追試験妨害/理事によるハラスメントの相談を教職員が扱う総合相談室/再試験1回のための学内規程、他 | 医療事故や医学部・大学等の事件の分析から、事故の無い医療と適正な研究教育の実現を!金沢大学准教授・小川和宏のブログ

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医療事故死は年間2万-4万人と推計されており(厚労省資料)交通事故死の約4-8倍です。医療問題やその他の事件が頻発している金沢大学の小川が、医療事故防止と事故調査の適正化や医学部・大学等の諸問題と改善を考えます。メール igakubuziken@yahoo.co.jp(なりすまし注意)

追試験の妨害が継続/
 理事によるハラスメントの相談を教職員が扱う総合相談室/
  再試験1回のために金沢大学が作成した学内規程/
   試験や成績の不正・不公正行為群/
    医療裁判(山本憲男・特任教授ら)で録音証拠2つを提出
     (医学部大学等事件111)


 私とのメール連絡希望というメッセージを下さった方、本ブログの一番上のタイトル下の小さな文字の2行ほどの中に、メールアドレスがあります。

1、総合相談室やハラスメント対応、追試験妨害の、その後

 前回記事の総合相談室やハラスメント対応について頂戴したコメントに関して、
https://ameblo.jp/iryouziko/entry-12381574810.html#cbox
https://ameblo.jp/iryouziko/entry-12381574810.html
私と総合相談室とで次のやりとりなどがありました。

●総合相談室へのメール、2018年6月8日 15:25:34 より一部引用

理事レベルによるハラスメントの相談に、
「通常のハラスメント相談・調査・防止体制が対応できるのですか?」
については、どうなっていますか?
<メール一部引用ここまで>

●総合相談室よりメール、2018年6月8日 17:10:57 より一部引用

また、追加のご質問につきましては、役員も本学の構成員であるため、
ハラスメント防止規程等の対象者となりますので、他の構成員と同様の対応となります。
<メール一部引用ここまで>

 ハラスメント相談員に理事など役員は含まれておらず、教職員のみです。教職員が、役員(理事)や学長によるハラスメントの相談を、現実的に扱えるのかです。

 そして、柴田理事によって追試験ができない状態が、現在も続いています。

●追試験妨害などを記した訴訟文書(山崎学長、柴田理事などが被告の裁判)
https://ameblo.jp/iryouziko/entry-12379544840.html
https://ameblo.jp/iryouziko/entry-12378446363.html

2、1科目の1回の再試験のために学内規程を金沢大学がわざわざ作成/
   試験や成績の不正・不公正行為群


 金沢大学は、今年3月、1科目の1回の再試験のためにわざわざ規程を作成し、すぐにその運用を終えました。

 堀修・医薬保健学総合研究科長・第3解剖教授、安藤仁・教員、金子周一・前部局長・第1内科教授、金沢大学(法人としての)などを被告とする訴訟(金沢地裁平成29年第541号事件)で、次の証拠や書面を提出済みです。

●教授会H30.3.7議事録(甲第33号証)より一部引用

医学類長から、・・<中略>・・平成29年度薬物治療の基礎再試験委員会規程について説明があり、協議の結果、原案とおり承認された。
<一部引用ここまで>

●再試験規程(甲第32号証)



●教授会H30.3.19議事録(甲第34号証)より一部引用

医学類長から、・・<中略>・・平成29年度薬物治療の基礎再試験委員会について、目的を完了したので当該委員会を廃止したいとの案があり、協議の結果、承認された。
<一部引用ここまで>

●請求の趣旨拡張申立書(H30.4.24付、弁護士作成)より一部引用

(2)薬理学科目の試験問題作成や評価ができない安藤被告
 安藤被告は、「平成29年度薬物治療の基礎再試験委員会規程」(甲32)という新たな学内規程まで作成し試験問題等を提供してもらう必要があり、(甲33、甲34)、どういう意味の「科目責任者」(原告小川は「連絡窓口」の意味と主張。「科目責任者」の規定がないことは被告側も認めていて争いはない)であっても不適格であるとともに、授業担当の1教員としてさえも不適格である。
 次の(3)で述べる、追試験の問題作成についても、難易度を本試験より上げることはできない旨を安藤被告は説明しており、これも他者に問題を作成してもらうことと合致するものである。

<中略>

(4)一部学生への利益供与を繰り返し〜低得点と高得点を逆点、再試験回数増やし
 安藤被告は、金沢大学に着任して「薬物治療の基礎」やその改称後の「薬理学」を分担し始めて1学年目の学生について、平成28年夏に、53%台の得点率の学生を合格させ、それよりも高得点の11名を合格させないという、「点数と成績の逆点」を行って、一部の学生を有利に扱うという「利益供与」を行った(甲13、ブログ)。
 続く第2学年目として担当した学生について、平成30年3月に、学生自身が確認した試験点数による成績(甲19)から大幅に書き変えた、甲20の1から4の成績を作成して提出した。これは1学年目よりも大規模に書き変えて大幅な点数と成績の逆点を行ったもので、例えば、甲20の2の、上から2番目の学生は、点数が60%を大幅に下回っていただけでなく、原告小川担当分の試験を満点と仮定して計算しても70%の得点率に達しないことが、安藤被告にとっても明白であったにもかかわらず、70%以上の成績の「B」にして、多くの「C」の学生と逆点する高成績にした。
 更に、第3学年目として現在担当している上述の「追試験」等の学生について、平成30年4月5日、安藤被告は、本試験受験者は再試験の回数が1回に限定されているのに対して、レポートで「再試験的に」60%を与えようとした本試験欠席学生には、通常の再試験の機会も与えて合計2回の再試験(再試験的レポートと不合格者全員で受ける普通の再試験)の機会を与えるつもりだったと説明している。
 このように、安藤被告は、一部学生への「利益供与」を繰り返している。
<一部引用ここまで>

●関連の訴訟文書より一部引用(試験や成績の不正・不公正行為など)
https://ameblo.jp/iryouziko/entry-12360330703.html
https://ameblo.jp/iryouziko/entry-12369170949.html
https://ameblo.jp/iryouziko/entry-12365606467.html

3、医療裁判(山本憲男・金沢大学特任教授らとの)で録音証拠2つを提出

 本日(6月12日)、山本憲男・金沢大学特任教授(整形外科医)ほか1名を被告とする医療訴訟(金沢地裁平成28年(ワ)第325号事件)で、録音証拠2点を追加提出しました。

 山本被告が初期2回の診療を担当し、その後は長く副院長が主治医として担当してきましたが、その副院長が、私の関節の亜脱臼について具体的な説明をしている場面などです。

 来週火曜日(6月19日)午後2時から金沢地裁で弁論があり、公開なので傍聴可能です。