更年期に、急に腰が痛くなった。
「これも更年期なん?」って思った人へ。
先に答えを言うと、
更年期は、
腰を痛めやすい土壌がそろっている時期。
そこに負担が積み重なった日が、「急に」の正体だと思っています。
実は、腰痛って女性のほうが腰痛多い
というデータがあります。
ちょっと意外ですよね。
施術や教室に来られる方も、
腰痛は困りごと1位と言えるほど、
一度は腰痛に悩まされた人が多いようです。
腰痛は、そもそも女性のほうが多い
調べてみると、
腰痛は男性より女性のほうが多いと報告されています。
しかもその差は、
閉経の年齢を過ぎると、
さらに広がるそうです。
更年期というと、
ほてりや汗のイメージですよね。
でも、世界の研究をまとめた分析では、
19の症状の中で一番多かったのは「筋肉や関節の不調」でした。
筋肉や関節の痛みを感じる人は、
閉経前は約4割。
それが、
更年期から閉経後には約6割になるという報告もあります。
さらに、
更年期の症状が強い人ほど、
慢性の腰痛や関節の痛みが多いとも言われています。
これ、なかなか「へーー」じゃないですか。
腰の椎間板にも、エストロゲンを受け取る部品がある
腰の骨と骨の間でクッションの役目をしている、
椎間板。
ここにも、
エストロゲンを受け取る部品(受容体)が見つかっています。
閉経後の女性は、
同じ年頃の男性より、
椎間板の変化が進んでいるという報告もあります。
ホルモンの減少が椎間板に関わっているのでは、
という仮説もあるんです。
ただ、これはまだ確かめきれていません。
この時期は、
年齢も、体重も、動く量も、睡眠も、
一緒に変わっていくから。
ホルモンだけのせい、
とは言い切れないんですね。
ホルモンと痛みの関係は、
前にも書いているので、よかったらこちらも。
👉更年期と全身の痛み
更年期は、腰を痛めやすい土壌がそろっている
更年期は、
交感神経が優位になりやすくて、
筋肉が硬くなりやすい時期だと思っています。
睡眠が浅くなって、
体の力みも抜けにくくなる。
硬くなった筋肉は、体を支えたり、
衝撃を逃がしたりするのが苦手になります。
そこに、筋肉量の低下や、
体重・お腹まわりの変化、
動く量の減少が重なる。
腰が痛みやすい土壌は、
確かにそろっているんです。
「急に」痛くなるのは、
その土壌に少しずつ負担が積み重なって、
コップの水があふれた日。
私は、そんなふうに見ています。
体がずっと緊張しっぱなしで、
筋肉が硬くなっている状態。
私は「緊張体質」と呼んでいます。
この状態の根っこはこっちにまとめてあるよ。
👉緊張体質のこと
更年期だから仕方ない、
で終わらなくていい。
ホルモンはどうにもできなくても、
筋肉の硬さや力みには、
手が届きます。
腰まわりの力み、一緒に確認して、
ゆるませていきます。
更年期のからだの変化については、
こちらでも書いています。→更年期のからだについて
体を変える、近道コース。