慰謝料請求までの経緯
夫の不倫相手に慰謝料を請求した私の
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第２幕 不倫相手を訴える⑥
～訴状完成～
私は、訴状の文案について
自分の担当弁護士と
何度も何度もやり取りをした。
たかが訴状と
思われるかもしれない。
けれども私にとっては
訴状だって大事なものだった。
そうして出来上がった内容が、
これになる。
第１ 請求の趣旨
１ 被告は、原告に対し、金〇○○万円及びこれに対する
訴状送達の日の翌日から支払い済みまで、年５分の割合
による金員を支払え。
２ 訴訟費用は被告の負担とする
３ 仮執行宣言
との判決を求める。
第２ 請求の原因
１ 当事者
原告は、訴外色取なし男（以下「訴外なし男」という）と、
平成○○年〇月〇日に婚姻し、平成○○年〇月〇日に長男、
平成○○年〇月〇日に次男、平成○○年〇月〇日に長女をもうけ、
休日は家族で外出したり、夫婦で長男のサッカーを応援するなど、
円満な夫婦生活を送っていた。
２ 本件に至る経緯
平成○○年〇月頃より、訴外なし男の帰宅時間が極端に遅く
なったほか、深夜に外出する機会が増え、休日も終日不在にする
ことが増えた。
平成○○年〇月〇日午前〇時過ぎ、原告と訴外なし男が
性交渉を行った際、原告が違和感を覚えたため、訴外なし男氏を
問いただしたところ、訴外なし男氏は同日不貞行為を行ったこと
を認めた。
平成○○年〇月〇日、結婚記念日を祝うべく原告ら夫婦がホテル
に宿泊した際、訴外なし男氏は不貞行為を認め、その相手が被告で
あることが判明した。
３ 不貞行為
被告は、訴外なし男氏と、平成○○年〇月から平成○○年〇月
までの間、訴外なし男氏が原告と婚姻関係にあること、及び、
夫婦間に未成年の子が３人いることを知りながら、複数回にわたり
性行為を行った（以下「本件不貞行為」という)。なお、不貞行為を
行う際、被告の要求により、避妊をせずに不貞行為に及んだことも
多々あった。
４ 損害の発生
本件不貞行為により原告が被った精神的損害は、金〇○○万円を
下らない。
５ 結語
よって、原告は、被告に対し、不法行為に基づく損害賠償とし
て、金〇○○万円及びこれに対する訴状送達の日の翌日から支払い
済みまで年５分の割合による遅延損害金の支払いを求め、本訴に
至った次第である。
なんだか、やっぱり…
弁護士の手が加わると
わかりずらい文章になるんだな、
という印象は拭えない。
まぁ、これが裁判所に提出する書類
ということなのだろう。
「請求の趣旨」については、
定型文のようなもの。
私がこだわったのは、
「当事者」と「本件に至る経緯」と
「不貞行為」の項目だ。
書きすぎても、
いけない。
書かなすぎても、
いけない。
(つづく)
※掲載している文書の内容には、一部加工を加えており
実際のものとは異なります。
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