金沢大学学長、理事、医学部長等が被告の、試験や授業の妨害差止めなどを求める裁判が5月28日(月) | 医療事故や医学部・大学等の事件の分析から、事故の無い医療と適正な研究教育の実現を!金沢大学准教授・小川和宏のブログ

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医療事故死は年間2万-4万人と推計されており(厚労省資料)交通事故死の約4-8倍です。医療問題やその他の事件が頻発している金沢大学の小川が、医療事故防止と事故調査の適正化や医学部・大学等の諸問題と改善を考えます。メール igakubuziken@yahoo.co.jp(なりすまし注意)

金沢大学学長、理事、医学部長等が被告の、
 試験や授業の妨害差止めなどを求める裁判が5月28日(月)午後1時10分
  (医学部大学等事件108)


 来週月曜(5月28日)午後1時10分に、試験や授業の妨害差止めなどを求めて、金沢大学(法人としての)、および、山崎学長、柴田理事、中村部局長、和田副学長・医学部長・医学類長を被告として提訴した裁判の、初回弁論が金沢地裁で開かれます。

事件番号:金沢地方裁判所平成30年(ワ)第199号
原告:小川和宏
被告:国立大学法人金沢大学
   山崎光悦(学長)
   柴田正良(理事)
   中村裕之(医薬保健学域長・医薬保健研究域長)
   和田隆志(副学長・医学部長・医学類長)
期日:平成30年5月28日(月)午後1時10分(公開の弁論、傍聴可)


 試験の実施妨害は早期の解除が特に必要と考え、裁判中ではありますが、学内メールでも連絡を行なっています。

 以下に、試験妨害を示す録音反訳(4月19日の小川・安藤の会話。上記訴訟で甲第8号証として証拠提出しました)と、本日(5月24日)私が学内総合相談室・ハラスメント相談員などへ発信したメールをお示しします。

<上記訴訟の甲第8号証(録音反訳)より引用>

甲第8号証
録音反訳

平成30年4月19日(木)午後4時台
小川和宏と安藤仁の会話


<小川からの追試験の日程調整メールに、安藤が応答しないことについて>

安藤「大学のほうから、先生にもう追試験をさせるなと言われておりますので。」
小川「誰から、具体的には、」
安藤「まあ、あのう、理事のほうからですね。」
小川「理事っていうのは、教育担当理事ですか?」
安藤「はい。学長を通じて、学長っていうか、直接はそうですね。」
小川「直接は理事から言われた?」
安藤「はい。」
小川「それはメールですか?電話ですか?」
安藤「メールでも、直接も言われてます。」
小川「ああ、直接もですか。」
安藤「はい。」
小川「ああ、そうですか。」
安藤「はい。」
小川「柴田理事?」
安藤「はい。」

<上記訴訟の甲第8号証の録音反訳より引用ここまで>

<本日(5月24日)の小川から総合相談室へのメールより引用>


学内総合相談室ご担当
●●●●・職員課専門員・ハラスメント相談員殿
●●●・職員課主任・ハラスメント相談員殿

CC:山崎光悦・学長殿
  柴田正良・理事・副学長(教育ご担当)殿
  中村裕之・医薬保健学域長・医薬保健研究域長殿
  和田隆志・副学長・医学部長・医学類長殿
  安藤仁・教員殿
  学長秘書室御中
  法規係御中
  関係各位

医学系の小川です。

3月16日に医学類で予定通り行った中間試験の追試験について、私と安藤教員とで、追試験を実施することで一致して、学生と日程調整を始めていたのですが、添付の録音反訳(本学法人、学長、理事、部局長、医学類長との裁判で証拠提出)の通り、山崎学長と柴田理事がその実施を止めていることが4月19日に判明し、4月下旬に上記の訴訟を提起して、試験等の妨害差止めなどを求めています。

追試験は、60%未満者救済のための再試験とは異なり、本試験の代わりなので、本試験と同等にするのが基本ですが、勉強できる期間が本試験より長くなることなどから、本試験受験者のほうが不利にならないよう、難易度(問題や採点基準)の相対的な調整が必要です。

しかし、添付の5月23日付け請求の趣旨拡張申立書でも述べているように、まだ試験等の妨害が止まらないため、本試験との採点基準の調整などができず、本格的な採点にとりかかれない状況です。

これまで私は、試験実施後は速やかに採点して、学生本人が早期に確認する機会をできるだけ設けてきましたが(学生の休暇明けなどに)、本試験を行った後に追試験だけを止められるというのは初めての経験で、驚きです。

そこで、1日も早く、追試験の実施妨害を止めて頂きたいのですが、学内ではどういう方法がありますでしょうか?

<5月24日の小川から総合相談室へのメールより引用ここまで>