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ボキャブラリー

旅行で行った先で、景色を見た時に、どんなことを感じるでしょうか。最近行かれた場所を思い出してみて下さい。美しい、落ち着いてる、静かだ、空気が澄んでいる、気持ちがリフレッシュする、音が心地よい、肌寒い・・・・・いろんな感想を持たれると思います。

また仕事上の会議の場面を思い浮かべて下さい。多くの場合、出席者同士が分かる単語を使って議論を進めています。

更に議論において、発言したり、自分なりの考えをまとめるのに、意味を理解している単語や思考方法を使います。

実は、何かを感じたり、考えたり、表現する際に、自分の持っているボキャブラリーが多いほど、幅広い感じ方、考え方、表現ができます。ですからボキャブラリーを増やすことは、IFTOINPUTFEELTHINKOUTPUT)の各プロセスの中味を充実させていくことにつながります。

ここで言うボキャブラリーというのは、単なる言葉ということではなく、その言葉の意味、どんな状況で使われるものか、人はその言葉を使う時どう感じるのか、更にどういった思考の中で使われるのかまで含めたものと考えます。ボキャブラリーを増やしていくには、直接的(経験する)にも、間接的(見たり、聞いたり、読んだり)にも、学ぶことが必要です。


学べば学ぶほど、ボキャブラリーも深まり、IFTO(INPUTFEELTHINKOUTPUT)も深まり、大げさに言えば、人生も深まっていきます。

学んだ結果が、感じ方、考え方、そして行動の幅を広げていきます。人としての幅を広げていく楽しさのようなものも出てくると思います。

同じ話題で盛り上がるのは、ボキャブラリーを共通にできるからです。そう考えると、ボキャブラリーの量を増やし、質を高めていくのも楽しくいいものではありませんか。




同じではないこと VS 同じこと

IFTO(INPUT→FEEL→THINK→OUTPUT)の流れで考えて、それを記録していると、毎日、同じことを繰り返している部分と、同じではない部分があるのに気がつきます。


同じではないことを考えてみましょう。初めての人に会って、その人から面白い話を聞いたり、読んでいる本から新しい考え方を学んだりしています。それらからヒントを得て、自分なりに考え方や行動に反映させています。そこには、人としての成長があります。


一方、同じことの繰り返しの中にも、続けていることで、ふと新しい発見があったりします。

例えば、料理を毎日していると、同じ料理でも、ちょっと味付けや盛り付けや、場合によっては材料を変えようという工夫することもありますよね。何かを続けていると、ある段階で、次のステップにフッと進むことがあります。何かを深めるということです。守破離という考えに通じるところもあると思います。ここにも人としての成長があります。


日常の活動で、同じでないことから学ぶことは多いのですが、同じと思っていることも少し考えを深める時が自然とやってきて、と変化を持たせる行動につながることがあります。同じと思っていることでもちょっとだけ深く感じ、考える時間を取られてはいかがでしょうか。




メモをする

アイデアマン、発明家と言われる人たちは、思いついた時にメモをします。人によっては、枕元にメモ用紙とペンを置いています。

寝ている時に、ボーッとなかなかいいアイデアが浮かんでいると思うことがありますが、目覚めるとあまりはっきり覚えていません。ボーッしている内に、メモをしてしまうのが良いようです。

忘れるからこそメモをします。メモをすると忘れてもいいので、他のことに集中できます。


メモをするのは、記憶を補うだけでなく、自分が何に興味を持ち、何を考えているのかを知り、更にそれを実行に移していくことにつながります。

IFTO(INPUT→FEEL→THINK→OUTPUT)では、各プロセスを紙に書いて、自分の活動の流れを意識するフォーマットを考えていますが、最初は、思いついたり、気づいたことをメモすることから始めて良いと思います。それがメモをすることを習慣化し長続きさせるコツだと思います。


メモする習慣がまだない方は、まず買い物のついでの時にでも、小さなメモ帳を買って、それとペンを、ポケットか、カバンの中か、机の上か、枕元か、一日のうち必ず目にとまるところに置いてみて下さい。

是非、今日から始めてはいかがでしょうか。

重要なことVS急ぐこと

物事を進める時に、やるべきことをリストアップして、優先順位をつけて、そして取り組みましょうと言われます。

みなさんは優先順位をどのように、つけていらっしゃいますか。

締め切りがあれば、それを優先させると思います。でもそれを続けていると重要なことがいつまでたってもほったらかしになってしまっているかも知れません。

そんな時には、A4サイズの紙の半分ぐらいの大きさに、漢字で「田」の字を書いてみて下さい。4つのマスができますね。右上のマスに、「重要でかつ急ぐこと」、左上に「重要だが急がないこと」、右下に「重要ではないけれども急ぐこと」、左下に「重要でもなく急ぐ必要もないこと」を書いて優先順位を整理してみて下さい。

もちろん最初にやるべきことは、右上の「重要でかつ急ぐこと」です。次が少し悩みますね。左上なのか右下なのかですね。できるならば、左上の「重要だが急がないこと」をするのがいいと思います。そのためには、できるならば右下の「重要ではないけれども急ぐこと」を、急がないように段取りして進めておくようにするのがいいのですが、なかなかそうはいなかいことも多いですから、そこは状況によって柔軟に考えるのが良いですね。

急ぐことと重要なことは、必ずしも一致するわけではありません。自分にとり、重要だと思うことを、できるだけ優先させるようにすることが大切です。


じゃ、何が重要なことかとなりますが、私自身は、人生のミッションだと思います。人生のミッションを知るのにIFTO(INPUT→FEEL→THINK→OUTPUT)を意識することが大切ですが、それについては、また別な機会に書きます。




鳥の目、虫の目

物事を捉えるときに、鳥のように、高い空から俯瞰的に全体を見ることと、虫のように非常に近い部分を集中的に見ることの両方が必要だと言われます。

この考え方をIFTO(INPUT→FEEL→THINK→OUTPUT)に取り入れてみましょう。

何らかの情報が入って(INPUT)きた時に、自分にとっては望ましくないと感じた(FEEL)としましょう。多くの場合、感じる対象は、今、目の前にあるもので、空間的もしくは時間的に、今の自分に近いところにあります。

次に、考える(THINK)段階に入った際に、鳥の目や虫の目の出番となります。今、目の前にある情報は、虫の目(空間的もしくは時間的に、今の自分に近い)で見がちです。望ましくないと感じた時こそ、鳥の目(時間や空間の距離を遠くする)を持って、世の全体の中、歴史の流れの中、業界の中のように、高い位置から見てみると、望ましくないと感じていたことも、別な感情を持って眺めることができます。

そうすることで、感情に流されないで、今までにはない行動につながるかも知れません。

少し行動に閉塞感やマンネリ感があったり、場合によっては感情に流されそうだなと思ったら、鳥の目を持って、物事を捉え考えてみましょう。違った見え方ができます。