花見!花見!花見!
本当に、そこらじゅう花見の記事ばっかりだな(笑)。
じゃ、私は、変わった視点から・・・(*^▽^*)
自民党は、過半数を維持したけりゃ、この時期に総選挙やればよかったのにね。
これで目くらましの術が1つ成功。
高速道路1000円や「定額給付金」も、なんだかんだと言って、わりと好評のようだ。
誰でも少しでも、お金があるほうがいいにきまっている。
そのうえで、民主党のタイムリー・エラーもあるし・・・。
またそのうえに、人々の日常の嫌な気分が、花見で緩和されてる。
今後、これだけの条件を揃えるのは容易ではないぞ。
自民党は、唯一の「解散・総選挙」のチャンスを逃したな・・・。
4月28日以降は、また、株価も落ちそうだ。このあたりから、国民にとって、悲惨な統計数値が発表されはじめるのでな。
解散・総選挙どころじゃなくなる。景気対策が「人質」(?!)にとられるといってよい。
そして、いつのまにやら、総理は、サミットなんぞの外交日程を矢継ぎ早にいれ、結局、麻生総理は任期満了かよ・・・。
9月解散、10月選挙・・・。
ミサイル
「北朝鮮のミサイルが4月4日から6日に打ち上げられる確率ぐらい」で・・・と3月31日の記事に書いた。
日本政府は、4月4日から8日と表明してたが、5日だったな。政府は、私より不正確な情報解析で恐れいるわ。
彼らは、いいねえ。貧弱な解析で、高額な年俸が保証されてて。
まっ、軌道に載らずに失敗したとかいう報道だが、海上に不純物がばら撒かれているではないか。北朝鮮からしたら、今回のは、これで十分なんだろうな。
ワインと料理
ワインには高濃度のカリウムイオンが含まれている。
カリウムも、また塩の1種。
だからワインを飲みながら料理を食べると口がカリウムイオンに慣らされて、塩に対する閾値が高くなる。
そして、だんだん塩味が利いた濃い味つけの料理でないと、美味しく感じなくなる。
ゆえに、ワインラヴァーのグルメ案内は、割り引いて見る必要がある。
彼らが言う「うまい!とか、究極の味!!」というのは、単に、味付けが濃いだけだったりするから・・・。
WBCとiPS細胞研究
WBCとiPS細胞研究・・・一見、なんの関係もないように思えるでしょ(*^▽^*)。
しかし、経済的な観点からみれば・・・。
公表された「WBCの儲けの分配」をみてると、WBCの総収益から賞金や諸経費を引いた純利益のうち、日本が得るのは、たったの13%。
一方、MLB(メジャーリーグ機構)とメジャーリーグ選手会は、それぞれ33%で、米国が得る利益は66%。
名誉は日本、でも、お金は米国ということ。
あれっ?・・・この構造・・・近い将来、どこかで起こりそうだな・・・。
そうです。日本発のiPS細胞研究が臨床応用されたとき、だいたい、経済効果としては、以上のような感じになるかもね。
今の調子だと(´・ω・`)。
侍ジャパンの味覚
侍ジャパンのみならず、日本の各界著名人がよく訪れるという東京の月島にある某 焼肉屋が3月31日に公正取引委員会から誇大表示による景品表示法違反で排除命令をうけたそうだな。
その店は、かなり高級な但馬牛や神戸ビーフのみを使用している店のはずだったが、それらは20%のみで、80%は異なり、全体の50%くらいは米国やオーストラリア産だったらしい。
侍ジャパンの面々も、ひな祭りの日に、そこで決起集会を開いたらしい・・・。
ここで、「味覚とは?」の話をしようかと思ったが、やめた(笑)。
少なくとも、彼らは今までは、大満足してたんだから・・・。客(クリアン:フランス語)に幸せを提供するという飲食業のABCについては、その店は、曲がりなりにもクリアしてたともいえるし・・・。
これからは、いかにうまくHype(誇大広告)スレスレで切り抜けるか!
どの職業分野においても、もはや、どうも、そういう時代になったらしい・・・(´・ω・`)。
iPS細胞研究:オール・メジャー軍団 VS・・・
出たばかりのNature Biotechnologyだが、ヒト線維芽細胞からヒトiPS細胞ができるまでのDNAのメチル化の変化を最新のバイオインフォマテイックスを駆使して解析した論文が出ている。
Targeted bisulfite sequencing reveals changes in DNA methylation associated with nuclear reprogramming.
Deng J, Shoemaker R, Xie B, Gore A, Leproust EM, Antosiewicz-Bourget J, Egli D, Maherali N, Park IH, Yu J, Daley GQ, Eggan K, Hochedlinger K, Thomson J, Wang W, Gao Y, Zhang K.
Nat Biotechnol. 2009 Mar 29. [Epub ahead of print]
この研究自体の内容は重要ではあるが、基礎的な研究なので、専門家しか興味を示さないだろうし、結果も、すぐに応用に結びつきそうな感触を一般の方には与えるわけではないので、日本のマスコミも報道しないだろう。
ただ、著者名をみて、これは・・・と思った。
トムソン(ウイスコンシン大学)、デイリー(ハーバード大学)、ホッケドリンガー(ハーバード大学)・・・といったiPS細胞研究に関する「オール・メジャーリーガー」の共著論文である。
こうした研究は、1大学、1研究機関だけでできるものではないし、利害を超えた強力な連携がまず必要となる。そりゃ、お金も、かかるけどね。
お互いに、しのぎを削りあっている米国研究者ですら、これを、やってのけたということに、私は大きな意義を認める。
今後、更に、こういう「オール・メジャーリーガー」のドリームチームが必要に応じて組織され、優れた研究が続々と出てくるだろう。無論、個々の研究機関では、独自の研究も進めながら・・・。
とうとう、米国は艦隊を編成して、iPS細胞研究の成果を「総どり」に来たわけだ。
米国でのヒトES細胞の研究助成解禁も、前からいってるように、ヒトiPS細胞研究に拍車をかける。
対する、オールジャパン・・・。もはや、解散して「侍ジャパン」を再編してもらいたい・・・と書きかけて、正直、あほらしくなった。
もはや、1部を除いて、税金を食いつぶされるだけだから。
単に、お金だけを突っ込めばいいというのではないんですよ。官僚・大マスコミさん。
ついでに言っておくと、今頃、ヒトES細胞研究の規制緩和をしても、手遅れに近いから、その、おつもりで。また、どんな分野でもそうだが、(嫌々ながらやる)下手な規制緩和は、かえって規制強化されているのと同様のマイナス効果を生む可能性があるから、ご注意を。
個人的には日本政府には、この分野の研究支援について、次のことを望みたい。
WBCのときのイチローではないが、(日本の個々の優秀な研究者たちの、あるいは、成果を心待ちにしている患者さんをはじめとする方々の)「心が折れない」ようにするためには、もはや、米国との戦略的協調体制を強化する方向での支援策をひねり出すべきではないか?
特許がどうのこうのなんて、もはや、大部分を米国に押さえられそうな状況で、5分近くにまでもっていけるなら、日本全体としては十分だから。
iPS細胞を最大級の効率とスピードで、応用(ツールから再生医療まで)することを優先するなら、上記の様にしてほしい。
新年度!
元旦よりも、ある意味、今日は重要な日ではないか?
少なくとも私にとっては、そうである。
今月やらかすことが、ある意味、私の今後の10年を決めるだろう。
ここで、いい報告ができればいいな。
P.S:ワインに関する医学ネタは、明日にでも書きま~す。
日経平均、08年度の下落率は35% 8年ぶりの大きさ
31日の東京株式市場で日経平均株価の終値は8109円53銭となり、
2007年度の最終日だった08年3月31日の終値(1万2525円54銭)と比べて35.3%下落した。
年度ベースでの日経平均の下落は2年連続。
下落率は2000年度(36.1%)以来、8年ぶりの大きさだった。
08年9月の米証券大手リーマン・ブラザーズの経営破綻以降、
世界的に金融システム不安や景気後退への警戒感が膨らみ、
外国人投資家を中心に日本株売りが進んだことが響いた。
海外での売り上げの急減に加え、外国為替市場での
円高・ドル安の進行で自動車や家電などを中心に
輸出企業の業績が急速に悪化したことも売りを誘った。
10日には1982年10月6日(6974円35銭)以来の安値となる7054円98銭まで下落した。
東証株価指数(TOPIX)の終値は773.66で、07年度の最終日(1212.96)と比べて36.2%下落した。
東証によれば年度ベースの騰落率をさかのぼることができる1950年度以降、最大の下落率だった。
(日本経済新聞)
コメント:
このブログで、前に予想したくらいの数値で、結局は、3月期は落ち着いたね。
株価は、高値でも8000円くらい、円ードルは、95-100円までって。
本当は、もう少し、まともな政府なら、1万円を伺う局面もありえたし、9000円前くらいで落ち着いてたろうね。
まあ、これから、6月に向けてだけど、われわれ庶民の感覚からすれば、
株価なんてこのくらいの数字が実態をあらわしてるよ。
2年くらいしたら、落ち着くことは落ち着くでしょうが、嫌な落ち着き方をするでしょう。
格差の完全固定社会の実現という形で。
「努力が報われる社会」なんて野暮なことはいわない。
けれど、成果が正当にフェアに評価される社会であってほしい。
まあ、あらゆる分野で、「偽装」のうまい奴が、生き残る社会になりつつあるから、本当に嫌なもんだ。
なお、これから失業率、倒産件数など、さらに悲惨な数値がでてくるから、更に皆さんの財布の紐が固くなるな。飲食業なんて、バンバンつぶれてるし・・・。たとえ美味い店でもね。
生き残る店?・・・それは、近いうちに書くわ。
病態栄養学って?
このブログの感想・意見をいろんな形でいただく。
その中で、多いのが「先生は、本当にグルメですね~」という意見である。
(私は、そんなに。グルメじゃないけれど・・・)
まっ、間違っても「先生は素敵ですね~ハート」などというコメントはこない(笑)。北朝鮮のミサイルが4月4日~6日に打ち上げられる確率ぐらいで、こういうコメントがこないものか・・・(笑)。
まあ、それは、さておき、いろんな「食」に関して、偶にコメントしたくなるのは「病態栄養学」が専門の1つだから。
病態栄養学というのは難しく言えば、代謝疾患、消化器、呼吸器、腎、心血管系などの臓器、疾患に関係した学術分野であって、特に生活習慣病に係る栄養管理や健診における栄養指導、外科領域での周術期の栄養管理、癌治療における栄養管理、外来、地域での栄養管理方法の開発などに関する研究と診療を扱う。要するに、患者さんへの適切な食事指導とは何かを探るっていうのが、この学問の目的なわけ。
皆、どんな状況でも、その状況に応じて、できる限り安くて美味くて、安全なものを食べたいわけで、「なんか、いいものないかな~?」って趣味と実益を兼ねて、夜な夜な探し回ってるだけですよ(笑)。
南アフリカの美味しいワイン
どうも、このブログでは、先端医学ネタや大学や政府やマスコミへの嫌味などを書くより、飲食のネタのほうが、喜ばれるようだ(笑)。
まあ、医学の話は、授業ネタの「便利な整理箱」としてここを利用しているだけだけど・・・特にコメントも、つくわけでもないし(笑)、ちょっとお休みしようかしら。
ということで、今日は、ワインの話。
しかも南アフリカの。
別に、南アフリカで開催されるサッカーW杯に日本が、あと1つ勝てば出れるからというわけだけでもないが。。。
先日、新宿の、とある「イタリアン」で、偶々、グラスで飲めたのは、これ。
ミヤルスト・ルビコンというワイン。
イヤ~、かなり旨く、そして安い!
なのに、まるで熟成したシャトー・ムートン・ロートシルトのように
高貴で複雑な味わいのワイン。
銀座のグランメゾン「ロオジエ」(日本トップのフレンチレストラン)の中本聡文ソムリエが、このワインを飲むやいなや、すぐに「ロオジエでオンリストさせて下さい」といったらしい。
私の舌も満更ではないようで、いろいろ調べてみたら、このワインの評価は非常に高いようだ。