誰かを誘ってみましょう。
何かに取り組む時に、ひとりで始めるのが難しい時があります。
そんな時には、誰かを誘ってみてはいかがでしょうか。
私も、IFTOについてまとめたり、blogを始めたのは、BMB.代表の森一哲さん と教育やコンサルティングについて話している時に、IFTOのアイデアを話したことがきっかけです。
それまでは、自分の中で考えているだけでしたが、森さんと話す中で、考えをよりバージョンアップしていけるようになりました。
また、彼との打ち合わせやメールや電話でのやり取りだけでなく、彼のアイデアもIFTO理論には反映されています。
誰かと一緒に物事を進めるということは、自分のOUTPUTに対してのフィードバック(INPUT)が自然に行われるメカニズムを自分の外に作ることになります。
フィードバックが来れば、それに何か対応し、実行することになります。
IFTO(INPUT→FEEL→THINK→OUTPUT)のOUTPUT部分が、次のINPUTにつながっていくことが実行につながる大切なポイントです。このサイクルを自然な形にしていくことが実行力をつける方法のひとつです。
なかなか取り組めないことがありましたら、誰かに声を掛けてみてはいかがでしょうか。
誰かに意見を聞くことから始めても良いと思います。その人が同じような問題意識があれば、仲間になって、もしかしたら一緒に取り組んでくれるかも知れません。
好きでないことに取り組む方法
あまり好きでないことをする時に、億劫さが顔を出します。みなさんは、そんな時にどうされていますか。やりたくなったらやろうというのも答えのひとつです。でも、締め切りがあるなど、どうしてもやらなければいけない時も多いです。
好きでないことをする時の一番の障害は、始めることができるかどうかです。始めてしまえば、いつの間にか片付いているという経験もあると思います。じゃ、どうやって始めるかですね。
環境を作ってしまうとのいうのが一番です。書類を作るなら、机に座ってパソコンのスイッチを入れてしまう。そうじをするなら、掃除機を出してくる。誰かに連絡するなら、その方の名刺を出して電話を持つ。どこかに出かけるならば、出かける時間を決めてしまう。
2番目の方法として、良く言われていることですが、やらなければいけないことが終わったら、自分に褒美をあげるやり方があります。例えば、仕事が一段楽したら、好きなコーヒーを飲む。掃除が終わったら、好きなテレビを観る。勉強がすんだら、お風呂に入る。他にもたくさんあると思います。
ちょっと長めの視点で見る3番目の方法があります。好きではないけれども、それをすることで、自分自身が成長していくと考えることです。成長には、2つの意味があります。物事を成し遂げる人間としての成長がひとつで、もうひとつが取り組んだ結果として能力が高くなるという意味での成長です。
これら3つに共通しているのは、「別な切り口を見出している」ということです。取り組むべき課題そのものに目をやるのではなく、その周りのことに注目して実行に移すということです。
好きではないけれども、何かをやらなければならない時、是非、これらの方法を使ってみて下さい。
これら3つの方法のいずれも、IFTO(INPUT→FEEL→THINK→OUTPUT)の流れのINPUT部分にちょっとした工夫をする方法です。他にも、FEEL、THINK、OUTPUTで工夫する方法があります。今後、そういった点も書いてまいります。
実行力にもいろいろ
実行力について、考えてみると、大きくは2つに分かれるように思います。
好きなことに取り組む実行力と好きではないことに取り組む実行力です。それらについても、更に2つに分かれます。
ひとつは、瞬発力のようなもので、やらなければいけないときに、直ぐに行動に移せる力です。
「忙しい、忙しい」と言っている人の中には、瞬発力のある実行力を持っている人が多いようにも感じます。例えば、何か話し合っているときにでも、必要ならばその場で電話して問題解決を行ったりしています。後でやるより気がついた時に片付けてしまった方が良いと考えての行動だと思います。そういったことが好きということもあるかも知れません。
思いついたらやってみるというのも、実行力をつけるひとつの方法だと思います。
もうひとつは、継続して物事に取り組んでいく力です。多くの仕事や学習を進める際には、こちらの力が求められます。
本ブログでは、IFTO理論の視点で、好きなことを見つけ出すこと、そしてそれを確実に実行していくこと、更に、あまり好きではないことに取り組むこと、そして、瞬発力のある実行力、継続した実行力などについて情報発信してまいります。
IFTO理論を活用し、人間の活動の基本IFTO(INPUT→FEEL→THINK→OUTPUT)を知り、自分自身を見つめ自分自身を知ることで、実行することを習慣化していく流れを作っていただくために、是非、継続して本ブログをお読み下さい。
俳句
散歩しながら、季節の変化を見て、その変化を感じて、5・7・5を考えて、そして俳句が生まれます。
自然に囲まれた場所では、木々の変化から季節の変わり目を知ります。
都会でも服装や街の催しから季節の流れを感じることができます。
5・7・5を考える時には、自分の中にある言葉の引き出しから自分の感じたことを表現できる言葉を探します。
俳句の場合は、季語を入れますので、時によっては、「季語辞典」を使います。そして紙やノートに書きます。時には、自分の詠んだ俳句を、家族に披露して、感想を聞いたりもします。
これは、人の活動の流れ、IFTO(INPUT→FEEL→THINK→OUTPUT)に沿っています。
もちろん俳句だけでなく、日常の営みの中に、IFTOの流れがあります。この流れを意識して、一日を過ごされてはいかがでしょうか。
引き出し
IFTO理論では、記録を書き表すことが大切だと考えています。
書くということは、自分なりに理解して表現するプロセスを通っているので、経験を自分の一部にすることを行っていることになります。
記録をすることで、忘れてしまったかも知れないことを認識することができます。
記録することで、INPUT、FEEL、THINK、OUTPUTが自分の引き出しにしまわれます。
経験を多く、しかも多様な経験をして、様々なことを感じ、悩み考えること、そして行動したことによって、INPUT、FEEL、THINK、OUTPUTの各々の引き出しの中に更に小さな引き出しがたくさんできてきます。
IFTO(INPUT→FEEL→THINK→OUTPUT)について考える時に、同じ対象を時系列で捉えるだけでなく、各々の引き出しから過去の経験が取り出されて、次のプロセスに使われます。
少し前、場合によっては、昔考えていたこと、小さい頃の経験などから、新しいアイデアが出てきたりするなどが、それになります。
是非、みなさんがIFTO(INPUT→FEEL→THINK→OUTPUT)を意識され、できたら記録を取られて、様々な引き出しを持たれてはいかがでしょうか。
時には、小さな頃の経験、感覚、考えたこと、実行したことも、思い出して書いてみて下さい。自分の引き出しが整理されていくのが分かります。