インタープレイ コンサルティング 株式会社  Blog -49ページ目

経営戦略と情報システムをつなぐ『線』

先日目次を例にして、情報システムを戦略的に活用するための
システム計画の立て方の作業手順を示しました。また、この作業
手順と内容は、概念や想定されるイメージを記載しているのでは
なく、実際のプロジェクトで行っている作業について、検討の観点
を含めて記載をしています。


では、書籍に沿って作業を進めていけば、情報システムを戦略的
に活用できる情報システム計画(戦略)が立てられるかというと
そう単純ではありません。プロジェクト毎に検討すべき経営課題は
異なり、その課題毎に、どのような観点での検討を、どのぐらいの
深さまで、行うのかを判断しつつ、作業内容とスケジュールを組み
立てることが必要です。


ただし、検討をおこなうに当たって、はずしてはいけない一連の
『線』があります。作業の流れや各ドキュメントのフォーマットや記
載内容、ドキュメントの体系にその『線』が埋め込まれています。
その『線』を無視して作業の流れや作業内容を組み替えてしまうと
論理展開が崩れ、よほど注意して作業をしないと、根無し草のよ
うな何を根拠にこの結論が導き出されたのかわからないというよ
うな検討結果になってしまう可能性が高くなります。


この『線』とは、経営戦略や事業計画と情報システムをつなぐもの
です。計画された情報システムが経営戦略や事業計画のどの部
分に、どれだけ効果を上げるのかが、この『線』をだぐればわかる
というものです。


情報システム計画の立て方・活かし方に埋め込まれている『線』を
簡略化して書くと次のようなものになります。



 財務の視点の経営課題
       ↓
 顧客の視点の経営課題
       ↓
 内部プロセスの視点の経営課題
     KPI項目         KPIの改善目標
       ↓             ↓
 重点施策のKPI項目      重点施策のKPI改善目標
       ↓             ↓
 情報システム機能要件    情報システムの機能スペック




この『線』は、情報システムを戦略的に活用するためのシステム
計画の根幹をなす考え方です。様々な制約がある中で、この線を
いかに作り出せるかが、「経営戦略の実効性を高める情報シス
テム」を実現するために大切です。


また、この『線』を逆に辿れば、次のことが表されます。

 ・その情報システムがどの経営課題の解決に寄与するのか。
 ・その解決の度合い(効果)はどの程度の大きさか。
 ・それを会社の業績に対する貢献で表すといくら(金額)になるか。


(ただし、経営課題の実現は、情報システムによってのみ実現され
 るわけではなく、同時に実施される業務改善など他の施策とのあ
 わせ技でなし遂げられます。上記の効果や貢献は、情報システム
 とその他の施策を合わせた取り組みの結果の効果であり貢献です。)


情報システム計画の立て方・活かし方では、この『線』に沿った検討
結果をP64~P65の投資対効果鳥瞰図のように整理し、企画した
情報システムが「経営戦略の実効性に寄与する」ということと投資
対効果の説明を行うための資料として活用しています。





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情報システム計画の立て方・活かし方のリアリティー

コンサルタントというのは、お客様と守秘義務契約を結んでおり、

お客様の了承無く、案件の取り組み内容を公開することはでき

ません。概念的なレベルでの記載であれば了承を得られるかも

しれませんが、拙書のような取り組みの手順、内容だけでなく、

検討の観点なども公開することは、企業機密に触れる部分も

多く不可能といってもいいのではないでしょうか。


このため、拙書では、数社のお客様のところで取り組んだ内

容を、別案件でお世話になったお客様の事業や課題に当て

はめて、全面的に書き直しています。拙書の中で記載している

ドキュメントのフォーマットは実際のプロジェクトで使用している

ものですが、そこに記載している内容は全て書き直しています。

いってみれば、プロジェクトを仮想で立ち上げ、作業一式を

机上で推進しながら成果物を作り、それをもとに記載したという

感じです。


ただし、書籍化にあたり以下の部分は、実際よりもある程度

整理して記載しています。


・実際のプロジェクトでは当然紆余曲折があり、すんなりとことが

 運ばないこともあるのですが、紆余曲折部分は省略し、注意点を

 あげた上で、作業の流れを追いやすい形で記載しています。


・プロジェクトの期間は、案件毎に様々です。対象範囲、目的、 

 事業のの状況、プロジェクト体制などによって大きく変わってし

 まいます。書籍では、6ヶ月という期間でフルスペックの作業を

 行う前提で記載しています。お客様の状況にもよりますが、 

 6ヶ月というのは多少厳しい作業期間になっています。


「情報システム計画の立て方・活かし方」はフィクションといえば

フィクションなのですが、複数の事実を元に再構成したフィクション

であり、記載している内容は、限りなくノンフィクションに近いものと

なっています。




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情報システム計画の立て方・活かし方の『目次』

私が書店で本を買うときには、いつも「目次」と「まえがき」をざっと
確認します。この2つを見れば、その本の記載内容のアウトラインが
見えるため、同じようにされている方も多いのではないでしょうか。


しかし、拙書についてアマゾンなどのオンライン書店や本ブログ、
弊社ホームページなどを含めて、目次が掲載されたものが無いため
弊社HPのリニューアルにあたって、書籍紹介ページに目次を掲載
しました。わかってはいたのですが、改めて書き出してみると目次の
項目数の多いこと、多いこと。


出版社の編集者の方からは、概念的な話ではなく、実務者が
業務を行う際に参照するような実務的で中身の内容の濃い書籍に
したいという要望をいただいておりました。そのため、記載内容を
より実務に即した内容にすべく、実際に私が過去に行ってきた案
件の取り組み内容を、手順を忠実にトレースしながら、詳細に記載
することにしました。この作業項目を書き並べたのが、おおむね
目次の項目になっています。


(このあたりが、スゴ本さんで、「コンサルティングの段取りが
みんなかいてある」という書評になっているのでしょうね。)


では、目次です。
目次を見ていただいて、内容のイメージがつきますでしょうか?



はじめに

---------------------------------------------------
序章
---------------------------------------------------
これまでの情報システム化計画の問題点
経営者と情報システム部門の認識のギャップ
経営者の期待を実現するプランニング
経営計画の実現に必要な施策を網羅的に整理する
経営計画を実現する情報システムを構築する
構築した情報システム効果の実現状況を管理する
Chief information Officer から Chief Innovation Officerへ


---------------------------------------------------
第1章 戦略的システム化計画のすすめ
---------------------------------------------------
1 情報システムの戦略的活用
 情報システムの戦略的活用
 現在の「情報システムの戦略的活用」の特徴
 情報システムの戦略的活用が期待される理由


2 戦略的に活用するためのシステム企画
 情報システムの企画対象範囲が変わった
 情報システム企画検討方法が変わった
 全体的/トップダウン的な情報システムの企画


3 トップダウン的な情報システム企画の波及効果
 経営者の思いを実現するツールへの変換
 情報システム投資の積極化
 情報システム投資のムダの排除
 情報システム投資効果の明確化
 事業部門のオーナ-シップ意識の向上
 情報システム開発リスクの軽減
 情報システム部門の活性化
 戦略的活用実現のための仕組みの必要性


4 トップダウン的なITマネジメント
 トップダウン的ITマネジメント移行企業の増加
 IT戦略・企画への関心を高める企業の急増
 必要なのは実現のための方法論


---------------------------------------------------
第2章 戦略的システム化計画の全体像
---------------------------------------------------
1 戦略的システム化計画立案の全体像
 戦略的システム化計画とはなにか
 戦略的システム化計画の目的
 戦略的システム化計画の作業手順
 戦略的システム化計画の資料構成
 資料のフォーマットについて


2 戦略的システム化計画の特徴
 論理的であることの重要性
 経営計画の実現に必要な施策を網羅的に洗い出す
 KPIから情報システム機能スペックを洗い出す
 情報システム構築以外の施策を含める


3 戦略的システム化計画立案の作業手順
 フェーズ1: 経営計画の整理
 フェーズ2: 重点施策の整理
 フェーズ3: 情報システム要件の立案
 フェーズ4: 情報システム構成の立案
 フェーズ5: 全体推進計画の立案 ~推進スケジュール~
 フェーズ5: 全体推進計画の立案 ~投資額の算定~
 フェーズ5: 全体推進計画の立案 ~投資対効果の整理~
 フェーズ6: 最終報告説明資料の作成と報告


4 戦略的システム化計画の補足説明
 どのように立案するのか
 計画立案の対象期間はどのくらいか
 計画はどのぐらいの精度でつくるか
 計画の作業期間はどのくらいにするか
 計画の作業ステップは変更可能か
 プロジェクトメンバーに必要な能力は


5 以後の説明のための想定企業イメージ
 A社の事業概要
 A社の取り組み


---------------------------------------------------
第3章 フェーズ1: 経営計画マップの作成
---------------------------------------------------
1 経営課題整理の基礎知識
 経営課題整理の目的
 課題マップに記載すること
 経営計画(戦略)マップのフォーマット
 経営課題の達成レベルを明確にする
 経営課題の相互関係を表現する
 バランス・スコアカード(BSC)を活用する


2 経営計画(戦略)マップの作成手順
 経営計画(戦略)マップの作成手順
 最終目標を明確にする
 財務の視点を明確にする
 顧客の視点を明確にする
 内部プロセスの視点を明確にする
 学習と成長の視点を明確にする

3 経営計画(課題)マップの記載のポイント
 経営計画(戦略)マップの作成単位
 経営計画(戦略)マップの言葉使い
 表現する課題の大きさ
 目標達成レベルを表現する
 経営計画(戦略)マップ作成のためのヒヤリング
 すすめながら完璧に近づける


4 第1回中間報告会の実施
 中間報告会実施のポイント
 経営計画と合致しているか
 第1回中間報告会を実施する


---------------------------------------------------
第4章 フェーズ2:重点施策の整理
---------------------------------------------------
1 重点施策の基礎知識
 重点施策の整理作業の目的は
 重点施策の洗い出しと絞り込み
 問題の核を特定する
 重点施策展開表をつくっていみる
 重点施策整理の手順


2 現状調査の実施
 A社での現状調査の実施
 現場へのヒヤリング調査
 現行業務プロセスの調査
 現行業務プロセスの実績調査

3 問題の核の検討
 問題点の構造を整理する
 問題の核と前提条件を判別する


4 重点施策の立案
 問題の核に対する施策を考える
 追加実地調査を実施する
 重点施策を検討する


5 重点施策展開表の作成
 重点施策展開表3つのポイント
 重点施策を整理する意味


---------------------------------------------------
第5章 フェーズ3:情報システム要件の立案
---------------------------------------------------
1 情報システム要件整理の基礎
 情報システム要件を整理する目的
 情報システム要件を論理的に詳細化する
 論理展開を明示する


2 情報システム要件の整理作業
 情報システム要件整理の作業手順
 情報システム要件表のフォーマット
 情報システム要件の整理のレベル

3 情報システム要件の検討
 これまでの検討のおさらい
 各業務の目標値を設定する
 改善すべき業務を絞る
 問題業務に対する詳細調査
 システム要件を検討する
 情報システム要件表へ転記する


4 第2回報告会の実施
 第2回中間報告のポイント
 中間報告すべき内容は何か
 A社の第2回中間報告 -A社の例


---------------------------------------------------
第6章 フェーズ4:情報システム構成の立案
---------------------------------------------------
1 情報システム構成検討の基礎
 情報システム構成検討の目的
 情報システム構成検討の成果
 情報システム構成図作成の手順


2 情報システム構成検討のポイント
 推論方法を変える必要がある
 過去の経験が重要になる


3 業務別情報システム構成の検討
 現行システム調査を実施する
 業務別システム構成を検討する
 経営課題実現スピードとの差異を検討する

4 情報システム構築ステップの詳細検討
 構築ステップを詳細検討する必要性
 構築ステップの詳細検討パターン例
 A案:経営課題の実現期日を優先したときの構築ステップ
 B案:構築作業のリスクやコストを抑えた構築ステップ
 C案:A案とB案を折衷した構築ステップ
 各マイルストーン別情報システム構成図を作成する


---------------------------------------------------
第7章 フェーズ5:全体推進計画の立案
---------------------------------------------------
1 全体推進計画立案の基礎
 全体推進計画立案の目的は何か
 推進計画の対象範囲
 重点施策全体の推進計画案を検討する
 推進計画はパターンで立案する
 判断し決定するのは経営者


2 情報システム構築以外の施策の推進計画立案
 情報システム構築施策以外の推進計画
 推進計画立案の前提条件は何か
 検討結果を回収する


3 システム構築投資額の見積もり
 情報システムの構築体制を検討する
 情報システム構築の投資額を見積もる


4 課題別プロジェクト計画の取りまとめ
 プロジェクト計画を立案する
 プロジェクトスケジュール表を作成する
 プロジェクト施策費用一覧表をつくる
 プロジェクト費用対効果表をつくる


5 全体推進計画の整理
 全体概要スケジュール表の作成
 全体費用額一覧をつくる


---------------------------------------------------
第8章 フェーズ6:最終報告説明資料の作成
---------------------------------------------------
1 経営者向け報告資料の基礎知識
 経営者向け報告資料のポイント
 経営者向け報告資料の構成例
 経営者向け報告会の参加メンバー
 経営者向け報告会の事前準備


2 経営者向け最終報告資料の作成と報告
 最初に報告する目的を明確に伝える
 これまでの取り組み経緯のおさらい
 経営計画(戦略)マップのおさらい
 実施すべき重点施策のおさらい
 構築すべき情報システムのポイントの説明
 情報システム構成図の説明
 推進スケジュール案とリスクの説明
 投資額の説明
 意思決定の依頼事項の説明
 最終報告の資料作成と説明のポイント


---------------------------------------------------
第9章 企画した効果をだすために
---------------------------------------------------
1 ITマネジメントにおけるPDCA
 計画立案は取り組みの第一歩
 実行計画の立案と推進
 経営課題の変更確認と戦略的システム化計画の修正
 経営課題実現状況のモニタリングと管理
 モニターの対象は経過ではなく、その効果
 経営計画(戦略)マップを用いた効果のモニタリング
 効果のモニタリングから詳細分析へ
 モニタリングの実施方法


2 情報システム部門の体制づくり
 計画推進のためのIT部門運営の要点
 プロジェクト推進と要員管理の強化
 レビュー実施の強化


3 戦略的システム化計画の推進責任者
 CIO(Chief Information Officer)の限界
 Chief Innovation Officerへ
 Chief Innovation Officerという発想


終わりに



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弊社ホームページをリニューアルしました

忙しさにかまけて放置していた弊社(インタープレイコンサルティング株式会社)

のホームページをリニューアルしました。(http://www.ipbc.co.jp )


コンテンツとしては、現在70%程度完成したため、一旦アップすることにしま

した。今後は、サービス内容の中身について、具体的にどのようなサービス

なのか、どのような特徴があるのか等、見てくださる方にご理解いただけるよ

うなページを追加していきたいと思います。


今回、自分で作ってみようとコツコツと暇をみつけては作っていったのですが、

やはり素人が作るとデザインが「イケていない」というか、なんというか・・・。

見た印象では、平面的でべたっとした見た目になっているところが、いまいち

の最大の原因でしょうか。

デザインについては、プロの方にお願いする方がよさそうですね。


また、

拙書「情報システム計画の立て方・活かし方」に関する話としては、紹介

ページに書籍の目次を掲載しました。改めて見ると、目次の項目数だけで

見ても膨大です。今度、このブログでも、この目次について取り上げ、「情

報システム計画の立て方・活かし方」の構成について記載してみたいと

思います。








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「ITの戦略活用」実現のポイントは、人材育成にあり

日経BP社にて「経営IT新潮流2007」という特別サイトが運営されており
その中の記事で、本質を学ぶ「実践 ITマネジメント」の第5回「戦略と
ITを結ぶ人材の育成が急務」を読みました。


URL: http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20070518/271489/?ST=biz_honshitsu



内容としては、


戦略とITを結ぶ人材の不足が絶対的に不足しており、ITを十分に
活用できていない


戦略とITを結ぶ人材は、戦略に基づき勝てる業務プロセスを情報シス
テムを活用して設計し、絶えず変革を進めていく役割を担う。


戦略とITを結ぶ人材が担う戦略展開プロセスの概要(図2)


戦略とITを結ぶ人材が習得すべきスキル(教育カリキュラム) (図3)


戦略とITを結ぶ人材に求められるスキルは多岐にわたるが、このよ
うな人材を育成するためのプログラムが整備されているとはいえない。




私は知らなかったのですが、この記事は2000年3月に日経コンピュー
タに掲載されたものとのことです。読んでみると、それから7年経過し
ていますが、内容的には現在でも全く同様のことが言え、この分野に
ついて、世の中的にはほとんど進歩していないということを感じます。



社会的にITの戦略的活用が進んでいる・できているという認識が作ら
れるためには、多くの事業会社やコンサルティング会社、SI企業に
「戦略とITを結ぶ人材」が在籍し、戦略に基づいてITが構築・活用で
きる状態になっていなければなりません。しかし、そのような人材が
十分に育成されていないため、ITの戦略的活用についての実現度が
高まらず、7年前と何ら状況は変わっていないという認識になっている
のだと思います。まさに情報システム(IT)の戦略活用が進まないと
いう問題は、それを担う人の育成をどうやって実現するかという問題
だと思います。



前述の記事では、「戦略とITを結ぶ人材」を育てるための教育内容と
して図3を掲載されています。すべてが必要とは思えませんが、非常
に多岐にわたる知識・スキル・能力が必要と記載されています。自分
の会社、周りを見回したときに、図3に記載された知識や能力、スキ
ルを持った人がどれだけいるでしょうか。
(正直言って、私の周りでも皆無といってもいいぐらいですね)



しかし、図3を見ても、「戦略とITを結ぶ人材」を育成するために、記
載されている項目でいいのかどうかも判断できないというのが多くの
方の正直な感想ではないかと推測します。


そもそも「戦略とITを結ぶ」という役割が、具体的にどのような業務
(業務内容や手順など)を担うのか具体像がイメージできていないの
に、必要な知識・能力を示されても、その必要性は判断できません。
前述の記事では、図2のように「戦略とITを結ぶ」ための業務プロセ
スを示していますが、業務の項目名称(戦略活動計画策定やビジネ
スモデル設定、仮説シミュレーション実施など)を並べられても、具
体的に何を、どのようにするのかがイメージできません。



これまで、「戦略とITを結ぶ」という期待・イメージのみが先行し、「ど
うやってやるのか」という部分がぼやけたままになっているように
感じます。「戦略とITを結ぶ」ということが具体的にどのような手順で
どのような作業を通じて行うのかということを早く形にし、目に見える
ようにしないと、前に進まないように感じます。



現在準備を進めている拙書「情報システム計画の立て方・活かし
方」で記載している内容の研修プログラムは、これまで実際のプロ
ジェクトでプロジェクトメンバー向けに実施していたものを、研修用に
切り出したものです。この研修を通じて、「戦略とITを結ぶ」という業
務の全体像を把握すると共に、各業務の具体的内容を経験し、ど
のような知識、能力が必要かを身をもって実感いただければと考え
ています。



具体的に何をやるのかが見えてくれば、それをやるために必要な
知識や能力などもイメージできるでしょう。また、今在籍している人
員から、その業務を行う最適な人員を選定し、不足する知識、能力
を埋めていくという取組を継続的に続けていくこともできるようになる
でしょう。



この7年間進歩がなかった課題を改善するための第一歩になれれ
ばいいなあと思っています。



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