インキュベーター社長日記 | インターウォーズ株式会社 吉井信隆のブログ -60ページ目

第119回 「いま ここ」

 「464,280」この数字は、これまで私が生きてきた時間だ。


 人生は、いま、ここ、この瞬間、目の前で起きていることの連続にある。


 いま、目の前に素晴らしいシーンや、チャンスがあるが、先々への願望に意識が行き過ぎていると、今を見失い、意識がここにない人生の連続になってしまう。


 以前、新潟の佐渡を訪ねた際、目の前にこれまで見たことがないほどの美しい夕日が展開されていた。あまりにも美しい夕日が創り出す景観に心奪われ、太陽が沈むまで眺めていたことがある。

 世界でも有数の夕日の景観が観れるスポットであるペナン島に行った当日、目の前で素晴らしい壮大な夕日が展開されていたが、明日も観れと思って出かけなかった。

その後、2日間雨が降り夕日を見ることはできなかった。


 ビジネス世界で、一つの頂点を極めた人達は、その場で即断即決し、行動する人たちが多い。


 以前、日本マクドナルドの創業者の藤田さんに、賑わっているうどん店の話をした際、「これから、そこに連れてってくれ」と、ベンツに乗ってパスタを食べに行き、その後、その企業に面談をしたことがあった。


 特に、大手企業のトップになればなるほど「いま、ここ」決断し、結論を延ばすことをしない。


経営は、瞬間のいま、ここの決断と実行の連続だ。


 自分が望んでいる人生の価値や目標を、ふだんからはっきりしておかないと、目の前にチャンスが来ても決断できなく、その機会を逃してしまう。


 「いま、ここ」の決断が、今を生きる連続となり、人生を切り開いて行く。





吉井信隆のブログ-サイン

山下清

雨の降る日曜、上野の森美術館で、日本のゴッホといわれた「山下清」展を観てきた。
 以前から、素朴で力強い独特の画風は、いったいどうして、生まれたのか?気になっていた画家だ。


「裸の大将」「放浪画家」といわれ映画になった山下清は、幼少の頃、患った高熱で、知的障害を受け、内面の自己の世界に入り、「貼り絵」で独自の画風を創造し、「長岡の花火」に代表される多くの素晴らしい作品を残している。
 一つのことを追い求めた山下清の生涯は、彼の大好きな花火のような輝きを放した生き方を、示唆してくれた。


吉井信隆のブログ-山下清

月島もんじゃ

過日、当社のキックオフの打ち上げで、メンバー全員と、月島もんじゃに行った。
 もんじゃストリートの両サイドにもんじゃ屋さんが、70数軒それぞれ個性豊かな店構えで、競い合い、午後二時頃にも関らず賑わっていた。


 「昔、もんじゃは、下町千住の駄菓子屋の奥の鉄板が置いてあって、おばぁちゃんが焼いてくれ、子供がおやつとして食べていたんじゃ!月島より多かったかもしれんね~」と、我が家で子供が小さい頃、よく行った千住の今井のおばぁちゃんから、聞いたことがある。


 何故、月島だけが、千住のもんじゃ屋さんの2倍以上も高い値段で、多くのもんじゃ屋さんが残り成り立っているのか、不思議に思え、月島ストリートで踊りを見ていた老人に聞いてみた。
 「千住の駄菓子屋は、町の再開発でなくなったけど、交通不便な月島では、古い町並みと住民が残り、子供の食べていた駄菓子が、ビールに合う大人の食べ物になっただよ。 今から、30年程前、大人相手のもんじゃ屋が10軒くらいあってね、競争し合っててね、味付けやいろんなトッピングして、値段が高くなり、テレビや雑誌に取り上げられ、 今じゃ、日本全国どころか、海外からも、お客さんが来てくれるんじゃよ。」 と、教えてくれた。 
 「月島もんじゃ」は、街を興したエネルギーと、新しい味があった!


吉井信隆のブログ-月島もんじゃ

第118回 「プロフェッショナル」

「プロフェッショナル」という言葉が、いたるところで使われている。


どうも核心から離れている様に感じる。


企業間において、その道の経験や知識豊富な、何でも知っている「スペシャリストな人」を、「プロ」と呼んでいることがある。


スペシャリストとプロフェッショナルは、似て非なるポジションだ。


スペシャリストとは、与えられた環境には適応でき、定められたやり方であれば仕事を完璧にこなす人をいう。


過日、浅草のそば屋の4代目になる女将が、


「3代のれんを守れば本物といわれるじゃない。

のれんを守るには、時代に対する適応力がないようじゃ、商売なんか絶対に続かないのよ!

うちは、もともとお菓子屋だったのよ。

真面目に頑張ってやってますじゃ、駄目になっちゃうのよ。

いつも、アンテナ高く張って、情報キャッチして、のれんをイノベーションしてなきゃいけないわけよ!」と、いう話を聞いた。


浅草でのそば屋を意識しながら、一人ひとりのお客様に質の高いサービスを提供し続け、店を変革している下町の女将の姿に、プロフェッショナルを見る思いがした。


私はこれまで、ジェネラリストでも、資格を持ったアマチュアでもなく、スペシャリストでもない、多くのプロフェッショナルを感じる人たちと共に仕事をし、彼等の考え方やスタンスに触れてきた。


彼らが語る言葉に共通項は、会話で使うボキャブラリーが、通常の人達と違う。


彼等が、一日に話すことをすべて書き留めたら、通常の会社で働いているメンバーとは、まったく違う内容になる。


彼等の話す言葉には、特有のリズムがあり、人を励まし、相手の可能性を広げ、思いやりや感謝の言葉がいっぱい詰まっている。


否定的なことや、人の悪口や、ネガティブなことを口にすることはなく、希望的な豊かな未来に向けての内容の会話が多い。


そして、何よりも、「顧客との約束を守る」ことに関し、どんなことをしても問題解決するといった内容の話をよくする。


プロフェッショナルな人達は、環境が変わっても、変化の本質を読み取り、状況を見極めながら、顧客との約束を守り、対価を得て、人や組織を正しい方向へインテグレート(合成する)し、筋を通す要件を持っている。





吉井信隆のブログ-サイン

フラガール

子供の頃、初めて福島の常磐ハワイアンセンターで観たフラダンスは、忘れられない思い出だ。
過日、以前から気になっていた常磐ハワイアンセンター誕生の実話映画、「フラガール」を、観た。
昭和40年、石炭から石油へのエネルギーが、シフトされる時代が舞台となった、全体がレトロな色彩で、ストーリーが展開される。
 常磐炭鉱が閉鎖され、新たな新規事業として、ハワイをコンセプトに、街を再生してゆこうとする地域に生きる人々の葛藤や対立、そこで変化して希望を持たなければ食っていけない人々の姿に、始めから最後まで感動して涙が止まらなかった。


吉井信隆のブログ-フラガール