毎度のことながら、必ず登場するこのキーワード『4K』。
家電ニュース8面、今号にも。
(分かりやすくして 2018.2.5 家電ニュース8面より)
O店社長さんは、家電ニュースにも投稿している所を見ると、電器店社長なんでしょうね。
電器店社長をしても、文面から察する限り、『よくわかってない』んですよね。
なにを隠しましょう、ブログ担当もよくわかっていません(笑)。
上得意の米村さん(仮名)。
米村さん「あ、でんきやさん、ウチのテレビ、いつも『メールがきてます』って出るんやけど、アレ、どんなんかね。」
ということで、訪問しました。
米村さん「毎日出てくるもんで、気になって。」
(ご連絡(未読)録画モード変更のお知らせ)
実はこのメール、ブログ担当宅にもきていました。
その後、何軒かのお得意様宅からコールがあり、対応に出向きました。
(録画モード変更のお知らせ)
BSチャンネル再編に伴い…云々カンヌン。
あ、4K放送に関係してだなぁとは、ピンときましたが、クリアに説明できるかというとあやしいものです。
要は、4K放送が始まるので、限られた電波帯域の割り当てを再編するから、これまで『TSE』という高画質モードがなくなって、『TSX4』(4倍モード)でしか録画ができなくなったということ。
米村さん「ワシらは、別になんもせんでもいいんか。」
まちのでんきや「はい、これまで録画した番組にも、これから録画する予定の番組にもなんの影響もありません。ただ、厳密には、高画質モード録画ができなくなるので、その点だけはご理解ください。」
米村さん「ふーーん。」
4倍モード録画だと、長時間録画ができる代わりに、画質が落ちてしまうことは、まちのでんきやとしては常識です。
が、お得意様はわかっていません。
VHSの3倍モードでは、120分テープでも360分録画できる分、画質が落ちることまでは理解されていましたが、デジタルになってからは、(ご高齢のお客様は)なにがなんだか。
その間、お得意様も加齢され、でんきやがテレビを納品した時、『よく録画されるかどうか』お聞きした上で、録画モードは強制的にセットしてきて、『〇〇時間まで』録画できるのでご了承くださいとしています。
まちのでんきや「というわけで、ご理解いただけましたでしょうか。」
米村さん「なんやようわからん(笑)。」
「ハハハハハハ…。」
当面は、メールがきてますという表示が消えたので、よしとしましょう(笑)。
記事に戻り、BSの画質は落ちるんでしょうね。
厳しい言い方をすると、4Kという超高画質を視聴する人のために、4Kにまで興味のない人は、4Kを視聴できないばかりか、従来放送の画質を落とされるという、本来なら『冗談じゃない!』と、暴動が起こってもよさそうな話です。
が、そこは家電業界、良い意味で?平和というか。
(地元の高齢者基礎を知らず 2018.2.5 家電ニュース8面より)
家電ニュースに毎号毎号、よくぞと思うほど、『4K』関連の記事が踊ります。
その主旨は、毎度、4Kテレビと4K『対応』テレビの違い。
現役世代であれば、チューナー(選局装置)が別に必要なのだと説明すればわかりますが、高齢者世帯は、4Kだけはかろうじて聞いたことがあっても、対応がどうとかいわれても、理解は難しいでしょう。
(4K対応テレビを壁掛けにて取り付け)
ところで、チューナーがついてないので、購入をもう少し待ったら…って。
誠実で正直なでんきやさんでいらっしゃいますね。
その正直なところが、まちのでんきやたる所以といえばいえるのでしょうが。
ただ、こうも毎回毎回、4Kの種明かしを明確に!的な記事が連載されると、『果たしてホントに徹底的な種明かしは必要だろうか』と、逆に疑問を感じます。
4Kと、これだけ連呼されているのですから、もうじゅうぶん立派なブランドです。
ならば、興味のある人はインターネットででも穴があくほど検索し、勉強することでしょうし。
では、ブランドとは…。
自社製品を他社製品と区別させることを意図して設計された名称、言葉、シンボル、デザイン(中略)それらの組み合わせ。商標と呼ばれることもあるが、(中略)ブランドは一般的な用語。
(中略)場合によっては製品属性や機能を超えたステータス等の象徴的な価値も提供している(後略)。
(なるほど、ステータスか~)。
4Kは、もうじゅうぶんにブランド価値として認められているのですから、ただ『ごたいそうなもの』として、当面そっとしておいたらどうかなぁ~という気も。
徹底的に種明かしして、4Kのなんたるか、受像機、チューナーのなんたるかを理解し、接続の方法までもがYouTube動画にアップされたとしたら、どうなるか。
また、地デジの繰り返し。
世間の人たちは、安心して、家電量販店かインターネット通販をもとめ、格安で4Kブランドを求め、また街の電器店は蚊帳の外に。
それよりも、まちのでんきやとしてスポットを当てるべきは、4Kの受像機問題よりも、インターネットや情報社会が逆立ちしても、なすすべがない分野、『アンテナ技術』ではないでしょうか。
当ブログでも先月、紹介しました。
4Kは 受像機よりも インフラだ! ~4K問題・その本質は…~
(4Kこそ、古いアンテナパーツでのごまかしは利きません)
ごまかしが利く利かないどころか、周囲の家電に影響を与えたり、影響を受けたり、実害を生じます。
先日勉強会に参加したのですが、最後のアンケートはわずか2問、端的にこう問うていました。
①4Kの伝送技術は、3224MHZの周波数帯域を利用しているということをご理解いただけましたか?
②胡散臭いアンテナパーツは改修する必要があることをご理解いただけましたか?(←こんな野蛮な表現ではなかったが)
『はい』か『いいえ』どちらかに〇をつけるという、それだけ。
2時間講義を受けて、チューナー云々の話よりも、永遠アンテナ技術のお話に終始していたのです。
先のブログでも記しましたが、4Kの本質は、テレビやチューナーよりも、アンテナ技術の話だということを訴えなければならないということです。
地デジのときがそうであったように、家電量販店から大量にテレビが流通した数年後に、アンテナ不備の仕事だけが廻ってきた街の電器店、その二の舞だけは…。
(やってみないとわからない)
誰か、そんな主旨のことを家電ニュースに投稿しませんか。
一流の技師がそろった石川青年部会のLINEグループ面々の間でさえ、プロがあやふやなことしかいえないほど、難しいのがアンテナ技術の話なのですから。
(ブログ担当が投稿しようかなぁ)
というわけで、4Kはもうブランドなのだから、あまり細かく種明かしするよりも、『ごたいそうなもの』として、熟成させればどうかという話(ホントは電器店スタッフとしてはそういうわけにもいかないでしょうが)。
もし、とやかくいうなら、『アンテナ技術』の方をクローズアップしましょうよという話。
あわせて、4Kテレビは、メーカーさんが技術の推移を結集しているのですから、たとえ4Kを受信していなくても高画質であるということも伝えませんか。
売り惜しみしている場合かどうか。
住宅リフォームをオススメすれば、『ワシゃもう歳で先も長くないし、そんなハイカラにせんでもいい』と断られる一方で、『チューナーが内蔵してないから、まだ待った方がいいですよ』…。
なにか矛盾していないでしょうか?(笑)。
毎度の家電ニュース『4K』から、そんなことを感じました。
まちのでんきやブログ、家電ニュースを紹介し、まちのでんきやを伝えメッセージします。
まちのでんきやはトータル家電ライフサポーターにして、地域の高齢者サポーターです。
(まちのでんきやユニフォーム・ご用命は各都道府県商組経由にて石川商組へ)。
(まちのでんきやノボリも)。
まちのでんきやアゲイン!