研修 rush ① | 飯塚病院 漢方診療科のブログ

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漢方診療科へようこそ♪

Hです。

ご無沙汰しております。

1ヶ月ほど、研修の先生が4名おいでになり、賑やかに診療しておりました。それぞれ、キャリアも背景も勤務地も異なる先生方でしたが、よく交流され、熱心に吸収されていました。

トップバッターは1週間研修にいらした先生です。独学とは思えぬ知識量でした。

またぜひおいでいただきたいと思います。

 

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私は循環器を専門とする大学病院所属の医師です.漢方に興味を持ち独学を始めた59歳から,記憶力の低下を痛感しながら悪戦苦闘の2年間を経る中で,様々なweb講演会や書籍の中でも最も自分にしっくりきたのが飯塚病院漢方診療科の先生方でした.今年より大学で漢方講義を担当することとなり,改めて漢方の基本から学びたく研修をお願いしました.まず驚いたのが,医師クラークさんからのメール「先生の希望するテーマをお選びください」.多数の項目から研修期間中のレクチャーのテーマを自分で選択させていただけることに感動しました.
5日間という短い期間でしたが,早朝は古典の抄読会「類聚方広義解説,藤平健」,午前は各先生の外来陪席,午後はレクチャー2コマ,週2回の病棟回診,カンファレンス,生薬勉強会と濃厚な研修を受けることができました.また,年数回の和漢料理教室にもタイミングよく参加できました.陪席では腹診・脈診の丁寧に解説していただき,また時期的に特に冷えの影響を重視した問診や診察,様々な愁訴や患者全体から受ける印象から方剤を絞ったり加味したりする過程が学べました.根底にある先生方の博識と漢方への熱意,患者に寄り添う姿勢に感銘を受けました.
院内研修医,沖縄から3ヶ月研修に来られていた鍼灸師の資格を持つ医師,北海道から1ヶ月研修の専門医試験を間近に控える医師,彼らとの研修も刺激になりました.
前部長の退職直後の慌ただしい時期に快く研修を受け入れていただき丁寧にご指導いただいた全ての先生はじめ,医師クラークや看護師さんたちにも心より感謝申し上げます.
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