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スポーツ選手

米大リーグは、ボストンレッドソックス の優勝で幕と閉じました。

松坂や岡島 の活躍をテレビで楽しまれた方も多かったと思います。


実行力ということで、考えると、彼らスター選手はもちろんですが、スポーツ選手は参考になります。

試合という目標に向かって、日々の練習計画を立てて、それを実行していく。

日々の試合や練習を日記の形で残している選手も多くいます。

これは、正にIFTO(INPUT→FEEL→THINK→OUTPUT)を実践しているのです。

お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、IFTO(INPUT→FEEL→THINK→OUTPUT)はつながっています。自分のOUTPUTは、自分のINPUTの一部になり、次のFEEL→THINK→OUTPUT→INPUT・・・・・と連鎖になっているのです。


スポーツ選手は、練習後に、自分の体調などを確認し、明日からの練習にどう活かしていくかを考え、また次の日の練習にと臨んでいます。試合の場合も、その日の試合を振り返り、次への対策を考え、練習や次の試合に取り入れています。

例えば、浅田真央選手や安藤美姫選手などのフィギアスケートの選手たち が、滑り終わって、そんなに時間が過ぎていないのに、自分自身のスケーティングを冷静にコメントしています。その自分自身のスケーティングへの感想から、次の練習や試合に十分な対策が(もちろんコーチとの二人三脚でしょうが)、練られているのだと思います。

つくづく、この人たちは、IFTO(INPUT→FEEL→THINK→OUTPUT)が習慣化しているのだなあと関心します。


でも、スポーツ選手でない我々はどうすればいいのでしょうか。次の2つにトライしてみて下さい。

1 IFTO(INPUT→FEEL→THINK→OUTPUT)の流れを意識する。(思い出したときでも大丈夫です)

2 日記のように、IFTO(INPUT→FEEL→THINK→OUTPUT)の流れで、その日のことを書いてみる。  

日記をつけている人は、日記をこの流れに変えてみてはいかがでしょうか。

日記もつけていない人は、まずは1週間でいいですから、IFTO(INPUT→FEEL→THINK→OUTPUT)の流れを記録してみましょう。


この2つのことをしていると徐々にではありますが、日々の生活の中で、IFTO(INPUT→FEEL→THINK→OUTPUT)の流れが習慣化して、自然と実行力もついてきます。


★もっと具体的に体験してみたい方は、ワークショップ に一度、お越し下さい。




目標の立て方

みなさんは、個人の目標を立てる時に、どんなことをされていらっしゃいますか。


いろんなやり方があります。

1 いつも何となく思っていることを、改めて目標にする方もいらっしゃいます。

2 ちょっと時間を作って、やってみたいことやありたい自分を考え、思いつくままに列挙して、それをグルーピングしたり、優先順位をつけたりして決めるという方もいらっしゃいます。

3 自分のありたい姿を明確に意識して、そこまでのステップを書いて、それから、一年の目標はこれと決めるという方もいらっしゃいます。

いろんな方法がありますから、ご自分にあったやり方で良いかと思います。


ただ、目標を立てるときに、ちょっとだけ考えてみて下さい。

自分の適性とか性格とか、どんな時に幸せに感じるとか、自分の得意なのはこれかなとか、自分の行動パターンなども考えて、それを目標作りにも反映されてはいかがでしょうか。

一言で表現すれば、自分を知って、それを目標に活かしましょうということです。

自分を知るというのは、簡単なようで、それはそうでもない部分もあります。


そんな時に、ご自身のことをIFTO(INPUT→FEEL→THINK→OUTPUT)の流れで見つめてみましょう。具体的な方法としては、日記をつけるように、今日一日を振り返る時間を30分だけでも取ってみましょう。今日、会った人、遭遇したできごと、読んだ本、街中で見たことなどに、何を感じ、どう考えて、明日から何をしていくかをノートに書いてみるのです。次の日の朝に、また30分でいいので、昨晩のノートを見て、今日、何をするかを計画します。更にその日の夜は、朝、その日にやろうと計画したことがどこまでできたかも含めて、今日の出来事を振り返ります。このことを、何日か繰り返してみて下さい。ここで大切なのは、実際に書いてみることです。そうすると序々にではありますが、自分自身が見えてきます。


そしてもう一度、目標を考えてみましょう。きっと、自分に合った目標に近づいていると思います。

目標を紙に書いて、さらに・・・・

今年も残すところ、3日となりました。

今日、仕事納めで、帰りに軽く一杯という方も多いと思います。

今年はどんな一年でしたか。

軽く振り返って、後は、来年の目標を立ててはいかがでしょうか。


「目標」を紙に書いて、いつも目につくところに貼っておきましょう。(誰もが言いますね。)

でも、それだけで終わっては、目標は目標のままで一年があっという間に過ぎてしまいます。


目標で終わらせない工夫をしましょう。


1 目標は具体的ですか。

例えば、「海外旅行に行く」ではなく、「6月に上海、9月にニューヨークに遊びに行く」ぐらいまでには、具体的に書きたいですね。さらに、できたら目標達成のために何をするかまで書いてしまうといいですね。


2 目標の数は、多すぎませんか。

もちろん、人にもよりますが、私は3~5個ぐらいにしています。目標も腹八分目です。


3 目標を友達や家族に話しましたか。

まだの方は、是非、話して下さい。友達や家族が応援してくれるかも知れませんし、あなた自身も「言ったからには」と目標達成に頑張りますから。


4 目標を毎朝、声に出して読んでみましょう。(恥ずかしかったら黙読でもいいです)

これは、目標を忘れないためです(人は忘れやすいですから)。目標を覚えておくということは大切なことです。


5 1ヶ月毎に、自分の目標に近づいたかを確かめてみましょう。

近づいていなかったら、なぜ近づかないのかを考えて、行動パターンを変えるとか、次の工夫をしましょう。

これは、経営学のマネージメントなどで使われているPDCAサイクル(Plan Do Check Action)を生活にも取り入れることを意味しています。


一年後に、目標が達成されているように、まずは、この5つから始めましょう。

年賀状の宛名書き

年賀状を出す時期になりました。


去年までの数年間は、宛名を印刷していましたが、今年は、一枚一枚、手書きにしました。25日までに出せば、元旦に届くということを聞き、この22日~24日までの三連休にまとめて宛名書きをしました。

ひとつ気付いたことがあります。

宛名を自分で書くと、ひとりひとりの方の住所がどこかということを思い出させてくれるということです。


中には、当人同士は多分お知り合いではないのですが、お二人が近所同士の場合を発見したりもしました。

手書きで知った面白さです。


もっと面白くできないかと考え、メモに書いてみました。


1:ご近所さん同士を集めて新年会や花見を開催する。

2:複数のご近所さんのグループ同士ができますから、各地元の自慢をしあう。

3:ご近所さんグループが別のご近所さんグループを尋ねて旅行に行く。

4:各々のご近所さんグループをつなげて、日本を盛り上げる。(ちょっと大袈裟かな?)

5:盛り上がったら、世界もつなげてしまう。(ますます大袈裟?)


これらを実行に移すかどうかは、また考えますが、書いておけば忘れることはありません。

実行への最初の準備まではできました。後は、実行あるのみです。


普段と違ったことをすることで、発見があります。発見の次は、何かできないか(ここでは面白くできないか)と考え、そして実行への準備まで進めることができます。


みなさんも、ちょっとだけ普段と違うことをして、意図的に、新しい発見されてはいかがでしょうか。

俳句

少し前の話になりますが、第三回日本再発見塾が、福島県飯舘村 で、今年の11月3日と4日に開催されました。 日本再発見塾 というのは、俳人の黛まどかさん などが、呼びかけ人となって、「日本各地に根付いた文化、伝統、歴史に触れ、その魅力を改めて見出すこと(再発見)を通じて、地域を、日本を、もっと元気にしていくことを目指した活動」をしています。


飯舘村は、その第三回目の開催地になりました。 2日間、飯舘村の空気に触れ、地元の人の家に泊まり、地元の方々との交流や地元の名所見学をするなど、日本を再発見する催しでした。今回のキーワードは、飯舘村の方言「までい」でした。「までい」とは、「丁寧に」とか「ゆっくり」という意味です。

私も参加し、地元の方々の若い頃の話や現在の様子を伺い、ありきたりですが、「日本人は何かを忘れてきてしまったなあ」と感じました。


今回の日本再発見塾の2日目には、事前に募集していた短歌や俳句の入賞者の発表を通して、黛まどかさんと、日本再発見塾の呼びかけ人のひとりである文学博士 上野誠さん が、短歌や俳句の楽しさを、本当に面白、可笑しく、解説されました。


そんなこともあって、この第三回日本再発見塾に参加してから、俳句を始めました。「忘れてきてしまったこと」を思い出すには、日常の中にある物事を、感じ、考え、書いてみるのがいいのではないか、しかも俳句は日本の文化だと考えた訳です。


旅行、イベントへの参加、ちょっとした非日常の経験が、何か新しい行動をする切っ掛けになることがあります。みなさんも、そんな体験があるのではないでしょうか。


こんなところにも、「実行力」をつけていくヒントがあります。