中国旅行記1-蘇州・無錫編

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以前このブログに書いたように、8月18日~8月21日の3泊4日で中国旅行に行って来ました。
中国には昨年の7月に仕事で行ったことがありますが、観光で行くのはこれが初めてです。
時間的にも金銭的にもそれほど余裕がなかったので、今回は旅行会社のパックツアーを利用しました。
実質的に初めての中国観光なので、一般的な観光地を巡るのもいいんじゃないかと。
行き先は上海、そして上海からそう遠くない蘇州と無錫です。
予定では2回に分けてその模様を紹介したいと思います。

さて、上海の浦東国際空港行きの飛行機の出発時刻は16:10。
その前日にちょっとしたトラブルが発生したので、会社に寄ってから関空に向かいました。
多くの会社では夏休みもおわったせいか、空港はそれほど混んではいませんでした。
Mr.Mのひとりごと

飛行機は全日空のNH0153便。
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ボーイング767だったかと思います。
上海まではわずか2時間強の旅。
那覇や札幌まで行くのとあまり変わりません。
浦東国際空港の印象は、関空に似た造りだなというものでした。
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関空を手がけたレンゾ・ピアノの設計かと思いましたが、さにあらず。
パリのシャルル・ドゴール空港を設計したポール・アンドリューの作品だそうです。
ボケた写真で恐縮ですが、空港の到着ロビーはやはり「中国」って感じですね。
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写真がボケてて、少しわかりにくいかもしれませんが。

そこからバスで蘇州に向かい、初日は蘇州の住宅街みたいなところにあるホリデイ・インに一泊。
場所は辺鄙なところでしたが、部屋は広く、安い旅行代金の割には悪くないホテルでした。

翌日は朝から蘇州市内の観光です。
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水郷として知られる蘇州は、中国江南地方の古都で、
かつては、「呉越同舟」で有名な呉の国の都が置かれていたところです。
説明を忘れてしまって誰かは憶えていませんが、この石像も呉の有名な王か何かだと思います。
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旧市街にある胥門(しょもん)という門を抜けた川のほとりから舟に乗って、川下りを楽しみました。
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古い街並と近代的なビルが同居していて、不思議な感じです。
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日本の京都や奈良では条例などで高層ビルの建築規制が行われたりしているのですが、
中国ではそんな手法を取っていないのでしょうか。
しばらく川を進み、着いた船着き場で降りると、そこはもう「蘇州山塘街」という古い商店街。
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去年仕事で行った黄山市の「老街」のように風情のあるところです。
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旧市街に張り巡らされた運河が街の中を流れていて、まさに「水郷」という風景。
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中国らしい提灯(ランタン?)などもあって、中国らしい街でした。
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次にツアーバスが向かったのは、世界遺産の庭園「留園」。
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ここは世界遺産というだけではなく、「中国四大名園」のひとつでもあります。
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中国の人にとって、良い庭の条件は、珍しい石があることのようで、
ここにも自然の浸食や風化によって奇妙な形になった石がいくつも置かれていました。
ちょうど季節なのか、池には美しい蓮の花が。
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また、この庭には外国人だけでなく中国国内からも観光客が大量に押しよせており、
園内はかなり混雑していました。
庭のところどころで明代(あるいは清代?)の衣装を身につけた人が、
琴や琵琶などの生演奏を披露していたのが印象深かったです。
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分別回収されていた陶器のゴミ箱も、絵柄(文様)が中国らしくて良かったかな。
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留園を出た我々は、寒山、拾得という2人の怪僧で有名な寒山寺へ向かいました。
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ここには遣唐使で中国を訪れた空海(弘法大師)もしばらく滞在したようで、
弘法堂というお堂には、空海の銅像も祀ってありました。
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それにしても日本語(しかも、ひらがな)の標識があるのにはビックリです。
中国らしい塔もあれば、
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奈良の唐招提寺にあるような鴟尾も目に入って来て、
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やはりかつての日本の文化は中国の影響が強かったんあだなということを再認識しました。

次の目的地・無錫に向かう途中で昼食。
「蘇州刺繍研究所」という施設に併設されたレストランでの食事で、
名物のスズキの甘酢がけなど蘇州料理に舌鼓を打ちました。
スズキは日本人の口には少し甘すぎるような気もしましたが、
空心菜炒めなどの野菜料理がおいしかったです。

さて、無錫では琵琶湖の7倍(だったかな?)という広さの太湖観光です。
ここでもやっぱり船に乗って、水上からその景色を楽しみました。
ところが、船に乗る前にトイレに行ったら、あやうく置いていかれそうになるという事件が……。
現地人のガイドさんがせっかちなのか、人数の確認ぐらいしてほしいものです。
たぶんこっちから船が出るだろうと思った方向に進んで、正解でしたが。
もし間違っていたら、おそらく陸地に置き去りにされていたでしょう。
この辺りが個人旅行と違ってツアーの難しいところかもしれません。

波止場には中国らしい龍の形をした船もありましたが、
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私たちが乗ったのは、ごく一般的な遊覧船です。
琵琶湖も何倍もある湖だけに、まるで海のようで、
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対岸は見えませんでした(曇りのせいかもしれませんが)。
ここ太湖は中国有数の別荘地らしく、
かつて毛沢東が住んでいた別荘も残っています(写真左の白い塔のある建物)。
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太湖遊覧終了後、ツアー一行はまたバスに乗り、
2日目の宿泊地上海へ向かいました。
(続きの「上海編」は来週末アップ予定)