EK4,サーキット仕様。

 

ボディフルスポット増しのロールケージ入り。

 

でも、、、、、、エアコン付いて、マフラーエンドは無限のツインループ。完全に大人のおもちゃです(*˘︶˘*).。.:*♡

 

エンジンは現状ショートピン、ロングコンロッド仕様のハイコンプB18C。

 

今回、カム交換とソレに伴うECUのアップデート、パワーFCからLink G4+へ。

 

ちなみに、エンジン組んだの私んちでは有りませんが、知ってる、やり手のチューナーさん作。

 

スポーツ触媒付き、触媒後で一度50パイに絞られていますのでそれも今回改善します。

 

モロソのオイルパン、コレは良い仕事しますよ。

このオイルパンから。。。。。

 

Tiltonのポンプ使ってオイルクーラーとオイルパンをオイルクーラーに循環させると言う冷却手法。この手法を用いるとフロントセクションが重くなるので私んちではポピュラーな手法では有りませんが効果的に使えるシチュエーションも有る。

この辺りはオーナー様と製作したチューナー様の色が出る、面白い所です。

 

 

手曲げのラジエターギリギリのクリアランスのエキマニを慎重に取り外し。

 

エアコンもパワステも付いてるからタイミングベルト廻りのスペースがタイトです。

 

電動パワステ化して、エアコンも電動化すればかなりフロントセクションの軽量化に繋がり、タイムアップに直結します、オーナー様の次の課題はその辺りですね。

 

タイミングベルト外して。

 

カム外します。

 

CROWERのリテーナー。

リテーナーは軽量化する事により、動弁系のフリクションロスの低減とバルブジャンプの抑止効果有り。

バルブスプリングの実効ストロークが足りてる場合、リテーナーを軽量タイプに変更する事により強化バルブスプリングを入れたのと同じ効果があります、バルブスプリングを強化する事と動弁系を軽くする事は=の効果が有り、バルブスプリングの強化はフリクションを増大させますが、動弁系の軽量化はフリクションを低減させます。

強化バルブスプリングで増えてフリクションを軽量強化タイプのリテーナーを投入する事によりある程度相殺する事も出来ますので使い方によっては効果的ですよね(^^)

最軽量はチタンですが、チタンは鉄と比較して”粘り”が少ない材質ですので割れると言うトラブルが可能性としては有ると言う事を頭に入れて使用する必要があります

今回使用されていたのはクロモリ製ですので比較的強度も有り、耐久性も問題無いですね。

 

ここで一度作業を置きました。

 

その訳は。

 

オーナー様が持ち込んだ2種のハイカム。

トラストハイカム

戸田レーシングBカム。

 

もう、、、、かれこれ、、、、、、通算何百回も見た、エンジン組む度に、カムを選定する度に諸元を見て、カムの選択しますから、大体のカムのプロフィールは頭に入ってます。

しかし、今回も数時間、、、、、、悩むw

 

カムプロフィール(山の形状)は置いといて、両者、作用角(バルブが開いている領域)は同じ位なんですよね。

リフトは戸田レーシングのBの方がハイリフト。

 

・・・・・・・・・頭の中で色々な角度から考査する。。。。。。

 

ちょいと熱出る位考えないとダメなファクターです。

 

しかも作用角的に似通ってますから。。。。。作用角が似通っているにも関わらず、この2種のカム、エンジンのフィーリングは結構違うんです。だから余計に悩む。

 

今回、私がチョイスしたのは”トラスト”。

最終的な決め手は、ロー側カムとハイ側カムの”中心角”の設定。

戸田レーシングのBはハイカム側で美味しい所にバルタイ持って来ると、当然ローカム側もハイカム側分だけバルタイ動く訳ですが、ハイ側とロー側の中心角の関係性からエアコン付きで快適装備が内装以外全て付いてるこの車両にBカムの美味しいバルタイを設定するとロー側のアイドリング辺りがサージタンク付きだとちと吹き抜けが多くて安定アイドリングが難しい。アイドリング領域のローカム側にバルタイふるとちょいと中途半端な感じになるんですよね、ですから、A2辺りがエアコン付き車両には合う。

トラストのカムはロー側とハイ側のカムの中心角のズラシ具合が絶妙(*˘︶˘*).。.:*♡

コレね、同じカム、今再販したら売れるでしょうねぇ。。。。。。。

当時、え?ホンダエンジンにトラストのカム?ねぇでしょ?って多くの人が言ってた中で私はこのカムをメインで使用していた理由がそこにあります。

誰がこの絶妙なズラシを行い、誰が絶妙なプロフィールを設計したのか。。。。。欲を言うともう少しリフト欲しかったですが基本的に純正バルブスプリング対応ですから、リフトを稼ぐ事が難しかったのだと思います、しかしながらソレを山の形状とバルタイで見事に克服、と言うのがトラストカム。

まぁ、、、、、、、今はもう販売して無いですから、無いものねだりになりますが、ナンバー付き車両には最高の武器でしたねぇ。

 

そのトラストカムの新品が使えるなら今回は使おうと思います。

 

カムも決定した所で。

今回5-0イグナイト社製の新製品。

36-2+1トリガーキットを使用します。

まだ未発売ですが、、、、、、私んちは使えたりするw

 

専用のオイルポンプに変更する必要がありますのでオイルポンプ交換から。

 

純正オイルポンプ。

 

念の為、ダメージが無いかを確認、オイルポンプを確認する事によりエンジン内部にダメージが有るか否かを予測出来ますので、確認して置きました。

問題無しですね、オーナー様。ご安心あれぃ。

 

専用オイルポンプとの比較。

センサー取り付け部分等の違いがあります。

 

装着、当然、油圧アップ加工済み。

 

5-0イグナイト社製 B型専用 36-2+1クランク軸式クランク角センサーキット。

完全フルキットです。

ちなみにデスビ無くなりますのでダイレクトイグニッション専用、そしてパワーFC等は使用出来ませんハルテック等のフルコンが必要です。

 

ブレ無く信号をキャッチすべく、クランク軸にこの歯を仕込む。

 

 

電子式センサーを使用します、純正は磁石式、正確性とクランキング時の信号の立ち上がりが段違いに電子式の方が良い。

 

ハーネス取り付け用ステー。

いつもながら細かな箇所迄気の利いたパーツ構成ですね、素敵です。

 

取り付け♫

 

オイルパン洗浄。

 

 

この構造でオイル偏りして空打ちしたらもうねドライサンプ化しか無いよって位シャッター付きの隔壁も付いてて、形状もこれ以上無い位良い形状してます。

油量も増えるし重そうに見えますが純正と重量変わりません、このオイルパンはオススメです。

 

 

オイルパン装着。

 

カムのバリ取りして組付け。

 

 

タイミングベルトは戸田レーシングを投入。

 

 

タイミングベルト取り付けして、クランク角センサーのハーネスがオルタネーターベルトを干渉せぬ様にバンド取り付け。

 

タペットクリアランス調整して。

 

バルタイきっちり狙い撃ち(*˘︶˘*).。.:*♡

 

クランクプーリーは近頃私んちで流行しているフルーダンパーを投入。

 

シンプルな中にすげーテクノロジーが凝縮されています。

 

よしと。

 

ヘッドカバー取り付け。

 

デスビを撤去し、5-0イグナイト社製の気筒判別センサーを取り付け。

 

 

 

取り付けは全てボルトオンです。

 

シンプルで見た目も良い、機能美ですね。

 

ダイレクトイグニッションを取り付け。

 

 

 

ダイレクトイグニッションのハーネス製作♫

 

電源線とアース線を引いて。

 

コレは室内のフルコンへ。

 

 

 

 

どーだ!wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

 

カッコよすぎ(^^)

 

マフラーフランジ、まるでポートのエキゾースト側の様に段付きしてます、流石に効率落ちますね。

 

切って溶接。

 

リストリクター撤去ね(*˘︶˘*).。.:*♡

 

(๑•̀ㅂ•́)و✧ 完成。

 

フルコンの設定合わせてエンジン始動♫

 

やっぱりピックアップが良いですね、クランク軸式に変更すると。

 

精密さが出ます。

 

このキットの取り付けは一般的なDIYではちと難しいかと思います。全てのパーツは取り付け性を考えられており、フルキット、そして加工箇所は一切有りません、ハーネスの引き回しと結線は必要ですが、ショップ様なら大丈夫です。ショップ様に取っても取り付け自体がボルトオンってのはすごく有り難い事だと思います。

各寸法等はバッチリでしたね。主にクランク角センサーの開発、製作を行っている5-0イグナイト社製ですからクオリティはご覧の通り抜群です。

今年中に正式に商品化される予定で既にご予約頂いているショップ様や問屋様がおられる事を考えると、B型の痒かった所、、、、見事に気持ち良く掻きむしる事が出来る逸品だと思います。

 

そして、このクルマ、細部の完成度、元々高かったですね。すごく繊細にマメに製作されている車両でした、○○さん、やるなぁと。。。。。。。

私も負けてられません(^^)

 

画像が多く、長くなってしまいました(^^)

 

ちなみに、このクランク角センサーキット、私が企画し、本国に打診して商品化されたパーツですwwwww

 

悪い訳なかろ(笑)

 

外しませんて。。。。。。。

 

任せとけ。

 

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