リノベーション まちのでんきや プロジェクト ~まちのでんきやプロジェクト手引書2017~ | まちのでんきやブログ ~目指せトータル家電ライフの極み!!~

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家電製品には、それらをとりまくさまざまな事柄が存在します。私たち、まちのでんきやは家電製品を単体ではなくトータルで捉え、お客様に安心、安全をお届けしています。

 

 まちのでんきやプロジェクトとは。

 

 最終ゴールは、広く世間に、今一度『まちのでんきや』を知ってもらうこと。

 

 知ってもらうこと、それは、昔、『まちのでんきや』を利用していた人たちには、思い出してもらうこと。

 

 初めから概念のない人には『まちのでんきや』という存在を知ってもらうこと。

 

 ただし、もはや、街の電器店が、「家電の提供者でございます」といって、ましてやインターネットを通じ訴えても、世間様は歯牙にもかけないことでしょう。

 

 

 (2017.11.21 まちのでんきやプロジェクト運用編・説明会)

 

 運用編 まちのでんきや プロジェクト ~まちのでんきやプロジェクト運用編・説明会~(2017.11.29 まちのでんきやブログ)~

 

 そこで石川商組のプロジェクトでは、違ったアングルからアプローチし、魅せ方を変えることでまちのでんきやを伝えます。

 

 それがまちのでんきやプロジェクトです。

 

 (以下、当日資料を参考に)。

 

 

 

 まちのでんきやさんのお得意様は、圧倒的多数が65歳以上の高齢夫婦、または高齢単身世帯に集中しています。

 

 その世代を、親世代としましょう。

 

 40~50代の子世代は、子供の頃、自宅に電器屋さんが出入りしていましたが、今は量販店、ネット通販世代です。

 

 20~30代の孫世代は、量販店、ネット通販世代であることはもちろん、街の電器店という概念すらない世代です。

 

 

 

 超高齢化社会、少子高齢化社会の昨今、あと数年で、商売先細りの危機が。

 

 次代を担う子世代の取り込みが喫緊の課題ですが、接点がなく、取り込みに苦戦している現状です。

 

 一つの打開策として、インターネットツールを使い、お店のホームページを保有することが有効策です。

 

 ところが電器屋の多くはホームページを持っていません(費用面、PCアレルギー、ノウハウ不足など)。

 

 

 

 そのため、多くの電器屋さんは、子世代層の視界にすら入っていない状況です。

 

 もし、ホームページを開設したとしても、子世代以下層の関心は『価格』で、『電器店』というワードで検索することはありません。

 

 ただでさえ情報発信不足である上、子世代は『価格面の違い』でしか、『街の電器店』を知りません(しかもただ高いだけ)。

 

 この状況を打破するには、子世代の流儀に合わせ、インターネット上でまちのでんきやの存在や利用価値を伝えなければなりません

 

 

 

 

 ただし、街の電器店が『家電の提供者』としてアプローチしても成果は期待できません(子世代は価格至上、街の電器店に興味なし)。

 

 そこで子世代へのアプローチをガラリと変えます。

 

 子世代(40~50代)は、ご自身の家電ライフは大型家電量販店やインターネット通販を利用し、街の電器屋さんには用がありませんが、親のためなら利用してくれるかもしれません。

 

 子世代の弱点は離れて暮らす高齢の親が心配なことです。

 

 そこで、まちのでんきやはその盲点をつき、インターネット上で「売るもの」「売り方」「見え方」の3つを変えます

 

 

 

 今までは、家電製品と修理・工事を売り、お店独自で展開、世間からは家電の提供者として見えていましたが、

 

 

 

 これからは、組合(まちのでんきや)一丸となって、高齢者の暮らしのサポートを売り、世間からは『地域高齢者のサポーター』として見てもらうことを目指します。

 

 まちのでんきやは、商売上、高齢者のニーズを知り尽くしています。

 

 日頃の御用聞きスキルを備えた高齢者サービスのプロとしてPRします。

 

 親孝行の頼れるパートナーとして、子世代の「親のためニーズ」を組織的に取り込むのです。

 

 

 

 子世代を足掛かりとし、新規の親世代顧客層を取り込み、やがて親世代となる現子世代に電器屋のサービスをプロモーションするのです。

 

 現高齢上得意客へのサービスを伝え、インターネットを通じて子世代経由、新高齢客獲得、行く行くは次世代親世代である現子世代への大宣伝活動!

 

 ただし、それは今日明日実になるものではなく、果てしない深謀遠慮です。

 

 これまで電器店は、今日明日実にならないことに、歯を食いしばってまで力を入れてきませんでした。

 

 

 

 が、これからはそれを『やる』のです。

 

 ただし、このプロジェクトのポイントは、歯を食いしばってまで『やる』ことではありません。

 

 作戦実行に必要なツール、それは、

 

 ①子世代を呼び込む集客力のある組合ホームページ

 

 ②子世代に響く地域貢献活動の目玉企画

 

 ③子世代に安心感を与える組合員ホームページ

 

 

 

 そこで今回のプロジェクトでは、

 

 組合のホームページを子世代の取り込みに特化した『まちのでんきや活用サイト』にリニューアルし、さらに希望参加組合店に対し、安価で利用できるホームページを提供し、組合ホームページをベースに店舗検索による送客支援を目指します。

 

 集客企画を用意し、まちのでんきやプロデュースによる『親孝行応援プロジェクト(仮題)』に取り組みます。

 

 繰り返しますが、だからといって、個々の電器店は、なにか新しく営業スタイルを変えるわけではなく、ふだん当たり前に実施しているサービスを魅せるだけです。

 

 

 

 2017年時点で、石川県内の65歳以上の高齢者がいる世帯のうち、40%超が「高齢者だけの家」に。

 

 階段の電球が切れているけど、どうしよう。

 

 お風呂場や階段に手すりをつけたいけど、どこに頼めば…。

 

 一方の子世代も、離れて暮らす親が心配。

 

 

 

 振り込め詐欺が増えているけど、大丈夫かな。

 

 寒いお風呂場は危険て聞くけど、お父さん心配。

 

 不安を感じながらも、祈ることしかできないのが実情です。

 

 そこで!

 

 『まちのでんきや』が地域高齢者のくらしのサポーターになり、離れて暮らす息子さん、娘さんの親孝行をお手伝いするのです!

 

 家電の困りごとだけではなく、よろず承り係となって、「面倒・できない・危険」を解決します。

 

 

 (ずいぶん張り切っているようだけど、要はいつも通りでいいんだなぁ)。

 

 そうです、電器店はいつも通りです。

 

 ただ、魅せ方を変えるのです(それだけは全力で!)。

 

 逆に言うと、それだけまちのでんきやの日頃の献身的なサポートが、子世代には通じておらず、そればかりか、親が買うと決めた家電にまで、

 

 

 

 「なんでそんな高い所から買うんだ!安い所がいくらでもあるじゃないか!オレがカワダ電機に連れてってやるよ!」

 

 てなことにも(まさに日頃の情報発信不足)。

 

 ~ あとは、ひたすらホームページを活用して魅せるだけです ~

 

 ~ 日頃のサービスを伝えるだけです ~

 

 

 

 家電にまつわるサービスだけではなく、高齢者と接していれば、いやでも日々の困りごと相談を受けます。

 

 こんな電話がかかってきた、こんな葉書がきた。

 

 これって大丈夫だろうか。

 

 現に今年(2017年)、石川県の津幡町では、怪しい電話の相談を知人のまちのでんきやさんに相談し、振り込め詐欺を未然に防ぎ、津幡署から表彰を受けました。

 

 

 (2017.4.20 北國新聞)

 

 お手柄の でんきやさんが 石川に! ~まちのでんきやさんが振り込め詐欺を未然に防いだ!~(2017.4.20 まちのでんきやブログ)

 

 こういうことが、まちのでんきやのお得意様とまちのでんきやの関係性では、普通にあり得ることなのです。

 

 石川商組(石川県電器商業組合)では、その日頃の高齢者との接点を活かし、県警とタッグを組み、振り込め詐欺防止活動に取り組んでいます。

 

 

 (2015.9.25 振り込め詐欺防止活動出発式)

 

 振り込め詐欺 防止活動 出発式 ~石川県警&電器商業組合タッグの結団式~(2015.9.26 まちのでんきやブログ)

 

 そんな矢先、かほく市のでんきやさんのお手柄でした。

 

 また、ブログ担当もこんな経験が。

 

 

 (お得意様宅に送られてきた書類と器械)

 

 それは、ご高齢の四谷さん(仮名)がなにげなく電話を受け、割引が受けられるのならばと了承した電話会社のサービス。

 

 ところが器械だけ送られてきても、なにがなにやらわからず、今度は解約したいが、その際はさらにハードルが高く。

 

 ブログ担当が変わって、手続きと解約の段取り、宅配手配まで。

 

 

 

 解決策 まちのでんきや 相談員 ~一見家電とは関係ないことも…~(2017.6.10 まちのでんきやブログ)~

 

 これが家電サポートだけではない、まちのでんきやの日頃のサポート活動です。

 

 まちのでんきやは、いつも通りに過ごし、後は組織的に伝えるだけです。

 

 それが、単なる小ぎれいなホームページ制作だけにはとどまらない、まちのでんきやプロジェクトです。

 

 

 

 御用聞きから、身の回りの家電やそうでないサポートまで。

 

 電球1個から、家電から、住宅まるごとリフォームまで。

 

 犯罪や災害から地域高齢者を見守る巡回活動に徹し、地域のインフラになります。

 

 具体的なストーリーは、これから議論を経て作り上げますが、たとえば、離れて暮らす息子さん娘さんが、『金沢市 高齢者サポート』『実家の親 心配』などと検索すると、トップページに石川県電器商業組合のサイトがヒットすることを目指します。

 

 

 

 そのための『オールまちのでんきやで活路を拓く』企画です。

 

 それが組織力です。

 

 同時にこれぞ、ザ・組合活動です。

 

 組合がいったんお困りごとを引き受け、地図をクリックすると、最寄りの『良さそうなでんきやさん』をチョイスできるという仕組みに仕上がります。

 

 このプロジェクトのプロデューサーが、イールアップ・ラボの中村泰久さんです。

 

 

 (イールアップ・ラボ 中村泰久氏)

 

 中村さんがプロデュースする石川県瓦工事組合のこのページ。

 

 

 

 (ここをクリックすると、石川県の地図が表れ、さらに進めると、最寄りの瓦屋さんを選べるというわけです。

 

 組合や組合店のホームページには、なぜ組合加盟店が良いのか、そもそもの瓦事情など、ためになる読み物が満載です。

 

 すべてに共通のパーツがはめ込まれていますが、それは街の瓦屋さんということでは共通だからです。

 

 

 

 希望参加店は、これらの読み物を自店で準備する必要はまったくありません(だから安価なコストで制作が実現できる)。

 

 これから、これの『まちのでんきや』版をスタートさせようというわけです。

 

 私たちチーム石川は、プロジェクトにより、離れて暮らすお子様、そしてさらには行政とタッグ、スクラムを組むことで、地域高齢者を地域で支える仕組み造りをします。

 

 結果、あ、解決策は案外まちのでんきやさんなんだ!と気づきを促し、やがて子世代が親世代になったとき、問題解決の選択肢として、まちのでんきやを選んでいただけることを目指します。

 

 

 

 それが『まちのでんきやプロジェクト』です。

 

 チーム石川、プロジェクトを通じて、

 

 

 このノボリを立てるのです!!

 

 まちのでんきやプロジェクトで、イノベーションを起こします。

 

 いえ、まちのでんきやは今まで通りですから、むしろリノベーションでしょうか。

 

 まちのでんきやは地域の高齢者サポーターになります。

 

 (2017.11.21 まちのでんきやプロジェクト運用編・説明会のスライド資料を参考にブログ更新しました)。

 

 ご一読いただき、ありがとうございました。