研修トレーナー 伊庭正康のビジネスメソッド -181ページ目

ディバイスリレーションズ「ちゃんこ若」!「給与未払い」訴訟に思うコト(2)

j0411713前回は、
ディバイスリレーションンズ の給与未払い問題について述べました。

法令順守ってどうすれば徹底できるの?


素敵な会社の事例を紹介します。僕が大好きな会社です。

 
[リフォームの訪問営業 A社]
 ・設立14年目
 ・売上 50億
 ・拠点 全国(本社:兵庫県)

[業界の慣習]
 リフォームの個人家への飛び込み訪問営業は、
 営業マンのオーバートークがらみのクレームの多い業界です。
 行政処分を受ける会社も少なくなく、5年で数社の大手が倒産
 世間の風当たりは厳しく、家のドアも開けてもらえないのが通例。
 A社は厳しい環境の中、固定客をつかみ成長を果たしています。

[A社の法令順守へのプロセス]

 【Step1:解凍】経営者の「強い意志」の強い危機感。

    ●20代のころの商売方法を反省しとるんです。粗かった。
     反省の気持ちをこめて、人生を世間のために役立てたい
     世間を裏切る行為をしたら会社をたたみます。決めたんです。

    ●リフォームのすばらしさの火を消したくないんです
     しかし、このままではリフォーム業界は世間のお払い箱です。
     だから、クリーンな販売方法に徹するのです


 【Step2:移行】経営者の「強い意志」を従業員に浸透

    ●直接、60歳以上の方との契約はしたくないんです
     高齢の方は、情やさびしさで契約を下さることもありますが、
     お互いにとってトラブルの原因にもなる。
     どうしても、というときは後見人をお願いしてます。
     かなり怒られますが(年寄り扱いするな!とね)

    ●お客様からの苦情センターを設置しました。
     スグに苦情を頂きたいとおもっています。

    ●万一、粗いトークをしていたなら、懲戒・訓戒処分です。
     浸透させるためには仕方がないのです。担当役員も懲戒です。
     以前は役員からヒラへの降格も。今はないですがね。

 【Step3:定着】従業員に浸透   

   ●うちの会社はウソは一番アカンのです。売上と正直、この
    二律背反を実現させるところが最大の強みになっています
                                  (社員)

    ●ウソを言ってでも売上をつくれ!といわれたらスグ
     上司の上司にも報告した上、僕は辞表を書きます
                           (社員)

法冷遵守は経営者の意思次第です。
経営者が法令順守への危機感を持たない限りはムリ。

意思があるなら、浸透の本気度。
言うだけではむりです。

A社から学びました。

【営業の知恵ズバ!】  
  • 法令順守(=企業風土醸成)は経営者の本気度。
    言うだけではムリ。
    本気度を示す方法(カタチ)かが大事! 


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ディバイスリレーションズ「ちゃんこ若」!「給与未払い」訴訟に思うコト

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「なべ」といえば、「ちゃんこ」!

「ちゃんこ」といえば、
         「ちゃんこ若」!

話は「ちゃんこ若」です。
FC店ではありますが、訴訟です。

僕なりの思うことを述べてみました。

[ニュース]
訴訟を求められていた『ちゃんこ若』のFC加盟店「ディバイスリレーションズ」の元従業員に対し、未払い残業分など約2600万円の支払いを命じる判決を出たというニュースを見ました。

[世の中事情、ホントのところ]
僕は仕事がら「飲食業」「サービス業」の経営者、管理職の方々と話すコトが多いのですが、勤務時間の問題に対しては

  「わかっているが、
  営業時間が長いので法令順守は難しい


というところが現実のようです。それが慣習なのです。

[僕が思うこと]
  「それでも、
  企業リスクが大きいので、法令順守すべき」


というのも、もはや、企業にとって大きなリスクだから
  
         ココの垣根が低くなっている
[法令違反]→[訴訟・告発]→[有罪]→[マスコミ]→[企業信用低下]
[法令違反]→[書込み] →→→→→→[マスコミ]→[企業信用低下]

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企業不祥事のニュースのほんんどがこの流れ。
ネットオープン社会では告発・書き込みといった手段は「垣根が低く」なっています

今では、社内のリストラ、セクハラ事情まではネットに掲載されていたり。とはいえ、マスコミはウォッチしていたりします。

実は、僕もネットに書かれたコトがあります。
「あの人、いつもお菓子食べてるよね。」
どうでもいいことまで全世界に発信されたりする時代です。



リスクは大きいと思いませんか?
では、「ディバイスリレーションズ」はどうすればよかったのか?

次の記事で「他社の実例」を交え紹介します。

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【クロージング講座-2】いきなり、フェイス!

おはようございます。
2回目は「ドア・イン・ザ・フェイス」。
日本語で言うと「イキナリ!顔から!」。

20090917181503













【ポイント】大きい要求からイキナリ入る。
      その後、小さな要求(目的)を合意をとる



【例】タレントの売り込み   
     「寛平ちゃん、坂田俊夫、山田はなこの
       3人セットなら視聴率UPは確実です」

     「う~ん、3人は多いなぁ」
     「では寛平、はなこの2人でいかがですか?」

【解説】目的は「寛平」「はなこ」の2人。
    まずは大きい要求から入ることで
    心理的抵抗を徐々に下げる

   


【他の例】・うな重の松/竹/梅(目的は竹)
        ※梅/竹/松の順番ではないはず。
 


【営業の知恵ズバ!】  
  • まずは、大きく出る!その上で選択をしてもらう。
  •  

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外資系トップの仕事力(刺激的です!)

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 20090913165608『外資系トップの仕事力―経営プロフェッショナルはいかに自分を磨いたか 』
ISSコンサルティング (編集)

世界から認められた経営者のキャリア論。全て体験談ゆえ、刺激を受けるコト間違いなし。どんな人材がトップへの機会がやってくるのか・・。この本を読めばわかります。

>>amazon  ロープライスもあり

 登場人物は全て当時の役職・会社名です。


含蓄のある言葉が並ぶ本・・それが僕の印象。

例えば、マーサ・ヒューマン・コンサルティング社長だった柴田励司氏は

 ・まず1番最初に会議では意見を言う努力をしました。

 ・リーダーの資質は、そのポジションが心地よいと思えるかです。

 ・成長は直線的な右肩上がりではないんですね。踊り場がある。
  どんなに苦労しても伸びない、評価も上がらない時があります。
  でもその後にグーン!と一気に伸びる時期が来る。
  停滞とジャンプですよ。

こんな勇気の出る体験談を12名の外資トップ自らが語ってくれています。

自分自身のキャリアのとらえ方の刺激になる一冊です。
こんな話しが出来るリーダーが職場にいるとうれしいですよね。

では、我々がなろうじゃないですか



【営業の知恵ズバ!】  
  • 成功者の体験談には「知恵」がつまっている。
    パクれるトコロはパクるべし。


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【クロージング講座-1】せめて、足だけでも

1回目は「フット・イン・ザ・ドア・テクニック」を紹介します。
日本語訳でいうと「せめて足だけでも」というところでしょうか。
 
 20090917181449










【ポイント】小さい要求の合意をとった上で、目的の要求を合意をとる。



【例】大阪のナンパ

     「茶~しばかへん?(喫茶店でもいきませんか?)」
     「う~ん」
     「まあ、お茶くらいなら」

【解説】目的の合意が「お茶にいくこと」であれば
    解説のしようがないですが、きっと、目的は
    違うはず。

【他の例】・百貨店の試食  ・車の試乗
      ・デモンストレーション(さわってみて下さい) 

【営業の知恵ズバ!】  
  • せめて、「足だけ」でも、せめて「お茶だけ」でも。
      


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