「柔よく剛を制す」 柔道ストラテジー (日経ビズテックNo010) デイビット・ヨフィー
ビジネス
強大な競争相手に勝つために
三つの原理
「ムーブメント」・・・強大な先発企業と真正面から戦うことを避ける
・「子犬作戦」 (先発企業のレーダー網から逃れる)
・「戦いの場を決める」 (舞台を自社に有利な所へ誘導)
・「素早くフォロースルーを加える」 (後発の追随を絶つ)
「バランス」・・・相手に押されたときにバランスを保つ
・「相手をつかむ」 (全面的な対決を回避)
・「仕返しを控える」
・「引かれたら押す」 (相手の勢いを利用して、自社を有利な立場に置く)
「レバレッジ(てこの作用)」・・・相手の資産やパートナー、ライバルまでを自社の強みに変える
↓(所感)
今日のヒンギスvsシャラポア戦に適用すると、
ヒンギスはまずライジングという「レバレッジ」を使い、シャラポアの球の速さをラリーテンポの早さに変える。
その中に、山なりの深いショットを織り交ぜて、強打の打ち合いを避ける。「ムーブメント」する。
この二つで徐々にシャラポアが持つリズムを変えてミスを誘う。
解説の松岡さんも言ってましたが、シャラポアは強打を打てば打つほど損をする。
そして、「素早くフォロースルー」。
自分が誰だかわからなくなったシャラポアが、球速を遅めたり、ドロップショットを使うと、
ヒンギスはその展開を待っていたかのように、今度は自ら点を取りに行くアングルショット。
解説の伊達さんが、「テニスはチェス」と言っていましたが、
ヒンギスの、この2段3段の戦略がすごかったです。
