昨年購入した漫画の内、ここ2年くらいで発売された物の中から個人的に面白かった作品をご紹介させて頂きます。

 

順番は発売日が古い順(既刊は2025年1月現在)

【単】は単巻【4】は4コマ漫画

 

 

 令和のダラさん                                      ('22年11月発売 既刊5巻)

 

 ここ数年、漫画アプリで漫画を読んでいると、おすすめ欄にこの漫画のサムネイルをよく目にしていて、小さなサムネイルではおどろおどろしいホラー漫画かと思い、ホラーが好みではない自分は敬遠していたのですが、たまたま本屋で実物を目にし、その違和感からコメディの匂いがしたので改めてアプリで読んだらとても面白くて、すぐさま本屋にて既刊を全て買い求めてしまいましたw

 ざっくりと設定を申し上げますと、とある山に祭られている祟り神である「ダラさん」と、その山の管理を代々任されている家の子供たち「日向(ひなた)」と「薫(かおる)」の3人の日常伝奇コメディです。

 これまで地域の住人から恐れ敬われていた祟り神であるダラさんが、その恐ろし気な見た目にも全く物怖じせずに、ガンガン距離感を詰めてくる日向と薫に振り回されている様がとても面白いw

 ですが、この漫画の特徴的な構成として、毎話の前段はダラさんが祟り神として祭られるまでの凄惨な過去を振り返る本格派の伝奇パート、後段は現代でのダラさんと子供たちの愉快な日常パートとして描かれており、その激し過ぎる温度差が両パートを更に引き立てていますねw

 

 

 スカベンジャーズアナザースカイ(‘23年5月発売 既刊4巻)

 
 美少女たちだけの異世界ガンアクション能力バトルものです。
 冒頭、いきなり何の説明も無く異世界での化け物相手の銃撃戦で始まり、その後もその世界観を説明する件が無いので首を傾げていたら、話の合間に注釈みたいな作者のメモで語られているので、そういうものと納得するべきなのか、今後語られるのかは不明なので、評価の分かれるところだと思います。しかし、作者さんの銃撃戦への深い造詣と、主人公たちや敵のボスが使う「物理神秘(アーティファクト)」と呼ばれる様々な特殊能力を使ったバトルそのものの面白さに引き込まれていきます。
 また、少女たちが置かれている立場が、戦闘を職業とした外人部隊の様な割と悲惨なものなのに、明るい作風で暗い雰囲気を吹き飛ばしてくれるので、読む手が重くならずにサクサク読み進めて行けるのも良いですね。
 
 

 魔のものたちは企てる(‘23年12月発売 既刊2巻)

 
 魔族たちが冒険者たちをダンジョンにて痛めつけ、冒険者たちから湧き出る負の感情を引き出す方法を研究する日々を描いたギャグ漫画です。
 人間から発せられる敵意などの負の感情が魔物の糧となるのですが、「恥辱」から生ずる負の感情からしか得られない魔力が在ると信ずる「憐憫卿(れんびんきょう)」を筆頭とする罠研究開発室の面々が、それぞれの性癖を以て人間をいたぶる方法を真面目に研究しているのがバカバカしいw(誉めてます
 ともすれば手段と目的を履き違えて、如何に人間をエロく責める事に重きを置いて暴走し、自分の性癖こそが至高と主張する魔族たちに頷いたり、魔族に踊らされ恥辱に塗れて絶望する冒険者の姿に失笑したりと色々楽しい漫画ですw
 
 

 イズミと竜の図鑑(‘24年2月発売 既刊2巻)

 
 ダンジョンの案内を生業とする冒険者の獣人「アルフ」と、出版社に勤め吟遊詩人の資格を持つ若手編集者「イズミ」の凸凹コンビが「竜の図鑑」の改訂の為に竜を求める旅をする冒険ファンタジーです。
 アルフとイズミが竜の取材の為に各地を巡るのですが、冒険に不慣れなイズミの面倒を見るアルフの懐の広さや、小さな体を気にして一人前の編集者たろうと背伸びをする可愛いイズミが逆に武骨なアルフに文章の手解きをしたりと、互いを思いやれるとても良い関係性のバディものでもありますね。
 しかし、何と言って凪水(なぎみ)先生の描く世界観とデザインがとても良いです。不思議な姿をした竜や、その生態に関わる様々な種族の生活様式がとても細やかに描かれていて引き込まれてしまいますよ。
 

 

 外れスキル「コンビニ」で最強の勇者に成り上がる(‘24年4月発売 既刊2巻)

 
 異世界でチートスキルを使って無双するお馴染みのお話なんですが、その手段にコンビニってのは興味を引きましたね。
 ただ、読者を引き付ける手段なのだろうけど、冒頭でいきなりコンビニを使ってどうやって無双するのかが描かれていて、「どうしてそうなった?」と突っ込んでしまい、まんまとその術中にハマってしまいましたw しかし、コンビニの特性として経済的な側面からも話を進めていく様にも見えるので、更に厚みのある展開を期待したい所ではあります。
 あと、作者である藤原先生は「にゃんこい!」の頃から、明るく読み易い作風と可愛い女性キャラには好感を持っていて、今作もその魅力は十二分に楽しめますねw
 
 

 ひねくれ騎士とふわふわ姫様 (‘24年5月発売 既刊2巻)
 

 
 その出自から親兄弟からも疎まれ貴族たちを嫌っていた騎士「ルークス」と、他人が見えない妖精が見えてしまうが為に北の古城に一人追いやられたお姫様「クローニア」とのファンタジーラブストーリーです。
 同じ様な境遇の二人が互いに思いやって惹かれていく様が尊いですねw 純粋で素直なクローニア姫がとっても可愛らしく、いかにも世間知らずなお姫様はなんというか、庇護欲を掻き立てられますよw ルークスもそんなクローニアに素直な感情を思わず吐露してしまい赤面するなど、よく似た二人の新たな生活を古城の壁となって末永く見守っていきたいですねw
 
 

 となりの席のヤツがそういう目で見てくる 
               (‘24年10月発売 既刊1巻)

 
 高校の同じクラスの隣の席同士の男女「池沢くん」と「江口さん」が繰り広げるラブコメディです。
 個人的な第一印象を正直に申しますと「エロい高木さん」でしたねw 池沢くんが江口さんのエロさをからかおうとすると、逆に江口さんが池沢くんのエロさを更なる緻密な描写で返してくるので、池沢くんの方が恥ずかしがって赤面させられる、というパターンですw
 女性の男性へのフェティシズムが、こんなにも男の自分にエロさを感じさせてくれるとは、エロティシズムの奥深さというものを改めて思い知らされましたw 
 

昨年購入した漫画の内、ここ2年くらいで発売された物の中から個人的に面白かった1巻をご紹介させて頂きます。

 

順番は発売日が古い順(既刊は2024年1月現在)

【単】は単巻
【4】は4コマ漫画

 

 

 

・晴れ晴れ日和(‘21年5月発売 既刊4巻)

 

 

一人暮らしのバリキャリ女子「香田千晴」がとある事情から義妹の小学生「天原ルイ」を引き取って一緒に生活していくファミリーコメディです。

お互いに家族に恵まれずに過ごしてきた過去を持つ二人が、助け合って明るく暮らしている様子に癒されます。

家事の苦手なちはるが幼いルイくんの面倒を失敗しながらもこなしている様子に、一流ホスト顔負けのフォローをするルイくんのイケメンっぷりと、外面は仕事の出来る大人の顔を持つちはるがルイくんのフォローにメロメロな様子が楽しいですねw

しかし、互いに暗い過去を持ち所々にセンチメンタルなシーンを挟んでくるので、その落差にとてもしんみりとさせられますけど、常に大人びたルイくんがちはるの存在に救われている時に見せる子供らしい表情に救われますよw
 

 

 

・永年雇用は可能でしょうか(‘22年11月発売 既刊3巻)

 

 

前職場でのトラブルから解雇されたメイド「ルシル」が、「先生」と呼ばれる孤高の魔法使い宅を新たな職場に選んで生活する様を描いたお仕事ファンタジーです。

多くの干渉を嫌う不愛想なロマンスグレーの魔法使いとの微妙な距離感を探っていく日々でのわずかな達成感や、先生のルシルに対する不器用な気遣いがエモいです。

ですが、先生との生活を野生動物との接触に例えた描写に笑ってしまった所がきっかけではありますねw

今後、ルシルと先生の関係がどう変化して行くのかも楽しみです。

 

 

 

・アラバスターの季節(‘23年1月発売 既刊2巻)

 

 

とある小さな島での生活に閉塞感を感じつつ、絵を描く事でフラストレーションを発散させている男子高校生「町田 銀」が新任の美術教師「咲坂さくら」と出会い、二人きりの美術準備室での絵画の指導を通して自身の行く先を模索する青春物です。

美女教師が男子生徒に自らのヌードデッサンを指導するというエロいシチュエーションもさることながら、この先生の肉感あふれるスタイルがたまらなく壺ですわw

しかしそれだけではなく、美術準備室での二人きりでの秘密の指導というインモラルな状況に、周囲の一癖も二癖もあるキャラクターたちが銀とさくらの関係に迫ってくるサスペンス的な展開や、青春群像劇としての本筋もしっかりした作品だと思います。

 

 

 

・おのれ人間ども(‘23年2月発売}

 

 

遠野の大妖怪「ムジナ」と人間の女性「のり子」との間に出来た子供「きなこ」を巡っての子育て奮戦記です。

基本的にのり子が外に働きに出てムジナが家で主夫をする生活なのですが、大妖怪である筈のムジナが現代の育児に文句を言いながら適応しようとする姿や、赤ん坊に生真面目に接しつつ翻弄される姿が楽しいですw

今後は妖怪の血を引くきなこの成長の様子や、大妖怪を尻に敷くのり子、ムジナの子育ての相談相手も務める退魔師の百足坊など、他のキャラクターたちとの絡みによる話の広がりを期待したいですね。

 

 

 

・ピッコリーナ(‘23年3月発売)

 

 

焼き鳥屋のマスター「朗(あきら)」と高級クラブのバニーガール「峰香(ほうか)」のラブストーリーです。

作者さんの焼き鳥とバニーへの拘りが画面の細部にまで見て取れますね。

華やかな舞台に立つバニーと裏方である焼き鳥屋のマスターという対象的な二人が、職種は違えどお互いのプロフェッショナルな仕事ぶりに惹かれて距離を縮めて行く様がとても良い。

派手な見た目の峰香さんですが、落ち着いた大人の女性の魅力とキュートな笑顔がたまりません。もちろんその素晴らしいスタイルの良さは言うに及びませんがw

 

 

 

・花園に幹が立つ(‘23年5月発売 既刊2巻)


 

私立の名門お嬢様学校である櫻凜学園が共学化し、初の男子生徒として唯一人入学する事となった「遠野 幹(みき)」が、お嬢様学校の伝統と文化に戸惑いながら適応していく様を描いた学園物です。

女の花園に紛れ込んだ異分子を疎ましく思う者や、異性に興味津々で近づいて来る者など様々な女生徒がおり、フィクションとはいえ女子高という未知のコミュニティに妄想を膨らませつつ読んでおります。

また、お嬢様独特の距離感というか、異性の懐にスッとに入り込んでくる所作に感情を乱される幹に共感させられますねw

今後、幹が特待生としての立場を守りつつ、様々な女生徒たちとの関係をどのように進展させて行くのか楽しみです。

 

 

 

・テレワァク与太話【単】(‘23年5月発売)

 

 

ブラック企業のシステムエンジニアとして勤める「三橋 残(のこる)」と大学院生として考古学を専攻する「泉 奈津」との、ベランダでの出会いから発展するラブストーリーです。

端的に言ってしまうと、理系男子と文系女子の価値観の齟齬が互いの興味を掻き立てて関係を深めて行く――― って感じですかね。

理詰めで思考する残が奈津の直情的な行動に、好意からのものでは無いと自重しつつも心惹かれる様子に共感してしまいますw

特にラストシーンに繋がる残の大胆な行動は、自らも高揚感に包まれる良いエンディングまでの流れでした。

起承転結のしっかりした構成がキレイに一冊に纏まった良作です。

 

 

 

・エロチカの星(‘23年7月発売 既刊3巻)

 

 

これまでシリアス路線で漫画家としての芽の出なかった「遠藤 円」が、ひょんな事からその画力がエロ漫画原作者志望の「蘭川よすが」の目に留まり、よすがの熱心な説得の末、二人で日本一のエロ漫画家への道を進むコメディですw

見た目はクールな美人女子大生のよすがが、エロ漫画にたいしての並々ならぬ拘りを真剣に語るギャップが笑えますねw

エロい単語を連発してグイグイ迫るよすがに、女性に対して経験不足な遠藤がドギマギする展開にニヤニヤとさせられますが、次第にエロ漫画に真摯に向き合う二人の姿に引き込まれて行きますよ。

残念ながら全4巻で完結となってしまうのですが、もっと深堀できたキャラ達や遠藤とよすがの男女関係のその先が読めないのが本当に残念でなりません。

 

 

 

・半人前の恋人(‘23年9月発売 既刊2巻)

 

 

美大受験を控えた美術部員の男子高校生「伊吹進太郎」と太鼓職人としての顔を持つ女子高生「杉崎響子」が、互いの専門分野へのリスペクトが恋へと発展して行く様が丁寧に描かれており、十代の初々しい青春ラブストーリーからしか取れない栄養を摂取しておりますw

まず、何と言ってもキャラクターの感情の移ろう間の取り方が印象的ですね。

パッと顔を赤らめるシーンとかでも丁寧に2,3コマに分けて微妙な表情の変化をを描いており、読み手の感情を深く揺さぶってきますよ。

しかし、高校生編が2巻で終わりを告げてしまうという展開の速さは予想外でした。

今後は成人ならではの大人の展開を期待したい所ですねw

 

 

 

・君と宇宙を歩くために(‘23年11月発売)

 

 

 

判らない方もいらっしゃるでしょうが、昔のアフタヌーンに載る漫画ってこういうもんだったよねってのが素直な感想です。(誉め言葉)

ちょっと自虐的て鬱っぽい表現の作品が多かったように思うんですよ。

で、この作品ですが、少年時の躓きから諦め癖が付いてしまった高校生「小林大和」が、発達障害を持つ(厳密にそうだという発言はされておらず、分かりやすく説明する為に使っております)転校生「宇野啓介」と出会い、一歩踏み出す勇気を貰って再び前に歩き出して行く所から始まる二人の友情を描いた作品です。

全てにおいて投げやりだった小林が、社会に一生懸命に適応しようと努力する宇野の姿に自らを省みて一歩づつ進んで行く様は、自分が様々な新しい環境に適応する時の苦労を思い出して共感せざるを得ません。

一方、人との関わり方の分からない宇野の方も、小林の助けによって世界が広がって行く様子は素直に喜ばしくて応援したくなりますしね。

今後、二人の未来にどのような壁や協力者が現れて友情を深めて行くのかを見守りたいですね。

 

昨今の漫画媒体の多様化や個人的な事情により、面白い漫画を見つけるのに時間が掛かる事が多くなって来ましたので、今回からは「ここ2年くらいで1巻が発売された個人的に面白かった漫画」という緩い括りでお送りしたいと思います。

 

順番は発売日が古い順(既刊は2023年1月現在)

【単】は単巻
【4】は4コマ漫画

 

 

 

・カワイスギクライシス(2020年発売、既刊1~6巻)

 

 

宇宙人が地球の調査に立ち寄ったところ、地球の動物たちの可愛さに理性を破壊されてドタバタ大騒ぎするギャグ漫画です。

地球より数段上の科学技術を持ち、人間よりも優れた能力を持つ宇宙人たちがカワイイ地球の動物にメロメロになっておバカな言動を発したり、未知のテクノロジーを使って無茶な行動に走る様が面白いw

また、この宇宙人たちのボケに対するツッコミ役は地球人の女の子なんだけど、高度な文明を持つ宇宙人たちを遠慮無しにズバズバぶった切るツッコミが痛快で楽しいですねw

 

 

 

・それは霊のしわざです(2020年発売、全7巻)

 

 

転校してきた女の子と、その子に憑いてる霊が見える男の子の学園ラブコメです。

この漫画は何と言ってもやはりその霊につきますね。

貞子の様な恐ろしい見た目の霊なんだけど大の恋バナ好きで、いい感じの二人にちょっかいを掛けたり後押しをしたりしたりするんですが、見た目が完全に悪霊なので意図と行動のギャップが楽しいですw

 既に完結しているのですが、カップル成立後ダラダラ引っ張らずにキレイにまとめてあるので良い終わり方だったなと思いますよ。

 

 

 

・うちの会社の小さい先輩の話(2020年発売、既刊1~5巻)

 

 

SUGOI DEKA・・・じゃなくて。

タイトルのまんま、背の小さい会社の先輩の女性と主人公の男性のお仕事ラブコメです。

背の小さくてかわいい年上のグラマーな女性が先輩ぶろうと振舞うけど、大人ぶろうと背伸びした幼女にしか見えません。猫化した先輩がとてもカワイイ。

 

 

 

・今日から始める幼なじみ(2021年発売、既刊1~5巻)

 

 

隣に引っ越してきたクラスメイトの女の子から幼なじみになってくれと頼まれて始まる学園ラブコメです。

引っ越しの多かった女の子は幼なじみが居らず、その存在に憧れを拗らせてそんなことを宣うのですが、その幼なじみに要求する行動がもう尊すぎてニヤニヤさせられますよw

「つか、もうそれ付き合ってね?」と突っ込みたくなること間違いなし!

 

 

 

・黄泉のツガイ(2022年発売、既刊1~2巻)

 

 

山奥の村で狩りをしつつ育ってきた少年「ユル」が、謎の異形を操る襲撃者たちに襲われ双子の妹「アサ」を殺されるも、協力者の手によって村を逃げ出す際に「ツガイ」と呼ばれる一対の異形を託される―――

っていう出だしなのですが、いやー面白いわ。冒頭からのジェットコースターのような怒涛の展開に圧倒されますw

ツガイを操る謎の襲撃者一派、ユルを何かから隠す為に現代文明と隔絶させてまで匿う村人たち、ツガイと呼ばれる異形のもの、アサを殺したアサを名乗る少女等々、誰が敵で誰が味方なのか、これからどんな展開がユルを待ち受けているのかと思うとワクワクせざるを得ません。

もちろんこれまでの荒川作品の同様に、要所要所にギャグを挟んで効果的に笑いを取る楽しさもありますよw 特にアサの空気を読まない兄様推しには笑いましたw

 

 

 

・ダンジョンの幼なじみ(2022年発売、既刊1~2巻)

 

 

ダンジョンの主である黒龍王「リューカ」と最強冒険者「ヴァン」とのファンタジーラブコメです。

しかし、この漫画の真の主人公と言うべきはリューカの配下である四天王たちでしょう。朴念仁なヴァンとツンデレリューカの、初々しくももどかしい恋の展開に的確なツッコミを入れてくれるツッコミ役なので、正直、ヴァンとリューカよりもその存在感は上ですねw 四天王それぞれが推しカプのあるべき姿の持論の展開する様は、俺たち読者の姿そのものだと言わざるを得ませんw

また、ダンジョン物なんでバトルという側面もあるんですけど、幼い頃からリューカに会う為にダンジョンに潜ってたヴァンは日々のバトルで鍛えられ、ほぼ最強冒険者となってしまってて四天王たちとも顔見知りなんで、ダンジョンに挑む他の冒険者たちとの複雑な関係がより面白さをプラスしてくれていますよw

 

 

 

・恋人以上友人未満(2022年発売、既刊1~2巻)

 

 

元AV女優「吉良木らら(木村宮子)」が地元に戻ってお見合いしたら、相手が好きだった元AV男優「カンブリア牧(花丸正樹)」だったというラブコメです。

お互い素性を隠して日常生活を送っているのですが、AV時代の見た目が激しく違っててソコがコメディとして効いている感じですねw

しかし、お互いそういう業界に居たんだからかなりスレてそうなもんだけど、そんな二人が初心な恋を繰り広げてて癒されますわw

 

 

 

好き好きだいちゅきつよつよソード(2022年発売)

 

 

まー、表紙で全てを物語ってしまってますがこういうファンタジーギャグですw

所有者に好意を注げば注ぐほど強さを増す剣「好き好きだいちゅきつよつよソード」の所有者の可愛い男子「エトロンくん」を巡って、敵も味方も己の欲望のままに行動するハチャメチャさが最高ですw 

頭を空っぽにして楽しめるこういうギャグ漫画も良いもんですよw

 

 

 

・スーパーの裏でヤニ吸うふたり(2022年発売、既刊1~2巻)

 

 

中年サラリーマン「佐々木さん」とスーパーのレジ打ちバイト女性「田山さん」の年の差恋愛物です。

日々の仕事に疲れた佐々木さんがスーパーのレジ係の女性「山田さん」の接客に癒しを求めて足しげく通っている内に、ひょんな事から同じスーパーの田山さんに店裏の喫煙コーナーに誘われて二人でお喋りする内に二人の関係に変化が―――

って感じなんですけど、まぁ既にお気づきの方も多いと思いますが、この山田さんと田山さんは同一人物なんですわ。表の接客モードと普段のイメージがかなり違っているので、鈍い佐々木さんがそれに気づかないのを良い事に山田さんは田山を名乗って別人の振りをして佐々木さんをからかって楽しんでいるけど、佐々木さんがそれと知らず山田さんの事を好意的に田山さんに語るんで、佐々木さんの誠実さが田山さんに伝わってしまうのが良いですね。

今後、田山さんと山田さんがどういう風に融合するのか楽しみですw

 

 

 

・女騎士とケモミミの子(2022年発売)

 

 

屈強な女騎士「師匠」とその弟子であるケモミミの男の子「ノア」のオネショタファンタジーです。

シックスパックでグラマーな女性と可愛いケモミミの子という、自分の大好物が揃っているのでは読まざるを得ません。

まだまだ頼りないけど一生懸命師匠をサポートしようと頑張るノアと、その様子を溺愛する師匠の母性がてぇてぇ・・・

 

 

 

・人類存亡コクピットガールズ(2022年発売)

 

 

謎の侵略者「イミテーター」と戦う巨大ロボット「エルグダイン」に乗り込んで戦う少年少女たちの様子を描いたSFロボットバトルギャグです。

ロボットのコクピットに女の子3人と男の子1人が押し込められて立場の弱い男の子が先輩風を吹かす女の子3人に弄られつつ、人類存亡が掛かったバトルの最中にコクピットの中でギョーザを焼いたり親子丼を食べたりしながら緩いバトルを繰り広げているのが笑いを誘いますw

また、ちょっと読めばすぐにわかると思うんですけど、この作品ってエヴァンゲリオンのオマージュなんですよ。訳も分からず巨大ロボットに乗せられ戦う男の子や、男の子の父親(親馬鹿)が基地司令であるなど、そうと思わせるピースがあちこちに散りばめられてるんで、そういう物の見方もあると更に楽しい作品ですよw

 

2021年に発売された個人的に面白かった1巻をご紹介。
順番は発売日順です。
【単】は単巻。
【4】は4コマ漫画。

 

 

 

最果てのソルテ

 

 

魔法が禁忌とされる世界での長い旅路を終えた女性「ソルテ」の回想によるファンタジー冒険譚です。

まだまだ序盤で全てが謎。

不遇な身の上から解放され、帰る所を無くしたソルテは世界の果てを目指す旅立ちの日あって「全てを手に入れた」とはどういう事なのか?

ソルテのピンチに現れた、未来から来たソルテの旅仲間だった妖精「セルン」の2週目の旅の違和感がもたらす未来への影響は?

新たに見つけた旅の目的「死者の国」とは?

などなど散りばめられた伏線がこれからどう回収されるのか期待したいです。

また、セルンの力でソルテが魔法少女化して戦う力を得るのですが、セルンのソルテを操る方法がまんま巨大ロボット物のそれなのが草。

 

 

 

あんじゅう

 

 

「幾花にいろ先生の描く女性キャラが好き」

でなければお勧めしません。

ズボラな後輩と生真面目な先輩の女二人のルームシェアでの日常を描いた作品です。

女性二人の生活感あふれる日常を覗き見るという楽しみ方ですね。

 

 

 

ダンジョンの中のひと

 

 

ダンジョンの探索者として達人であった父がダンジョンで行方不明となり、父を探してダンジョンの最下層を目指す少女「クレイ」がひょんなことからダンジョンのラスボスであり管理者でもある魔法使い「ベル」にスカウトされて、ダンジョンの表と裏のギャップに戸惑う様が楽しいファンタジーコメディです。

周りとなれ合わず強さのみを追い求めた探索者と、ダンジョンの孤独なラスボスという似た者同士のお互いの常識のすれ違いや、桁違いの強さを持つ二人が日常生活においてはただの残念な人というギャップが楽しいですね。

今後、クレイのお父さんの事や二人の関係性の変化、クレイのダンジョンでの仕事ぶりなどがどうなって行くのか楽しみです。

 

 

 

ドキュンサーガ

 

 

人間とミュータントとの抗争を描いたSF大河ドラマです。

序盤は特殊能力を備えたチンピラまがいの人間の代表と、魔王と呼ばれるミュータントのボスとの能力バトル物かと思ってしまうんですが、バトルに決着がついてからの、これまで900年転生を繰り返し生きてきた魔王の振り返る人間とミュータントとの抗争の歴史が壮大で、それまでのバトル物とはまるで違ったイメージに変化して行き、その後ようやく最初のバトルの意味が分かってくる凝った仕組みなんですよ。

で、未だその過去編の途中なんですが、現在にたどり着くまでに様々な困難やトラブルのドラマがあり、人間及び同族間での憎しみの連鎖をどうやって締めくくるのかに期待したいです。

 

 

 

イマジナリー

 

 

こちらも幾花にいろ先生の作品ではありますが、ラブコメ風味なのでお好きな方は、という感じです。

基本は主人公である恋愛初心者どうしの男女二人の探り合いを、空想めいた描写を織り交ぜて描いたラブコメではありますが、女主人公を含め脇を固める女性キャラ達全員が自分の性癖に刺さるというかなんというか。

主人公の黒髪ロングのポンコツ小悪魔幼馴染、高身長おっとり糸目ギザ歯歴女、やさぐれメガネっ子メイド、ベリショマイペース、風呂上がりに裸でうろつく当りの強い妹などなど、属性の博覧会か?というほどですわ。

 

 

 

虎鶫(とらつぐみ)

 

 

はるか未来、核戦争により国が崩壊した旧日本の地に眠る、戦争の引き金となった秘密兵器「TORATUGUMI」探索の命を受け、死刑囚「レオーネ」が異形のはびこる日本で自由を勝ち取るサバイバルミッションを成功させられるか?というのが大まかな粗筋です。

こちらもまだまだ序盤でどういう話になっていくのか分かりませんが、様々な異形とのバトルや、レオーネの作戦行動の途中で知り合った「つぐみ」と名乗る異形の少女や他の知性を持った異形との交流、秘密兵器「TORATUGUMI」とは?等、今後に期待の持てる作品ではないかと。

特につぐみのキャラクターの魅力が良いですね。ある程度言葉を解するようですが、基本的に猛獣といって差し支えない身体能力に無邪気さを併せ持つ危うさと、子供らしい豊かな表情(変顔)を見せる可愛らしさが好きです。

 

 

 

姫騎士は蛮族の嫁

 

 

※くっころ姫騎士の嫁入り物語です。

蛮族の戦士と決闘の末捕虜となり、観念したところに現れた決闘の相手に求婚されるもプライドが許さず断るが、戦士の人柄やその土地の文化、グルメなどに簡単にほだされてしまうチョロい姫騎士が可愛い。

異文化交流とラブコメが上手くミックスされていて楽しい漫画ですよ。

※くっころ:プライドの高い女性が敵の捕虜となり、いよいよ拷問、凌辱等の行為が行われようとする際に吐き捨てる台詞「くっ、殺せ!」が略されたもの。世間ずれしてない初心で高貴な女性に使われる形容詞。(民明書房刊『御宅俗語大辞典』より)

 

 

 

【単】三文小説集 ~瀬川環作品集~

 

 

父の奔放な生き様の影響で人生を振り回され続けて来た男が、行きずりの女に一晩だけの関係だと思ってこれまでの経緯を洗いざらい話してしまう。それから4年が経った頃、男の人生そのままと思われる小説がベストセラーとなっていて更に男を追い詰める。作者に復讐しようと調べてみるとあの時の女が作者としてネットに上げられていた───。

という序盤なのですが、何も手に入れられず荒れていた男と小説に全てを捧げてきた自由奔放な女が一緒に暮らすうちに、男は憎かった筈の女の生き方や自分には無かった物の考え方に、女は作品のネタとして男を引っ張り込むけど男の純粋な感情に触れてお互いに惹かれて行くも、男は奔放な女を繋ぎ留めたい独占欲に苛まれ、女はそれを知りつつも男の反応を求める歪な恋愛を描いたラブストーリーです。

まー、この小説家の女性「ツキ」がすごく魅力的ではあるんですけど捕まったら心底苦労しそうな小悪魔感がたまらなく良いですね。ネコのようにニヤニヤ笑う笑顔がとてもチャーミングです。

2020年に発売された個人的に面白かった1巻をご紹介。
順番は発売日順です。
【単】は単巻。
【4】は4コマ漫画。

 

 

 

・狼と羊皮紙

 

 

あの人気を博した「狼と香辛料」の続編です。

賢狼ホロと行商人ロレンスの旅から15年後、二人の旅に同行していた聖職者志望の少年

「コル」が成長し、ホロとロレンスの娘「ミューリ」を伴って旅をするお話です。

話の本筋は前作同様、経済戦争を軸としていますので同じ作風ですね。

しかし、やはり注目すべきはミューリのキャラでしょうw

耳と尻尾を生やした少女ミューリがコルを兄様と呼んで懐く可愛さ、コレに尽きますw

ホロは成熟した大人の印象でしたが、ミューリは少女そのものなんでクルクルと変わる表情が

とても可愛らしいですねw

 

 

 

・貧々福々ナズナさま!

 

 

ブラック企業に勤める主人公「タカオ」と、願いを叶える貧乏神「ナズナさま」の

日常コメディです。

ナズナさまが福の神になる為に誰かの願いを叶え、満足度に応じて「福印」という
スタンプを集めるためにタカオの部屋に現れるんですが、貧乏神なのに願いを
叶えるという一見矛盾しているかのように見える行為も、実は願いを叶える代償
として願いの大きさに見合った自分の持ち物が破壊されるので、結果的に貧乏
になるという落ちですw

けど、10分時間を止めるのにスマホ一台(7万円)は安いよね?

その能力を生かしてぼろ儲け出来そうなものだけど、そういう漫画でなないんですよねw

 

 

 

・野人転生

 

 

いわゆる異世界転生ものですが、当初は何のチート能力も全く無い異世界サバイバルもの

だったんだけど、主人公の成長につれ特殊スキルを駆使するようになって来たので、

フツーの異世界ものになってますねw

主人公「ヤジン」が特技の空手と身に付けた特種スキルを駆使して、異世界での自分の

立場を確立していく立身出世の話と捉えると面白いです。

また、作中の空手や柔術のムーブが本格的なんで、格闘ものがお好きな人にも良いかも?

 

 

 

・【単】薔薇はシュラバで生まれる

 

 

美内すずえ先生を筆頭に、少女漫画界のレジェンド作家さん達のアシスタントとして活躍した

作者さんの実体験を漫画化したものです。

実体験を漫画にしているんだから、やはり説得力がちがいますw

レジェンド作家さん達の制作秘話や交友関係、アナログしかなかった時代の漫画制作の苦労

などが知れてとても興味深かったですね。

 

 

 

・僕の妻は感情がない

 

 

人間とコミュニケーションがとれる家事用ロボット(ア・ン・ド・ロ・イ・ド)が普及した世界で、

アパート暮らしのしがないサラリーマンである主人公「タクマ」が、料理限定の感情表現が

無い廉価版ロボット「ミーナ」に酔ってプロポーズをした事から始まるラブコメです。

なんといっても、ロボットのミーナちゃんが良い!

廉価版であるが故に表情が無く、感情のこもった話し方も出来ない設定なのですが、

プロポーズによってタクマに対してある種の執着心が芽生え、思わずその行動に

現れてしまうんですが加減が難しく失敗することも。けれど、タクマが一所懸命にそれを

フォローしていくその関係が尊いw

 

 

 

・猫を拾った話。

 

 

会社帰りの雨の日に拾った死にかけた子猫は実は得体のしれない何かだった・・・

というホラーっぽい設定ではありますが、主人公「イガイさん」と「ねこ」と呼ばれる一つ目の

巨大な生き物との日常コメディです。

子猫の大きさで拾ったものが熊並みに成長した頃には情が移ってしまい、そのまま一緒に

暮していく中で、ねこの不思議な生態に翻弄される周囲の人々が楽しいw

ですが、ねこには猫としての愛嬌が備わっているので、この見た目に反して実はとても

可愛らしいんですよw

妖怪好きの作者さんが作ったキャラだけに、妖怪としてとらえると腑に落ちますね。

 

 

 

・ふかふかダンジョン攻略記

 

 

こちらも異世界転生ものなんですが、ガチのファンタジー世界でのサバイバルものです。

メインのストーリーはダンジョン攻略や異種族間戦争なんで、ファンタジーとしてのツボは

押さえてあるんですが、異世界転生ものによくあるステータスウィンドウやレベル、スキル

といったパラメータ的な表現は一切ありません。

ですので、普通の人間がファンタジー世界で生き残るためにどういった訓練や技術が

必要になってくるかを描いております。

この漫画読むと森 恒二先生の「ホーリーランド」を思い出しますね。作者が自分の知識を

詳細に語りだす所が良く似てますw

 

 

 

・サメガール

 

 

イカ娘がサメになったと思って良しw

あちらは侵略側ですが、こちらは巨大なお魚から街を守る側です。

サメちゃんカワイイで全てオッケー!

 

 

 

・【単】松苗あけみの少女まんが道

 

 

こちらは先ほどの「薔薇はシュラバで生まれる」から10年ほど経った時代の少女漫画家

「松苗あけみ」先生の自伝漫画です。

こちらの方が自分の読んできた漫画の作者さん(一条ゆかり先生など)が登場して来て

より身近に感じられました。

 

 

 

・【4】ツノ系女子は告れない

 

 

ツノの生えた人とそうでない人が居る世界でのラブコメ4コマです。

主人公「ツノ子」の大きなツノが周りに与える物理的な影響をネタにして、憧れの「花坂君」

に対してのエロい妄想が暴走しがちな女子大生の日常を描いております。

ですが、ネガティブな個性にどう向き合うかという落差の激しいテーマを同時進行しており、

不穏な感情が首をもたげますが、ツノ子の前向きな性格のおかげで救われてますね。

前年度「頽廃の花売り」で取り上げさせてもらった作者さんの新作なのですが、

頽廃の花売りが可愛らしい印象の漫画だったので、そういうものを想像して読んでいたら、

いきなりインパクトのある下ネタをブッこんで来たので良い意味で作者さんのイメージも

ぶっ壊れましたw

 

 

 

・この世界は不完全すぎる

 

 

これもある種の異世界ものなんでしょうかね?

映画の「アバター」などで見られる、キャラクターに自身をVRで憑依させてプレイする

MMORPGが舞台です。

主人公「ハガ」はゲームの開発作業中にログアウト出来なくなり、解決策を模索しながら

仕事を続けていたけれど、仕事を放棄してゲーム内での立場を利用してやりたい放題

している連中と対立し命を狙われる―――

って感じのあらすじですが、異世界ものの様でいてもゲームというデータ上の世界での

出来事なんで、ゲームならではの出来事が起こるのがミソですね。愚直にこのゲームと

向き合って来たハガならではの戦い方が見所でしょう。

 

 

 

・おとなりに銀河

 

 

アニメ化もされた「甘々と稲妻」の作者、雨隠ギド先生の新作ですよ!

古びたアパートの管理人と漫画家を兼業する主人公「久我一郎」と、一郎の所へ漫画の

アシスタントとしてやって来た自らを王族を名乗る美女「五色しおり」の出会いから始まる

ラブコメです。

良い!

あえて多くを語りませんが、恋を知らない箱入りのお嬢様が恋に落ちてからの、表情の

緩みっぷりがたまりませんw

特に一郎からのお付き合いの申し出の時の顔ったらw

 

(   ゜  O ゜)ほぁ

 

いやー、今年一番の収穫ですよw

 

 

 

・ゆらゆらQ

 

 

雨隠ギド先生のもう一つの新作です。

神社の宮司と神使である狐の娘が結婚して生まれた9人兄弟の末っ子「きゅーこ」と

幼馴染であるイケメン「はるちゃん」のラブコメです。こちらもラブコメではありますが、

よりコメディ色の強い作品となっております。

神使の狐の血統は魅力(チャーム)の化け力によって美男美女の容姿を備えるけれど、

きゅーこはなぜかちんちくりん。しかし精神的ショックを受け魅力の化け力に目覚め、

美少女になってピンチを解決したり逆にトラブルを招いたりと楽しい日常を描いております。

って書くとなんか魔法少女ものっぽいですなw

で、ラブの方はというと、はるちゃんはきゅーこを好きだけど、きゅーこはまだ幼さが

残るようで、はるちゃんをまだ幼馴染としか意識してなかったりするので、そこら辺の

きゅーこの成長も見所ですね。

 

 

 

・社長、恋人のフリをして私の父に会ってください。

 

 

若手敏腕社長「左近慎一郎」とその右腕と言われる部下「副島乃々香」のオフィスラブコメ

です。

ライバル企業が左近社長の会社と取引のある、副島さんの実家の会社を引き抜こうと

実家を通して副島さんに縁談を持ちかけるが、副島さんは実家に対して独断で、社長と

付き合い妊娠していると勢いで言ってしまう。

その嘘を取り繕うために架空の恋愛年表を作成し、恋愛の事実を捏造する為に会社で

連日社長と二人きりでミーティングを行う漫画ですw

どうでもいいようなディテールにまで拘る副島さんに、突っ込み役である左近社長も

そのペースに巻き込まれ、お馬鹿な議題を真面目に議論しているのが楽しいですw

2019年に発売された個人的に面白かった1巻をご紹介。
順番は発売日順です。
【単】は単巻。
【4】は4コマ漫画。

 

・顔に出ない柏田さんと顔に出る太田君

タイトルが全てを物語ってしまってますが、何をされても無表情の女の子「柏田さん」の表情を、何とか崩そうとかまい倒す男の子「太田君」とのラブコメです。

この漫画のキモは何と言っても無表情な柏田さんのキャラでしょう。
無表情ではあっても感情が無い訳ではなく、無表情なまま驚いたり笑ったり怒ったりするその顔と感情のギャップが楽しいですねw
けど、無表情とは言ってもそこは漫画なので、微かに冷や汗などの表現を顔に描いたりするのですが、好きな太田君といて無表情ながらも僅かに頬を染める柏田さんがとても可愛らしくて良きw

 

・こわもてかわもて

顔が怖くてガタイも大きく、その筋の親分さんにしか見えない祖父とその孫のホームコメディです。
子守に不慣れな堅物の祖父が、孫とのお遊びでの幼児にありがちな無茶振りを真正面から受け止めて全力で相手をする様が微笑ましいですわw
中でも、虎と兎のぬいぐるみを使ったママゴトでの落ちのどんでん返しはお見事という他ありませんw
 

・それでも歩は寄せてくる

タイトルの「歩」は将棋の「歩(ふ)」ではなく主人公の名前「歩(あゆむ)」だったんですね。

ずっと将棋の歩だとばかり思ってましたw

将棋部の先輩「八乙女うるし」目当てに入部した「田中 歩」が、うるし相手に将棋で勝つまで告白を封印しているラブコメです。

将棋のド素人な歩が上級生であるうるしに敵う筈もなく、負けてばかりで告白出来ずにいますけど、無自覚にうるしへの好意的な言葉を投げかけるので、うるしは歩の自分への恋心を指摘するも持ち前のポーカーフェイスですっとぼける、までが一話完結の流れですw

何と言っても、歩のストレートな物言いに赤面させられるうるしの可愛さ、これに尽きますよw

歩も歩で二人きりの将棋部を邪魔されそうになると、絶望したかのような表情を見せる可愛らしさもまた良しw

 

・SPY×FAMILY(スパイファミリー)

敏腕スパイ(父)と無敵の暗殺者(母)と読心術者(子)の疑似家族コメディです。父のミッションの遂行の為に、お互いの利害が一致した3人が集って家族を形成し、様々なトラブルを乗り越えて次第に家族の絆が形成されていく、というのが主なあらすじです。

この共同生活では、3人ともお互いの素性を隠して生活しているというのがミソですな。
お互いの秘密を隠しながらの生活は本音と建前を作り出すので、そこに読心術が使える子供が本音を読み取り、アクションを起こして話を転がしております。
天真爛漫なエスパー幼女と暗殺術以外はポンコツな美女に振り回されながらも、様々な難関を持ち前の機転でこなしつつ、ツッコミとフォローに忙しい父が楽しいですねw

 

・【単・4】頽廃の花売り

長く戦争が続き、人間という種族が差別を受ける世界で生きる人間の妹と、人間の妹を庇護しつつ妹が住む街を守るガーディアンとして戦う、人間ではない兄とのハートフル4コマです。

差別に負けないで健気に生きる妹ちゃんと、戦いの合間にその姿を陰ながら?応援する兄の

二人の家族愛にはグッと来るものがありますよ。

ただ、恐ろしげな風貌と巨大な体を備え、街を守る英雄と讃えられている当のお兄ちゃんですが、溺愛している妹ちゃんの事となると途端に可愛らしくなってしまう、そのギャップが笑えますw

 

・バトルグラウンドワーカーズ

「亜害体」と呼ばれる地球外生命体と、ロボットに乗って戦う事を選択したサラリーマンのお話です。

ロボットと言っても特別な物ではなく、亜害体と戦う組織「人類連合」の量産型ロボット兵器に搭乗する一兵士のお話、と言った方がより分かりやすいですね。

更に、搭乗と言っても実際にロボットに乗る訳ではなく、遠隔地から電波を使って生体神経をロボットと接続してリモートコントロールするんですけど、これが曲者でロボットが破壊されると搭乗者も死んでしまうんですよ。

じゃあわざわざリモートコントロールする意味がないと思われるでしょうが、ここがこの漫画のドラマを生み出す仕掛けになっていて、ピンチの時は自発的に接続を強制遮断すれば助かるんですよ、いわゆる脱出装置みたいに。だけど、使用には体に多大な負担を強いるので、5回までしか使うことが出来ないという制限がある、と・・・

命の掛かった戦場で5回分の自分の命をどう使うか、というギリギリの選択を強いられる兵士たちにあって、主人公は兵士としての能力の低さとこれまでの経験を活かしサポート役に徹しようとするあまり、自分の命を削って仲間を助けて絆を深めはしたものの、それが同時に仲間へのプレッシャーにもなり―――。

といった序盤の展開ですけれど、これはもう続きが気になり過ぎますよ。

戦場でのドラマもそうですが、亜害体の謎にも何か意味深な伏線もあったりして、これからが楽しみですね。

 

・となり布里さんがとにかくコワい。

これもタイトルのまんまですな。

ヤンキーで不愛想な女子高生の「布里さん(布里陽子←あっ不良っ子か!今気づいたw

)」が、隣の席に座ったフツーの男子高校生「平 並人(なみと)」に一目惚れしてしまうんですが、平くんは布里さん見た目の怖さからビビりまくって布里さんのアプローチを誤解して更に引いてしまうラブコメです。

こんな見た目の布里さんですが、実は乙女チックで家庭的な一面を持ち合わせていて、そこら辺のギャップが可愛らしいですねw

ですが恋愛に不器用なもんだから、その努力がうまく実を結ばない所がまた応援したくなりますw

 

・姫様”拷問”の時間です

拷問とは名ばかりのほのぼのギャグ漫画ですw

魔王軍に捕らわれた騎士団長であり意思を持つ聖剣「エクス」の使い手の「姫様」に、拷問と称しB級グルメや遊び、可愛いものを見せつけ、欲求に負けた姫様が国王軍の秘密を話す、までが一連の流れですw

騎士団長だとか高貴な生まれだとかエクスが散々持ち上げておいて、アッサリ誘惑に負けそうになってる姫様にエクスがツッコむという見事なコンビ芸が楽しいですねw

魔王軍も魔王軍で恐ろし気な名前とは裏腹に、子煩悩な魔王様を筆頭にみんなイイ人ばっかりで「魔王とは・・・」とツッコまずにはおれませんw

 

・【単】尊い。 ~4P ショート・ストーリーズ~

ネット上で使われている「尊い」を自分なりに解釈すると、「第三者から見たとあるペアの純粋な好意から来る行動や言動」といったところでしょうか?

その「尊い」をテーマとして新進気鋭の漫画家さん達が4ページ限定で描いたアンソロジーです。

この集まった漫画家さん達はホント俺得な作家さんばかりなので、他の人の目にはどう映るかはわかりません。

ですがラブコメ好きなら間違いなくお得な単行本であると思います。

中でも、大原ロロン先生の「催眠術」がお気に入りですね。

天然の女の子が素人催眠術で男の子にハグを要求するも、催眠術はかかっておらず男の子が慮ってハグをするお話ですw

 

作家陣:

http://data.ichijinsha.co.jp/book/booksearch/booksearch_detail.php?i=75802055

(一迅社のリンクです)

 

・煙と蜜

時は大正、帝国陸軍将校「土屋文治」(30歳)とその許嫁である名家のお嬢様「花塚姫子」(12歳!)の微笑ましいラブストーリーです。

姫子さんは文治さんの事が大好きで、文治さんに気に入られようと一生懸命に背伸びをするのですが、如何せんまだ12歳なので努力が空回りして思うように行かず、恥じ入る様がとても御可愛らしいですねw

そんな姫子さんを文治さんは、決して自分好みに育てようとか、ましてや手を付けようなどとはせず、暖かく見守って人としての器の大きさを感じさせるイイ男なんですよ。(正直、この口リコンめ!と突っ込みたくもなりますがw)

そんな二人の日常生活や、文治さんの軍人としてのカッコイイ仕事っぷりも楽しめるので、軍服好きや大正ロマンがお好きな方にも是非。

2018年に発売された個人的に面白かった1巻をご紹介。
順番は発売日順です。
【単】は単巻。
【4】は4コマ漫画。

 

 

 

 

・【4】雑な学舎

 

 

 

 

 

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ダニー・トレホ!!!!(挨拶)

 

 

作者の趣味であろう、B級ハリウッド映画と洋楽(プログレ)の雑学を主なネタにして、
共学化されたばかりの女子高の泡沫文化部のよせ集め所帯「雑部」の活動を描いた
4コマ漫画です。
活動と言っても、まぁただ遊んでるだけなんすけどねw
ハリウッド映画や洋楽を少し知ってたので楽しめたけど、知らない人にはどうなんでしょ?
中でも、某プログレバンドが元ネタの「岸 絵真」「暮句麗子」「軽浜 愛」が
作ったバンドのその強引なネーミングが記憶にこびりついて離れません。
あと、読後は無性に映画「デモリションマン」を見たくなりますよ?

 

 

 

 

・金剛寺さんは面倒臭い

 

 

 

 

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地獄と物理的に繋がった世界で、四角四面で堅物の女子高生「金剛寺金剛」が
後輩である鬼「樺山プリン」と恋に落ちるファンタジーラブコメです。
ラブコメなのにナレーションがシグルイ(山口貴由:著)風味という
アンバランスさが良いですねw
純真な樺山くんの感情にストレートな行動に翻弄されて
マジメな金剛さんはマジメに考えすぎて更に加速した行動に走るのも面白い。
地獄という設定もお飾りではなく、なにか壮大な伏線となっていそうな雰囲気なので
これからの期待は大きいですねー。
なんのかの言いつつも、不愛想な女の子が見せる笑顔はそれだけで価値があるという事ですw

 

 

 

 

 

・なんしょんなら!!お義兄さん

 

 

 

 

 

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新婚のプロ野球選手と、その新居の入り浸るこれまたプロ野球選手の義兄とのコメディです。
自分の家での傍若無人な義兄の行動に、嫁の兄という事で強くも出れずモヤっとする所に
社会の縮図を見て共感をするというかなんというかw
そうは言っても同じ職業のある意味同僚なんで、試合でめった打ちを食らったお義兄さんに
同情したりなんかして、複雑な関係を醸しだしているのが面白いです。
最初は、三島先生の初連載「高校球児ザワさん」のスピンオフなのかと思ってたけど、
純粋な続編だったんですね。
お義兄さんの都沢って名前でもしかしてって思ったけど、お義兄さん性格が変わったのと
ザワさんが髪を伸ばして染めてたんで、違う世界線なのかと思いましたよ。

 

 

 

 

 

・先輩がうざい後輩の話

 

 

 

 

 

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見た目小学生女子の社会人「五十嵐双葉」と、ガサツで朴念仁な頼れる先輩「武田晴海」の
ショートラブコメです。
面倒見の良い武田先輩の包容力と屈託のない言動に、双葉が照れ隠しに過剰な反応を
示す様がカワイイ。
要はツンデレサイコーってこってすw

 

 

 

 

 

・【4】見上げればいつも妹が。

 

 

 

 

 

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女子高生の義妹「小宮 遥」の方が社会人の兄「小宮ツブテ」より(いろいろ)大きい
凸凹コンビのファミリー4コマなんだけど、兄の見た目が中学生ってのは新しいかも?
遥のツブテを見る目線が完全に小さい弟に対するものなので、
度を過ぎた遥のツブテへの可愛がりに対して、兄としての威厳を見せつけようとするも、
どうみても背伸びをした子供の悪あがきにしか見えないのが楽しいw
また、遥も(いろいろ)大きな体に見合った母性の持ち主なので、ツブテ可愛さにしてしまう
その行動にはほっこり癒されますなw

 

 

 

 

 

・宇崎ちゃんは遊びたい!

 

 

 

 

 

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大学生のボッチ系主人公「桜井真一」にウザ絡みしてくるワンコ系後輩女子
「宇崎 花」とのコメディです。
桜井君のボッチ癖を勝手に心配してなにかと絡んで来る宇崎ちゃんなのですが、
そのテンションの高さと空気の読めなさに振り回される桜井君が楽しいっすねw
頼みもしないのに絡んでくれる女の子がいるというその状況がうらやましい!
しかも可愛くてSUGOI‐DEKAIとか!
二人がふとした瞬間に男女を意識した時の感情の高ぶりに、
読んでる方も高ぶらざるを得ないw

 

 

 

 

 

・寄生獣リパーシ

 

 

 

 

 

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名作「寄生獣」のスピンオフを、あの熱血女子格闘技漫画「鉄風」の太田モアレ先生が描く
っていうんで相当ビックリしたんですけれど、期待に違わぬ出来ですわ。
寄生獣のキャラクターである市長「広川」に息子が居たという設定で、
寄生獣の本筋のドラマの裏側でその息子がどのように関わってくるのか―――。
まー、1巻を読む限りではまだまだ序盤なんで期待でしかないんですけれど、
鉄風で魅せてくれた試合での張り詰めた空気感は、寄生獣のサスペンスドラマに
とてもマッチしていますし、寄生獣で出てきた重要なキャラクターも出てくるようなので、
もう楽しみでしかないっすわ。

 

 

 

 

 

・プニプニとサラサラ ~あるいは模型部屋の少年と少女における表面張力と毛細管現象~

 

 

 

 

 

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無趣味の高校生「更科匠海(たくみ)」とプラモデルが趣味の女子高生モデル
「藤 文夏(ふみか)」が、プラモデルのレクチャーを通して親交を深めていく
ラブコメです。
ネタのほとんどがプラモデルの作り方なんで、興味やプラモを作った経験の
無い人にはお勧めできませんが、塩野干支郎次先生の女性キャラがとても可愛いので、
ラブコメがお好きなら全然大丈夫なのではないかと思われます。
文夏ちゃんの放つ「ぺほっ」という威力のラリアットが可愛いw

 

 

 

 

 

・はしっこアンサンブル ~端本工業高校合唱部~

 

 

 

 

 

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男子生徒が9割を占める工業高校で、自分の声にコンプレックスを持つ引っ込み思案の
生徒「藤吉 晃(あきら)」が、正反対のキャラを持つ「木村 仁(じん)」とともに
合唱部の創設を目指す青春群像劇です。
「げんしけん」でお馴染み、木尾士目先生のアフタヌーンでの新連載ですね。
げんしけんの後に何をやるのかと思って注目してた方も多いと思われますが、
正直に言って自分は合唱というジャンルに興味が無かったので、今回は単行本の購読は
スルーしようと思っていたんです。
しかし、げんしけんでもそうでしたけどキャラが増えて来るにつれ、絶妙なバランス感覚の
キャラ配置により交わされるリズミカルな会話の楽しさが増してきて、今ではすっかり
この作品がお気に入りです。
特にミステリアスな不良キャラ「折原くん」が気になりますね。
今後、彼が打ち解けてデレが炸裂した時のインパクトは計り知れないと思ってますw

 

 

 

 

 

・サトラレ ~嘘つきたちの憂鬱~

 

 

 

 

 

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佐藤マコト先生の描いた名作「サトラレ」を元に、伊藤優子先生が新たなサトラレを
描いております。
実写映画にもなった事もあるのでご存知の方もいらっしゃると思いますが、
サトラレというのは自分の思考が全て他人に伝わってしまう病気を持つ人物の事で、
サトラレは例外なく様々なジャンルの天才であるが故に、国が保護の対象として
サトラレに自分がサトラレであるという事を知らせる、もしくは気付かせる行動を
法律で禁じている―――という設定です。
今度の新たなお話は、主にサトラレ本人(女子高生)よりもサトラレの友人として
直接警護するサトラレ対策委員に焦点を当てたストーリーに見えますね。
サトラレに友人として接していても、サトラレの思いには答えたくても答えられず、
嘘をつき続けなければならない葛藤が深いドラマを産んでおります。
ですがシリアス一辺倒という訳でもなく、サトラレ(女子高生)が趣味の官能小説を
読むというご褒美・・・じゃなくてクラスメイトには拷問のような笑えるシーンも
あったりして、いい感じにメリハリのある作品に仕上がってますよ。

 

 

 

 

 

・あせとせっけん

 

 

 

 

 

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エッロ!

 

 

汗っかきな体質がコンプレックスの内気な化粧品会社OL「八重島麻子」と、
その体臭に惹かれた同じ会社の商品開発部に所属する「名取香太郎」の
ラブストーリーです。
女性の体臭を嗅ぐというフェティシズムな行為もさることながら、
内気な女性が体臭を嗅がれて恥ずかしがる様がたまりませんなw
あと、ヒロインである麻子のキャラが地味でメガネっ子で巨乳なのが壺なんですw

 

 

 

 

 

・【単】33歳独身女騎士隊長。

 

 

 

 

 

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人員不足、長時間拘束、不規則なスケジュール等々ストレスフルな職場である
王女護衛隊の女隊長を主人公にした下ネタショートコメディです。
女性だけで構成される王女警護隊の隊長(処女)は、日夜僅かなプライベートで
ストレスを解消するべく愛刀の束を彼氏として王女の警護に励んでいるのである!
これだけでもひどい内容なのが想像に難くないと思いますが(誉め言葉)、
読んでみるとエロさは微塵も感じさせませんね。
メインキャラである隊長と副長が揃って未経験なんで、なんというか
男子高の体育会系の部室での童貞同士のエロばなを見ているかのようなノリですわw

 

 

 

 

 

・異世界おじさん

 

 

 

 

 

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いわゆる異世界もののコメディなんだけど、異世界から帰って来た叔父さんの漫画です。
この手の作品て、異世界に行ったキャラがチヤホヤされれつつ話が進んでいくのが
多いかと思うんですが、異世界での叔父さんはその容姿から迫害を受けてたのが
目新しいですねw
そんな異世界暮らしの中でも、叔父さんにまとわりついていた異世界人美少女(ツンデレ)が
やたらカワイイw
男キャラと比べて美少女キャラへの力の入れ具合が半端ないっすわw
ツンデレの概念が一般的になる以前に異世界に召喚された恋愛経験など無い孤独な
ゲーマー(セガ信者)が、異世界での恋愛フラグをバキバキ踏み倒して行く様が
とても楽しいですw

 

2017年に発売された個人的に面白かった1巻をご紹介。
順番は発売日順です。
【単】は単巻。
【4】は4コマ漫画。

 

 

 

 

・衛宮さんちの今日のごはん

 

 

 

 

 

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いまさらfateに関して説明は要らないと思いますので割愛させて頂きます。
そのfateの世界から殺伐とした聖杯戦争を取り除き、
マスターとサーバントたちが仲良くごはんを食べるだけの微笑ましいfateです。
作者であるTAa(ター)先生のとても可愛らしい絵柄とのマッチングが素晴らしい。
単なる若奥様と化したキャスターさんや、
梅干しを食べて酸っぱい顔のライダーさんがお気に入りです。

 

 

 

 

 

・人形の国

 

 

 

 

 

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作者である二瓶勉先生は「BLAME!」や「シドニアの騎士」など
映像化されたものでご存知の方も多いと思いますが、
その二瓶先生の新作です。
BLAME!から続く「ヘイグス粒子」というエネルギー源、「エナ」という構造物質、
「重力子放射線射出装置」などのギミックを使った一連のシリーズ物と言えるかもしれません。
今回はエナを使って様々な能力を使う鎧を纏ったを戦士たちの戦いを描いたバトルものになってます。
語弊があるかもしれませんが、二瓶先生の作品はだんだんと
一般受けしやすく進化しているように思えますね。
初期のハードなSFが好きな方も多いと思われますが、
自分はこういうユーモアも交えた作風が好きですね。
ロボットが尻から出した食品とかサイコーです。

 

 

 

 

 

・【単】正しいスカートの使い方

 

 

 

 

 

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三年連続しての掲載となる位置原光Z先生の作品です。
いつもの下ネタギャグの短編集でありますが、
よくもまあこれだけ下ネタだけでギャグを作れるものだと感心しますよw
相変わらず健全な下ネタギャグばかりなので万人にお勧めできます。(できません)

 

 

 

 

 

・【4】マリアンといっしょ!

 

 

 

 

 

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ツイッターで「ツイ4」というアカウントで連載されていた4コマ漫画です。
ツイッターで漫画が連載されているとか知らなかったけど、
意外と面白い作品が多いのでオススメです。
で、この作品はその中の一つなんですが、一人暮らしの強面の不良少年「大我(オーガ)」と、
そこに転がり込んできたフランス生まれの女の子「マリアン」の4コマ漫画です。
大我とその仲間たちがマリアンを中心にして、家族や恋のあれやこれやを愉快に描いております。
更に、大我の不良でありながらも、マリアンの保護者としての意識の高さが
読んでてほっこりさせられますな。
マリアンもある理由から親と離れて暮らしながらも、
明るくオマセでとても良い子なのがそれに拍車をかけるというか。
残念なことに既に2巻で完結しておりますが、冒頭の伏線の回収が素晴らしいと思いました。

 

 

 

 

 

・【4】サトコとナダ

 

 

 

 

 

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これもツイ4で連載している漫画です。
アメリカを舞台に日本人の留学生「サトコ」と、サウジアラビアからの留学生「ナダ」の
ルームシェアでの学生生活を描いております。
ムスリム(イスラム教信者)の女性のベールの下って想像もつかなかったんですけど、
中はファッションやスイーツが大好きな普通の女の子だったんですね。
昨今、イスラムに対する印象があまり良くないニュースが続いておりますが、
こういう異文化を楽しめる漫画はとても好きです。

 

 

 

 

 

・イサック

 

 

 

 

 

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西暦1602年、関ケ原の戦いの後、神聖ローマ帝国に渡った侍狙撃手の仇討ちを描いた漫画です。
まだ長大な物語のほんの触りの部分だけですが、
絶望的な負け戦に現れた傭兵「イサック」という日本人の狙撃手の凄みを感じさせる
語り口と説得力あふれる精密な画力が良いですね。
原作者は「勇午」など海外を扱った題材を得意とする真刈信二先生、
作画は「死がふたりを分かつまで」のDOUBLE―S先生(こちらは未読)です。

 

 

 

 

 

・ヨツコト

 

 

 

 

 

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「50日を過ぎても私が戻らないときは6人の友人を訪ねてくれ」という師匠のことづてに従って、
魔法使い(ヨツキ)と冒険者(コトワリ)が師匠を探して旅をするファンタジーです。
帯のコピーの「ぶらりファンタジー珍道中」はなかなか的を射た良いコピーだと思いますねw
今のところモンスターや強敵と戦う訳でもなく、突然いなくなった師匠の手掛かりを得るべく、
一癖ある師匠の友人たちを尋ねてゆるーく旅をしております。
が、師匠の失踪の理由とか、世界に5人しかいないマスタークラス冒険者コトワリさんの出自、
まだまだ未熟なヨツキの成長など、気にかかる点もいくつかあるんでこれからが楽しみですね。
原作の双見酔先生のファンで、その先生が初原作を担当するということで
連載を読まずに単行本を買ったので一抹の不安はありしたが、
ストレートで切れ味の鋭いツッコミのセリフや、どこか寂しさを感じさせるキャラクターなど、
かなり双見テイストを尊重した良い仕上がりになっているのではないかと。
作画の曽根ねこ先生の絵も双見先生の絵柄によく似た繊細でかわいらしい絵なので、
双見先生の作品をそのまま読んでいるかのような気分ですよ。

 

 

 

 

 

・貧民、聖櫃、大富豪

 

 

 

 

 

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巨大なと富と願いを叶える力を持つ聖櫃(アーク)を巡って、
7人のプレイヤーが過去の英雄を使役して戦うファンタジーバトルです。
これ、出すのに相当勇気が必要だったろうなぁ。
だって、まんまF〇teですもんね?
違うと言えば英雄たちの使役やダメージ回復に金が必用になってて、
経済力がバトルそのものを左右する重要なファクターになってる所ですかね?
あまり裕福ではない主人公がいかに金を得るかというマネーゲーム的な一面もあるんでしょう。
高橋先生の上手いキャラ立ても相まってF〇teに負けない魅力を感じます。

 

 

 

 

 

・ブルーピリオド

 

 

 

 

 

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この漫画は、美術大学でもその最難関である東京藝術大学への
現役合格を目指す男子高校生の漫画です。
導入はよくある感じで、将来の目的も特に無く周囲に流されて要領よく生きてた男の子が、
美術に目覚めて美大を目指すが裕福でない家庭のために金の掛からない国公立を志望するけど、
芸術系の国公立校は最難関の東京藝術大学しかないのでそこを目指す。
・・・って書いててかなり安直な話に思えてきたw
受験という漫画のジャンルはある程度確率されていると思うのですが、
その受験の中でも芸術系のものはほとんど無かったように思います。
一般的にはあまり知られてない美大受験の内側や、美術テクニックにとても興味をそそられるので、
主人公がどうやって成長して行くのか楽しみです。

 

2016年に発売された個人的に面白かった1巻をご紹介。
順番は発売日順です。
【単】は単巻。
【4】は4コマ漫画。
アマゾンに試し読みがあるんで気になった方はそちらをどーぞ。

 

 

 

 

・将棋の渡辺くん

 

 

 

 

 

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正確には一昨年発売になってたんですが、
その時は表紙の絵柄から「子供向けのギャグ漫画だろう」
と、高をくくってスルーしてました。
しかし、書評でエッセイ漫画と知って購入したら、実に面白い。
棋士という特殊な職業の日常を知ることができるのもそうなんですが、
主人公の渡辺くん(渡邉明・二冠/2016年12月現在)がとても面白くもあり可愛くもあるんです。
少年時代から将棋一筋に生きてきたせいなのか、ご本人のキャラクターなのかは判りませんが、
かなり大雑把に言うと将棋以外何も出来ない少年がそのまま大人になったような御人なんですな。
マンガ好きでぬいぐるみ好きの変わり者、将棋指しの渡辺くんの日常に興味が湧いたなら是非。

 

 

 

 

・ダンス・ダンス・ダンスール

 

 

 

 

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バレエ漫画です。
バレエに憧れつつも、
思春期の男らしさへのこだわりからバレエに関わることを躊躇していた少年が、
自己の適正を見出され成長していくお話です。
バレエ漫画といえば自分的には「昴」と比較してしまうのですが、
昴よりバレエの技術的な部分を解説してくれるので、
そういう好奇心をよりくすぐられてしまいます。
もちろん、ダンスシーンでの読者の感情に訴える力は昴に勝るとも劣らないものがあると思いますね。

 

 

 

 

・魔法少女なんてもういいですから。

 

 

 

 

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アニメ化された事でご存知の方も多いでしょうか。
設定的には某まどかマギカを彷彿とさせますね。
マスコットキャラクターから魔法少女に勧誘されて魔法少女になりはしますが、
既に敵は倒してしまった後で特に戦いもせず、
魔法少女の能力を持て余して女の子同士キャッキャウフフするコメディです。
双見先生のコメディ独特の切れの鋭いツッコミがとても良いですね。

 

 

 

 

・銀河英雄伝説

 

 

 

 

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もう説明不要の名作でしょう。
今回、作画を「封神演義」で有名な藤崎竜先生を起用しリブートしております。
最初、同盟の軍服を見たときはかなり不安を覚えたのですが、もう慣れましたね。
原作で触れられてなかった部分を保管しつつ再構成されており、
なおかつ戦記物の堅苦しさをかなり和らげてあるので、
これまでのファンの人も初めての人も楽しめるものになっていると思います。

 

 

 

 

・ピーチボーイリバーサイド

 

 

 

 

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来期アニメ化される「小林さんちのメイドラゴン」の作者、
クール教信者先生が自身のHPで公開していた漫画を原作にして、
ヨハネ先生が作画を担当したものです。
昔話の桃太郎を下敷にしたファンタジーバトルものです。
桃太郎が鬼を倒す、という一点だけが共通点で他は全く別物ですね。
桃太郎の鬼を倒す動機が正義ではなく破壊衝動から来るものだったりと、
なかなかダークな展開をみせつつ人間対魔物の種族間対立なども折り込んでて、
今後の骨太なストーリーを期待させてくれます。

 

 

 

 

・双子の帝國

 

 

 

 

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「ぼくらの」や「なるたる」などの作者、鬼頭莫宏先生の新作です。
空を飛ぶ戦艦に必要な「空釜」という物を巡って国同士が争う世界で、
少女に掛けられた触れた者が死んでしまう呪いを解くために旅をする少年の物語です。
鬼頭先生の独特な世界観やデザインは相変わらずとても魅力的ですね。
作中の空を飛ぶ戦艦は打ち切り?になった「終わりと始まりのマイルス」にも出て来ますが、
設定を受け継いでいたりするのでしょうか?

 

 

 

 

・【4】おしかけツインテール

 

 

 

 

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金だけは持ってる引きこもりの男のとこに間借りしに来た母娘との日常コメディです。
何も出来ない男と家事万能なJKの組み合わせは、
大人と子供の立場を逆転させる面白さがありますね。
逆に、貧乏性の女の子が金の力で解決しようとする男に言い包められたりと、
更に立場が入れ替わる楽しさもあります。
キャラもカワイイ、百合要素もあり、大人の女性はムチムチ、と色々オトクな漫画です。

 

 

 

 

・微熱空間

 

 

 

 

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「ひだまりスケッチ」の蒼樹うめ先生の作品です。
親同士の再婚で同い年の高校生の男女が同居というお馴染みの設定であります。
僅かに女の子の方が誕生日が先ということでお姉ちゃんぶろうとしますが、
まだまだ日が浅くお互いギクシャクしてる感じにキュンと来ますね。
また、うめ先生お得意の百合要素もありますので、これまでのファンも納得の一品かと。
しかし、うめ先生のこういう頭身の高いキャラもとてもカワイくて良いですね。
所々でいつものエクレア頭のデフォルメキャラがいいアクセントになっております。

 

 

 

 

・発症区

 

 

 

 

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能力バトル漫画です。
ネタバレをさけつつあらすじを説明しますと、
ある日、突然の発熱の後に物体を触れずに動かす能力が身に付いた主人公の男が、
訳も分からぬまま犯罪に巻き込まれて国家レベルの陰謀に飲み込まれて行き、
様々な能力者との対決を強いられて行く、という感じでしょうか。
バトルの内容はジョジョのバトルシーンとよく似ていますね。
一癖ある能力をどうやって使うか、という所に面白さがあるというか。
現段階では敵も味方もまだまだ得体の知れない所があって、
その裏に一体何があるのかが気になります。

 

 

 

 

・蛇沢課長のM嬢

 

 

 

 

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この表紙が全てを物語っておりますな。
虐げれば虐げるほど営業成績が上がる上司に翻弄されつつ、
自らの女王様気質を認めたくないOLが主役のコメディです。
今はまだ上司と部下の域を越えてはいませんが、
今後この二人の関係にどういう変化が訪れるのか楽しみです。

 

 

 

 

・青猫について

 

 

 

 

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戦後、間もない日本が舞台の復讐劇です。
親の仇であるひょっとこの入れ墨を入れた男たちを探し、
女学生がヤクザ相手に日本刀を振るって大立ち回り。
人を瞬時に物体へと変える「人斬り青猫」と呼ばれた少女は、
返り血に染まりながらも澄ました表情に僅かな曇りも見せません。
ですが、日常においては世間知らずのお嬢様だったりするので、
恥ずかしがりながらシケモク拾いの手伝いをする姿のギャップがとてもカワイイんですよ。

 

 

 

 

・SEVEN EDGE

 

 

 

 

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アニメ化された「神様ドォルズ」のやまむらはじめ先生の新作です。
そう遠くない未来、大災害に見舞われ隔離された首都圏で、
復興利権を貪る自治政権に反抗する組織を描いたガンアクション漫画です。
あとがきによると、必殺仕事人的な方向の痛快なアクションを目指していくようですが、
1巻では、主人公が自身の危機察知能力の高さを買われ、
組織にスカウトされるまでが描かれております。
しかし、やまむら先生の女性キャラは相変わらず魅力的ですわ。
ネコミミ、ミニスカ、ニーハイ、ガーターベルトで格闘する女とか。
あざとい、あざとすぎる。大好きですこういうの。

 

 

 

 

・レイリ

 

 

 

 

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あの名作「寄生獣」でお馴染み、岩明均先生が原作を担当しております。
戦国時代、長篠の戦で武田軍を破った織田軍の落ち武者狩りにより家族を失い、
武田軍の武将「岡部丹波守」により命を救われた少女「レイリ」の生き様を描いております。
家族を失い、失意の底にあったレイリを突き動かすのは守られて生き永らえた命を誰かを守って散らす事。
剣の腕を鍛え、恩人丹波守を守って死にたがる少女を丹波守は哀れに思い、
手元から放逐し武田家随一の剣士「土屋惣三」に預けることからレイリの運命が決定する。
てな感じですかね。
読んだフィーリングはホント岩明先生の漫画を読んでるような錯覚を起こす程です。
作画そのものも、作画担当の室井大資先生が寄せてるのか元々の画風なのか判りませんが、
時折見せるキャラクターの表情などがとても良く似ていますね。
1、2巻と同時発売だったのですが、あっという間に読み終わり、早く続きが読みたいと切に思います。

 

2015年に発売された個人的に面白かった1巻をご紹介。
単巻作品も含みます。
順番は発売日が早い順です。
【4】は4コマ漫画。
タイトル横のリンクはアマゾンに試し読みのあるページへのリンクです。



・恋は雨上がりのように http://goo.gl/STRNaL

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ファミレスでバイトする女子高生が、冴えない中年バツイチ店長に恋をするお話です。
陸上部に所属していた主人公だけあってそのスタイルの良さに惚れ惚れしてしまいましたw
惜しむらくはもう連載が終了してしまう事でしょうか。
大人である店長が女子高生の一途な恋心をどのように受け止めるのかが楽しみですね。



・ダンジョン飯 http://goo.gl/3s7zMb

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幼少時、RPGをやってた人なら一度は感じた事があるのではないでしょうか?
食料を調達もせずに冒険を続けるキャラクター逹に対しての違和感を。
そんな疑問にお答えする漫画がコチラになりますw
生物は生物を食す事によってその生命を繋いでゆくのですが、
生憎とダンジョンにはモンスターしか生息していない。
なら、モンスターを食べればいいじゃない!という漫画ですw
コレはアレですよ。TV番組に良くあるゲテモノグルメ番組を観る感覚を彷彿とさせます。
見た目のキモい食材を恐る恐る食べる芸人を見て、そのリアクションを楽しむヤツですねw
もちろん、それだけじゃなくてボケとツッコミの掛け合いの楽しさやヒロイン枠のエルフのカワイさもそうですが、
冒険ファンタジーとしての軸もしっかりした良作だと思います。



・こいいじ http://goo.gl/QMX22S

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アラサー女子の悩める恋を描いた漫画です。
惚れた相手が幼なじみで亡くした妻に未練たらたらの子持ちのアラフォー男なんで、
身持ちが固くて攻略出来ずにいる所へ別の気になる男性が~みたいな?
志村貴子さんの作品の特徴でもあるキャラクターたちの深い心理描写が良いですね。
キャラが皆いい人達ばかりなんで、それぞれを慮って強引に行けない優しさも堪りません。
今後は、男女それぞれの第2の恋の選択肢をどうするかが見ものです。



・1518(イチゴーイチハチ) http://goo.gl/OeI4ev

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元は作者の同人誌「バーサスアンダースロー」を焼き直して、商業誌(スピリッツ)で連載してる作品です。
怪我が元で野球を諦めた男子高校生が目標を失ってフワフワしてる所に、
同級生の女の子が生徒会に引っ張り込んで元気づけようとするお話です。
まー青春ですよ、青春w
挫折と出会いと新しい仲間という青春のほろ苦さや甘酸っぱさの全てが詰まってますわw
もちろん女の子のキャラのカワイさは大ヒット作「ガンスリンガー・ガール」で折り紙つきですw



・不思議の国のバード http://goo.gl/OmCHK8

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明治初期の日本を旅した外国人の女性冒険家の旅行記をベースに、
外国人がまだ文明開化の行き届いてない僻地を旅する苦労や江戸の色の濃く残る風俗を、
解りやすく且つ楽しく漫画化がされております。
知らなかったんですけど、この漫画の主人公「イザベラ・バード」さんは実在した女性冒険家だったんですね。
この漫画を読んでて面白いのは、自分の感覚が登場する日本人たちより、
外国人であるはずのバードさんの目線に完全に同化してるんですよね。
日本であるはずなのに、外国を見ているような奇妙な感覚ですわ。
それほどまでに現代日本が西洋化されている事に改めて気付かされて、
なんだか複雑な気持ちも芽生えましたw



・波よ聞いてくれ http://goo.gl/HoMQfR

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この度、木村拓哉主演で映画化される「無限の住人」でお馴染み?沙村広明さんのコメディです。
内容的には、男に騙されて金を持ち逃げされた女の愚痴の面白さに、
一緒に飲んでたラジオのプロデューサーが注目し、
女性に無断でその内容をラジオで流し業界に引っ張りこんでこれからどうなるのかって漫画です。
刹那的かつ自虐的な台詞がポンポン出てくる頭の回転の良い女と
胡散臭さ満点のプロデューサーが組んで何をするのかはまだ見えて来てないんで、
今のところダメ男好きな女のその日暮らしがメインになっているようなw
だけど、そろそろ話が動き出しそうな気配がしてるんで注目したいですね。



・お尻触りたがる人なんなの

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前年のアナーキー・イン・ザ・JKに続いてのご紹介になりますね。
今一番好きなコメディ作家さんです。
基本的にエロコメのショートショートなんですがw
しかし安心して下さい、入浴シーンとかパンチラとかは相変わらず皆無で、
下ネタトークのみの健全な漫画ですw
中でもこの作者さんを知る切っ掛けとなった、
タイトルは失念しましたが「○まん○」を見て飯をくう男の話が大好きですねw
あのバカバカしさとエロスの混沌(カオス)な話は一度読んだら忘れられませんw



・【4】中原くんの過保護な妹 http://goo.gl/Xw3gk4

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これまで、妹というのは庇護されるべきか弱き存在であった・・・はず。
しかし、ここに庇護する側であるお母さん属性を備えた妹が爆誕したのですw
お母さんと妹という、2つの相反する属性を満たすことのできるお得な漫画ですw



・【4】トラロッコ

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レトロな家庭用ゲーム機(トラロッコ)が長年大事にされたことで魂が宿り、
女人型に变化し(現在の)持ち主の男子大学生と同居しに押し掛けて来た設定です。
人型に変化したとは言えゲーム機としての機能はそのまま残っており、
自分を使ってゲームをして欲しいというのが存在理由なので、
古くてつまらんゲームを勝手に改変したり、新しいゲーム機を敵視したりと、
色々めんどくさい性格なのがこの漫画の面白さの肝でもありますなw




・ごちそうは黄昏の帰り道

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この作家さんは正直、万人受けするとは思いませんが、とにかく好きなんでご紹介したいw
婚約を破棄して親に借金して慰謝料を支払った主人公が勘当されて、
一人暮らしを始めた先のアパートの管理人が婚約を破棄された経験を持つサラリーマンだったという始まり。
立場は違えど婚約破棄という共通点で繋がる二人の関係の変化が楽しみです。
この作者さんの心理描写がホントきめ細やかで文章よりも画面で語るんですよ。
コマの間だったり微妙な表情だったりね。
なんで無駄な台詞が少なく、コマ割りも奇をてらわずとても読みやすいんです。
作品のテーマも総じて「生きてりゃそんな事もあるよね」みたいな?
身近な人間関係に疲れた時に読むとスッと楽になる気がしますw
しかしながら、寡作な作家さんなのでなかなか新作が読めないのがもどかしいですねw



・ソマリと森の神様

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人間が人外との争いに敗れ淘汰されつつある世界を、
ゴーレムが自分をお父さんと呼び懐いてきた人間の子供の親を探す旅をする漫画です。
1巻は、様々な人外の紹介や、この世界で人間が生きていく危うさ、
この旅には時間的制限が存在するという設定の説明だけなんで、
「ソマリちゃんカワイイ」が今のところの正直な感想ではありますw
が、しかし、緻密な書き込みや、ゴーレムやソマリ自身の謎、ゴーレムと人間の親子の絆の行方など、
これからの期待を大にして続刊を待ちたい作品ですね。



・フルチャージ!!家電ちゃん http://goo.gl/Pz4GlX

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一人暮らしを始める大学生が通販で洗濯機を購入したはずが、
手違いで届いたのは自らを汎用家電と称するロボットだった。
てのが始まりなんですが、汎用てのは何でもできるけど性能的に中途半端なんすよねw
このロポットもご多分に漏れず様々な役立たずっぷりを発揮してドタバタギャグを繰り広げてくれるんですが、
その突き抜けっぷりが凄く面白いんですw
洗濯機に負けまいとしてポンコツロボットのような洗濯専用ボディに換装して来たり、
真夏日に冷却と称して様々な見た目に難のあるアタッチメントを試したりと、
正統派なギャグ漫画をなんか久々に堪能した気がしましたw



・転生したらスライムだった件 http://goo.gl/fxWM6m

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まおゆう外伝~まどろみの女魔法使い~ と同じ漫画家さんですね。
あらすじとしては、現代で会社員をしていた主人公が事故で死に、
気がついたらファンタジー世界でスライムに転生してしいた、ってタイトルのまんまですなw
その転生したスライムの体はあらゆる物質を取り込むことが出来、
なおかつ取り込んだ生物の外見や特技を模倣し、
膨大な知識を持つサポートを頭脳に仕込んだチート的な能力を持つ体を駆使しつつ、
放り出されたファンタジー世界を旅していく話です。
スライムに転生したとはいえ中身は現代のサラリーマンなんで、
ファンタジー世界に放り出されて右も左も分からない所からのスタートは、
いい感じに主人公と読者の一体感が得られる上手い掴みの手法ですね。
ファンタジー世界の作りこみも「まおゆう」並に広がりを感じさせてくれそうですし、
冒頭で張られた伏線も気になりますし、今後に期待のできる作品ではないでしょうか?
って、既に大ヒットの原作なんだからそらそうかw