[困|くる]しむこと。
☆
「困」は木が枠でかこまれている様子。
外へ出ようとするエネルギーが制限される。
「困」は「くるしむ」と読む。
行動が制限される苦しみは典型。「コロナ禍」で多くの人が経験した。投獄、幽閉、軟禁、監禁。そういう物理的な制限もあるが、考え、意見、方針が通らないという苦しみもある。
経文をみるとさまざまな制限が列挙されていて、どうしようもない。わずかに四爻辞に助けが来るようなことが書かれているが、それとて、すんなりとは来ない(「来徐徐」)。
五爻のよろこび(「徐有説」)にしても「徐」が頭にあり、活路を見出すための柔軟な読みが困難な卦で、今はほんとうに、機会をじっと待つしかないのかもしれない……という説明にも、思わず「困」の字が入ってしまっている。
もっと前向きなことを書きたいのだけれど……
いや、困った。
