ベゴニアの花 in ホワイトデー
ふと、気がついたのだが、前の記事でちょうど100本目だった。
知らずに書いた100回目は、意外にも重厚だったが、コメントも何もなし(笑)。
いつものことだ。
まっ、今回で101回目になるのか・・・。
アトピー性皮膚炎の新薬の話でも書こうかとしたけど、
今日は、ホワイトデーということで、気が変わったよ・・・。
以前、知人の女性アナウンサーにプレゼントした下記の花。
これは、ベゴニアです。毎年、春先に花をつける。
しかし、ただのベゴニアではなく、世界で1つだけしかない、
彼女自身の名前がついたベゴニア。
実は、彼女の亡き父親(園芸家)が、彼女が小さいとき、
娘のために作出して国際博覧会に出品したもの。
でも、彼女は、本物を見たことがなかったそうなので、
私が情報を駆使して、探して「苗」を贈ってあげたら、涙を流して喜んでくれた。
その後、春には、見事に満開。
こういうプレゼントが出来たときって、私も本当に心から嬉しくなる。
レーシックの現状
先日の日本再生医療学会の講演にて、慶応義塾大学医学部の坪田教授(眼科医)が次のような話をしていた。ちなみに坪田先生は、かなり優れた医師・医学研究者・教育者で、確か、この治療法を日本に持ち込んだ方だったように思う。
「うちの娘たちは、みんな近眼なんで、レーシックをやってあげたい(年齢に達すれば)。でも、うちの奥さんだけは、「あなたにだけは、やってもらいたくない」と言っている(笑)。」
なお、レーシックでは「減菌」はできても「滅菌」はできませんよ。
また、角膜フラップ(角膜の表面の一部を円形状に薄く切って作成する保護膜)を持ち上げてレーザーを当てて戻す過程で、軽度の感染が起きないというわけでもありません。しかし、適切に器具を消毒していれば、このたびの事件のような入院を要するような症例が出ることはまずないのですがね・・・。
下記のアメーバー・ニュースで、レーシックのネタが議論されているので、
特に、気にしました。上記の先生の講演ネタ、及び、私の補足から、いろいろ「読み取ってください」ませ。
http://news.ameba.jp/research/2009/03/35071.html
<追記>・・・こっちのほうが重要か?
一方で、最近問題になっているのが、コンタクトレンズのケアが不十分で発症する
感染性角膜炎。
原因には、アカントアメーバ(笑)という原虫や黄色ブドウ球菌などがあります。
アカントアメーバは土壌や淡水によくいますが、
コンタクトレンズの一般的な消毒液では死にません。
知り合いの眼科医によれば・・・
長期間同じ保存液を使っているなど、不衛生な使い方をしていると、
角膜の表面に付いた傷から感染すると考えられます。
コンタクトレンズが原因と考えられる症例に限っていえば、
感染性角膜炎の入院症例は、2007年4月から08年8月中旬の間で、
全国224施設から233例が報告されています
(日本コンタクトレンズ学会と日本眼感染症学会の合同調査による)。
ここ数年の角膜関連の学会でも報告症例が急増しており、非常に注目されています。
軽症であれば点眼薬による外来治療で対応も可能ですが、
病変の進行が速いこともあるので注意が必要です。
また、先ほど挙げたアカントアメーバやMRSAによる角膜炎などの重症例では、
入院が必要になります。
特にアカントアメーバによる角膜炎では、特効薬がないので要注意。
アカントアメーバ・・・親しみを覚えるよ(笑)。
株価対策20兆円よりは・・・
例えば、株価対策20兆円分のうち、1兆円でいいから、iPS細胞やES細胞などの幹細胞研究及び癌・生活習慣病を征圧するための医学研究、それらに携わる若手~中堅研究者の雇用費に重点配分すると、とりあえず、言ってみませんか?
政権をとりたい、政党の方。今、同じバクチでも、そのほうが、日本国民にとってプラスですがね。
今の日本の株価のだいたい2000円くらいは、政府の悪政のため。
20兆円を突っ込んで得られる「期待利益」なんて、大規模かつ大胆な政界再編で国民に「期待」を持たせれば、すぐに得れると思うけど・・・。
マックのクォーターパウンダー
マック(関西では、マクド)のクォーターパウンダー。
別にWBC用のファイル欲しさではなく・・・3種類持ってますが・・・よく食べます。
もはや、ビックマックはいりません。
ダブルチーズバーガーもいりません。
あと、もう少し、コーヒーを旨くしてくださいませんかね?
たとえば、ミスタードーナツ(関西では、ミスド)とコーヒーなど1部の飲み物に限り、とりあえず提携なんていかがでしょうか?
米、「ES細胞」研究助成を解禁:オバマ大統領署名式に招かれた山中先生
いいなあ、適当なこと言って飯が食えて・・・
今日は先に、以下の経済動向の諸説に関するコメント:
いいなあ、日本の経済評論家や「エコノミスト」は、毎度、毎度、適当なことを言ってれば飯が食えて(笑)。
株価対策20兆円か・・・そんなコトをやってみな。倒産企業が余計に増えるから。
しかも投入資金は税金でかよ。まったく・・・。
3月中に1時的に6000円台をつけるかもしれんし(今日、10日にもな)、まあ市場関係者は、実際には6500円あたりまでは、すでに折込済みだろう。高値でも、8000円くらいまでだな。
ドルは、1ドル=90円か?・・・では期待を込めて(笑)、95円~100円な。
こういう状況が、一体どのくらい続くのかが最大の問題・・・まっ、あと2年くらいかな。
・・・と、私も上記の数値については適当に書いてますけど(笑)。
でも、もういい加減「バブル崩壊後」という言葉は止めにしないか?
今の状況は、「カジノ経済の崩壊」っていったほうが正確でしょうに。
どうよ?
[東京 9日 ロイター ] 東京株式市場 で日経平均 株価<.N225>が
昨年10月27日に付けた終値ベースの昨年来安値7162円90銭を下回り、
バブル後最安値を更新した。世界的な金融不安と景気悪化が懸念されている。
市場関係者のコメントは以下のとおり。
●株価対策や円安で底割れは回避
欧米での金融不安再燃が一番の下押し圧力となっている。
個別銀行への対応では、もはや市場は反応しなくなっているようだ。
3月は米国の旧証券会社、4月には商業銀行の決算発表が続き、
株式の含み損が拡大するなかマイナス材料となる可能性が大きい。
米株は底割れしたが、国内株式は少なくとも3月期末までは、
1)株価対策への期待感、2)為替の円安基調、3)需給面でのサポートが下支えし、
持ちこたえるとみる。
株価対策は20兆円の買い取り枠が決まっており、買い取り対象の拡大が待たれる。
為替については、多くの企業が1ドル90円程度を想定している。
円安が定着し業績上方修正余地が出てくれば、新規マネーを入れる投資家も出てくるだろう。
一方、中国での経済指標が改善するなど、ファンダメンタルズ 面は着実に回復してきている。
市場が実体経済面での回復を評価し始めれば、センチメントも変わるのではないか。
●金融不安と景気悪化の負のスパイラルを懸念
<三菱UFJ 証券シニアストラテジスト 白木豊氏>
米国株が下値を模索する中で日本株だけが公的年金などの需給面だけで
支えられるとは考えにくい。
株価対策期待や円安などもあり、株価が急落する局面でもないが、
引き続き下振れリスクは残っている。
現状は世界的に金融不安と景気悪化の負のスパイラルが懸念されている。
景気の自律的な反発を見越せば、株価は先取りして上昇するはずだが、
米国市場などをみても広範な銘柄が売られている。
株式のウエートを落とす動きが継続していると考えられる。
誰もリスクを取らなくなっている市場では、値ごろ感は通用しない。
米国の金融問題は商業銀行に焦点が移っている。
これまでの証券化商品だけでなく、景気悪化に伴い通常のローンも
不良債権 化しているためだ。
米政府による大手銀行を対象とした健全性審査(ストレステスト)でうみを出し切り、
公的資金 を注入することは必要なプロセスだ。
その結果の国有化は金融システムにとってプラスに作用する。
問題はその過程で銀行が貸し渋り 、一段と景気悪化が進むことだろう。
●市場に自信戻るまで厳しい展開続く
<JPモルガン ・アセット・マネジメント エコノミスト 榊原 可人氏>
金融や景気対策として何を行えば市場参加者に安心感を与えることが
できるかが当局は見えていない。市場参加者自身もわかっていない可能性がある。
ただ当局がいろいろなバランスを取ろうとして結局、
中途半端な対策になってしまっていることが、
モヤモヤが払しょくされない理由のひとつだろう。
市場に自信が戻るまで株価は厳しい展開が続く可能性がある。
日本株も、こうした世界的な流れのなかにあり軟調な展開だ。
公的年金の買いで底堅いと指摘されることもあるが
パフォーマンスではそれほど大きな違いはない。
公的年金の買いが入っているとしても、市場全体にそれほど大きな影響力があるかは不明だ。
日本株についても反転するためには、各国が協調して金融・景気対策を行い
世界のマーケットに自信が戻ることが必要だろう。
WBC・・・韓国に負けただと~
先ほど、本郷から駒場に来る途中、ちょうどWBCの日本ー韓国戦が終了した時刻だったので、水道橋で電車が満員になった。
乗客に聞いたら、何、韓国に0-1で負けた?!
これで、米国では、まずキューバといきなりやるのか・・・。
キューバの投手に164kmのストレートを投げるのがいるらしいが、
打ってね・・・イチロー!
なお、山口、亀井、内海、阿部、小笠原の巨人からの方々は、即刻、変えて貰いたい。特に、前2人は絶対替えて、御願いだから。
いろいろ理屈をこねて、西岡と松中を緊急招集できんのかな?
看護師の臨床研修の義務化をと言う厚労省検討会の「問題点」
同省は2004年に到達目標などを定めた研修指針を策定したが義務化はせず、
実際に指針に沿った研修を行う病院は一部にとどまっている。
中間とりまとめは、養成学校で習得する能力と、
臨床現場で求められる能力の乖離(かいり)を指摘。
新人看護師の負担が過重で早期離職の一因となり、看護師不足につながっていると分析した。
その解消のため「すべての新人看護師が指針に沿った研修を受ける体制の構築が重要」と明記。
研修病院への財政支援も必要とした。 (日本経済新聞)
コメント
医学部医学科などの他に、某一流大学の看護学科で、
大学卒・院卒の看護師の養成教育の1端も担っている私としては、
上記のような提言には首をかしげる。
大卒看護師で、臨床で何年勤めてるか?
一般には知られていないな。
結婚して辞めたり、まあ、臨床で働いても5年くらいが最長だ。
仕事を続ける方々でも、臨床からは離れて、大学の先生になったりする。
医師の世界では大学の教官は臨床・研究・教育をこなさねばならないが、
看護の先生のほうは、ほぼ教育のみで、研究・・・学位をとるためしかしないね(笑)。
なんのために、短大を廃止して大学に格上げしたんだろう?
もう看護の大学化が始まって20年くらいになるし、今も雨後の竹の子のように
看護大学だけは増えている。
このあたりに、いい加減メスを入れるべき時期だ。
iPS細胞の倫理問題って?
先日、倫理学者らに本気で考えて貰いたい「iPS細胞の倫理問題」って書きました。
東大や京大の倫理学者は「iPS細胞があるからといって、本当にすべての倫理問題が解決されたのか?」と問題提議はしています。HPや文献などで。
だったら、どんな倫理問題が残されているのか?・・・あげていただきたいなあ。
また、今後、どのような、臨床倫理課題が生じる恐れがあり、それに対する現時点で考えられる処方箋は何なのか?こういうようなことを患者さんは、もちろん、あらゆる関係者に対して、公的に述べるのが仕事ではないのですか?
では、同じ大学に在籍する医学研究者の端くれとして僭越ながら・・・iPS細胞を移植医療などに応用できる状況がかなり整ってきて、目の前に患者さんがいるという近未来情況を想定した次のような仮想ケースを設定して話をしましょう。
今、iPS細胞の癌化をはじめとするリスク回避がかなり可能になってきていますから、近未来に起こりうるかもしれませんので。
例えば、脊髄損傷の患者さんのケースを1つ。
今まだ、癌化や健康リスクが生じる割合が一番いい方法でやっても数年後には、20%くらいあるとする。でも、車椅子から立てて、杖などの介助でなんとか歩行可能になれる可能性も30%くらいはある。状況が変わらないのは50%。
さて、当該患者さんに対する治験はGoなのか否か・・・倫理的にどうか?
「臨床的には数年後に癌ができようが、もう、そんなこと(リスク)は敢えてどうでもいい。今、上記のようなベネフィットが得られるなら・・治験にいれてもらいたい。」・・・という患者さんもおられると思います。こういう患者さんの数は、年齢によってかなり異なるでしょうが。一方、そんなくらいなら、まだ今のままで仕方ないという患者さんもいるでしょう。
最新の医学論文(英文)を読みこなして、こういう「ケース」を想定して、個々の患者さんにとって、現状で最もベストな選択ができるような具体的な支援方法の選択肢やシステムを今から考えるのが、当該分野の研究者のはずなんだけどね・・・。
他の臨床医学研究にも、重なるところが多いから、上記のようなケースについて、
頭をひねるべきでしょうね。
なお、ヒトES細胞研究の合理的な規制緩和が日本でいまだにできず、日本のiPS細胞研究に甚大な悪影響がでていますが、これも影響力の強い政府がらみの倫理学者様のおかげです。そのうち、米国から感謝状でも貰えるかもよ(笑)。
中国からは、何も貰えませんが・・・。
なんで、こっちは米国と共同研究してると思ってんだか・・・「お金」じゃないんですが。
ヒトiPS細胞研究の場合、少なくとも、ヒトES細胞との比較データがないと、まともな学術誌には受かりません。・・・この点で、日本の大学だけで、京大絡みでなく、樹立された「iPS細胞」については、私は?をつけてます。
ただ、今なら(米国に比べて)質のいいヒトES細胞使用で、一矢は報えるのですがね・・・。
P.S; ここで書いたケースは、無断でパクルなよ!(To 学者様へ)
米、ES細胞研究を助成へ オバマ大統領が9日に署名
オバマ米大統領は人体の様々な細胞や組織に成長する胚(はい)性幹細胞(ES細胞)研究への
政府助成を9日に解禁する。米メディアが6日、一斉に報じた。
ES細胞研究は再生医療や難病治療への応用が期待されているが、
ブッシュ前大統領は「倫理に反する」として連邦予算による助成を2001年に禁止していた。
科学重視への政策転換の象徴となる。
報道によると大統領は9日、助成解禁の大統領令に署名する。
ES細胞はヒトの受精卵から作られ、人体のあらゆる組織に成長する「万能細胞」とされる。
脊髄(せきずい)損傷やアルツハイマー病などの治療に応用する研究が進んでいる。
ヒトの受精卵を壊して作るため、キリスト教保守派を中心に保守層での反対論が根強いが、
オバマ大統領は選挙中から研究推進を公約していた。(ワシントン=米山雄介):日本経済新聞
コメント
予想通りの展開です。これで、米国のiPS細胞研究も更に強力になるでしょう。
日本は、ES細胞研究の規制緩和すると政府がいいながら、いつやるんだろうね。