかなければ前後関係はわからないため、読み手も工夫が必要になります。
また、最終的にはブログや自サイトへ誘導するような取り方が多いため、どちらかというとヘッダだけを見せるような使い方が中心になってたりもします。
その分、その数行で相手の心をつかむ文章を書くということは難しかったりもするので、ブログでは多少冗長な表現になる場合でも、Twitterでは簡潔にまとめ上げる必要があります。
こうすると随分とブログに比べて信頼性を得にくいツールのような印象を受けます。
しかし、Twitterの場合はブログに比べ、書くことのコストが極端に低いことと、ブログの「場」という表現環境を超え、より「個」を押し出すことができるツールだったりします。
まず、書くことのコストが低い分、いつでも思いついたことをPOSTし続けることができます。
文章量が少ないため、読み手の心に響くつぶやきをPOSTし続けることは難しかったりしますが、あるフォロワーがそれを拾い上げて再POST(Retweeting)してくれたりもしますので、読者の目にはとまりやすかったりします。
また、ブログと比べて読者を増やすことも容易だったりします。
フォローすればフォロー返ししてくれる人も多く、それによって読者の数も増えていきます。
これは、直接のアクセス数につながっているかわかりませんが(自分のつぶやきがどれほど参照されたのか知るすべは無いのではっきりしませんが)、少なくともそのフォロワーのタイムライン上には流されているわけです。
「Twitterで大事なのってタイミングだよね 」に書いたように、タイミングが合わないものはスルーされることが多かったりもしますがね。
そして、もう一つがブログに比べて「個」が押し出しやすいツールと言う点。
リアルタイム性がある分、その裏側にいる人を感じやすくなります。
「おはよう」とつぶやけば、「おはよう」と即座に返してくれたり。
それゆえに、読者にとってはブログよりも相手をコントロールしやすい印象も受けたりするのではないでしょうか。
気軽さゆえに、相手に簡単に質問できますし、相手の意見に自分の意見をぶつけることもできます。
それは、自分がコントロールされてると知りつつも、それを上手く自分の信頼度につなげることができるのではないかなと思ったりもします。
ブログとTwitterで信頼を得るための共通解
ただ、何れにせよそこで信頼度を得るにはそれなりの表現力が必要になります。
ブログでは、専門性の高いものや読者の興味をそそるものをPOSTし続けなければ、そこに引き止めることはできませんし、Twitterでもその人と会話することで得られる居心地のよさやコミュニティ、高い情報伝達能力を持ってないと読者数も増えていきません。
そして、これは一部で残念な部分でもありますが、リアルの社会的地位がそのまんまブログやTwitterでも信頼性が高いものとして認知されている部分もあったりします。
ある分野で気づいた社会的地位が、ネット上でもそのまま強さを誇示している。
これは、正論でもありますが、逆にネットから地位を得ていくような逆の流れを持つ人がもっと出てきてもいいと感じます。
結局のところ、何れにせよ一長一短があるのだなと言うのが自分の持ちえる答えだったりします。
ブログだけでは、自分自身を表現するにはかけている部分もありますし、正直そのコストを考えると、それだけをし続けることはしんどかったりもします。
そこを埋めるものとしてTwitterがちょうどいいのではないかな、という印象です。
ブログ自信が、ネットでの自宅のような感覚を持っている人も多いと思いますが、そこにプラスアルファしてより身近な住人と言う存在を加えるのにTwitterは向いているのかなと。
この2つのツールの使い分けて表現していくことで、よりネットでの信頼度を得られるのではないでしょうか。





