情報システム部門の価値を高めるために活動すべきこと | A Day In The Boy's Life

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とあるエンジニアのとある1日のつぶやき。

情シスはプロジェクトファシリテーターであれ! / @IT情報マネジメント


確かに情報システム部門の価値って低く見られがちですが、これは情報システム部門に限らず人事部や総務部などバックオフィス系の部門でも同じような印象を受けます。

現在においてITの価値を無視した企業なんて、そういないと思いますから、その社内IT投資の要となる情報システム部門はもっと評価されてしかるべきだというのは、私も思うところがあったりはしますが。



情報システム部門のアピール


社内に低価格で高品質のシステムを構築した場合、それがお客さん企業に納品したものと同様に評価を受けるべきだとは思いますが、なかなか情報システム部門の構築したものは評価されません。

対外的なものは売りがたつわけですが、社内システムの場合そういうわけでもありませんし、アピールしたお客さんへの次のビジネスチャンスと言うものも特にあるわけではありません。

逆に敷居が高くなり、あれと同じように安くていい物を作れ、という勝手な軸が出来上がってしまう結果になったりもします。


ある意味、経営者側も当初決められたIT予算枠の中で実現したいことを実現させようとしているわけですから、できて当然と思うような風潮もありますし、逆にプラスアルファの要素をもってしても、それを理解してくれる経営者も悲しいことになかなかいません。

1のものを作る場合に、結果が2であっても10であっても、できたという評価軸でしかなったりします。

逆に、それができなかった場合、お叱りを受けるのは当然のことだったりもします。


少し愚痴っぽくなってしまいましたが、もう一つ思うことは情報システム部門の価値を上手くアピールできる人が少ない気もします。

上はできて当たり前と思っているわけですが、それが如何に価値のあることで、どういったプラス面が自社にもたらされるのか、と言うことを上手く伝えられる人がいないのかな、と。

どちらかと言うと幾らでやるところを、これだけコスト抑えてこの部分を実現したんですよ、と言うようなコストを中心とした話になって、それはそれで価値があることなわけですが、100円で1個しか変えないものを2個買えるように工夫しましたと言うような感じでしかなく、それはお得だねという一言で済むようなアピールだったりします。


先の記事にあるように、上からこういうものを作れと言われ、作りましたよというトップダウン式のやり方では、当然情報システム部門の価値と言うのは、上が持ってる価値の枠を超えないんだと思います。

より戦略的な計画を立てて、こういうことを実行に移すべきですと提案ができるような人が少ないことも、アピールの弱さを引き立てているのではないかと思ったりします。

100円でとても買えないだろう、という上の認識のもとにそれを実現したんですよとか、そもそもそんなものが売ってるとは知らなかったと言う驚きと、それによってもたらされるそれ以上の価値の実現というものが、上にもわかるようなものを提案するとか。


ただ、こういったことも情報システム部門以外の「○×企画部」とか「△□戦略部」みたいなところがやるという位置づけになっていて、情報システム部門はいわれたことをやる部門である、というように手も足も出せないと言う縛りに苦しんでいるところもあったりします。



情報システム部の復権


情報システム部の要員の多くは、社内システムの計画や構築、はたまたその後の保守や運用といった業務を担っている場合がほとんどで、あまりIT戦略とかに関して知識を持っていたりゆっくり考える暇をもってなかったりもします。


だからこそ、他の部門にそういった計画立案を任せて、情報システム部門には下流のフェーズをお任せするというような体制になってたりもするので、より戦略的な部分に関与できるような人材を育てていくことが第一かなと思ったりします。


そして、先に書いたようにそれを作ったことを上手くアピールできる人材も育てることかなと。

対外的なところでは、お客さんの懐に踏み込んで話しろと言うこともありますけど、情報システム部門にとってのお客さんである経営者層に一歩踏み込んで話する人というのも随分と少ない気がします。


何もIT戦略のプロを寄せ集めて計画すれば全てが上手くいく、というわけではないでしょう。

現に企業内のIT投資に関する解なんて現在無いわけですし、世間をにぎわしているのはこうあるべきだと言う漠然とした方法論であったり、これがあればこんなことが解決できますよと言うパッケージベンダからの受け売りの文句だったりします。

システムを実際に構築や運用をしているからこそ、システムの幻想と現実と言うものをはっきりわかっているところがあるんじゃないかなと思ったりします。


刑事ドラマにある現場とエリートの軋轢じゃないですけど、現場を良くわかっている部門だからこそできることというものもあるはずじゃないかなと。

そういったアピールと情報システム部門復権に向けての戦略と言うものを考えていく必要があると感じます。


社内のITの管理と統制を担う部門だからこそ、よりつい良い立場で企業内に構えて欲しいものだと思うところです。