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ぼくは占い師じゃない

易のブログ……だったのですが、最近は白橋 升としての創作活動「遊星出版」の話題や日常雑記を綴っています。遊星出版のサイト(Googlesite)で作品を紹介しています。活動や作品の紹介はこちら(遊星出版公式サイト)→https://sites.google.com/view/yuusei-press

ちょっと前の記事(「わかってたまるか」)で、シンプルでわかりやすいオラクルブックは作れないかなあ……

というようなお話をさせていただきましたが、折り本で作ってみました。

こちら→「月水」

折り本の作り方はこちら↓

【一太郎2024の印刷ダイアログより】

大変不親切なことに「月水」には、使い方は書いてありません。

まず十二面のサイコロがひとつ必要です。
いきなりハードル高いかも。

でも大丈夫。

サイコロのアプリなんてのもあるようです。
それを使えばいいんじゃないかと。

・ききたいことを決めます。
・深呼吸を三回。
・サイコロをふります。
・「月水」の答えを読みます。

おわり。

本にして文フリで頒布することは……たぶんないと思います。
豆本にしてもカワイーかも、とも思いましたが……
最近はああいった手作業もローガンできつくなってきました。

ご参考までに、冒頭の漢詩もどきを読み下しておきます。
創作したものです。

「月水<つきみず>
(「つきみず」です。ゴミ出す日じゃないです)

月水ハ即チ、天の言<ことば>デアリ、
天ノ十二の理<ことわり>ヲ有ス。
骰子<さいころ>ハ即チ、天ノ象<かたち>デアリ、
以テ、水ノ往ク攸<ところ>ヲ告グ。」

ご興味がおありの向きは遊んでみてください。

 

【追記】

でいうか、サイコロのアプリ使うなら、同じスマホにふつうのA7版「月水」のPDFファイルをいれておけばいいわけで、そうすれば、わざわざ折り本を作る必要もありません。
よろしければダウンロードしてお試しください。

「A7版「月水」PDFファイル」→こちら

利益、益(ま)すこと。
天からの落とし物。

   ☆

「下」が減って、その分「上」が増されるのが献上の卦。
「上」が減って、その分「下」が増される恵みがこの卦。

この卦の象を見ると、いつも落とし物を連想してしまう。
もし下った一陰が「落とし物」なら、たぶん出てこない。
下卦が震、動きをあらわす卦だから、どこかへ持ち去られていってしまっている(もちろん観方は他にもある)。

川岸の樹から、一粒の小さな実が落ちる。

熟れた実は、落ちて、流され、朽ちていく。

物事は劣化するのではなく、

状況に応じ在り方が変化する。

朽ちていくからこそ、美しい。


 

はるか以前の話になるが、大変に僭越、かつ分不相応ながら、易の話をあるご夫妻にさせていただいたことがある。そのとき奥さんが「むずかしいわねえ。もっとぱっとわかるといいんだけど」とおっしゃられた。

ぱっとわかることもあるが、多くの場合、書かれている経文を読み替えて解釈しなければならないので、それがわずらわしいということだった。ニーズのちがいということになるのだろうが、そういうニーズなら今なら易ではなく「魔法の杖」を薦めるかもしれない。

いささか乱暴な言い方で申し訳なかったとは思うが「だったら易なんか使わないで、コイン投げでイエスかノーを決めればいいんですよ。ぱっとわかって、答えは明白です」とかなんとか、その時は言い放ってしまったおぼえがある(若かった)。

システムの親しみやすさに関連する要因としては、回答として得られる文の内容がどの程度平易か、ということもあるが、回答として用意されている文の数(パターン)との兼ね合いもある。

回答文の内容と数。

内容をもっとシンプルに、数をもっと絞ったシステムってどんなものになるだろうか……

と、ふと思った。

先のぼくの無作法な発言に出てきた「コイン投げ」。「アルケミスト」に出てくるウリムとトゥミミム(Urim and Thummim)。二者択一のディシジョン・メーカーなら、回答の数は2、内容はイエスとノー。
これらはミニマムである。
もうちょっとパターンをふやして、日常的に使えそうな……

易の卦は全部で64あるが、このうち十二消長(消息)卦と呼ばれるグループがある。十二消長卦は季節(月)と関連しており、そういう意味で生活に密着した卦と観られることもある。

しかしもし無常がなべて世の理だというのなら、季節や時間に限ったことでなく、すべてが陰陽の消長なのではないか。ならば、季節や時間に関わりのないことでも、よりシンプルに、この十二の卦だけで占うこともまた可なのではなかろうか。

そういう仮定に立って、消長卦だけを取り出してオラクル・ブックにしてもいいんじゃないか、と思った(十二消長卦は乾坤の間の循環を示すが、実はこの過程は乾坤の間に限ったことではない……というのはまた別の話)。

ためしに画を描いて……

【アンディ・ウォーホル風十二消長卦】

アカ。

ミとリぃ。

ぐんじょお いど。

 ……

きでい。

突然ですが、ウォーホルが出ていたこのCMを覚えてる人は、ぼくと同じくらいのトシのおじさん(おばさん)です(笑)。

冗談はさておき、卦の意味をベースに言葉をつけてみた。

一、 流れにさからわないこと。
二、 やりなおすなら、今のうち。
三、 いざ! 立ち向かえ!
四、 安定をくずさぬように。
五、 あわてない。はしゃがない。
六、 今こそ、決断を。
七、 自制せよ。
八、 予期せぬ出会いに、警戒せよ。
九、 逃げるが、勝ち。
十、 八方ふさがり。今は我慢。
十一、成り行きを静観せよ。
十二、危機せまる。早めに手を打て。

深呼吸する。正十二面体のサイコロを振る。出た目の回答を読む。

どうだろう。シンプルではあるけれども、ざっと観ても、単純なYES/NOで割り切れはしない。
だれがいつどういう状況で、いかなる質問をしたのかにより、得られる回答はそれこそ千差万別である。
そういった文脈、占機(占うタイミング)と占者(質問者)との相互作用、そこから引き起こされるシンクロが卜占の妙味だと思う。

でもやっぱり、ぱっとわかったほうがいいのかなぁ。


個人的には簡単に「わからない」ケースの方が、いろいろ勉強になるとは思っている。

前回「空鏡録」の記事 


にも似たようなことを書いたが、「わからない」から自分なりに「わかろう」とするそのプロセスが、『何を言おうとしてんだ、コイツは……』と煩悶するプロセスこそが(別にSじゃないけど)、よりおおきな「自分」にコンタクトするチャネル/チャンスを開くのではないだろうか。

……と、言いながらも、わかりやすく書かれた雑誌の占いコーナーを、ついつい見てしまうのもまた事実。


卜占ではないけれど、石井ゆかりさんの本がウケるのも、心に響くというのもあるけれど、何をおいても、まずはわかりやすいからだろう。
とはいえ……
必ずしも、いつもいつも、ぱっとわかるとは限らない。

みんな悩んで、大きくなった~
って昔、野坂昭如氏がCMで……

ああ~、古い!
古すぎる。

易は……
古いなんてものじゃないけれど。
 

遊星出版です。

ありがたい話で、何回かイベント(主に文フリ)に出店させていただいる中、「空鏡録」という作品についてご質問・ご感想をいただきました。

今回記事では、それらに応じさせていただくつもりで、「空鏡録」の根拠、注意、タイミングについて書きました。

改めて読み直してみると……
出自に関する説明を除き、「空鏡録」を「易」と読み替えてもイケそうな感じになりました。双方とも卜占のカテゴリに入りますので、卜占一般の原理のようなものと、とらえられなくもなさそうです。

「空鏡録」について、ご興味のある方は拙作ホームページをご覧いただければ幸甚です。
→こちら


【空鏡録、使い方の補足】


1.空鏡録の根拠は?

空鏡録のおおもとは、アクティブ・イマジネーションの手法を援用して書いた「夜の石は天に昇り空ゆく星に会えた」という、長い長いタイトルの物語です。


この物語の章立てを取り出して掘り下げ、拡充した結果が「トモルオン」で、さらに「トモルオン」をオラクル・ブックとして使えるように特化したものが空鏡録です。


「夜の石~」→「トモルオン」→「空鏡録」という順番で、蒸留をくりかえしてエッセンスを取り出していったイメージです。

一連の作品は、人間の意識は、普段自分だと思っている表面的な意識から、普段意識できない深いレベルにあたる潜在意識へと連なっており、潜在意識はさらに、普遍的で非個人的な共通の領域に通じている、というモデルに基づいています。

空鏡録の根拠になるのは潜在意識のレベルで、好き嫌いや期待、思い込みといった表面意識の働きをスルーするために、サイコロを使って回答とするメッセージを選びます。

本(文章)やサイコロ自体に特別な力があるわけではありません。それらは空っぽの鏡のようなもので、貴方があずかり知らない貴方自身を映し出します。「神はサイコロを振らない」というのは有名な言葉ですが、貴方がふだんは気づくことのない「貴方」という「神」がサイコロを振るのです。


2.空鏡録はむずかしい?

執筆時に首尾よく潜在意識からのなにかを受け取れていたとしても、言葉として書き下ろす段階で著者の表面意識によるバイアス(偏り)がかかります。空鏡録を書いているときは、むずかしいことを書いているつもりはなかったのですが、そのバイアスが『むずかしい』という印象をもたらしているのかもしれません。

ストレートに答えがわかることもあります。
ですが多くの場合、質問の回答としてメッセージを読み取るときには、読者が質問した文脈(質問の内容、状況)によって、メッセージを読み替える必要があります。

本の冒頭「使い方」のセクションでは「回答になっていなければ忘れてください」と書かれています。とりあえず捨て置き、忘れることは、最もよくある選択であろうと思ってそのように書きました。
しかし場合によっては、「わかるまで」、あくまでも質問の「回答」として読み取ろうとするアプローチもアリです。「読み替えよう」とする動き自体が、質問に対する新しい断面・視点を切り開くこともあるからです。「読み替え」るときには読者の表面意識のバイアスがかかります。

著者のバイアスと読者のバイアス。

得ようとしている回答が、潜在意識の、個別性に依存しないレベルにおける普遍的ななにかから来ていたとしても、個として生きるものどうしの間のやりとりでは、この二重のバイアスはどうしても避けることはできません。


3.空鏡録はいつ使う?

著者の場合、空鏡録は日々の行動指針を示す日常的な羅針盤です。朝起きて、習慣になっているモーニング・ライティングのついでに、『今日の行動指針は?』とたずねてからサイコロを振ります。もともとは「トモルオン」をそのように利用していました。その解釈の記録の集積が空鏡録の基礎になっています。

著者の場合の、もうひとつの利用法は、見た夢の意味をくみ取ろうとするときに、その参考情報として利用することです。だいたいストレートに『こんな夢を見たんだけど、この夢はいったいなにを意味しているのだろう?』と、たずねてサイコロを振ります。あるいはまた、夢の中に出て来た特定のシンボルについて『これはなに?』とたずねてサイコロを振ることもあります。答えは腑に落ちるときもあれば、そうでないときもあります。

基本的には、いつなにを、どうたずねてもかまいません。貴方独自の使い方をためしてみていただければ幸いです。

自分だけのハナシなんですが、

退職したら、どっかと~くの文フリに出店して、帰りの車窓から夜景を見ながらヨハン・ヨハンソンの「Flight from the city」(アルバム「オルフェ」より)を聴く……

というのが小さな夢でした。

   ☆

6/16(日)は退職の翌日で、今年はちょうどその日に文フリ岩手9が開催されるということで、上述の「夢」とあいまってシンクロを感じ、早々に申し込んで、昨日出店してまいりました。


帰る頃夕立に遭いましたが、天気は夕方まで良好。
来場者数は539名(内出店者178名)。

規模からいって当然かもしれませんが、限りなくone of themな東京の文フリと比べると、お客さんひとりひとりが、じっくりブースを見て回られる感じで、ヒジョーに緊張しました(ボケっと座ってるオジサンは、そうは見えなかったかもしれませんが)。



4作品持って行ったうちの2作品はオラクル・ブック(お告げ本。「トモルオン」「空鏡録」)で、小説・お話ではありません。
来場者さんのメインは(これも当然かも)物語を求めてお見えになっているのだと思います。そんな中、一貫したお話ではないオラクル・ブックは、関心の有無が明確に分かれる感じでした。

あと、webカタログを見てこられる出店者さんが多かった、というのも印象的でした。
自分以外にどんなところが出ているのだろう……と、webカタログを参照するのは当然の成り行きですが、容易に全体を見渡せる数なので、場合によってはメインの関心以外のジャンルも、丁寧に見ていただけたのではないでしょうか。こうなってくると、webカタログももうちょっとちゃんと書かなきゃ、です(いやあの、今までがテキトーというわけではないんですが……)。

出店者さん・来場者さん問わず、ブースに見えた方々とも、ずいぶんお話しすることができてよかったです。
とくに「空鏡録」については、「根拠はあるの?」「ちょっとムズい」等々、『優しく(ここ大事。皆さん年寄りにはやさしい)』フィードバックをいただきまして、ありがとうございます。

「根拠」については、過去の記事で一度書かせていただいてはおりますが→「空鏡録」、それ以外にもフィードバックをいただきましたので、機会を改めてこのブログで補足させていただきます。
次回頒布分については、その補足記事を付録に付けることも検討したいと思います。

   ☆

売れなかったら悲しいな……
(電車賃、かかってるしなあ)

と思っていたのですが、そんなことはありませんでした。

完売にはなりませんでしたが、持って行った分はほぼほぼ売り切り、ほっとしているところです。

来場者の皆さん、スタッフの皆さん、
ありがとうございました。

「小さな夢」は、もちろん叶いました。

遊星出版です。

初めて文フリに参加させていただいた頃から、どこか東京以外の文フリにも参加したいと思っていました。

このたび念願かないまして、岩手文フリに参加することになりました。よろしくお願いいたします。

 

ブース位置は「A-10」です。


webカタログ→

文学フリマ岩手9 2024/6/16(日)
開催  2024年6月16日(日)
時間  11:00〜16:00
    最終入場15:55
入場料 無料
出店  150ブース
会場  岩手県産業会館(サンビル)7F大ホール


公式開催案内ページ→

 



 

手放すこと。明け渡すこと。
ま、いっか。

   ☆

もとは「泰」卦で、「泰」の九三(下から三番目の陽爻)が、上九(一番上の陽爻)として献上された象であると観る。己の側(下卦)の陽爻を減らし、その陽爻を相手側(上卦)に送る。「泰」は安泰の象であり、できることなら、その状態を維持していたい。それを崩してまで、敵に塩を送る。

原文卦名は「損」で、「損」は減らすという意味だ。この「損」と次の卦である「益」は対概念で、六五と上九の爻辞には「益」の字が現れはじめる。塩を送られる側である。

書いたり、口先だけで言うのは簡単だが、ふつうは塩を送るなんてことは、できやしない。「損」が「損」に見えているうちはダメなのだ。早くする、一人減る、臣を得る、家をなくす……目に見える文とは裏腹に、この卦の本質は目先の損得ではなく、如何に己を虚しくすることができるか? ということにありそうだ。


 

遊星出版です。
「文学フリマ東京38」に出店してまいりました。

【販売準備完了】

天気は曇天でイマイチ感もありましたが、暑くなく寒くなく、ちょうどよかったのではないでしょうか。ピーカンもいいけど、今の時期、やっぱ暑いし。

そりゃいいんですけど、なんと!

始まってから2時間もたたないうちに、持って行った本がすべて売り切れてしまいました!

【完売御礼!】

ウレシイ悲鳴なんですが、ウリモノもないのにジジイが愛想だけふりまいていても仕方ありません。極めて異例のことではありますが、13時半過ぎには店をたたんでしまいました。

もし、それ以降にお見えになった方がいらっしゃったとしたら、申し訳ありません。ごめんなさい。この場を借りて、お詫び申し上げるほかありません。

過去一度、完売になったことがありました。
その時は16時過ぎまでは売れ残っていましたが、今回はビックリ! のスピード完売でした。入場料も1000円になったし、客足に響くんじゃないかな~とも思ってはいたのですが(よくない癖です。なんでも悪い方に考えます)、そんな心配はいらん御無用の何処吹く風。

ビックリ完売の要因なんですが、遊星出版ならではの要因もあるかと思います。

まず、持って行ってる本の絶対数が少ない。
古いデイパックに入れて自分で背負っていける分だけ持って行くことにしています。写真でご覧の通り、だいたいいつも、10~15、6冊。

一応お断りしておくと、あの、これ、故意にレア本にするために少なく刷っているのではありません。そういうスタイルなんだと、ご理解いただければ幸いです。

文も画も自分で書(描)いて、自分で編集して(印刷は業者さんにお願いしていますが)、自分で持てる分だけ持って行って、自分で売る。

読んでいただくには、まずは、お買い上げいただかなければ始まりません。そんなわけで、価格をおさえめに設定していることも要因のひとつでしょう。採算は取れていません。そんなにたくさん刷れない理由のひとつです。

とどのつまりは「道楽」ってことなんでしょう。

今回は場所もよかったのかもしれません。
一番端っこの宅急便搬出の受付窓口に近いところで、片側が開放されているので密集感が薄く、ゆったり感じました。スペースがあるので、来場者さんも大勢通ります。

近隣に来場者さん達が長蛇の列をなす人気のブースがありまして、コバンザメ効果もあったのかもしれません(笑)。ブース位置は事務局様が決めますので、出店者が「コバンザメ作戦」を目論むことはできませんが。

遊星出版の認知度も……上がってる? のかなあ……??
こればっかりは、よくわかりません。
初めてのことだと思いますが、「トモルオン」と「テンポウ航海記」を、それぞれ別の方がピンポイントで一点買いに見えました。
そうかと思うと、並べてあった本を一冊ずつ全部ちょうだい、と、いわゆるオトナ買いされていった方もいらっしゃいまして、ありがとうございました。

反省と言えば、出店者入場証とまちがえて宅急便の搬入ラベルで入っちゃったみたいで、手元にデフォルト2枚の出店者証が。以後気をつけます。


なにはともあれ。

ご来場者様。
出店者様。
スタッフの皆様。

お疲れ様でした。
ありがとうございました。
 

PS.

なんか年甲斐もなく舞い上がってしまって、文豆茶屋のヒトリシズカ氏に挨拶するの忘れてしまいました。

ごめんなさい。

……ってここで言っても彼はネット見ないだろうなあ……

次回は忘れないようにします!

遊星出版

 か-36 (第二展示場 Eホール)

 

遊星出版のwebカタログは

→こちら

 

今回から入場が有料(1000円)になるそうです。

 

【イベント開催情報】
文学フリマ東京38
  開催日 2024/5/19(日)
  開催時間 12:00~17:00 (最終入場16:55)
  会場   東京流通センター 第一展示場・第二展示場 ※全ホール使用 (東京都大田区)
文学フリマ東京38 一般入場チケット購入方法の詳細

 

解く。解かれる。

   ☆

城壁を仰ぎ見る[射手|いて]。


[徐|おもむろ]に、矢を番える。
射手は目を眇めて矢を放ち、城壁の高い所にとまっているハヤブサを射貫く。
 

吉凶は、目障りなハヤブサを射貫くことによって「なにが」解消されたのかによる。
 

しかしこの卦のテーマは、解決、解放、解消、解任、解約……
解く、または解かれることそのものにある。


无所往、其来復、吉。
有攸往、夙吉。


どちらにしろ、吉。
吉凶は二の次なのかもしれない。