久しぶりに古靴をゲットしたので記事にしてみました。
とりあえず全景を見て頂きましょう。
7eyeletのPunched Captoe
COPEG!!
ということはDr.Schollでしょうか?
ではアウトソールを確認してみましょう。
おなじみの木釘ソールに
ここにもCOPEGの刻印、やっぱりDr.Schollに決まり?
しかし、もう片方のインソックを見ると
見た事がないロゴなので調べてみました。
すると
ウィスコンシン州ジェファーソンにあった
Copeland Ryder Shoe Companyというシューメーカーがヒット。
今も歴史財産に登録されて建物が残っているようです。
もう少し詳しく調べると
George Copelandと義理の息子Lewis Ryderが1868年に創業したJefferson Boot and Shoe を前身として、1887年にCopeland Ryder Shoe Companyが誕生したようで、歴史的に古くからあったシューメーカーだった事がわかりました。
でも、何故COPEGの表記がこの靴にあるのかはわかりませんね。
なので、Dr.schollとの関係がないか更に調べてみることに。
すると
・先程の建物は1946年にDr.schollに売却され、1977年まで稼働していたこと
・Record and Briefs of the United States Supreme Courtという書籍にはCopeland Ryder Shoe Coはペグのシャンクを使った靴を製造していたが、Dr.schollに買収されたと記載があり
・National Register of Historic Places Continuation Sheet という記録にはEdward CopelandがCOPEGというメイプルの木釘をヒールに打ち込む技術を考案したが、この製法は手間がかかり高価な為、特許が切れた後でもこの製法を採用するシューメーカーはいなかったが、Copeland Ryder Shoe Coは使い続け、1946年に買収された後も独立性とアイデンティティを保っていたと記載がありました。
・Register of Planned Emergency Producersという1959年の書籍には
という事で意外にもDr.schollとCopeland Ryder Shoe Companyの関係性は深い事がわかりました。
歴史的事実が合っているのかどうかわかりませんが、これまで調べた事をまとめると、Copeland Ryder Shoe Companyは古くから木釘ソールの靴を作っていたところ、同じく木釘ソールを採用していた資本の大きいDr.schollに目をつけられて買収されたが、ジェファーソンの工場は買収後も独自性を維持して稼働していたというところでしょうか。
更に商標について調べてみると、
Copeland Ryder Shoe Companyは
を1925年2月17日に登録しており、
Official Gazette of the United States Patent Officeでも
一方のDr.schollはこのような商標
Copeland Ryder Shoe Companyの方が登録は古いです。
しかし、Official Gazette of the United States Patent Officeにはこのように
今回入手したペアのアウトソールに刻印されているのはDr.schollの商標と同じですね。
では最初の疑問、この靴はDr.schollの靴なのかという疑問ですが、今のところの答えとしては、1946年以降にジェファーソンの元Copeland Ryder Shoe Companyの工場で作られたDr.schollの靴ではないか、というところでしょうか。
さて、出自がなんとなくわかったので、この靴をもう少し見ていきましょう。
先程も書きましたが7アイレットにキッドスキン