これは名作・迷作 -17ページ目

『Charlie and the Chocolate Factory』; かなりブラック!

Charlie and the Chocolate Factory (Puffin Novels)








←作者はRoald Dahl。日本ではあまり知られていないというか私は知りませんでしたが、世界的に有名な作家のようです(イギリス出身)


英語の初心者が読む物語としてなにかいい本ないかしらと相談したところ、オーストラリア人から大推薦された本です。またちょっと子供っぽすぎるんじゃないのー?なんて半信半疑で読み始めてみたところ、超おもしろい!!!日本語を読むように一気に読んでしまいました。普通子供向けの物語って大人になって読んでみるとどうしてこんなものが面白かったんだろうっていう感じなりますが、そんな風に感じないのはこの本が子供が読んでも楽しい大人の本として書かれたからではないかと思います。


・・・貧乏で生活に苦しいけど素直で明るい子供チャーリー。ある日チョコレート工場の見学の抽選に当選し、他に当選した4人の子ども達、工場長ウォンカと工場見学をします。工場内はまさに夢の世界。”あったかい”チョコレートの川、噛むごとにトマトスープ、ローストビーフ、ブルベリーパイと味が変わってコース料理を楽しめるガム(!)、なめてもなめても味のなくならないトフィーなど、大人でもわくわくするような奇想天外で魅力的なお菓子が次々に紹介されます。内容がかなりイギリスチックです。


しかし!この本の売りはなんといっても作品中になんども登場する勧善懲悪の”露骨な”メッセージ。悪い奴はとことんとっちめていきます。それもかなり残酷な手口で!子供相手にも全く容赦しません。チャーリー以外の子供がほんとに典型的な悪がきばかりでわかりやすーいです。単なるファンタジーだと思ってわくわくして読み始めるとかなりショックを受けるかもしれません。私は読みながら、とっちめられる子ども達と周りにいるいやみな人々を重ね合わせてすっきりしていました。(^_-)-☆


この本を読むならぜひぜひ英語版をお薦めします。というのは、ものすごく英語が簡単だからです。簡単なら翻訳されたものを読むより英語版を読んだほうがいいと思うので(^v^)。それにペーパーバックなのでもしかしたら日本語訳版より安いかもしれません。ところどころにかわいいイラストが描いてあるのでちょっと位分からなくても大丈夫です。絵本のように楽しむこともできます。もし心配ならこの本の冒頭を読んでみてください。これが分かれば全体の文章も理解できると思います。


these two very old people are the father and mother of Mr.Buket. Their names are Grandpa Joe and Grandma Josephine.

This is Mr. Buket. This is Mrs. Bucket. Mr. and Mrs. Bucket have a small boy whose name is Charlie Bucket....


今日から映画が始まるようです。ウォンカ役をジョニーデップがやると聞いたときはちょっとイメージに合わないと思いました。というのは私のイメージはこの本の表紙のウォンカさん。(上参照)。しかし今日映画の予告を見たとき、ああ、こんなウォンかもいいかもと思いなおしました。怪しげな感じもうまくかもし出しています。さすが名優。しかもまだ若いと思っていた彼はもう41歳。相応かもしれません。原作に忠実に作られているというのも私には魅力的です。ぜひ見に行きたいと思います。

『さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 』; 数字を見る目が変わる

さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学












ブームに乗って、私も読んでみました。(^.^)さすがに100万部売れるだけあって、面白い。


今まで仕事の中でなぜか(!)少なからず経理に関わる仕事を任されることが多かったのですが、細かいチェックや簡単な計算などが苦手な私はそのたびに頭パンクして神経衰弱みたいになっていました。(慣れればどうってことないんですけどね)本当に。まず「お金」って聞くとどうしても重~い「責任」を感じてしまうし、何よりも「経営」ということに興味がなかった。「利益」を出すためにどうすればいいかなんて遠い世界の話だと思っていました。(今までの経営者のみなさま、ごめんなさい<(_ _)>)


この本を読んでびっくり。今までしてきたことがどんなに無駄が多かったか、会社に損失を与えていたか(<(_ _)>)がよく分かりました。具体的に言えば、物品購入の際に「数字のマジック」にだまされていたんじゃないか?とか、取引先の会社からの「代金の回収のタイミング」なんて払えるときでいいと思っていたよ!とかとか。知ってるのと知らないのがどれだけ経営を左右するかなんて考えても見たことなかったけど、この本を読むと全然違う!ということが馬鹿な私でも分かります。詳細は本文参照。


だからといってテクニックがわかっても私は数字が弱いからちょっとねーという私みたいな読者のために、作者は会計について一般的に抱かれている「数字に弱い・強い」ということへの偏見について力強く説いています。「数字に強い」というのは実は2次方程式とか微分積分とかそんな計算能力うんぬんではなく、「数字のセンス」だということ。そのセンスを持っていると、表面には見えない別の数字が見えるということです。本文から例を抜き出して見ます。


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これを読んでお徳だ!と思うのは数字のセンスがない人なのだそう。そう、これはまさに「数字のマジック」。50人に1人が無料ということは100人に2人が無料だということ。つまり、広告主の立場からすると、全体の2%の割引に過ぎないという論理。2%の割引といえばよく考えなくてもかなり割引率は悪いというのが分かります。かなりトリッキー!だけど主婦がこれを読めば、これからはだまされないぞ!と思えるし、経営者が読めはこれは使える!というネタだと思います。


そう、会計に必要なのはこの数字のセンスと基本的な計算(足算・掛算・引算・割算=加減乗除)だけだそう。え、そうなんだ、それなら私にもできそう!と、私はこの本を読んで、もう一度経理関係の仕事がしてみたいと思いました。・・・そのころにはこの本で学んだこともすっかり忘れてまた苦しむことは目に見えているんですがね。(-_-)zzz・・・他にも「割り勘のとき勘定をまとめて払う人が得をする」という話など、普段の生活に役立つ知識もばっちり載っています。そこだけ立ち読みしても面白いかも。

「スパニッシュアパートメント」; 異文化交流&若者パワー

スパニッシュ・アパートメント











スペイン映画と思いきや主人公はフランスでした。しかし共通の言語は英語。はじめはどこの国の映画なのか推測に悩みました。(^_^;)フランスとスペインの合作のようです。確かに、画面のあの暗さといい、ところどころかかれるユーモア&皮肉といい、やたらコミカルさを意識したはじめのほうの構成はアメリカでもイギリスでもフランスでもスペインでもない、まさしく”ヨーロッパ”独特の雰囲気を持った映画という感じでした。


主人公はフランス人の学生、就職を目前に、「これからはスペインだ。スペイン語とスペイン経済を勉強しなさい」となかば流されるように留学を進められて25歳、単身バルセロナに。母親の紹介であてにしていた下宿先は実はあてにならないものだと分かり、必死で探して見つけたのが5カ国から集まった学生たちとの”共同”アパート。ずっと仲間とワイワイ暮らしてみたかった主人公は即座にそこが気に入ったのだがそんな共同生活は騒動も多く、離れ離れになった恋人との仲も微妙になってきて・・・。


この映画の売りの一つは異文化交流の難しさ、またそこから生まれる笑い。スペイン人、イギリス人、イタリア人、ドイツ人、フランス人、デンマーク人、アメリカ人が登場するのですが、みんなステレオタイプに描かれている。そんな決め付けて描いてはいけないと思いつつも、そうそう!絶対こうだよね!と思わせる。特に生真面目なドイツ人、人はいいけど鈍感なイギリス人がぶつかる場面は見もの。これだけ強調して描かれると、「文化交流」なんてものはもともとありえないんだとさえ思えてしまう。


しかし設定は大学生。こんな文化的、性格的な違いがあっても若者が共通して持っているものがあって、マリファナ吸ったりクラブで騒いだり恋人以外とのセックスを楽しんだり、やってることはみんな同じ。(日本人とは違う楽しみ方です)(^_^;)。まあ、ここがこの映画のもう一つの売りで、若者のパワーというか、若いときにしかできないエネルギーの発散の仕方をうらやましいくらいに見せてくれます。酒を飲んでギターの周りでみんなで歌を歌ったりするのを見ると学生時代に戻りたい~!と思います。


それにしてもちょっと疑問だったのが、なぜスペイン留学をしていながら学生同士の会話は”英語”なのかということ。確かにヨーロッパの人にとっては英語は第二の母語のようなものなのだろうけど、つたないスペイン語でのやり取りなんかも見てみたかったなと思ったりして。劇中に流れる音楽もレディオヘッドの“no surprises”やボブマーリーの”no women no cry”など 英語の曲が多い。だけどそんな曲がスペイン語の曲なんかより余計に”学生”らしさを出していた。不思議と。


ちょっとたんたんとしすぎていて物足りないところもあるけど、ちょっとタイムスリップした気分になれる映画です。(^.^)5点満点で3.5点くらい?

親子の不思議

私もお母さん、お父さんのことは「オカン」「オトン」そして姉のことは「おねやん」と呼んでいます。誰に言われたわけでもなく、自然とそうなったのです。はじめはちゃんと呼んでたのが、面倒くさくなって短くなったというだけです。

驚いたのは、うちの父(オトン)も祖父母のことを若いときはオカン、オトンと呼んでいたと生前の祖母から聞いたこと。(父も東京生まれ)。それを聞いたとき、本当に恐ろしくなりました。こんなことまで遺伝するのか???と。もしかしたらその面倒くさがりのところが似たのかもしれませんけどね。

かわいいcafe♪

greap greap2

どうですか?

『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』; フィクションだったら良かったのにな

東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~










作者はリリーフランキーという人。全く知らない人だった。ただ周囲の絶賛と、東京タワーというタイトルに惹かれて読んでみたんだけど・・・。タイトルからは想像できないような、ホンワカとした家族愛がテーマの物語でした。そういう意味では「東京タワー」のあとのサブタイトルは絶対にはずせません。


舞台は福岡。作者が3歳からオカンと一緒に家を出てオトンと別居を始めるところから始まる。母子家庭だからとて不憫な子にはしたくないとオカンは必死でわが子を育て、母子仲むつまじく暮らす。しかし一人暮らしを始めたころから歯車は狂い始め、作者は自堕落な生活に溺れていく。母が必死で働いた金で大学を卒業させてもらったものの、普通の仕事には適応できず、借金を重ねていく。そんなわが子に対して説教をするわけでもなく、せっせと働いていたオカンはいつしか大病を患って・・・。後半は物語のメインである、母と子の共同生活、後に闘病生活を中心に書かれていく。


ここまで書いてしまうと面白みがないように思われるかもしれないけど、この約40年間にわたる大きな流れのなかで、作者とオカン、時々オトン、そして親戚の数々との交流というか接触の中での作者の葛藤や、親の子に対する愛情があらゆるエピソードを用いて書かれている。子供のころのエピソードは田舎中心で子供同士の遊びや親との交流が良く書かれていて『少年H』を思い出した。大人になってからの(ちょっと素直じゃない)母思いの感情は、モブノリオの『介護入門』を思い起こさせる。


面白いのはその文体。段落の移動が異様に早い。読点ごとに改行しているのかと思いきや、そんなこともない。短い文章の中で文章は完結している。なんだかこの書き方が、作者が書きたいことを思いつくままに書いているような印象を与える。場面場面の区切りではなく、気持ちの区切りみたいに。確かに小説家が書く文章とはちょっと違う感じがする。ちょっとエッセイに近いような。章の最初に現れる、教訓のような文章からもエッセイっぽさが出ている。田口ランディを思い出させるような、闇に触れるような重い文章もちらほら。


しかし絶賛している人には大変申し訳ないけど私はあまり共感できなかった。たしかに、この小説の中でどこが泣ける場面なのかは私にも分かる。親が子を思う気持ちも、子が親を思う気持ちも痛い位に伝わってくるのだけど、これがノンフィクションであるということを考えると、どうしても作っている部分があるような気がしてならない(当たり前かもしれないが)。また、この小説の中で書かれるオカンは理想的な母親像である。だからこそ、具体的に誰の親と限定してほしくなかったという気持ちもある。それから、作者であるリリーフランキーがまだ独身であるということ。それがちょっと説得力を欠きます。


ただ、作品中とても印象に残った文章があったので書いておきます。


おのれ生ある間は子の身に代わらんことを念い、おのれ死に去りてのちには、子の身を護らんことを願う


分かってはいるんだけど、なかなか親の気持ちにこたえられない私です・・・。

『シティ・オヴ・グラス』; ポールオースターの素晴らしき不条理ワールド

シティ・オヴ・グラス

作者はアメリカ生まれの現代小説家ポール・オースター。ずいぶん前にEnglish Journalで紹介記事を読んでからずっと気になっていた作家でしたが、知り合いが大絶賛しているのを聞いたのををきっかけに初めて読んでみました。・・・自分でもびっくりするくらい、小説の世界にはまり、子供がマンガに夢中になるように、この本をむさぼるように読み続けてしまいました。面白いといえば面白いのですが、それを超えて芸術の域に入っています。


舞台はニューヨーク。数年前に妻と子供を亡くした小説家クィン。前向きに生きる気力もなく、別名を使って小説を書き、自分の存在を抹殺している。そんな彼が夜中に一本の電話を受ける。「ポールオースターさんですか?緊急の用事なんです」・・・間違え電話だと思い相手にしないクィンだったが、ちょっとの好奇心から、再びその電話がかかってきた時にクィンはオースターになりきり、電話主からの依頼を受けるために翌日その家を訪ねていく。


依頼主はピーターという青年。富豪で天才的な頭脳を持った大学教授の父親に9年間監禁され、精神的、言語的に障害を持っている。火事をきっかけに父親は精神異常者として病院に送り込まれたが、明日釈放されるのだという。依頼というのはピーターがその父親から見つからないように父親を監視してほしいということ。クィンは新たな生きがいを見つけたかのように探偵として父親の尾行を始める。・・・自分の生活が少しずつ変わっていくのに気づかずに。


初めは確かにクィンが主体であり、彼の意思判断が物語の軸だったのに、途中から突如主体は読者と作者になる。主人公が姿を消してしまうのだから。この展開は読者にいくつもの解釈を与える。そもそもピーターというのは精神的に分離しているクィンの見た幻想だったのではないか?別の人物の名前を借りての自分を自ら分離させようとしていたクィンはそれに成功し、最終的に本当の自分を失い、夢の世界に生きるようになってしまったのではないか・・・?


作品を読んだ後に映画「欲望(blow up)」を思い出した。あれも不条理を描いた代表作。私が感じる不条理というのは一言で言えばありえないことをあったものとして描き、それを正当化させること。でもそこにおふざけがあってはいけない。主体が真剣であればあるほど、その不条理の世界は意味を持つ。またそれが全く虚構では不条理にはならない。現実なのか夢なのか、判断すれすれのところでほったらかす。読者の感性を試すかのように。


この作品はポールオースターの処女作。しかもニューヨークを舞台にした三部作の一作目だという。できることなら彼の全作品を読破したい。さらにポールオースターといえば柴田元幸と決まっているくらい、オースターの日本語訳は東大教授の柴田がやるのはお約束。この作品は別の人が翻訳しているけどまあ私は別に文句がない。ただ他の作品で柴田がやっている翻訳がどんなに素晴らしいかこの目で確かめてみたい。できれば原書も読んでみたい。


もしかしたら初めてかもしれないアメリカの現代小説。ロンドンとも東京とも全く違う、人間くささを排除して虚無感を浮き立たせたような乾いた感じが私は好き。住みたくはないけれど。

『蝉しぐれ』

蝉しぐれ











昨日電車に乗っていて、吉祥寺の映画館にこの映画のタイトルが大きく書かれているのを見て思わず興奮してしまいました。最近読んでものすごく感動した作品がすごいタイミングで映画化とは!

一言でくくると時代劇ですが、青春あり、友情あり、(淡い)恋愛物語あり、悲劇あり、親子愛あり、戦いあり、権力抗争ありと普遍的なテーマをかなり大きなスケールで描いています(小説の中での話ですが)。原作は『たそがれ清兵衛』の藤沢周平。彼の作品の中で最高傑作といわれているようですが、納得できるような内容です(他の作品は見たことがありませんが)。主演は市川染五郎、思いを寄せる女性には木村佳乃と、原作のイメージに近い俳優陣なのでとても期待できます。(^.^)

映画の内容についてはこちら。

http://www.semishigure.jp/


「いま、会いにゆきます」; 演技がねー。


レンタル屋で常に貸し出し中だったこの作品もようやく人気も落ち着いてきたようなので借りてみました。

純粋な学生時代に話が及ぶ映画は、日本では「世界の中心で愛を叫ぶ」などが最近はやりました。純粋な恋愛ものが望まれている昨今では”究極”な純愛である高校生時代の恋が一番心にぐっと来るというか、自分の経験に重ね合わせて思いにふけることができるんだなと思う。


この映画は話の展開はまあちょっと工夫がされていてどんでん返しとまではいかないまでも見た後にもう一度見たくなるような構成になっている。だからただの家族愛の物語だけを期待していた私にとってはかなり意外だった。映画の宣伝の段階でその辺のストーリーがあまり触れられていないのもすごいなと思う。


しかし!!!出演者の演技はなんなんだ。びっくりするほど演技が稚拙。高校時代の場面は知らない人がやっていたけどなかなか面白い。問題は主演3人親子。竹内結子は前から好きなので結構期待していたんだけど、学芸会のような演技だった。 中村獅童も。(ごめんなさい)。そういう意味ではもう遅いけどテレビ版のこの作品を見てみたかったと思う。もしかしたら小説も面白いかもしれない。


私の周りでこの映画を見て号泣したという人がたくさんいるけど、どの場面で涙が出てのかを教えてほしい・・・。

映画の町、青梅

今日は偶然素晴らしい場所を発見しました。それは、青梅(おうめと読みます)!偶然というのは電車で寝過ごして終点まで行ってしまったからなのですが。青梅は山でも有名ですが、実は映画の”看板”の町としても有名なのです。とにかく、町のある一区間のいたるところに昔の有名映画の手書きの看板が飾ってあるのです。さて、下にある3つの写真なんの看板か分かりますか?


mari miti samurai

携帯から写したこの小さな写真だけで映画の名前を言い当てられる人はかなりの映画通です。答えは左から「七年目の浮気(マリリンモンロー)」、フェリーニの「道」、そして私が最近見た「七人の侍」です。よーく見ると三船敏郎が飛んでいます。他にも「俺たちに明日はない」「アラビアのロレンス」「第三の男」・・・・等々いたるところにあったのですが、ちょっと省略。


そして、この町には3つの博物館があります。「昭和レトロ商品博物館」「昭和幻燈館」「そして赤塚不二夫会館」!


まず「昭和レトロ商品博物館」にはその名の通りレトロな商品があります。カナーりまにあっくで、ロングセラー商品から、昔なつかしのジュースや薬、お菓子などたくさん。私が気に入ったのはカレーコレクション。

kare

なんか絶対まずそうだけど、とにかくパッケージがかわいい。そしてなぜか2階には「雪女」の部屋が!不思議に思っていたら、実は作者の小泉八雲が青梅出身の使用人に聞いた話を題材にして物語を作ったそうな。ふーんって感じですけど、部屋はべつに普通の部屋でした。

この博物館の横には「となりのレトロ」という喫茶店があったのでジュースを飲もうと思ったのに店中に充満しているカレーの匂いにやられて結局カレーを注文。。。

kare- ←ご飯だけ残ってしまうことがないように配慮されています。


次に「昭和幻燈館」。ここは町中にある看板で飾りきれなかったものを展示しているような場所でした。それでも「東京物語」や「丹下佐膳」「モダンタイムス」など名作がずらり。何でも青梅出身の看板画が好きな少年が趣味が高じて13歳から職業で映画看板画を書き始め、今までに書いた看板は3000~4000にのぼるそうな。看板を書いているビデオが上映されていてそれを見たら余計に面白くなった。

tokyo hiba

併設されている商店に売っている看板の縮小版ポストカードは超お薦め!ちゃんと青梅オリジナルでした。しかも映画の宣伝文句まで書いてあります。


そしてとりはもちろん「赤塚不二夫会館」。も~超楽しかった。赤塚不二夫と言えば「天才バカボン」「ひみつのアッコちゃん」「おそ松くん」で一斉を風靡したあの人です。バカボンの像でお出迎えです。

baka


彼の昔からの作品や、藤子不二雄と過ごしたトキワ荘時代の再現部屋、わけの分からないアート作品など、彼の個性満載で大満足でした。お土産コーナーももちろん充実しています。初めてマンガ(「おそ松くん」「ばかぼん」)を読んでみたのですが、びっくりするほどブラックで皮肉たっぷりで今まで以上に好きになりました。(^_^;)やさしいと思っていたお母さんの怖いこと。。。もちろん作者本人もぶっ飛んだ人です。

nekokuu ←猫食べてます。


ちなみに3館合わせて入場料は700円です。


最後に感動したのが、駅にも映画看板があったこと。しかも映画はすべて駅に関するものばかりです。

kyu


映画好きにも特に好きじゃなくても楽しめる町。山登りの帰りにちょっと立ち寄ってみてはいかがでしょうか。