以前、やせ型の人が気をつけるポイント
という記事を書きました。
今度は反対に、肥満の人が気をつけるポイントを紹介します。
下書きをしていたら長くなっちゃいました。
これから3回に分けて紹介します。
油の量と質に気をつける
まずは何といっても、肥満の方は脂肪の摂取量が多いことが挙げられます。
人間の場合、タンパク質や糖質の摂取量を増やしても、
代謝が上がったり、熱に変換されてほとんど消費されますが、
脂肪だけは摂った分だけ、脂肪として蓄積されます。[1]
質に関しては、不飽和脂肪酸をできるだけ避けること。
不飽和脂肪酸の中でも、とりわけ多価不飽和脂肪酸(プーファ)は、
これまでの記事でも数多くお伝えしたように、
身体の中で酸化して、身体の中にあるものとくっついたり、
細胞や組織の構造を破壊してしまいます。
プーファはオメガ3やオメガ6の脂肪酸です。
詳しくは過去にたくさん記事を書いておりますので、検索してご覧ください。
現代型の食生活では、揚げ物や炒め物など、プーファを多用しています。
スイーツでも動物性油脂ならまだしも、植物性油脂が多用されています。
そういった食事をよく食べて肥満の方は、プーファが体脂肪として蓄えられているため、
身体の中に爆弾を抱えているようなものです。
一方現代では、悪玉とされている飽和脂肪酸は、
構造的にみても、身体の中で酸化しません。
例えば、飽和脂肪酸は動脈硬化の原因とされていますが、
これはプーファが結合したLDLコレステロールが酸化することによって起こります。[2][3]
どのみち脂肪を取るのでしたら、酸化しない飽和脂肪酸がオススメです。
そして、飽和脂肪酸は、糖のエネルギー代謝をアップさせる作用があり、
一方でオメガ6プーファは糖のエネルギー代謝を低下させました。[4]
これは、糖のエネルギー代謝に関わる重要な酵素である
ピルビン酸脱水素酵素を飽和脂肪酸がブロックしないのに対し、
プーファではブロックしてしまうからです。
[1]Body Weight Regulation in Humans: The Importance of Nutrient Balance
Am J Physiol.01 DEC 1993
[2] Oxidized Low-Density Lipoprotein
Methods Mol Biol. Author manuscript; available in PMC 2012 Mar 29.
[3]From Inert Storage to Biological Activity—In Search of Identity for Oxidized Cholesteryl Esters
Front Endocrinol (Lausanne). 2020; 11: 602252.
[4]The acute effects of differential dietary fatty acids on human skeletal muscle pyruvate dehydrogenase activity
J Appl Physiol (1985) . 2008 Jan;104(1):1-9.
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