Sです。研修の先生の感想文です。
私は普段、「山の診療所」で地域医療を行っています。漢方を地域医療に活かすため、「あつまれ!!飯塚漢方カンファレンス」を読み、飯塚病院の先生方によるweb講演会を視聴してきました。飯塚病院の先生に教えてもらった事を地域医療で実践すると、初学者の私でも漢方薬が効くことがありました。この度、飯塚病院の漢方治療をより深く勉強したいと思い、飯塚病院での短期研修(1週間)を希望しました。
1週間のスケジュールとしては、朝に抄読会があり、午前に外来見学、午後にレクチャーがありました。
①抄読会 私は古典に触れた事が殆ど無く、抄読会は非常に新鮮でした。抄読会で取り上げられた方剤が、実際の患者に処方されていたり、午後のレクチャーに出てきたため、理解が深まりました。
②外来見学 午前の外来見学は、1日交代で多くの先生の外来を見学させていただきました。今まで私は自己流で脈診、腹診を行ってきましたが、脈診、腹診を指導医の先生と一緒に行う機会を頂きました。腹診では、お腹の冷えを他覚的に評価する事を学びました。質問にも丁寧に答えて下さいました。
③レクチャー 午後のレクチャーは、52項目のテーマの中から自分で希望したものを1対1で指導医の先生から指導を受けるものです。どのレクチャーも内容が充実していました。
1週間、集中的に漢方を勉強する事が出来ました。教えてもらった内容をしっかりと復習し、実際の診療に役立てようと思います。
ご指導いただいた先生方・スタッフの方々に御礼申し上げます。