imachiの終わりなきバイク旅 ― 絶景、林道、時々ダート -6ページ目

imachiの終わりなきバイク旅 ― 絶景、林道、時々ダート

絶景・酷道・林道ツーリングが大好きで、二児のパパをしているimachiです。

北は北海道、南は沖縄までツーリングしてきました。一度だけ海外ツーリングも(イタリア)。

バイク歴はネイキッド、アドベンチャー、オフロードを10台ほど。現愛車は、SUZUKI SV650。

5/4~5の1泊ツーリング、ラストです。

↓前回
ビーナスラインを後にしまして、最後に八ヶ岳の東側を走ってから帰ります。



 麦草峠


まずは八ヶ岳を西から東へ横断。R299でクネクネ山道を楽しみながらの麦草峠越えです。

途中にある、日向木場展望台。


ここには何度か来ていますが、この日は記憶の中のイメージよりも随分良い景色でした。


あんまり覚えていませんが、過去に来たときはそこまで晴れてなかったのかとしれません。


あるいは、雪山のおかげかも。


雪化粧って素晴らしい(しつこい笑)


思わず動画撮影。


頂上の麦草峠に到着。このくらいの標高になると路肩にはまだまだ雪が残っていました。


この麦草峠、連休は白駒池目当てのクルマが多くて大混雑…白駒池駐車場には長蛇の列が発生。

そんなイメージでしたが、まだ9時半くらいだったためか全然なんともなく快適に走ることができました。良かった。


R299から県道に分岐して松原湖へ下っていくと、「八峰の湯」前に八ヶ岳の展望ポイントがあります。


ここは若干地味目ですが素敵な眺め。

それにしても、あの雪化粧があるとないとじゃ景色の良さがだいぶ違う気がしますね。


素晴らしいです(しつこい)


さて出発。



 川上村


だいぶお久しぶりの川上村へ向かいます。

川沿いを走っていたら、後方の風景がなかなか良い感じでした。


帰宅してからGoogleマップを見て知りましたが、川上村役場のすぐそばを通るこれは千曲川なんですね。


ほぼほぼ最上流に近いのかな?

ここから、佐久、小諸、上田、長野、飯山…と流れていくのを想像するとなかなか壮大な旅路です。


これまたお久しぶりの、川上村役場の物産所。

川上産レタスの収穫はまだなので品揃えが寂しい感じでしたが、ちょこちょこ仕入れました。



 クリスタルライン


さて1泊ツーリングも終盤です。

気持ちの良い川上ストレート(たったいま命名)を走り抜けまして、信州峠へ。


(それにしてもすごい綺麗な直線だ)



信州峠を越えると山梨県。

そしてクリスタルラインへ…!

というルートを用意していたんですが。



2日間、林道やらグネグネ県道やらを散々走ったあとなのでだいぶお腹がいっぱい。ここからさらにクリスタルラインというのは、胃もたれすること必至です

やや後ろ髪を引かれつつ、、、パスすることにしました。

クリスタルラインファンの皆さま、もしかすると期待したかもしれませんが申し訳ございません(笑)

あの道は、がっつり走りまくった後の〆にもってくべきものじゃないですね。ちゃんとメインディッシュとして扱わなければならないと反省致しました。



 塩川ダム~茅ヶ岳広域農道


というわけでクリスタルラインには入らず、塩川ダムへとそのまま南下してきました。


すんごい新緑感!


こちらの優しい黄緑に覆われた山肌は、今回の行程の中でも断トツに「the 新緑」でした。


地味なんですけどすごく良かったです。

クリスタルラインではなくこっちに来たのは正解だったかもしれません。


山桜がまだ点々と咲いてたりもしました。


この先は、自分的ド定番ルートの茅ヶ岳広域農道です。

明野から南アルプスの展望。


いつもながら、爽快感ありますね~


来た道を振り返ると、八ヶ岳もよく見えました。


今回のツーリング、最初から最後まで絶景だらけ。


素晴らしい2日間でした。


甲府昭和ICから中央道に乗って帰宅。
本日のルートはこんな感じでした。


2日間の全工程。たくさん走れて大満足です。








ゴールデンウィーク終盤、5/4~5の続きです。

↓前回
2日目の朝、韮崎を出発します。

この日の行程は前日までけっこう迷ったんですが、まずビーナスラインへ向かうことにしました。

大型連休なので観光地はめちゃめちゃ混むだろうなという恐怖に駆られつつ…早朝なら酷い目に遭うことはないだろうという見立てです。



 八ヶ岳エコーライン


国道20号を長野方面へ走り、富士見町のあたりからエコーラインへアクセス。

朝早いので、日がまだ低いです。


八ヶ岳や南アルプス、そして田園風景が綺麗な八ヶ岳エコーライン。目の保養になるので大好き。


前日に続き、ここでも水を張った田んぼに遭遇しました。


残雪の山は美しい。


少しだけ、逆さ南アルプスのお目見えでした。



 霧ヶ峰からビーナスラインへ


始点から終点まで走るのが王道かもしれませんが、中間地点の霧ヶ峰から入ります。

ビーナスラインには何度も来すぎて、「走破するぞ!」みたいな意気込みはもはや全くありません。
白樺湖~霧ヶ峰あたりの絶景区間だけつまみ食いするのがここ数年で常態化しております(笑)

終点から松本方面へ抜けられればまた違ってくるんですけど、美ヶ原林道はいつになったら開通するんでしょうかね…もう何年も通行止めが続いているような。


話を戻しまして…

まずはビーナスライン本線の手前、霧ヶ峰湿原。


ここの風景好きなんですよね~


少し登ったあたりから。


こちらは個人的に定番の立ち寄りポイントです。


春のビーナスは、遠くに見える雪山の眺めが最高。


いつもの眺めにちょっとアクセントが効いていて特別感がありますね。


素晴らしい。


湿原の風景も好きなので、ここはホント良いです。


蓼科山(たぶん)から八ヶ岳まで、山のシルエットがくっきり。



 霧ヶ峰~白樺湖


さて、ビーナスラインに入りました。白樺湖方面へと走ります。
この区間がビーナスのハイライトといってよいでしょう。絶景だらけなので、景色を堪能しながらゆっくりのんびり。

珍しく車山駐車場に止まってみました。


ここはいつもクルマでめちゃめちゃ混んでいる印象なんですが、朝早いためか比較的空いていました。

バイクを降りて少しだけ上に登ると、なかなか良い眺め。


雪山最高~(しつこい笑)


視線を右にやると、ビーナスラインの象徴かもしれないあのヘアピンがよく見えました。


ここのヘアピン、走っていてとても気持ち良いんですよね。

こうして眺めるのも良いもんですね~。


ツーリングのグループが走り抜けていきました。



余談ですが…

サザエさんのオープニング(1つの県の名所が次々と紹介される。対象の県はたぶん3ヶ月ごとに変わる)で、昨年か一昨年くらいにこのヘアピンが映っていました。

サザエさん、よくわかってるじゃないか!なんて思ったものです。




さてお次は、富士見台駐車場。


今回も絶景が待っていました!


そこに加えて雪山!(しつこい)


来てよかった~


御嶽山もこんにちは。


北アルプス(たぶん)までバッチリです。


180°以上の大パノラマを堪能。


最高でした!



ラストは、白樺湖と蓼科山を望む駐車場。


東側の展望なので、まだ逆光気味ですね。


それでも素晴らしい展望でした。


ここを出発するともう間もなく白樺湖。


7時半過ぎに霧ヶ峰に入り、8時半前には白樺湖を通過という早朝の時間帯だったためか、大型連休を感じさせない快適ライドでした。



 おまけ区間


白樺湖の先(東側)もまだビーナスラインが続きますが、このあたりは雰囲気がけっこう違って細い山道という感じ。

交通量もガクッと減る印象なので、この辺は走りを楽しむ区間と捉えています。

それでもひっそりと眺めの良いポイントがいくつかあるので、寄り道も良し。


先客でGB350乗りの若いお兄さんがいたので、景色を楽しみながら少しお話しました。


なんでも神戸から来たんだとか。北関東のほうまで色々走って折り返してきた途中だそうです。
遠方までのロングツーリング、良いですね~。昔を思い出します。


それにしても雪山が綺麗だ(しつこい)


走ってきた絶景区間のビーナスと、左右に広がるパノラマでした。


お兄さんと共に、最後の展望ポイントへ。


本日のビーナスライン、どこもかしこも素晴らしい眺めでした。


雪山はいいぞ~(見るのが)



続く。








5/4~5の1泊ツーリング、1日目の続きです。

↓前回


 人気のない山道(下部→南アルプス)


下部温泉から本栖みちに一瞬入り、すぐに左折して細目の山道で北へ。

県道414号を行きます。交通量ほぼゼロで、めちゃくちゃ快適なクネクネツーリング!


柔らかな色合いの新緑が、とても良い。


見晴らしの良いポイントもそこそこあり、小休止にちょうどいいです。


遠目に雪山を発見!


新緑と残雪の南アルプス。なんとも素敵でした。



ここで景色を楽しんでいたところ、斜面の上の方から「ガサガサ…ガサガサ…」という音が。

けっこう山深いしクマが出てもおかしくない、などとドキドキしながら音の主を探すと、、、

なんだタヌキか(笑)


ほっと胸を撫で下ろし、その後も楽しい山道を堪能しました。



 中野の棚田


道の駅富士川に寄りたいところでしたが、富士川大橋を走りながら見下ろすとやはり混雑してそうだったので通過。

ウェスタンラインから櫛形山の方へ登り、今回も中野の棚田にやってきました。


ラッキーなことに、快晴でしかも水が張られています!(水を入れたばかりなのか、泥水ではありましたが)


富士山もバッチリ。


写真を撮りに来た地元(?)の方によると、数日前に富士山に雪が降り、雪化粧が追加されたそう。


そんなこともあって、これは今まで見た中でも随一のコンディションです。


場所を少し変え、水を張った棚田の眺めを楽しみます。


富士山方面はまさに絶景!


水あり、田植え前の棚田の展望というのにはあまりお目にかかれたことがなかったんですけど、とても良いですね。


実に絵になる風景です。


田んぼのすぐそばへ行ってみましょう。


素晴らしい。




ここでしゃがんで視線を落とすと、、、


逆さ富士が出現!


全然想定してなかったんですけど、これは素晴らしい…!


棚田は良いぞ~、と言いたくなります。


最高。



 甘利山


ウェスタンラインに戻りまして、引き続き北上。

例によって桃花橋です。


絶景なり。


ここは手軽に寄れるので、誰にでもオススメできる富士山展望スポットですね。


この後ほどなく本日の宿泊地である韮崎に到着しましたが、まだまだ日が高いので寄り道です。

何年もずっと気になりつつ、一度も足を踏み入れて来なかった甘利山への道を走ってみます。

クネクネ道であることはマップを見れば一目瞭然ですが、


南側からいざ突入してみると、思っていた以上にめちゃくちゃ楽しい道でした。極上のグネグネ山道を堪能できます!

あと印象的だったのは、カーブミラーがやたら豊富なこと。一つのカーブに2つ設置してあるところも多く、とても先が見通しやすい。


甘利山駐車場に到着。


駐車場の時点で既に標高が高いことが伺えますね。


せっかく来たので山頂へ向かうことに。

登り始めてみると、ツーリングのついでに寄るにはなかなかのボリューム。軽いハイキングな感じです。

ですが道中、富士山が至るところから見えて実に爽快!


しっかり冠雪もしてるし、良い時期に来たものです。


山頂に到着。


片道20分くらい、勾配や段差が大きくてまあまあ疲れましたw
歩きづらい系のブーツだとキツかっただろうな…と思います。


こちらは山頂からの富士山。


まあ登る途中も良く見えるので、ぶっちゃけ富士山の展望は道中と山頂でさほど変わらないです(笑)


左に目をやると、違った眺め。


こちらの方角まで一望するには、山頂まで登る必要がありそうです。


カラマツのむこうには八ヶ岳。


そんな感じでなかなか楽しい軽登山体験でした。


ちなみにこの地図の左側から登っていって、同じ道を戻りました。

右側はどうなんでしょうね~。「急な斜面」とあるのでなかなか大変なのかもしれません。


再びバイクに乗り、北側のルートへ。

どうやら南側の道路は県道、北側の道路は林道となっているもよう。どちらも林道然とした雰囲気がありますが、南側のほうが整備されている印象でした。

普通のクルマは南側を使うのかもしれませんね。


北側のルートは、道が楽しいのはもちろんのこと…


八ヶ岳の展望が良かったです!


素晴らしい。


グネグネ山道と展望を兼ね備えた、とても良い道ですねここは。

甘利山に登らず走るだけでも充分に価値があります。


先へ進むと、林道感マシマシになってきました。


絶景とは違いますが、こういうのも大好物ですw


そしてこの時期の林道といえばこれ。


やっぱりありました、藤の花。

林道ツーリングのシーズンが来たな~って実感が湧いてきて、なんか好きなんです。



さてもうすぐゴール、県道12号に出るぞというところで…


なぜか唐突にダートが始まりました。


数百メートル程度の短い区間だったと思いますが、多少の勾配があり砂利深めのところも散見されました。

重量級のオンロード車で来るとびっくりするかもしれませんのでご注意を。



 わに塚のサクラ


さてそろそろ日が暮れてきましたが、せっかく韮崎に泊まるので「わに塚のサクラ」を…
というか「わに塚の葉桜」を、見に行くことにしました。

甘利山道路から目と鼻の先なのですぐに到着。

当たり前ですが完全に緑。背景の里山と同化しているw


目の前までやってきました。


根元の花も全くありませんね~


葉桜でもこの大木は見ごたえがあるわけですが、ここで想定外の光景が目に入りました。



田んぼに水が張られているじゃないか!


ということは…


逆さ富士ならぬ、「逆さわに塚」とご対面!


全くの予想外でしたが、なかなか良いものを見られました。


八ヶ岳もバッチリ見えるし、


反対側には富士山も。


誰もいなかったのでこの絶景を一人占め。良い1日目の締めくくりとなりました。



1日目のルートはこんな感じです。


続く。








ゴールデンウィークの後半、5/4~5で1泊ツーリングに行ってきました。

今年の連休は後半に人出が集中するとのことで、観光地を避けて走ることが楽しいツーリングの為にはとても重要。
そうなれば林道や、一般の人からは縁遠いであろう何もない山道が最適となります。

1日目はそんなルートを駆使してあちこち走り、富士山の絶景を味わい尽くしましたよ。


 中央道(都内→一宮御坂)


とはいえ都内からツーリングに出かけるので、GWの高速渋滞はどうしても避けられません。

大型連休の洗礼を浴びつつ、どうにかこうにか甲府盆地までやってきました。一宮御坂ICで降りて河口湖方面へ。



 河口湖エリア


御坂みちから旧道に入り、峠の茶屋まで登ってきました。



クネクネ山道はやっぱり最高です。その上ここは旧道、しかも朝早い時間なので交通量は皆無。


曇りがちながら、富士山もしっかりと拝めました。



河口湖越しの富士山、絶景です。


さらにエクストラステージの林道へ。ここがむしろ本丸ですよ。


どどん!!


超絶景なり。ここに来るのは今年一発目ですが、初回から運が良い!


初夏の彩りを放つ山肌も良い感じです。


やっぱりこの林道は神。


これほどまでに景色が良くしかも走りやすい林道というのはなかなか無いです。


まさにお手軽アドベンチャー。


こちらはもう一つの河口湖&富士山絶景展望ポイントです。


河口湖は富士五湖の中でも人が多いので好きじゃないですが、遠景は本当に素晴らしい。


最高過ぎました。



 富士宮エリア


ツーリングプラン(指定区間、定額で高速道路乗り放題)の範囲内なので、河口湖から東富士五湖道路を使って須走の先までワープ。
水土野ICで降りて富士山スカイラインへ。

富士宮口五合目が少し気になりましたが、それなりにクルマがいるかもしれないのと、薄雲が多めで下界の眺めはそれほどよくないだろうと判断してパス。


富士山が良く見える駐車場にて小休憩です。


ここで富士山を眺めながら一息着くのが最近のお気に入り。持ってきたパンで小腹を満たしました。


そういえばこのあたりは、桜がまだチラホラと咲いてましたね。


点々と自生している山桜もまた良いものです。



 朝霧高原エリア


富士山スカイラインを抜けたら朝霧高原方面へ。

ここの国道139号をメインに、周囲が凄まじい混雑をかましていました。これぞ大型連休。
(あとで南アルプス市で立ち話した地元の方によると、芝桜に人が集まっているそうです)

どうにかこうにか工夫し、R139を通らずなるべく渋滞を回避してお目当ての林道入口に到着。


湯之奥猪之頭線。朝霧高原から下部温泉へ抜けるルートです。


この林道も展望が極めて良く、富士山の絶景具合が異常!


パラグライダー離陸もあります。(ここに限らず、離陸場にはハズレなし。ツーリングの目的地にうってつけですよ)


なんとまあ素敵な道を作ってくれたものです。


素晴らしい~


数名、飛んでいるのが見えました。


少し先へ進むと、開通記念碑的な岩。


感謝感謝。


ここのカーブミラー、なんか封印されてる(?)んですけど…一体なんなんでしょうねw


岩の前はこんな良い雰囲気。


ヘアピン的なカーブになってます。


さらに少し進むと、またも富士山の絶景ポイント。


いやもう最高ですよ。


来て良かった、、、ホントに。


縦構図も意外と良い感じ。


林道というものがあるおかげで、連休もこんな風に安心して楽しめますよね。

改めてありがたさを痛感しました!


まだまだ続く。








先日、OGK Kabutoのフルフェイスヘルメット「エアロブレード6」を購入した話を書きました。

「エルフィ ダーク」というカラーリングに惚れて買ったのですが、果たして実際の使用感は?




ツーリングで実際に数回ガッツリ使ってみたので感想を書いてみます。



まず、使用条件の概要は以下の通りです。

・高速道路は120km/h程度までの走行
・付属のチンカーテンを装着せず
・バイクに長めのスクリーンあり(ただ、スクリーンの上の方にあえて頭を出してみても感じ方はあまり変わらず)



それではいくつかの観点から、感じたことをそのまま書いていきます。


 軽さ


・手で持ったときの感覚以上に、圧倒的に軽い!
・重さを感じないので後方確認もラクラク。

正直、ヘルメットを被ってる気がしないといっても過言ではない。そんな感覚になりました。



 被り心地


頬の中心からやや下、下顎の上あたりでがっちりホールドしている感じ。
・キツいとは全く感じず、心地よいホールド感。なんか安心。

軽さの観点で「ヘルメットを被っている気がしない」と書きましたが、しっかり包まれている感という意味では逆に存在感があります
それでいて数時間被り続けても不快感は全くなかったのでマイナス面は無し。非常に良いです。



 空力


・高速走行中、抵抗感はほとんど感じず。
・後方確認しても抵抗感に変化無し。

非常に優れていると思います。速度を上げていっても頭部に抵抗感は全くなく、快適そのもの。
サーキット走行とかではどうかわかりませんが、ツーリングユースにおいてはアライ・SHOEIと全く遜色無いと感じます。



 ベンチレーション


・額のエアインテークはそよ風くらいの印象。

・口元のエアインテークははっきりわかるくらい入ってくる。シャッター二段階のうち全空けは特に顕著。


普通かな?特段優秀ということはなく、かといって不満が出るわけでもない。そんな感じかなと思います。もっと風が入ってくるフルフェイスヘルメットはありますね。

ただし自分の場合、夏はいずれにしてもジェットヘルメット一択なのでこの観点は重要ではありません。




 静粛性


・フルフェイスにしては周りの音がけっこう聞こえる。

・ヘルメットの周りの耳のあたりを流れる風の音がよくわかる。(100km/hくらいになると顕著で、「ボーッ」「ゴーッ」という感じ。高音ヒュルヒュルの風切り音は無い。)

・アライのツアークロス3比で、マフラーの音がよく聞こえるようになった。


静粛性は、フルフェイスヘルメットとしては低いと思います。軽量コンパクトな設計が影響しているのかもしれません。

ただ自分としては、ジェットヘルメットで高速道路を走るのも平気なくらいなので全然許容範囲内。また、マフラー音が静かめでも楽しめるのはある意味プラスかもしれません(笑)


ですが、高い静粛性を求める人には正直向いてないです。




 その他


これは全く予想もしていなかったんですが、、、実際に使ってみて軽く感動した点。


・ヘルメット装着時、Dリングにベルトを通した後、最後にボタンをパチンと留めるのがとてもラク。

これは何を言っているかというと…

リング側のボタンが、赤矢印部分のようにベルトからややオフセットされているんです。普通は水色丸印部分あたりにボタンが付いてますよね。


これにより、ベルトの締め具合の許容範囲が大きいのです。


それの何が良いんだ?って感じですかね(笑)


これが利点となるのは、厚手のネックウォーマーを使うときです。

私は風の侵入を防ぐため、いつもネックウォーマーごとベルトを締めています。その結果どうしてもやや緩めにベルトを締めることになります。

すると、ボタンが届かなくて留まらない…。Dリングからベルトを抜いて最初からやり直し。


…なんてことが普段よくあるのですが、エアロブレード6では上記のボタンの位置オフセットのおかげで、この問題が全く起きませんでした。休憩のたび毎回、実にスムーズに走り出せます。

地味な点ですが、けっこう嬉しいポイントでした。




 総合的に


満足度、非常に高いです!


とにかくヘルメットを被っている気がしないくらいラク(軽さと空力の点で)なのが最高


10~12時間くらいのツーリングの結果、快適さを強く感じました。(ツアークロス3比)


ただし静粛性は高くない気がするので、そこを重要視する人にとっては微妙かも。




そんな感じで以上、エアロブレード6のインプレッションでした。


静粛性だけはフルフェイスのわりにややイマイチですが、そこをさほど気にしない方にはオススメできますね。



ちなみに…このモデルに限らずOGK Kabutoのヘルメット全般が2025年5月下旬より値上げとなるので注意ですよ~