飯塚病院 漢方診療科のブログ

漢方診療科へようこそ♪


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Gです。

 

本日は今年の最終診療日でした。

思い起こせば、今年も沢山の患者さんに御来院いただきまして、忙しい毎日だったように思います。

とても良くなったとのご報告をいただいた患者様がいらした一方、難治でなかなか症状改善に至らなかった患者様もいらっしゃいました。

来年は一人でも多くの患者様の苦痛を改善すべく、年末年始の休みの期間に知識を蓄えておこうと思った1日でした。

 

まずは、年明けの外来の大混雑で「待ち」の苦痛を与えないよう、サクサクと頑張りたいと思います。

 

今年はM先生の加入があり、昨年とは少し変わった雰囲気になりました。

M先生と漢方医学の現代医学的な病態生理はどうなっているのか?ということを話し合うというのが大変面白かったです。

症例について話し合う→傷寒論などの古典を確認する→現代医学的な病態を推測し、基礎医学の論文を検索する。

この流れには、症例経験豊富で、古典に精通し、研究に明るいという3要素が必要なので、なかなか2人で話がまとまることはありません。

それで、いつか「漢方病態生理学研究会」立ち上げにつながれば良いかなと期待しています。

 

古典についても発見がありました。

昨年読んだ傷寒論は条文を順に、目で字を追うだけでしたが、今年の傷寒論は症例から振り返って読むことと、方剤からのアプローチで読むことが多かったです。来年はどうなることでしょうか。楽しみです。

これまで星の数ほど読み続けてきたであろうT部長でさえ、「いまだに読むと発見がある」と言われます。

恐るべき本です。

 

何がと言われると困りますが、実りの多い年だったように思います。

来年はどうなるかわかりませんが、今年の終わりに飯塚病院漢方診療科のホームページがリニューアルしたことはここでお伝えしておかねばなりません。

 

今年、お世話になりました方々に、この場をかりてお礼申し上げます。

 

 

 

 

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はじめまして。前回G先生からご紹介いただいたAです。9月から3ヶ月間、山梨県から研修に来ております。

はじめは漢方診療の独特さと見慣れない漢字に戸惑いました。しかし今では1日でも漢方診療から離れると不安になるという中毒症状が現れるほど、どっぷり漢方に浸かっております。

 

実は私はこのブログを拝見して飯塚病院 漢方診療科に興味を抱きました。今回は飯塚病院での研修内容をご紹介します。どこで漢方研修を行うべきか悩んでいる方のご参考になれば幸いです。

 

漢方診療科の1日は「井見集」の輪読会から始まります。ここで漢文の洗礼を受けます。午前中は外来に陪席し問診や身体診察の方法を学びます(1日の平均患者数は30人です)。慣れてきたら初診患者の予診を行い証と処方を自分で考え上級医のフィードバックを受けます。昼食は職員食堂で(安い早い美味い)。午後は1、2のレクチャーを受け、「傷寒論」の勉強会に参加し、受け持ち患者さんの診察・カルテ記載をします。週2回の部長回診では、受け持ち患者さんのプレゼンを行い部長と共に診察を行います。ここで突然口頭試問が始まることがあるので油断はできません。3ヶ月で受け持たせていただいた入院患者さんは5人、予診をとらせて頂いた外来患者さんは29人でした。

帰りはだいたい18時頃です。飯塚は博多ほど都会ではありませんが、病院から徒歩圏内にたくさん飲食店があり食べるものには困りません。しかもどこも美味しいです。スーパーも近くにあります。車は必須ではありませんが、あると行動範囲が広がって楽しいかもしれません。

 

6人の先生方はそれぞれ個性豊かでありますが、まるで一つの漢方薬の如くまとまっており、チームワークは抜群です。普段は皆さん穏やかですが、漢方のことになると熱く燃え上がります。学会前の予演会は「地獄のデスマッチ」と評され、全員がクタクタになるまで議論が続きます。診療内容もかなりアグレッシブで驚くことばかりです(ここでは全てを語ることはできませんが・・・)。

古方もしっかり、そして最先端の漢方診療も学べるのは日本全国探しても飯塚病院だけだと思います。漢方診療を学びたい方、飯塚で美味しいものを食べたい方、個性豊かな先生方に会ってみたい方はぜひ一度見学に来てください。楽しい時間を過ごせること間違いなしです。

 

 

<Gの追記>

A先生は3か月の研修をしたいとのことで5月に1日間見学に来られました。その際のお土産に信玄餅を2箱も頂戴し、大幹部Yが超ご機嫌となりました。実際に3か月も研修に来ることができるのかと、スタッフみんなで心配していたところ、今度は山梨名産の大量の葡萄と共に飯塚にやってきました。

 

以後、大幹部Yをはじめ、皆からから漢方的「かわいがり」を受けました。

個人レクチャーのプログラムが豊富で、私は和漢食を担当しました。

おいしい葡萄をつまみながら、飯塚名物「ぶどう事件」の話をしたのが忘れられません。

 

大変熱心で、3か月で6か月分以上の経験を身につけられたのではないかと思います。

今後は山梨で漢方を実践して腕を磨いて行かれることでしょう。

 

A先生がいなくなるととても寂しくなるので、誰か他の方の実習をお待ちしています。

 

実習医については以下の当科ホームページをご覧ください。

https://aih-net.com/resident/senior/straight/kanpo.html

 

 

 

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Gです。

最近、冬らしい寒さになってきました。
去る11月18日、富山で開かれました第21回和漢診療学シンポジウムに参加しました。

今回の参加はT部長はじめ、当科スタッフ3名と3ヶ月間の研修が佳境に近づいたA先生、そして院外薬局のMさんの計6名でした。

東洋医学会総会と比較すると聴衆はベテラン揃いなので、総会よりも議論が盛り上がっている印象がありました。
貴重なご意見もいただき、今後の糧にもなります。

今年は技能賞、殊勲賞、小倉賞の三賞をいただき、T部長もご機嫌の様子でした。

それぞれ若手や初学者がいただく賞なのですが、いただくと励みになります。

小倉賞のトロフィーをみると歴代の受賞者の名前がタグ付けされていて、T部長、大幹部Y先生、大幹部ではないY先生などがあり、歴史を感じました。

しかし、I先生のがない?確かに受賞されましたが。

数年前からタグが更新されていないようで、残念ながらI先生の少し前から無いようでした。
今回のもタグなしだと思いますが、立派な賞状もいただいたので満足です。

受賞で盛り上がったのか、Mさんの「小柴胡湯の歌」が炸裂し、これにももうひとつ賞があっても良かったかなと思いました。

発表以外は、朝、早朝に起きて、福岡空港でラーメンを食べ、富山大学で美味しい寿司をいただき、夜は美味しいものと酒をいただきつつベテラン先生たちと漢方話で盛り上がり、その後も若手の先生たちと色々な話を楽しみました。

最後は福岡に戻ってからもお土産に買ったカニとエビを満喫しました。

もっとこの分野が発展して、若い先生方や新たに学習を始める方々が増えることを期待いたします。
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Gです。

 

前回のブログでご紹介しました「メジャー漢方薬」(羊土社)が売れています。

おかげさまで「東洋医学」「総合診療・プライマリケア」の各カテゴリでベストセラー1位を獲得し、

10月26日現在は「東洋医学」部門で3位となっています。

 

19種類の漢方薬について解説していますが、執筆者からは「他にも思い入れのある漢方薬がある!」との意見があり、続編が期待されます。

 

執筆者にとって貴重なご意見となりますので、購入していただいた方にはアマゾンのレビューを書いていただけると幸いです。

 

9月から3か月間、山梨から総合診療科のA先生が勉強に来られています(実習医)。

入院患者を担当し、メジャーな薬から珍しい薬まで短期間で経験をつんでいます。

 

短期間ながらも濃密な時間を過ごされています。

 

実習医としての研修をご希望の方は飯塚病院漢方診療科のホームページに案内がありますので、

ご連絡ください。

https://aih-net.com/resident/senior/straight/kanpo.html

 

 

10月28日に東洋医学会福岡県部会

http://www.jsom.or.jp/medical/information/pdf/kyusyu/10.28hukuoka2.pdf

10月29日に東洋医学会九州支部総会

http://www.jsom.or.jp/medical/information/pdf/kyusyu/10.29kyushu.pdf

 

があります。

九州支部総会は当科から4演題の発表予定です。

 

発表予行が大変でした。

多くの方々がご参加なさいますことを期待しています。

 

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Gです。

 

9月に羊土社からGノート増刊号「メジャー漢方薬」が出版されます。

当科の吉永医師が編集に携わり、当科にゆかりのある医師が中心に執筆しています。

 

 

出版社や編集者からの要求レベルが高く、当科のスタッフはかなり頑張りました。

日本東洋医学会学術総会とも執筆時期が重なり大変な思いをしましたが、

良い内容に仕上がっているように思います。

 

本の内容は出版社のページが詳しいです。

https://www.yodosha.co.jp/gnote/book/9784758123242/index.html(羊土社のページ)

 

お買い求めはamazonが便利です。

https://www.amazon.co.jp/G%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%88%E5%A2%97%E5%88%8A-Vol-4-%E6%9C%AC%E5%BD%93%E3%81%AF%E3%82%82%E3%81%A3%E3%81%A8%E5%8A%B9%E3%81%8F-%E3%82%82%E3%81%A3%E3%81%A8%E4%BD%BF%E3%81%88%E3%82%8B-%E3%83%A1%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%BC%E6%BC%A2%E6%96%B9%E8%96%AC-%E7%9B%AE%E3%81%8B%E3%82%89%E3%82%A6%E3%83%AD%E3%82%B3%E3%81%AE%E6%B4%BB%E7%94%A8%E8%A1%93/dp/4758123241/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1504164717&sr=8-1&keywords=%E3%83%A1%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%BC%E6%BC%A2%E6%96%B9%E8%96%AC

(アマゾンのページ)

 

漢方に詳しい方には是非ともお買い求めいただき、貴重なご意見を頂戴したく存じます。

 

漢方はこれからという方にも是非ともお買い求めいただき、初心者ならではのご質問を頂戴し、今後の糧にしたいと思います。

 

お買い求めの際は、日常の勉強のお供に1冊、インテリアに1冊、ご進物用に1冊の合計3冊の購入がおススメです。

 

冗談はさておき、この本が漢方の普及と活性化の一助となれば幸いです。

 

 

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Gです。

 

7月も半ばを過ぎて梅雨が明けました。

福岡県では水害もあり、当科の患者様にも被災された方がいらっしゃるようです。

この場をかりて心よりお見舞い申し上げます。

 

梅雨の間はめまいや頭痛、嘔吐などの水毒患者さんが多かったです。

主訴が頭痛、めまい、嘔吐で同時に口渇、自汗、尿量減少があり、

このような患者さんが同じ日に何人かお見えになったことが何回かありました。
 
「雨降り前や雨の日は辛いでしょ?」と訊いて、「そうです」と答えられる方も
おられますが、「あまり考えたことなかったけど、そうかもしれない」
というような曖昧な自覚の方も結構おられます。
 
このような方は不調の際に輸液を受けて一時的に気分が良くなったと言われることがあります。
これは水毒で組織中に水が貯まる一方、血管内は脱水しており、脱水症状が改善したため
ではないかと察します。
五苓散はこれらの病態を改善するのでこの時期は大変重宝します。
 
梅雨があけて、とても暑くなってきました。
飯塚は冬は寒いですが、夏は県内でも高温になりやすい地域です。
これからは夏の漢方が増えることと思います。
 
外には蝉がたくさん鳴くようになりましたので、こんなものも沢山目にします。
 
蝉退(せんたい):セミのぬけがら
解熱、鎮静、鎮痙作用があり、痒みを止める。
消風散に含まれる。
 
夏の暑い時期は脱水、熱中症、そして冷え性が多くなります。
気をつけましょう。
 
<第68回に本東洋医学会学術総会の御報告>
当科の田原部長が学術奨励賞を受賞いたしました。
スタッフとして誇りに思います。
 
この日以降、部長の多忙に拍車がかかっていますので、少し心配しています。
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Gです。

 

色々な締め切りに追われているうちにブログの更新を怠けてしまいました。

久しぶりの更新です。

 

新年度になり、D先生が退職されました。7年もの間、飯塚の漢方の発展に貢献されましたが、

今後は小倉のご実家を継承され、そちらで漢方の実践をされます。長い間、ありがとうございました。

 

それと時を同じくして、M先生が当科のメンバーに加わりました。

かなり毛色の異なる先生で、これから面白いことが起こる予感がしています。

短期間で馴染みすぎて、もういつからいるのかわからない状態になっています。

 

私自身は、外来の患者さんも増えてきていて、やりがいを感じています。

劇的な効果を認めた症例には歓喜し、難渋する症例には肩を落とす、浮き沈みの激しい生活です。

充実していると思います。

 

この時期の漢方診療科のスタッフはくたびれています。

それは、東洋医学会の総会前だからです。

皆でガヤガヤいいながらスライドのチェックをして、書き換えての時期であり、

それなりにくたびれます。

チェック&修正が終わると、皆満足して学会に向かえます。

(そして、学会前にすでに学会ロスのような感じになってしまいます)

 

名古屋の学会では、遠方の方とお会いできるのを楽しみにしています。

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Gです。

冬の寒さが過ぎ、3月も半ばになると暖かさを感じます。

この冬は何回か体調を崩してしまいました。

(その1)
脈浮緊、無汗、悪寒、関節痛から麻黄湯
→軽度の発汗、少し楽になる
→翌日も寒気は残存
→麻黄湯でしっかり発汗
→口が苦い、関節痛が少し残存
→柴胡桂枝湯→症状消失

(その2)
寒さと倦怠感を感じる→鼻閉、意外と脈が弱い
→麻黄附子細辛湯→30分ほどで楽になる

(その1)と(その2)の間はほんの2週間ほどでしたが、どちらも現代医学的には感冒です。漢方では全く治療法が異なってくるところが面白いですね。よく効いたと思います。
また、急性期は症状の改善を短時間で実感できるので治療の実感があります。

よく考えてみると、自分で麻黄附子細辛湯を飲む機会が増えました。
(仕事で疲弊しているわけではありません。運動不足や不摂生の影響でしょうか。)

以上のように、冬場は色々ありましたが、春は春の問題があります。

今年は花粉がひどいですね。
例年よりも花粉症の症状が強い患者さんが多い印象です。
私も目や鼻に症状が出ています。例年は軽い症状のみなのですが、今年はひどいです。

小青竜湯やその加減方の苓甘姜味辛夏仁湯の出番ですね。
やはりこれも湯に溶いて服用した方が即効性が実感できますね。

自分で試して効果が実感できた治療方法は経験値が高いと思います。
著名な先生方の症例集のなかに出てくる自験例の記載は気持ちがこもっていて一段と面白いですよね。

飯塚病院は漢方薬に親しむにはとても良い環境にあります。

これからも自分(や家族)の不調の際は積極的に漢方薬を使用したいと思います。


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Gです。
 
あけましておめでとうございます。
1月ももう最終日ではございますが、本年初回のブログ更新です。
 
1月になると冬の寒さも本格的となり、気温が氷点下となる朝も多くなりました。
かと思ったら、昼間は暑かったりと、気温の日内変動が大きく、割と体に厳しい土地です。
(夏は湿度が高いし・・・)
 
某漢方雑誌の対談記事では、
「飯塚ってそんなに寒くないですよね」
と、大御所の先生が想像を述べられています。
 
なぜそんな発言があったのか?
それは対談のテーマが附子や烏頭に関するものだったからなのです。
(その対談には飯塚メンバーは含まれていません)
 
九州といえば暖かいイメージがあると思いますが、飯塚は山に囲まれています。
車で50分も行けば雪の地域もあります。
寒いところに住む冷え性の方はおられますが、平地に住む冷え性の方もまた
おられます。
私が想像するに、夏は湿気が多く、蒸し暑いので風通しの良い家が多いのだと思います。
住宅も寒地使用ではなく、暖房器具も東日本に比べると「かなり軽装備」だと言われます。
それなのに最低気温は0℃を下回ることも度々ですので、やはり九州の人は冷えやすいのだと思います。
 
「飯塚は寒いか?」と「飯塚は冷え性の人が多い」は別々の問題ですが、
それぞれの真偽については議論されるべきところかもしれません。
 
診療においては、11月以降、冷え性の方の治療機会が多くなりました。
その方々の中には、「冷える」と言って来院されるのではなく、「疲れがとれない」「肌の状態が悪い」「憂鬱だ」などの訴えで来院される方がおられます。
本人も冷えが原因で困った症状が起こっているとは思っていないので、温める治療で
体調がみるみる良くなるのを実感して驚かれます。
 
自分は冷えているとは思っていなくても、実は冷えが不調の原因になっている方は、
九州に限らず、意外と多いのではないかなと思いました。
 
話が逸れますが、昨年7月初旬に捕まえたクワガタを飼育していました。
子供の頃の経験ではクワガタは秋口には死んでしまっていたのですが、
昨年は長生きしました。ノコギリクワガタは12月中旬に、コクワガタは1月中旬に天に召されました。
冬場の虫をみて、「附子烏頭あげたら温まるかな」とか、「そろそろ独参湯かな」とか思ったりもしましたが、脈と腹は見れません。舌はときどき見せてくれますが、黄色いモシャモシャです。「夏の生き物だから、やっぱり冷えていたんだろうな」などと考えたりします。
騒がしかったり、中途半端に暖かかったり、寒かったりの環境がコクワガタの越冬を邪魔したのかもしれませんね。
(ノコギリクワガタは越冬しない、コクワガタは越冬するものもいるようです。)
 
これからしばらくは寒くて厳しい季節ですが、冷えないように気を付けましょう。
T部長も患者さんが寒くならないよう、発言には注意しておられる様子です。
 
さて、前回ブログを更新してからいろいろなイベントがありました。
大幹部Y先生のお誕生日、お正月、T部長のお誕生日など。
御祝いの楽しい様子などを撮影しましたが、ローソクが気になりましたので
今回は掲載を控えさせていただきます。
以下は新年会の写真です。
歌や出し物などがあり、日ごろお世話になっている方々に喜んでいただけたようです。
 
今年もよろしくお願いします。
 
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Gです。

 

自分の体調不良時には漢方薬を飲みます。

すぐに手に入るのでエキス剤を飲むことが多いです。

周囲を見渡すと五苓散を飲んでいる人、抑肝散を飲んでいる人などよく見かけます。

自分では五苓散、小青竜湯などが多いでしょうか。

(先日は黄岑湯を飲んでいる人もいましたね。)

ウチダの八味丸は当科でもファンが多いようです。

 

さて、外来では小児の患者さんもいるのですが、なかなか上手に飲めない方も

おられますね。

そこは漢方医としては「湯に溶いて服用」と言ってみるのですが、

自分の子供でも親の意に反して飲んでくれないことがあります。

最近、色々なものを自分の子供に飲ませる機会がありましたので、そのときの様子を書いてみます。

 

①呉茱萸湯エキス

7歳児。頭痛と嘔吐と心窩部の冷えで呉茱萸湯を飲ませる機会があった。さすがにお湯に溶いたら飲めないというので粉のまま飲ませた。苦くても何とか飲めた。30分後に症状消失。(そういえば、私はまだ呉茱萸湯を飲んだことがない)

 

②小建中湯エキスと桂枝茯苓丸加よくい仁エキス

4歳児。どちらも湯に溶いて飲んだが、「この味はそのままの方が美味しい」と、粉のままボリボリ噛んで、美味しく味わったあと白湯で飲み下した。

 

③当帰四逆加呉茱萸生姜湯エキス

4歳児に飲ませた。もうかなり警戒しているので、まず粉のまま味見をして「絶対飲まない!」と言われた。白湯に溶くのは諦めて、仕方なく粉のまま飲んだ。

(そういえば、私はまだ当帰四逆加呉茱萸生姜湯を飲んだことがない)

 

④麻黄湯エキスと平胃散エキス

0歳児。6ヶ月のときに麻黄湯と平胃散を別々に投与する機会があった。エキスをスプーン1杯の湯で練って、頬の内側に塗った。割と美味しそうな顔をしていた。

 

⑤小青竜湯エキス

0歳児。7ヶ月のときに鼻水がひどく、小青竜湯を麻黄湯と同様のやりかたで練って頬の内側に塗った。激しく嫌がって泣いた。母親がいないときの出来事で良かった。危ないところだった。症状は良くなった。少量の湯で練った小青竜湯は、湯で溶かしたものを飲み慣れた私が飲んでも、とても酸っぱくて飲みにくい味だった。次に、9ヶ月のときにまた小青竜湯を投与する機会があった。梁 哲成先生(やんハーブクリニック)の講演で知った方法を試してみた。

これは水飴が入っていたシリンジ型のお菓子の容器医療用ではありません)。シリンジを一旦抜いて中に粉を入れ、お湯を吸って振ったり叩いたりして溶かした。同じ味でもあまり嫌がらず、予定量をスムーズに投与できた。結構な勢いで吸いました。

 

親としてはシリンジでの投与は大満足です。赤ちゃんへの投与の際の苦労がかなり減ります。

 

シリンジ型の容器のお菓子は駄菓子屋で時々見ますし、一般の方にも手に入りやすいのではないでしょうか。シリンジ内の粉はボルテックスミキサー(Wikipediaへリンク)を使えば効率的に溶けるかもしれません。しかし、実験器具ですので、無理でしょうね。そこで、溶け残りの粒が気になる方は乳鉢ですりつぶすと良いですね。エキス剤がサラサラになります。これは日用品としても売ってありますし、amazonでも容易に手に入ります。

 

以前勤務していたところで高齢患者さんに「エキス剤が入れ歯に挟まって痛いから、もう飲まない」と言われることが何度もありました。このようなときにも乳鉢は役に立つかもしれませんね。乳鉢を使用するとサラサラにするのに3秒ほどしか要しません。

その他、強引な方法ですが、パッケージの上から丸い棒状のものを転がし、ゴリゴリするとサラサラのパウダー状になります。今回はスティックのりでゴリゴリしました。

興味のある方は試してみて下さい。

 

 

 

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