医学部入試不正の中間報告から１ヶ月経過/
金沢大学定期試験で低得点者を逆転させ合格など不正・不適切行為
（医学部大学等事件１４５）
１、医学部入試不正のその後〜10/23の文科省中間発表から新情報見当たらず
東京医科大学の入試不正が判明して以来、文科省が各大学に対して回答を求め、10月23日に中間報告がまとまり、関連情報も含めてその頃多く報道されました（例えば次の２つなど）。
●医学部不正入試の４事例提示 文科省、大学名は明かさず（朝日新聞2018.10.23）
https://www.asahi.com/articles/ASLBR3F2SLBRUTIL007.html
●入試差別の会が会見（東洋経済2018.10.24）
https://toyokeizai.net/articles/-/245209
●文部科学省の入試不正調査のページ
http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/senbatsu/1409128.htm
この下から２つ目のリンクが10月23日の中間報告です。
http://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/detail/__icsFiles/afieldfile/2018/10/23/1409128_003_1.pdf
それから１ヶ月以上が過ぎましたが、ざっと検索した限りでは、新しい大きな動きは見つかりませんでした。
「不正をするのが普通」なのか、「不正をしないのが普通」なのか、問われているように感じます。また、不正を公表するかしないかが各大学に任されて、不正があるのに公表しない大学が、公表した大学より有利になるのでは、バランスを欠くようにも感じます。
２、金沢大学でも一部の低得点者を高得点者と逆転させて合格に、他にも様々なことが
これまでにもお知らせしてきましたが、金沢大学医学類（医学部医学科に相当）の試験でも、一昨年夏の試験で、一部の低得点者を高得点者と逆転させて合格させていました。
●本ブログ2017.09.05追記に点数表
https://ameblo.jp/iryouziko/entry-12307665268.html
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この点数と成績の逆転の事実は、大学側も訴訟で既に認めています。
私は１０年以上前から、学内の定期試験は基本的に記述式の問題を出題して、採点済み答案を学生本人に見せて確認させるという明朗な方法（その場でコピーや写真撮影も可）でやってきました。
しかし近年は、この科目「薬理学」（旧名称は「薬物治療の基礎」）の試験に関して、上記の低得点者を高得点者と逆転させる行為のほかにも、次を含む様々なことが起きています。
●小川・安藤で追試験対象者などについて合意、しかし理事が妨害
https://ameblo.jp/iryouziko/entry-12384707203.html
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●１科目の試験問題作成者を決めることなどを審議してもらう学内規程を制定（第３条）
https://ameblo.jp/iryouziko/image-12383267753-14209918590.html
それを含む記事
https://ameblo.jp/iryouziko/entry-12383267753.html
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●科目担当教員の安藤被告が「ボクに連絡されても困ります」
https://ameblo.jp/iryouziko/entry-12372746215.html
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●裁判所調停委員の点数入力案を大学側が拒否〜正しい成績を出さないことが目的か
https://ameblo.jp/iryouziko/entry-12344542872.html
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次の被告２人と原告小川の法廷尋問が、1/31に決まりました。
●多久和陽・前医学部長、安藤仁・細胞分子機能学教授の尋問が1/31に
https://ameblo.jp/iryouziko/entry-12418868591.html
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