でんきやの 商標登録 ロゴマーク ~まちのでんきやロゴマーク・商標登録までの道のり・後編~ | まちのでんきやブログ ~目指せトータル家電ライフの極み!!~

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家電製品には、それらをとりまくさまざまな事柄が存在します。私たち、まちのでんきやは家電製品を単体ではなくトータルで捉え、お客様に安心、安全をお届けしています。

 

 まちのでんきやロゴマークを商標登録しよう!

 

 そう誓い、アクションを開始したのは3年前の3月のことでした(2015年3月)。

 

 

 (まちのでんきやノボリ右下にあしらわれたまちのでんきやロゴマーク)

 

 知財総合支援窓口(以下知財)さんを訪ね、担当者の山川さん(仮名)と名刺交換し、長い道のりがスタート。

 

 でんきやの シンボルマークを 全国に ~まちのでんきやロゴマーク・商標登録までの道のり・前編~(昨日のブログより)

 

 

 (知財総合支援窓口にて 2015.3.5)

 

 そもそも知的財産とは、商標とは、商標権の侵害とは。

 

 『まちのでんきや』で商標登録されていないかどうかなど、あらゆる角度から作戦を進めました。

 

 

 (必要書類をそろえ、ついに特許庁長官へ…申請を)

 

 それから5カ月後のことでした。

 

 組合(石川県電器商業組合)の長川さんから上島さんの携帯に電話が。

 

 

 

 長川さん「例のアレ…マーク…ダメだったって書類が届いたぞ。」

 

 上島さん「えぇ?!ホントですか?!」

 

 ちょうどそのとき上島さんは、アンテナ工事で屋根の上でした。

 

 頭が真っ白になって、とりあえず屋根の上なので、気を失わないように(笑)。

 

 

 (拒絶理由通知書 平成27年10月9日)

 

 ただし、それは永遠にNGというものではなく、不備を修正し、認められれば道は残されているという内容でした。

 

 拒絶理由は、申請内容に理解不能な記述があることでした。

 

 いわれてみると、その通りだけど、これは専門家じゃないと…。

 

 

 (地場産業振興センターのロビーにて)

 

 一度コケてもまた起き上がる、それがチームまちのでんきや石川でした。

 

 ところがNGは、一度だけではありませんでした。

 

 

 (2回目の拒絶理由通知書 平成27年12月4日)

 

 (組合の)長川さん「うーん、またダメやったか。よし!ここまできたら、最後まで徹底的にゴールを目指そう!次の手を。」

 

 商標取得については、弁理士さんという存在が手がかりになるということがわかりました。

 

 普通に仕事をしていたら、お目にかかるようなことはあり得ない世界です。

 

 

 (2015年12月15日 知財総合支援窓口にて)

 

 2回目のNG後、今度は横田弁理士さん(仮名)を交えて、打ち合わせ。

 

 それもこれも、すべて知財さんのお世話があってのことでした。

 

 機会のセッティング、費用面、知財さんなしではこのプロジェクトは成立しませんでした。

 

 

 

 再度、これまでの経緯、目的などを洗い出し、知財の山川さん、横田弁理士さんらと協議を重ね、書面の作成は横田さんに一任することにしました。

 

 たかがといえば、それまでですが…。

 

 ロゴマーク一つ、無理に使わなくても、今日明日のでんきや家業に影響なんて…。

 

 

 

 強い意志と、長川さんの助言と、そして知財の山川さん、弁理士の横田さんのアドバイスがあってのプロジェクト進行でした。

 

 ところが、次のステップでも、そうスムースには事は運びませんでした。

 

 

 (弁理士さんが作成した書面でもまたNGの知らせが)

 

 もうゴールテープは永遠にきれないのじゃないか…。

 

 が、それは杞憂でした。

 

 横田さんは、直接担当審査官と掛け合ってくださって、「あと一歩」という確信を得たので、時間の問題といってくださいました。

 

 そして…

 

 

 (商標登録証)

 

 ついに商標登録がかないました。

 

 2016年8月5日、それは申請から1年3カ月後のことでした。

 

 まちのでんきやロゴマークが、押しも押されもせぬ、法的に保護されたシンボルとなりました。

 

 それからの展開は、このブログでも何度も紹介してきました。

 

 

 (新ロゴマークのまちんでんきやジャンバー)

 

 右下には登録商標を意味するRの文字が。

 

 ユニフォーム、ノボリの普及を全国展開し、あちこちから注文が入りました。

 

 

 (宮城青年部より)

 

 

 (富山青年部)

 

 

 (熊本青年部は震災復興のイベント用に)

 

 4度目のトライで、横田弁護士は特許庁から事業計画書の提出をもとめられました。

 

 (以下抜粋)本願出願人である石川県電器商業組合は(中略)

 

 家電量販店には できない「トータル家電ライフ」のサポートを掲げて活動しております。 

 

 

 

 「トータル家電ライフ」とは、家電だけではなく、電気設備、水道設備等のインフラと安全、その他にもアンテナ、ガス、通信、契約内容の把握等がセットになって初めて快適な家電ライフが成立するという考え方であり、

 

 (中略)家電製品とそれを取り巻くありとあらゆる困りごとを解決し、お客様の日々の生活をさらに豊かにさせていただくことができる担い手として「まちのでんきや」のブランド化を目指しております。

 

 

 

 そのために、石川県電器商業組合青年部を2012年3月に発足し、同年4月には 青年部総会を開催、

 

 (中略)グループワークや勉強会、 地元の催事に参加しての情報交換、事業の展開と共に、組合加盟店相互の連携・親睦 も図っております。 

 

 (中略)ポスターやのぼり旗、取説ボックス、チラシ、組合員揃いのポロシャツや スタッフジャンパー、ブルゾン等にも使用しており、今後も更に業種を拡大して使用 していく予定です。

 

  以上のとおり相違ありません。

 

 

 (まちのでんきやノボリ)

 

 甚だ手前味噌ですが、事業計画書の文章、キーワード…。

 

 当まちのでんきやブログを参考にしたとしか思えない記述がふんだんに。

 

 いえ、そうでないとしても、思いは『ブログの通り』で、相談時にもそれを繰り返し訴えているのですから、それ以上でも以下でもありません。

 

 

 

 今にして思うと、特許庁の審議官は、悩まれたのではないでしょうか。

 

 企業ではなく、でんきやの組合という集まりが、このマークを掲げてどうしようというのか。

 

 なにを求めているのか。

 

 前例がなかったからか…。 

 

 

 長い道のりでしたが、ようやく商標登録がかないました。

 

 あらためて、知財総合支援窓口さん、担当の山川さん、弁理士の横田さん、そして知財さんを紹介してくれた中央会さん、関係者の皆様、ありがとうございました。

 

 節目となるゴールでしたが、それは次のゴールまでの一過程で、そしてスタート地点です。

 

 

 (2017.5.14 利家とまつ金沢城リレーマラソン・ゴールシーン)

 

 お世話になった知財さんの支援過程が、知財さんの支援事例として、取り上げられました。

 

 信頼の証を商標登録、取り組み拡大へ(知財総合支援窓口 知財ポータルより)

 

 チームまちのでんきや石川、活動を通じて、まちのでんきやを伝え、メッセージします。

 

 商標登録したロゴマークを活用し、まちのでんきや革命を起こします。 

 

 

 (商組加盟のでんきやさんへ・まちのでんきやユニフォーム・ご用命は各都道府県商組経由にて石川商組へ)。

 

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