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ぼくは占い師じゃない

易のブログ……だったのですが、最近は白橋 升としての創作活動「遊星出版」の話題や日常雑記を綴っています。遊星出版のサイト(Googlesite)で作品を紹介しています。活動や作品の紹介はこちら(遊星出版公式サイト)→https://sites.google.com/view/yuusei-press

古いやり方では、新しいドアは開かない。

   ☆

大人は、すばやくやり方を変え、

君子は、さっさと別のドアに向かい、

小人は、いつまでも同じドアをガチャガチャ。

いつまでも同じやり方で。

井戸。
井戸掘り。
源泉まで降りていく。
変わらぬものを見出す。

   ☆

旅人は荒れ地に古びた井戸があるのを見つけた。
期待はしていなかったが、覗き込むと水がある。
手持ちの道具で整備してなんとか水にありつく。
落ち着いたところで旅人は改めて辺りを見回す。

かつて、ここには村があった。
しかし今あるのは廃墟だけだ。
井戸は変わらずそこにあった。
清らかな冷水をたたえたまま。

遊星出版です。

文フリのちょうど2週間後になりますが、参加します。

詳細は以下フライヤーをご覧ください。

[困|くる]しむこと。

   ☆

「困」は木が枠でかこまれている様子。
外へ出ようとするエネルギーが制限される。
「困」は「くるしむ」と読む。

行動が制限される苦しみは典型。「コロナ禍」で多くの人が経験した。投獄、幽閉、軟禁、監禁。そういう物理的な制限もあるが、考え、意見、方針が通らないという苦しみもある。

経文をみるとさまざまな制限が列挙されていて、どうしようもない。わずかに四爻辞に助けが来るようなことが書かれているが、それとて、すんなりとは来ない(「来徐徐」)。

五爻のよろこび(「徐有説」)にしても「徐」が頭にあり、活路を見出すための柔軟な読みが困難な卦で、今はほんとうに、機会をじっと待つしかないのかもしれない……という説明にも、思わず「困」の字が入ってしまっている。

もっと前向きなことを書きたいのだけれど……

いや、困った。

昇る。上昇する。
地道な努力。

   ☆

進む、昇るという意味を持つ卦は、他に、「漸」(「漸進」(第五十三卦))、「晋」(「進行」第三十五卦)がある。意味は同じ「進む」でも、それぞれ質が違う。

「升」(上昇)では、じっくり時間をかけて積み上げていくことによって上昇していく。下卦、巽は風だが一気に舞い上がる風ではない。巽には木の意味もある。木が、上卦、坤(地)の下にある。これからゆっくり成長していく。
「漸」は経文中に水鳥([鴻|コウ](おおとり))が登場する。目標との間合いをじりじり詰めていき、最後に空に舞う。上卦には巽(木)があるが、この木は坤(地)の下ではなく、すでに下卦、艮(山)の上にある。もうすぐそこ。もうちょっと。
「晋」は陽(離)が昇る(坤(地)の上卦)象で、時宜を読みながら昇っていく。

時間的な早い遅いは単純に比較できない。
遅筆なのは「升」をペンネームにしているせいかもしれない。

集まる。聚まる。

   ☆

モノというより人が集まる。
集まれば集まるほど良いように思える。

だが人というものは十人十色。
十人いればひとりふたり「お呼びでない」者も混じる。
百人なら? 千人なら? 推して知るべし。

だから経営や管理や監督や商売は誰にでもできるものではなく、多くは集まっていく側に回る。お膳立てをして集める側より、集まっていく側に回る方がラクだ。

が。

 

下も下だが上も上。その器でない者に上に立たれると下についた者達は不幸だ。これは別の話(第三十六卦「暗闇」(明夷))。

天地から始まった経文も下経(第三十一卦「感応」(咸))からこの方、泥臭くなってくる。

遊星出版です。

 

2024年9月1日(日曜日)に開催予定のイベント、「NO WAY MANIACS -COMET-」ですが、台風接近にともない、主催者から開催延期の連絡がありましたので、お知らせいたします。

来場を予定されていた方々には大変申し訳なく、お詫び申し上げます。

直前のお知らせになってしまいましたが、よろしくお願いします。

 

遊星出版 店主敬白

 

○ 延期後の予定

・2024/12/14(土)
・大田区民プラザ 展示室
・入場無料
・11:00〜16:00開催




遊星出版です。

2024年9月1日に開催されますNOWAY MANIACS「COMET」に参加します。


持って行く本は次の予定です。

○ マギステリウム(CDサイズ絵本)→
○ 聖なる20(マギステリウム注釈)→
○ トモルオン(文庫)→
○ 空鏡録(文庫)→
○ 夏がはじまりおわるころ(文庫)→
○ テンポウ航海記(新書)→

頒布価格と内容については上記リンクをご覧ください。

(ブラウザによっては、すべて著書紹介のページヘッダにジャンプします。その際はスクロールしてご確認ください)
それぞれ数冊ずつお持ちする予定です。

品切れの際はご容赦ください。

思いがけない出会い。
一人の女に五人の男。

   ☆
 

 彼女ができた。SNSで知り合った。何度も会っているうちに素直で正直な子だとわかった。専門学校に通っているがバイトとかして、学費には苦労しているという話だった。

 

 お金を貸した。その子から頼まれたわけではない。ぼくが自発的に、自分の考えでやったことだ。ものすごく感謝された。ぼくもうれしかった。生まれて初めて他人様の役に立てたと思った。
 

 そして連絡が取れなくなった。別の友人のツテを頼ってその専門学校に勤めている人に確認した。ほんとうはいけないんだけどと言いながら名簿を見せてくれた。

 

 そんな子はいなかった。お金は貸したのではなく、あげたのだ。なにかどうしようもない理由があったにちがいない。
 

 今でもそう思っている。

決断。決潰(壊)。
腹をくくる。

   ☆

下から突き上げる力が満ち、間もなく決潰する。瀬戸際。土壇場。
あるいはすでに決潰してしまっていて、頭がない。

避けられないことというのは必ずある。

直観的に確信していることを、同意を求めるために、裏を取るために、自説を補強するために、あるいは、もしかしたらと、手前勝手な希望のもと、結論をねじ曲げるために占術を用いることには、ほとんど意味はない。

それでも、と占ってみると、易は言う。

「避けられないことは、避けられない」