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晴れ時々ジャズ

日々の雑感とともに、フランスを中心に最新の欧州ジャズについて書いています。


雨上がりの朝、庭の隅で昨夜羽化したばかりのアブラゼミを見つけました。アマリリスの葉っぱの上で一休みしているところです。葉の裏側に抜け殻が見えています。(7月16日撮影)
アブラゼミの幼虫は6年間を地中で過ごしたのち、夜になってから地上に出て羽化するそうです。羽化したばかりのアブラゼミは羽が白くて非常に美しいということなので、一度は羽化する瞬間をこの目で見てみたいものだと思っています。
アブラゼミは樹液を吸う昆虫ですが、なにが嬉しいのか電柱や家の壁にとまって脳天気に鳴いているのをよく見かけます。あれって、なんなんでしょうね?
今年は全国的にアブラゼミの発生が早いということですよ。
PIERRE-ALAIN GOUALCH(1973年~)、REMI VIGNOLO(1972年~)、ANDRE CECCARELLI(1946年~)のトリオによる2作目です。このトリオの前作、EXPLORING THE MUSIC OF SERGE GAINSBOURG(Night Bird Music)は素晴らしい作品で録音も抜群に良く(録音は南仏アンティーブにあるSTUDIO 26というスタジオ)、いまだに私の愛聴盤なんですよ。
さて、このアルバムのタイトルを直訳すると「(人間)関係の解剖学」ですが、これを勝手に解釈しますと「男女の仲を紐解く」とか「遠くて近いは男女の仲」みたいなニュアンスになるでしょうか(;^_^A 男女の愛にちなんだ曲が物語風に構成されているようです。全ての曲間に無音部分が無く、曲の変わり目のところどころにナレーションを挟み、自動車の走行音やクラクション、猫の鳴き声、港のざわめき、などの様々な効果音をちりばめてドラマティックな雰囲気を出すのに成功しています。
18曲のうちGOUALCHのオリジナルは12曲。曲によって多重録音によるフルート・アンサンブルが入ります。3分に満たない小曲(と呼んでもいいかな?)が9曲ありますが、小曲といえども決してあなどれない聴きごたえのあるものばかりで、そのなかにはベース&ドラムスのデュオが2曲、ベース&ドラムス&多重録音フルートによるアンサンブルが1曲あります。
フランスで活躍したベルギー生まれのシャンソン歌手JACQUES BREL作曲の名曲NE ME QUITTE PASは、聴きごたえのある味わい深いジャズパフォーマンスを展開して名曲の美を最大限に表現し、このトリオの真骨頂を示しています。VIGNOLOの深く沈静し美しい動きを見せるベースとGOUALCHのピアノがしっとりと奏でる切なく悲しいメロディに胸が締め付けられ、CECCARELLIのブラシワークがつくる間(音の空白部分)にハッとさせられてしまいます。まるで語りかけるような三者のインタープレイがまた素晴らしいです。
フランスの国民的な人気歌手GILBERT BECAUD作曲のET MAINTENANTは、ゆったりとしたリラックス感を誘う、ラストを飾るにふさわしい演奏。このような有名曲をちゃんとジャズとして消化し、トリオで限りなく美しく、しかもあっさりと表現しているところが素晴らしいと思いました。
このほかにはSERGE GAINSBOURGの曲やHENRI SALVADORの曲も取り上げていて、いずれもエエ感じになっております。
もちろんオリジナル曲で気に入ったのもたくさんあります。まずCOLE PORTER作曲のLOVE FOR SALEを下敷きにしていると思われるNOT FOR SALEは、印象的なベース&ピアノのユニゾンで始まるかっこ良すぎの曲。硬質でエキサイティングなピアノときたら、いや~ん、もう、痺れちゃう...ってなもんでっせ、旦那。しかもカッコエエのんは何もこの曲に限ったことやないです。このアルバムのカッコエエことっちゅうたら、そらもう、カッコエエ曲のエキシビションみたいになっとります。
PUMPIN' はアップテンポの4ビート。ブンブンのベースワークも凄いが、縦横無尽のベースソロがまたスリリングで聴きごたえがあり、加えてエキサイティングなピアノにタイトなドラムと、このトリオらしい躍動感みなぎる演奏にぐんぐんと引き込まれます。
MADEMOISELLE CONFITUREは腹に響くぶっといベースのリフと冷徹で硬質なピアノがハードボイルドな印象の「わたくしに近寄ると一生泣いて暮らすことになりますわよ、ムッシュー。」的小曲。
QUAND LA LUNE SE LEVEはベース&ドラムスのデュオ。CECCARELLIの両手高速シンバル&リムショットが凄い!ひょっとして腕、もう一対あるん?(「ドラマーを昆虫扱いしたり、蛸にたとえたりすんのもええ加減にしときなさいよ。」「ハイ、すんまへん。」)
TOUT OUBLIERは、ドスの効いた重低音がポルタメントでうねるベース&バスドラ連打のドラムス&地を這うようなバス・フルート(だと思う)というグルーヴ感いっぱいのアンサンブルにリズムあやふやでアブストラクトな高音のピアノが浮遊し、ただならぬ暗黒の雰囲気を撒き散らす「オレに近寄るとケガだけじゃすまねぇぜ、マドモアゼル。」的小曲。
まぁ、しかし、ほんまにどれもこれもハードボイルドでニヒルでカッコエエ曲ばっかりで、わたしゃ、もう、嬉しいのなんのって♪
REMI VIGNOLOは以前にこのブログの記事で紹介したように、現在私が最も注目している若手ベーシスト。VIGNOLOのベースはその演奏能力もさることながら、楽器自体の音が深く、太く、素晴らしく良く響いています(上等で値の張るウッドなのか?)。参考までに申しますと、彼は最近、5弦のベースを使用しているようで、その写真をサイト上で見たことがありますが、このアルバムでも5弦のウッドベースを弾いているものと思われます(あくまでも推測ですが)。
御用とお急ぎでないかたは↓PIERRE-ALAIN GOUALCHのHPへどうぞ。
               http://pierre.alain.goualch.free.fr/
なんと、PIERRE-ALAIN GOUALCHの↓ブログまであるんですよ。実際に本人が書いているのかどうかは謎。
               http://goualch.blogspot.com/
■PIERRE-ALAIN GOUALCH TRIO / ANATOMY OF A RELATIONSHIP (Cristal Records CRCD 04-24)
PIERRE-ALAIN GOUALCH (p)
REMI VIGNOLO (b)
ANDRE CECCARELLI (ds)
RENALDO GRECO (flutes)
VINCENT OUDOT (narration)
入手先:キャットフィッシュレコード(通販)

当ブログの7月17日付けの記事に以下のようなコメントが書き込まれておりました。

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   みんなのプロフィール (2005-07-18 03:46:56)

クラシックに関してはド素人の私が、この秋に行ってみようかなと思っている公演があります。
11月12日、大阪のフェスティバルホール。シャルル・デュトワ指揮のチェコ・フィルハーモニー管弦楽団。
この情報はゴスペル仲間のTちゃんが教えてくれました。Tちゃん、ありがとね。


曲目
●プロコフィエフ:バレエ「ロメオとジュリエット」より
『モンターギュ家とキャピュレット家』『少女ジュリエット』『マドリガル』『メヌエット』『仮面』『ロメオとジュリエット』『タイボルトの死』『ジュリエットの墓の前のロメオ』


●ストラヴィンスキ-:バレエ「春の祭典」

お目当てはストラヴィンスキーの『春の祭典』だ!クラシック音楽をほとんど聴かない私が唯一大好きな作品がこの『春の祭典』なんですね。このさい『ロメオとジュリエット』の方はどうでもいいんです(^▽^;) ちなみに、『春の祭典』を演奏するのは大阪公演だけのようです。
んが、しかーし!ひとつ困ったことがあるんです。シャルル・デュトワもチェコ・フィルハーモニー管弦楽団もさすがに名前だけは知っていますが、演奏を一度も聴いたことがありません。これって、聴く価値のある公演なのだろうか?と、少々迷っております。
まだチケットは買っていません。

今回私が初めて聴くことになったポーランドのジャズは、WLODZIMIERZ NAHORNY(1941年~)、MARIUSZ BOGDANOWICZ(1960年~)、PIOTR BISKUPSKI(1961年~)のトリオです。白状しますと、これ、ジャケ買いなんですよ(^▽^;) STEPHANE BELMONDO / WONDERLANDを買うついでにもう1枚と思って探してたら、けだるくポーズしてる牛とにっこり笑うヒゲじいさんの組み合わせという漫画風イラストがえらい気に入ってしもたんです。
アルバムタイトルのDOLCE FAR NIENTEとは、イタリア語で「なんにもしないでのんびり過ごす」とか「のほほんと暮らす」というような意味らしい。ジャケットで牛がしゃべっているのがこの言葉です。そのあとに続く、NAHORNY発するところの...I NIC WIECEJが非常に重要な意味をもつと思われますが、こっちは分かりませんでした。私は「それも今のうちだがね」というような意味じゃないかと勝手に想像しております(笑)
リーダーのピアニストNAHORNYは、孫に絵本を読んでいる姿が似合っていそうな、笑顔がステキな温厚そうなおじいちゃん。しかしながら、そのいかにも上品で優しそうなお顔から判断して、このおじいちゃんを甘く見てるととんでもないですよ。このアルバム、とても一筋縄ではいかない、ユニークでハジケてる作品なんですから!
12曲中、トラディショナル1曲とF.CHOPINとK.KURPINSKIを一緒にアレンジしたもの以外の10曲は全てNAHORNYのオリジナル。曲想を大胆に変化させて意表をつくものが多く、出だしの雰囲気で油断していると意外な展開にびっくりすることになります。メランコリック、リリカル、耽美、茶目っ気、ユーモア、シリアス、パッション、繊細さ、自由奔放、野性味...そういった相反する諸々の要素が何の違和感もなく現れては変化してゆくので、聴いてるほうはそれを追っかけるのが面白くて、最後の1曲まで退屈なんかしている暇はありません。
中でも一番気に入ったのがNIEPOSLUSZNE DZIECI(英語ではNAUGHTY CHILDRENと題された曲)。ここで表現されているのは「いたずらっ子達」なんていうような生易しいもんじゃありません。パワフルでパーカッシヴな重厚ピアノに重音の不協和音を奏でるベースが被さって不穏なムードで始まるこの曲は、豪快な前ノリのリズムで無調のピアノがシリアスにあちこち暴れまくり、まさに「手に負えん悪ガキども」が遊びながら悪さの限りをつくしているといった様子を表現(私の想像力が強すぎるのかも?)していてすごく面白い。
NAHORNY独特のユーモア感覚が発揮された極め付きはラスト、F.CHOPINとK.KURPINSKIの曲をアレンジしたもの。前半は確かに甘美なメロディの正統派クラシックのはずやったのに、いつのまにやら内省的美メロジャズからシリアスジャズへと変貌し、トリオでさんざん大暴れした揚句にお茶目なチャールストン風のエンディングへと急転回やなんて、いったい誰が予想出来ます?私は思わず「アハハッ!」と笑ってしまいましたよ。いや~、参りました!
NAHORNYは、クラシック、現代音楽、ジャズをボーダーレスに行き来する卓越した演奏能力に加えて、誰にも真似出来ない素晴らしい表現力と独創的なアイディアを持ったピアニストだと思いました。NAHORNYのあまりのユニークさに影が薄くなってしまっている感がありますが、ドラムとベースの2人もピアノをうまく盛り上げて素晴らしい演奏を聴かせています。
このアルバムを聴き終えたとたん、「どうだ、これ、なかなか面白かったじゃろ?」というように茶目っ気たっぷりにウィンクしているNAHORNYじいちゃんの可愛らしい笑顔を思い浮かべてしまった私なのでした。
御用とお急ぎでないかたはCONFITEORの↓ホームページ(ポーランド語ですが)へどうぞ。
             http://www.webmedia.pl/confiteor/
■NAHORNY TRIO / DOLCE FAR NIENTE ...I NIC WIECEJ (CONFITEOR 003)
WLODZIMIERZ NAHORNY (p)
MARIUSZ BOGDANOWICZ (b)
PIOTR BISKUPSKI (ds)
入手先:HMV(通販)

ベニシジミ


雨上がりの朝、ポーチュラカの葉にとまっているベニシジミです。

朝寝坊していたベニシジミに気づかずにうっかりプランターを動かしてしまったので、驚いて葉の間から飛び出して来ました。そのときに雨のしずくが降りかかってしまったらしく、前足でしきりに頭の水分をぬぐっているしぐさが可愛らしかったです。このあと昼頃にもう一度見かけたときには、せわしなく飛び回ってさかんにポーチユラカの花の蜜を吸っていました。

昆虫を撮影する場合、まだ気温が低く動きが鈍い朝の時間帯を狙うのも良い方法です。日中になり気温が上がると昆虫の種類によっては活動が非常に活発になるので、それだけシャッターチャンスが難しくなるからです。
こうしてマクロ撮影してみると、小さいながらもなかなかに美しい姿をした蝶だということがよく分かります。このベニシジミも家の周りでよく見かけるごく普通の蝶です。

私のつたないブログを読んでくださっている皆様、いつもお世話になりましてありがとうございます。

突然ですが、この度テンプレートを変更いたしました。

その理由は、以前使用していたテンプレート(グラデートシフター)に不具合があり、タイトルの『晴れ時々ジャズ』をクリックしても先頭のページへ飛ぶことができず非常に不便だったかったからです。

これまでご迷惑をお掛けしておりました皆様、申し訳ございませんでした。

テンプレートの変更に伴い一行あたりの文字数が多くなって読み辛いかと存知ますが、簡潔明瞭な文章を心がけ、なるべく長文にならずに中身が濃く読んで楽しいブログとなるよう努力いたします。

皆様、今後ともよろしくお付き合いくださいますようお願い申し上げます。

イチモンジセセリ


ゴーヤーの花にとまって蜜を吸っているイチモンジセセリ。地味な色で胴が太いため蛾に間違えられやすいのですが、イチモンジセセリはれっきとした蝶の仲間です。

黒目がちのパッチリお目々がチャームポイント。花びらの明るい黄色がシックなブラウンの衣装にピッタリ。見かけによらず素早い飛行で花から花へ移動するので撮影にはちょっと苦労しました。小さい体なのに飛ぶ時にはバタバタと音をたてるんですよ!

以前はどこにでもいるごく普通の蝶でしたが、この10年ほどでタマムシなどの珍しい種に限らず、こういうありふれた昆虫の個体数までもが激減してしまったように感じます。

私の住んでいる地区はありふれた住宅街ですが、近所の田んぼや畑はアパートになってしまい、優雅なカエルのコーラスが聴けなくなって久しいです。住宅街の真ん中にぽつんとある田んぼと畑は、子供たちの身近な自然観察の場にもなっていて、毎年アミを持った子供たちがオタマジャクシやセミを捕りにやって来たものです。

私たちの目を楽しませてくれる生き物たちの棲みかが、これからもどんどん失われてゆく一方なのだと思うと、生き物大好きの私としては実に寂しいかぎりです。

STEPHANE BELMONDOは、兄のLIONELとともにBELMONDO QUINTETとして何枚かアルバムを出していますのでご存知のかたも多いと思います。STEPHANE BELMONDOの活動暦は、彼のディスコグラフィーによるとGIL EVANS & LAURENT CUGNY BIG BAND LUMIEREのアルバムGOLDEN HAIR(1987年リリース)に参加したのが最初ということなのですが、そうすると、当時BELMONDOは19歳だったということになります。サイドメンとしては現在までに35枚の作品に参加しています。
本作はSTEPHANE BELMONDOが36歳でリリースした初リーダー作(2004年リリース)で、STEVIE WONDER曲集となっております。このアルバムはERIC LEGNINI(p)の参加ということもあって以前からずーっと気になっていたのですが、今回VICTOIRES DU JAZZ 2005(フランスジャズ大賞)のL’ARTISTE OU LA FORMATION FRANCAISE DE L’ANNEE(フランス人アーティスト賞)とL’ALBUM JAZZ FRANCAIS DE L’ANNEE(フランス人のアルバム賞)の2冠を獲得したということで、こら聴いてみなあかんと急遽購入しました(運良くHMVのキャンペーンで値下げ中でした)。
試聴出来るサイトがなかったので、本作を聴いてみるまではこのSTEVIE WONDER曲集というものがいったいどんな感じの音になっているのか全く見当がつかなかったんですが、実際に聴いてみて驚きました。いや~、嬉しいことにどの曲も全て渋~いアレンジでもって実に味わい深いジャズ作品になっているではありませんか!正直いって最初に聴いたときはピンとこなかったのですが、聴けば聴くほどにどんどん良くなってきてくり返し何度も聴きたくなってしまう素晴らしい作品なんですね。この一週間、日に最低3回は必ず聴いておりました!
STEPHANE BELMONDOの演奏上のテクニックに関しては、特に感銘を受けるというほどに凄いということはないのですが、暖かく柔らかい音色(ごくたまにタメ息が混じっとります)で実に渋い演奏を聴かせてくれています。趣味が良いというんでしょうか、上品な大人の魅力で迫ります。
選曲も良く(私好み)、ほとんどが70年代の曲になっていて、なかでも一番気に入ったのがアップテンポのTOO HIGH。ERIC LEGNINIとSTEPHANE BELMONDOのスリリングな丁々発止もありながら美しいホーンアンサンブルがからまって独特の妙味を添えており、ハードバップスタイルでもってカッコ良く展開してゆきます。同様の意味で、軽快なテンポのGIRL BLUEもまた素晴らしい。このように、曲によってホーンアンサンブルがオーヴァーダビングで入っているのがこの作品の聴きどころのひとつにもなっています。
また、THE SECRET LIFE OF PLANTSなどは原曲を踏まえながらも非常に凝ったアレンジになっていて、12分を超える長尺ものですが聴きごたえ充分で退屈しません。ANOTHER STARは、同じ曲とは思えないほどのニヒルでカッコエエ曲に変身していてその新鮮さにはちょっとびっくり。まぁ、しかしどの曲もどの曲も、とにかくぜ~んぶステキです!
ERIC LEGNINIですが、やはりこの人はバックにまわってもソロに入っても抜群に上手いんですねー。最近リーダー作出してないのでまだかな~って気になってるんですけど。あと、LAURENT ROBINのドラムスもいいです。この人は偶然にも前回紹介したPARIS JAZZ BIG BAND / PARIS 24 Hにも参加しているんですが、このWONDERLANDの叩き方のほうが断然かっこエエです!(まるで別人、というか、いろんなスタイルで演奏出来るということなんでしょう)
余談ですが、STEPHANE BELMONDOの担当楽器にはトランペットやフリューゲルホーンなどのほかにSHELL(貝)って書いてありまして、これ何のことやろ?パーカッションの一種かいなと思っていたんですが、ブックレットの写真見て一応納得しました。チューバとバスクラの間に大きな白っぽい巻貝が!?(笑)この巻貝の音はどの曲に入ってるのか?う~むSTEPHANE BELMONDO恐るべし!きっとこの人、普段でもワインの瓶とかマカロニとか、穴が開いてて鳴りそうなもんは片っ端から吹いてみて「あ、こらあかんわ。」とか「これ使えそうやね♪」って実験しているに違いない(アホみたいだが充分にありえる話だ!)。
御用とお急ぎでないかたはB-FLAT RECORDINGSの↓ホームページへどうぞ。
            http://www.bflat-recordings.com/en/
■STEPHANE BELMONDO / WONDERLAND (B-Flat 6109362)
STEPHANE BELMONDO(tp, flh, shell)
ERIC LEGNINI (p)
PAUL IMM (b)
LAURENT ROBIN (ds, perc)
Additional Instruments / STEPHANE BELMONDO (french horn, euphonium, perc, ocarina)
LIONEL BELMONDO (fl, afl, cl, bcl)
BASTIEN STIL (tuba)
入手先:HMV(通販)
誰もこういうことは書かないと思うので私が書くことにいたしましょう。
PARIS JAZZ BIG BANDがLES VICTOIRES DU JAZZ 2005(フランスジャズ大賞)のLA REVELATION FRANCAISE DE L'ANEE(フランス人の新人賞?)のウィナーとなりました。パチパチパチパチパチ!(一人で拍手)
PARIS JAZZ BIG BANDは1999年にNICOLAS FOLMERとPIERRE BERTRANDの若き双頭リーダーによって結成されたビッグバンドです。これまでに3枚のアルバムをリリースしており、2年間で1,1000枚(この数字は多いのか少ないのか?)売れたとのことです。
フランス文化庁やBNP PARIBAS(フランスの大手銀行)、SELMER PARIS(フランスの有名管楽器メーカー)などの肝入りで運営活動を続けており、これまでにCLAUDE NOUGARO、JOHNNY GRIFFIN、DIANA KRALL、RICHARD GALLIANO等の有名どころとステージで共演しています。
PARIS JAZZ BIG BANDの演奏はどちらかというとメロディ重視で分かりやすく、都会的でスタイリッシュでほどよく現代性を取り入れたサウンド。このような一般受けする要素もある一方で、レパートリーのほとんどが綿密に練られて構築されたスコアと洗練されたアレンジによるFOLMERとBERTRANDのオリジナル。フランスジャズの精鋭と今後のフランスジャズを牽引して行くと思われる若手がメンバーにいることで各人のソロ、アンサンブルともにレベルが高く、演奏は折り紙付きですから、じっくりと聴きこみたいジャズファンにアピールする要素も持ち合わせています。
私の手元にあるアルバムは2枚だけですが、ここで簡単に紹介しておくことにいたします。
■PARIS JAZZ BIG BAND / MEDITERRANEO (Cristal Records PJBB 02)
2002年リリースの2作目。音楽の旅で地中海沿岸の各地を巡り、全て聴き終えると地中海を反時計回りに一周出来るという趣向。
永久ゲストはANDRE CECCARELLI(ds)。ゲストはRICHARD GALLIANO(accordion)、LOUIS WINSBERG(g)など。この盤は今では入手が難しいかもしれません。
■PARIS JAZZ BIG BAND / PARIS 24 H (Cristal Records CRCD 0401)
HERVE MESCHINET (as, fl, picc)
STEPHANE CHAUSSE (as, fl, cl, bcl)
STEPHANE GUILLAUME (ts, ss, fl, flute en sol)
NICOLAS DARY (ts, fl)
PIERRE BERTRAND (ts, ss, fl, flute en sol)
FREDERIC COUDERC (bariotone & bass sax, flute en sol, bfl)
TONY RUSSO (tp)
MICHEL FEUGERE (tp, flh)
FABIEN MARY (tp, flh)
NICOLAS FOLMER (tp)
DENIS LELOUP (tb)
GUY FIGLIONLOS (tb)
PHILIPPE GEORGES (tb)
DIDIER HAVET (tuba, btb)
ALFIO ORIGLIO (p, Fender Rhodes, northlead)
STEPHANE KERECKI (b)
LAURENT VERNEREY (el-b)
STEPHANE HUCHARD (ds)
LAURENT ROBIN (ds)
Guest / MININO GARAY (perc)
OLIVIER KER OURIO (harmonica)
ANDRE CECCARELLI (ds)
JEAN-PAUL CACCARELLI (ds)
JEAN CECCARELLI (ds)
REGIS CECCARELLI (ds)
入手先:サニーサイドレコード(通販)
2004年リリースの3作目はパリの24時間を表現したもの。曲のタイトルにピガール広場、オルセー美術館、メトロ(地下鉄)、テュイルリー公園などがあり、パリ観光気分を音楽で味わえたりします。
ちなみに、上記ゲストのJEAN-PAUL CACCARELLI、JEAN CECCARELLI、REGIS CECCARELLI はそれぞれANDRE CECCARELLIの弟、お父さん、息子で、CACCARELLIファミリーは代々ドラマーなんですね。この4人で公演することもあるんだそうですよ。
PARIS JAZZ BIG BANDは日本では無名かもしれませんが、機会があればぜひ聴いてみてください。爽快で重厚なホーンアンサンブル、多人数による演奏の迫力と熱気といった、ビッグバンドならではの醍醐味が味わえます。
御用とお急ぎでないかたはPARIS JAZZ BIG BANDの↓ホームページへどうぞ。
                http://www.parisjazzbigband.com/