国家の品格 藤原正彦
日本の生み出した普遍的価値のうち、最大のものは、
「もののあわれ」とか、自然への畏怖心、跪く(ひざまずく)心、懐かしさ、
自然への繊細で審美的な感受性といった美しい情緒です。
それに加えて武士道精神という日本独特の形です。
p135
このような情緒力とか、あるいは形というものを身体に刷り込んでいない人が駆使する論理は、
ほとんど常に自己正当化でしかありません。
世の中に流布する論理のほとんどが、私には自己正当化に見えて仕方ありません。
p54
↓(所感)
確かに、論理的にだけものごとを進めようとしても進まないこと、ってのがあります。
論理は誰かがつくったものを習うことが出来ますが、情緒は自分で体験するしかない。
言葉で説明出来るものではないから、厳密な共感も難しい。
だからこそ、奥が深い。
ウェブ進化論 -本当の変化はこれから始まる 梅田望夫
ネットとパソコン(あるいは「こちら側」のモノ)がつながって、私たちが利便性を感ずるとき、
その利便性を実現している主体が「こちら側」のモノなのか、
それとも「あちら側」からネットを介して提供されてくる情報やサービスなのかということを
消費者はあまり意識しないものだ。
しかしここが、これからの付加価値争奪戦の戦場となる。
・・・
モノづくりの強みのみに専心し、そこにしか生き場所がないと自己規定するあまりに、
「こちら側」に没頭しているのが、現在の日本IT産業の姿とも言える。
p61
アマゾンやヤフーといったグーグルより先発のネット列強は、グーグルの登場によって、
ネット産業というのはテクノロジー事業なのだということに気づかされた。
それがヤフーによる検索エンジン内製や、
アマゾンによるウェブサービス戦略や独自検索技術の追求につながり、
シリコンバレーは検索エンジン戦争のメッカになりつつある。
p90
↓(所感)
かなり、ドキっとする内容です。
内容自体にもなるほどと思いますし、
シリコンバレーの最前線の開発者とはどんなスキルを持っている人の集団なのか、
想像がつかないところにも、ドキっとしました。
ブログを「知的生産の道具」として使う場合、
本や雑誌の出典を転記し、手間は少しかかるが、最も重要な部分だけ筆写することである。
p166
と、まさに、私のブログのスタイルが挙げられており、うれしかったです。
重要と思う箇所を挙げようとすると、一度読んだあとに、2度3度と、読み返して反芻しなければならず、
でもそのことによって、内容の繋がりや、言葉遣いのタッチに気づいたりします。
(居) EBOSHI @茅ヶ崎
食べたもの:
1回目(ディナー
刺身-イサキ、本まぐろ、
うにの磯焼きごはん
かぼちゃプリン
酒 隆
・・・
2回目(ランチ
シラス丼
まぐろあぶり丼
かつお漬け茶漬け
素材の良さを活かすべく、シンプルに手が加えられているのが、絶妙!
「ウニは生で食べなきゃもったいない!」 なんて思っていたらば、
表面ちょい焦がし、の、このうにの磯焼きごはん。
うにの濃厚さの一部がこうばしさに化けて。旨ーい!
↑うにの磯焼きごはん
お通しの自家製豆腐も、いいお味。
かぼちゃプリンも強烈に美味しかったです。
手書きの分厚い、リアルタイムメニュー冊子があり、どれを食べようか、まよいまくります。
★★★★★(5つが最高) '06/05/05
(居) たちばな @銀座
食べたもの:
刺身-まぐろ、真こち
浅利バター
山菜天麩羅盛り合わせ (うど、こしあぶら、わらび、たらの芽、よもぎ)
じゃがもち (えび、いか、バター)
さつまあげ
ビール
出羽桜
一日立ちっぱの展示会説明員を終えたあとの体に、美味しさがしみ渡りました。
どの料理も、「あー、うまい!」と言葉が出ました。
まぐろのとろける感、真こちの心地よい歯ごたえ、
浅利バターの旨味とピリ辛の絶妙なバランス、
山菜のうれし懐かしい香り、
じゃがもちの表面カリっと中はフワっ、
さつまあげの食材それぞれの存在感を残した感じと優しい甘み。
どれも本格的!!
↑山菜の天麩羅盛り合わせ ↑じゃがもち
一人3400円 (クーポン使用)
★★★★★(5つが最高) '06/05/25
(居) 多吉 @新橋
食べたもの:
うなぎ串焼き6本組(えり、きも、レバー、ごぼう、短ざく、つくね)、卵焼き、ビール、〆張鶴
うなぎ、こんなに奥が深かったなんて。う、うまい。。
さらに、お酒と一緒にで、また格別なり。
この日はたまたま静岡出張帰りで、昼ごはんに地元名店のうな丼を頂きました。
「やわらか、とろける、かと言ってベシャベシャしていない」と、今までで、一番美味でした。
が。
多吉のうなぎ串焼きは、違う次元で、マイうなぎレボリューションでした。
6本がそれぞれ違うアプローチで、うなぎの持つ知らなかった味わい深さを実現。
まだ仕込み中の18時前に行ってしまいましたが、入れてもらえました。
10人ほどが入る店内では、お客同士の会話も肴に。
↑うなぎ串焼き6本組
↑卵焼き
一人3500円
★★★★★(5つが最高) '06/05/12
「柔よく剛を制す」 柔道ストラテジー (日経ビズテックNo010) デイビット・ヨフィー
強大な競争相手に勝つために
三つの原理
「ムーブメント」・・・強大な先発企業と真正面から戦うことを避ける
・「子犬作戦」 (先発企業のレーダー網から逃れる)
・「戦いの場を決める」 (舞台を自社に有利な所へ誘導)
・「素早くフォロースルーを加える」 (後発の追随を絶つ)
「バランス」・・・相手に押されたときにバランスを保つ
・「相手をつかむ」 (全面的な対決を回避)
・「仕返しを控える」
・「引かれたら押す」 (相手の勢いを利用して、自社を有利な立場に置く)
「レバレッジ(てこの作用)」・・・相手の資産やパートナー、ライバルまでを自社の強みに変える
↓(所感)
今日のヒンギスvsシャラポア戦に適用すると、
ヒンギスはまずライジングという「レバレッジ」を使い、シャラポアの球の速さをラリーテンポの早さに変える。
その中に、山なりの深いショットを織り交ぜて、強打の打ち合いを避ける。「ムーブメント」する。
この二つで徐々にシャラポアが持つリズムを変えてミスを誘う。
解説の松岡さんも言ってましたが、シャラポアは強打を打てば打つほど損をする。
そして、「素早くフォロースルー」。
自分が誰だかわからなくなったシャラポアが、球速を遅めたり、ドロップショットを使うと、
ヒンギスはその展開を待っていたかのように、今度は自ら点を取りに行くアングルショット。
解説の伊達さんが、「テニスはチェス」と言っていましたが、
ヒンギスの、この2段3段の戦略がすごかったです。

















