1つは挨拶。
「おはようございます!天気、よくなりましたね」
「えっ(私?)、お、おはようございます」
「おはようございます!ご迷惑をおかけしてないですか?」
「えっ(私?)・・はぁ、別に大丈夫どっせ」
通り過ぎる全員に元気な挨拶をされていたのです。
京都は「ウチ・ヨソ」の意識が特に強いので、「ヨソさん」から
いきなり挨拶をされるとかなり驚きます。
しかし、
挨拶によって「ヨソさん」が「ウチさん」に変わることがわかります。
「おはようございます!天気、よくなりましたね」
「ほんまや晴れや!お互い頑張ろな。」
2つ目は、道を掃除。
人力車の準備が終わったら、なんと近所の道をスタッフ全員がホウキを持って一斉に朝の掃除。町全体が観光客を出迎える体制に。
ここまでやると、さすがに閉鎖的な京都の観光地の方々も心を開いてくれます。
【補足】
京都の観光店にとっては人力車は営業妨害といわれていました。
-乗車中はお店に来てくれない
-お店の前を人力車が走ると視線がお店にいかない
-路上で勧誘されると風致が乱れる
15年前は、否定的な言葉が多かったように思います。
事実、僕も聞きました。
しかし、最近そんなコトを言う人はいません。
むしろ、共存共栄です。
僕は、人力車会社の役員さんから「挨拶」「掃除」には
勉強させてもらいました。
【営業の知恵ズバ!】