さて、易システムの話。
今回は本卦と之卦の間における、
時間的なかかわりについて、お話させていただきます。
ごくおおざっぱにいうと、本卦と之卦の主な関係は、
以下の図のようなパターンが考えられるでしょう。
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【青いマスは、左から過去・現在・未来をあらわす】
A:
現在にフォーカス。
之卦は背景・経緯などをあらわす。
B:
過去にフォーカス。
之卦は現在の状況を裏付ける。
C:
現在にフォーカス。
之卦は未来の可能性をあらわす。
D:
未来にフォーカス。
之卦はその未来に到達するための、
現在におけるポイントをあらわす。
E:
すべて過去にフォーカス。
之卦は本卦のコメント。
F:
すべて現在にフォーカス。
之卦は本卦のコメント。
G:
すべて未来にフォーカス。
之卦は本卦のコメント。
ざっと七パターンありますが、
このどれにあてはまるのか、
システムでは固定的に決まっているわけではありません。
臨機応変に読み取っていかなければならないのです。
ずい分エーカゲンに思えるかもしれませんが、
本之卦の関係にとどまらず、
易システムにおいてはおおよそ、このような調子です。
これがこのシステムの自由なところなのです。
あまりにつかみどころがないので、
心配になるかもしれませんが、それにはおよびません。
本之卦、八卦、変爻の内容を吟味すれば、
必ずひらめくもの、あるいは思い当たる節、
ヒントなどが隠されていることがわかります(腑に落ちる感覚)。
それがある程度の確信をともなったものであれば、
易システムがよこすメッセージがもう半分は読めたも同然です。
「剥の艮に之く(「はく」の「ごん」にゆく)」
などといういいかたをするので、
もう当然に、本卦は現在状況をあらわし、
之卦はその行く末、すなわち未来をあらわしてしかるべきだろう(C)などと、
ぼくも最初のうちはつい決めつけていたのですが、
経験からいえば、むしろそのようなケースは少なく、
Fのパターン、
本卦は現在をあらわし、
之卦は本卦に対するコメント、背景、含みをあらわすことが多いようです。
ポイントは、
本卦以外の、之卦などにあまりウエイトを置かず、「参考」程度にみること。
システムは、キャッチフレーズのように、
比喩のように、またある時は少々皮肉めいた言葉のように、
その第一声(つまり本卦)で語りかけてくることが多いようです。




