インキュベーター社長日記 | インターウォーズ株式会社 吉井信隆のブログ -41ページ目

「本との対話」

私は、本を読む時その本を書いた方と、対話する感覚で読んでいます。本を読む行為を、「勉強」で終わるのが、勿体ないと思うからです。「あっ、なるほど!そんな考え方があるんですね!!」と、聴き、実践につなげるようにしています。常に自分と、作者との対話をしながら読むと、多くの収穫をもたらしてくれます。

最近、改めて、ピーター・F・ドラッカーの本読んでいますが、ハウツウはありませんが、仕事の本質、そして人間の本質や経営の考え方やスタンスは、大変示唆に富んでいて参考になります。自分の会社で、どう実行できることなのか、明日からの施策に置き換えて会話して読むので、私の読んだ本は、マーカーや自らの意見が書かれて、汚くなりとても人に渡せる状態でなくなってしまいます。

また、難しい本ほど、何故か風呂に入りながら読むと頭に入るので、本がぼろぼろになってしまいます。

その本に何が書いてあったより、自らが作者や内容とどんな対話をしたかの方が楽しいし、身になるように思います。

そして、そこから生まれた自分の意見を、周りの皆さんと話してゆくと自然と自分の考えや、判断軸になっていくことに繋がっていくものだと思っています。

「本質に、感動!」

過日、村上龍さんの番組を観ていて、感動した!! 山梨の町工場で、「エーワン精密」という会社が、創業以来39年間の経常利益率は、なんと40%出しているという。一代で築き上げた梅原社長は、いかにも中小の親父さんというイメージの方だった。

梅原さんは、「適正価格を守り、利益を上げている要因は、“短納期”だからです。他社が、1週間かかるのに対し、わが社では、受けた仕事の7割はその日のうちに発送してます。「良い品を、適正な価格で、早く」が基本。「良い品」なのは当たり前、「安く」では利益を取れないので適正価格で、「早く」で差別化を図り、様々な施策を打っています。 そして、社員は自分の子供であり、終身雇用は当たり前です。社員の9割が一戸建て住宅を所有し、定年までにローンが払い終わる給料を考え実行しています。やる気は、安心して働ける環境があって初めて湧き出るものだと思います」と「本質」を語っておられた
 
「本質」は、余計なものを削ぎ落とし、裸にしていかない限り、見えてこない。

愚直に、突き詰めていくと「本物だけが持つ微妙な差異がわかることがある。きっと、それが「創造力」で、あり、「強み」になるのだと思った!!

「パートナー組織」

私は、会社を創業する時、強制的なマネージメント組織でなく、メンバーはパートナーである組織でありたいと考え今日に至っています。たとえ短期のアルバイトの人でもそういった存在でいることが大切だと考えてきました。組織人として、歩んだ18年間の経験から、人が成長する機会や気付きを与えることはできても、人が人を育てることは難しいと思うからです。理念・ビジョンを形にしてゆくには、一人で全てこなすことは出来ません。だから、特に、私たちの様な知識を対価にするビジネスや人材ビジネスは、共感・共振しあうパートナー組織だと考えました。

パートナーの条件は、「経営的視点を持って、主体的に仕事ができ、風土整合性が合う」ことだと思っています。地位や立場に関係なく、一人ひとりが「自分が経営者だったら、どう判断するか」を考えて仕事に取り組むプロチームができたら最強の軍団になると考えました。自分で考えて自分でやるから、やる気が出て、その人の能力を発揮し成果が出るものだと思います。指示通り動く人範囲内のことしかできないとしたら、能力など発揮できないしその人は成長しないと思うに至りました。

よく私は、これどう思う?どうしたらいい?とメンバーに聞きます。「この仕事をこうやって欲しい」という指示は出さなくても、方向とルールを守って、動くチーム組織にしてゆきたいと思っています。

「このような考え方をもって欲しい」「こういう会社にしたい」ということは様々な場面で、会議や朝礼で事あるごとに言うようにしています。

なぜならばパートナーには、理念やビジョンを共有し、戦う同士として、共に幸せになりたいからです。








何のために仕事をするのか

「仕事は、『何のために仕事をするのか』という “目的・使命”を明確にすると、自分の心が安心して仕事に取り組める」と、何度か社内外の人に話してきました。


私は、会社勤めを18年間しました。


30代の頃、働く意義や、使命などは考えて仕事はしていませんでした。


営業数字が上がっていても、心には何かザワザワした日々を送っていました。


納得感を持って仕事をしたいと考え、雇用を創る理念で、インターウォーズを16年前に設立するに至りました。


使命感は、心に安らぎを与えてくれます。


いい仕事をした際に「ありがとう」の言葉を頂いた時、幸福を感じるものです。


こういった積み重ねを頂いたからこそ、“仕事”に生きがいと自信とブランドが出来上がってきたのだと思います。


会社内に、ありがとうの言葉を集めた感謝ボードを作ったのは、そんな思いからです。



“仕事”とは、事に仕える”ことであり、働くとは、傍を楽にすることだと。


“事”とは、“言”と同源だと。


自分に与えられた使命を果たせという、メッセージに仕えることが、“仕事”なのだと思います。


「坐志」

坐志とは、インキュベーション事業を志してから、これまで、ずっと意識してきた禅の教えの言葉です。

新しいことを創り上げてゆくには、古いものを捨てなければ創生してゆくことはできないものです。新しい事業や商品やサービスを創り出してゆくには、まず壊さなければスタートしないことを、これまでの失敗や成功体験から学びました。

「創造的破壊」ということです。創った後では駄目で、壊したところから、新しいものが生まれます。

新しいという字は、立つ木に斧と入れると書きます。変化の大きな時代は、壊したことだけでも、何かが生まれることがあります。足し算的な加える経営は、誰も反対しないから経営者は苦労しませんが、破壊を伴う経営は皆が反対するから困難を極めることが多いものです。

未来を見据え、勇気を持って、これまでのビジネスモデルを壊す決断をしてゆく経営者を一人でも多くバックアップしてゆくケースを、もっと増やさなければならない思いが、増大してきました