なんのこっちゃホイ! -9ページ目

なんのこっちゃホイ!

世の中の、これでいいのか、こんなことでいいのかを描くブログ。そんなにしょっちゅう怒っていられないので、ほどほどに色々な話題も混ぜていきましょう。

山崎賢人、山田杏奈主演の「ゴールデンカムイ」を家内と鑑賞してきた。

家内的には、大好きな「玉木宏様」が出ているからというだけの理由で観に行ったようだが、あんまり男前の役ではなく、むしろちょっといっちゃってる系の役だったので、ビジュアル的に納得できていないようだ。

ストーリーはいたって単純で、幕末から明治、日露戦争を戦った日本陸軍の軍部と兵隊がメインで、新選組なんて時代的にえ?って感じの人物まで登場し、血なまぐさい殺し合いの連続を演じている。そもそもなんで殺し合っているかというと、アイヌが、いつか北海道が日本を征服する日のためにと、溜め込んだ金塊が最初の説明では、今の価値で80億円だったが、ラストではなぜか、8000億円になっているのだが、まぁ、とにかくこの金塊を我が物にせんと、主人公君、新選組の生き残り、帝国陸軍の悪者達がしのぎをけずる。

この金塊の隠し場所を知っている人物は網走刑務所に収監されていて、こいつが刑務所の死刑囚8人だか9人だかの身体に入れ墨を彫り、それを全部つなぎ合わせると、地図になるという面倒くさい仕掛けを施したために、この逃げた死刑囚の皮を求めて、みんな殺し合っている。そもそも、なんのために死刑囚の身体に入れ墨を彫ったんだ?自分が出てきて取っちゃえばいいじゃん。

漫画が原作だからか、ビジュアルはそれなりなんだけど、やっぱりストーリーや殺し方等は、漫画でしかない。まったく現実味がないという意味で、漫画だ。そんな映画にこんなにもキャストを揃えて、よくできたものだ。

 

もっと驚くのは、なんと!これは前編みたいなんだな。つまり殺し合いは描かれるが、金塊はまだ見つからない。エンドロールだと思って油断して席を立つ、いらちなお客は損をする。続編が確実にあるんだな。そこには入れ墨を入れた張本人までが登場するようだ。

なんだかなぁ〜〜〜〜。

 

朝1番のコンビニで、店員さんの対応が素晴らしいと、非常に和むし、ヤル気になるなぁ。



 

これはもはや、下着としての機能を果たしているのだろうか?

まぁ、ある意味においては、果たしているのだろうか・・・・

 

 

お客様からの原文:

平素は格別なるご厚情を賜り、厚く御礼申し上げます。

先日は、弊社の製品Aに対してご関心を頂き、大変ありがたく御礼申し上げます。

ご依頼によりデーブ様宛に、弊社製品Aのカタログと見積書をメールにてご送付致しました。

本来であればご尊顔を拝し、直接ご説明を差し上げるべき所、メールにて大変ご無礼をいたしました。

ご不明の点やご要望等ございましたら、何なりとお問い合わせください。

何卒、よろしくお願い申し上げます。

 

ビジネス英語らしき翻訳:

We would like to take this opportunity to thank you for your continued support.

We would like to thank you for your recent interest in our Product A.

At your request, we have sent you our Product A catalog and quotation by e-mail.

We would have been very sorry to send you this information by e-mail, but we would have preferred to see you in person and explain the product to you.

If you have any questions or requests, please do not hesitate to contact us.

Thank you very much for your kind attention.

 

ビジネス英語らしき翻訳を見てアメリカ人ビジネスマンが作成したメール:

Hi, Dave.

I think you received our catalog and quotation of the product A.

What's your feed back ?

 

もちろん、人による。

 

日本は災害からは逃げられない。

特に地震とそれに伴う津波は、もはやどうしようもない。

むしろ、それ故に日本列島は存在していると言っても過言ではない。

例えば、地震予知ができたとしても、対策と言ってもどうするんだろう。

地震が来週に来ると分かっても、家を建て直すこともできないし、逃げても

帰る場所はないかもしれないし。

 

1995年1月 阪神淡路大震災 社会党政権

2011年3月 東北大地震   民主党政権

2024年1月 能登半島地震  自民党政権

 

神戸の地震は体験した。

都市での地震であったので、その被災状況は生々しく人々の記憶に残っただろう。

倒壊した高速道路、火の海と化した街。行き先もない、すべてを失った人々。

村山総理が被災地を訪問したのは、発生から実に2週間も経過してからであった。

人々は、生卵を投げつけることで、政府への怒りを表した。

逆に言えば、投げる卵があったということだ。

 

東北では、津波の生々しい状況を目の当たりにした。

「想定を超えた」押し寄せる海水に、多くの家屋が住人と共に飲み込まれ、

原発が緊急停止し水浸し。遂にはメルトダウンを起こした。

苛立った菅総理は現地へ急行、しかし現場を怒鳴り飛ばすだけで、何の助けにも

ならなかったばかりか、むしろ邪魔だった。

原発がショックだっただけに、ニュースのスポットはそこへ行きがちになった。

しかし、そこにも被災した人々の、疲れ切った顔があった。

 

3つの地震を通じて、一体日本は何を学んだんだろう。

被災地では、地下にある水道、ガスは必ず壊れて断水する。

電柱は倒れて電気がこなくなる。地下に埋めても、おそらく水道やガスと同じで

停電は避けられない。

僕の経験では、まず大切なのは「水」だと思う。

電気やガスはなくてもなんとかなるが、水がないのはかなり致命的だ。

 

災害に備えて、水はどう対策されていたんだろう。

お決まりのように自衛隊が給水をするが、道路は寸断され、必要な量を必要な場所に

届けることはできない。

だっかに巨大な水槽でも作って、平時から水を溜めるか。

地方ならできるかもしれないが、都市部のどこにそんな貯水池を作る?

貯水池からの水の供給は?

 

これらの問題も、喉元すぎればで、裏金つくりに知恵と力を注ぐ。

一体この国は、自分たちの避けられない運命に対して、どうして行こうと考えている?

国民の生命と財産を守る政府の責任は、誰がどう果たすのだろう。

東野圭吾の初期の作品の映画化。

ある劇団の俳優7人と、フリーの役者1名で、次の作品のオーディションを行うことになった。

そのオーディション会場というのが、ある山荘。

演劇の偉い人の指示で山荘に集められた8人は、不思議なオーディションに参加することに。

「舞台はある雪で閉ざされた山荘。道は塞がれ、通信は不通になり、外は大雪で脱出することもできない。

ここで殺人が起こる。その謎を解明し、犯人を探す。それが次の作品になる」というもの。

 

快晴の天候の中、オーディションは始まる。

もちろん雪などないし、電話も通じる。

だが、第1の殺人が起こる。犯人はこの7人の中にいる。

続いて第2の殺人が。残る5人の内2人は互いに腕を縛り合って眠ったので、犯人は3人の中にいる。

 

こんな調子で進むが、どうにも滑稽で、笑えてくる。

舞台設定、状況設定、さらに反則ギリギリの終盤での思わぬ人物の登場。

原作は読んでいないけれど、これは劇中劇なのか、はたまた茶番か。

 

ラストでは、なぜか全員集合。

はぁ?

 

新年を迎えるにあたり、絶対的に楽しみにしている番組がある。

「芸能人格付け2024」

正月は能登地震のニュースで飛んでしまったけど、1月7日に放送された。

GACKTは今回もノーミスで、通算76連勝なるも、相棒のDAIGOのポンコツ連発で、最後は「写す価値なし」となり画面から消えた。

来年は、ポンコツDAIGOのリベンジに、北川景子様が出演されたら面白いのに。

 

さてDAIGOのポンコツはさておいて、毎年不思議なのはGACKTがワイン等の価値を見破るさいに、サングラス越しに色を見ること。

それでも見破るからすごいと言えばすごいのだが、本当にサングラス越しに赤ワインの色目が見えているのだろうか?

あるいは色以外の何かを見ているのか。

または、ちまたで噂の「あれ?」なのか。

 

新春ドラマ1/03放送の、侵入者たちの晩餐がバカ面白いので、日記枠で記す。

菊地凛子と平岩紙は、ベンチャー系の家政婦派遣会社に勤める家政婦だ。

会社での待遇、元グラビアタレントの社長への不満、客への不満をしゃべくる内に、どっかの誰かが言っていたと聞いた「社長は3億脱税している」という噂に立腹し、平岩紙の友人の吉田羊を交えて3人で、社長の家に侵入して、脱税している3億を頂いちゃおうという話。

苦心惨憺して社長の自宅の鍵のコピーを作った3人は、いよいよ計画を実行する。

集合した3人は、まず各人の衣装について、一悶着やらかす。

「あんた、どうみても泥棒の格好じゃない!」

「だって、泥棒じゃん!何が悪いのよ」

「コンシェルジェのいるマンションに泥棒に入るんだから、泥棒然とした服装じゃさぁ!」

結局、お互いの衣装をとっかえっこして、マンションへ。

コンシェルジェはいない。

この隙にとエレベーターに乗り込み、社長の部屋を目指す。

広くて豪華な社長の部屋を目の前にして、彼女達の感情は爆発する。絶対にゆるさん!

どこの誰が、誰にいったのか分からない「社長は3億脱税している」を信じ切って、家捜しを。

ところが、その部屋に飾られている大枚の寄付に対する感謝状を発見。

「ねぇ、実は社長って、いい人じゃない?」

そこで彼女達は、お詫びのしるしに、社長の部屋を片付け始める。

しかし、その部屋に忍び込んでいたのは、彼女達3人だけではなかった。

 

バカリズムの台本が、爆笑に面白い。爆発も殺人も何も起こらないけど、静かな緊張と爆笑の台詞。あり得ない展開。

HULUにて、配信中。ダウンロードして、HDDに保管。

今年の映画鑑賞数は49作だった。ほぼ1作/週のペースだ。年末に観たいと思う映画がなかったのは残念。

来年は、どんな映画に出会えるだろう。

 

2023年映画鑑賞の記録      
番号 日付 映画題名 映画館 評価
1 2023/1/15 イチケイのカラス劇場版 座間 3
2 2023/1/21 イチケイのカラス劇場版 座間 3
3 2022/1/25 SHE SAID-その名を暴け 109 3
4 2023/1/28 リジェンドアンドバタフライ 座間 4
5 2023/2/3 藤枝梅安-仕掛け人 1 座間 4
6 2023/2/17 シャイロックの子供たち 座間 4
7 2023/2/24 湯道 座間 4
8 2023/2/24 ワース 109 4
9 2023/3/6 Everything, Everywhere, all at once 座間 2
10 2023/3/11 すずめの戸締まり 座間 3
11 2023/3/12 WINNY 座間 3
12 2023/3/28 ロスト・ケアー 座間 4
13 2023/4/1 ネメシス劇場版 座間 3
14 2023/4/8 AIR 座間 4
15 2023/4/8 妖怪の孫 座間 4
16 2023/4/9 藤枝梅安-仕掛け人 2 座間 4
17 2023/4/13 シン仮面ライダー 109 3
18 2023/4/23 ヴィレッジ 座間 2
19 2023/5/14 TAR 座間 3
20 2023/5/21 最後まで行く 座間 4
21 2023/5/28 岸辺露伴ルーブルへ行く 座間 3
22 2023/5/31 65(シクスティーファイブ) 座間 3
23 2023/6/3 怪物 座間 4
24 2023/6/11 水は海に向かって流れる 座間 2
25 2023/6/18 探偵マーロー 座間 3
26 2023/6/25 大名倒産 座間 3
27 2023/7/1 インディージョーンズと運命のダイヤル(字幕) 座間 5
28 2023/7/2 インディージョーンズと運命のダイヤル(吹替) 座間 5
29 2023/7/22 ミッションインポッシブル-デッドレコニング(字幕) 座間 5
30 2023/7/23 ミッションインポッシブル-デッドレコニング(吹替) 座間 5
31 2023/7/29 キングダム3 運命の炎 座間 3
32 2023/8/13 リボルバー・リリー 座間 4
33 2023/8/27 MEG2 座間 3
34 2023/9/16 ミステリーと言うなかれ 座間 4
35 2023/9/17 名探偵ポアロ ベネチアの亡霊 座間 2
36 2023/9/23 ジョン・ウィック コンセクエンス 座間 2
37 2023/9/30 沈黙の艦隊 座間 4
38 2023/10/1 沈黙の艦隊 座間 4
39 2023/10/7 ロシアより愛をこめて 座間 4
40 2023/10/8 イコライザー Final 109 3
41 2023/10/9 女王陛下の007 座間 4
42 2023/10/15 ゆとりですが、なにか 座間 3
43 2023/11/5 ゴジラ-1.0 座間 5
44 2023/11/19 正欲 座間 4
45 2023/11/23 座間 2
46 2023/11/24 翔んで埼玉2 ~琵琶湖より愛をこめて〜 座間 3
47 2023/12/2 怪物の木こり 座間 3
48 2023/12/2 隣人X 座間 4
49 2023/12/9 ナポレオン 座間 3

中国のSF作家劉慈欣が書いた小説を元に映像化。全世界で2,000万部を超える大ヒットで、オバマ大統領もファンで「続編を早く読みたい」とホワイトハウスから連絡して、発売前の続編を読んだという噂のある小説。読んだけど、本当に面白くて止まらなかった。

 

世界中の著名な基礎物理学者が、次々と自殺するという事件が相次ぐ。応用物理学教授の汪淼は、その中に見知った女性の名前を見つける。彼女の遺書に書かれていたのは、「物理学は存在しない」なぜこんな事件が相次いでいるのか調査を始めた汪淼は、自身の身体に不調を感じる。網膜の中で、数字が現れカウントダウンを続けている。これがゼロになった時に何が起こるのか。不安と混乱の中、公安(警察)の史強刑事と協力して、ある科学宗教団体にたどり着く。その名は「地球三体組織」といい、総統は葉文潔という女性科学者だ。葉文潔を調べていく内に、彼女の過去を知ることになる。

 

毛沢東による文化大革命のさなか、葉文潔の父親は、インテリだという理由で吊るされ殺されてしまうのを見る。心を失った彼女は、中国開拓計画による極寒の中での森林伐採工事に就かされる。その工事現場から見えるのは「レーダー峰」と地元から呼ばれている紅岸基地の巨大なアンテナだった。ジャーナリストからの裏切りに会い、その制裁を受ける彼女を救い出したのは、紅岸基地の技術者であった。彼の計らいで彼女は、紅岸基地での機器メンテの職に就く。そこで彼女が知ったのは、紅岸基地は仮想敵に対する防衛ではなく、宇宙に向けてメッセージを発信し、知的生命体を探すことだった。

 

一方現代。汪淼と史強は、運営者は不明なバーチャルリアリティーゲーム「三体」の存在を知る。それはどこともしれない惑星での、知的生命体の勃興と廃退の歴史であった。その惑星には、質量が同じような3つの恒星があり、それぞれの恒星の配置によって、その惑星は大きな影響を受ける。3つの恒星が遠ざかる時には、極寒の地となり、それが数十年から数百年続く。また3つの恒星の内の一つが近づいた時には、春のような麗らかな日々が、また数十年から数百年続く。3つの恒星が近づいた時には、地獄の炎によって地表は焼き尽くされる。そこに住む知的生命体は、3つの恒星の動きや位置と自分たちの惑星との関係を解明しようと、何十、何百もの文明を通して研究している。この恒星の動きは実際の物理学でも「三体問題」と称されて、現在でも研究が続いている。

そしてこの星の生命体も、宇宙に向けて耳をすましていた。

 

ある日、葉文潔は、太陽による増幅を利用して(太陽をアンテナにして)強力な周波数の電波を、上層部には秘密裏に発信する。その中身は、地球文明に関する情報。そして時は流れ、この日から8年後、彼女は知的意味合いを持つ電波を受信した。その電波を解読してみると、そこに現れたのは「返信するな、返信するな」という異星人からのメッセージだった。彼女が送信して、それを受けて返信したとすると、その星はわずか4~4.5光年しか離れていない至近距離(?)に存在することになる。彼女は、メッセージに背き、そのメッセージへの返信を送信してしまう。これで異星人に地球の座標はばれてしまう。それを承知でメッセージを送信した彼女は、地球人類に対する大いなる失望とその変革への望みを、異星人に託したのだ。

 

その星の知的生命体は、彼女の返信を受信する。三体問題に対する答えに行き着き、巨大な星間艦隊を用意して、いよいよ地球を目指す。

 

まぁ、良くある話と言えばそれまでだが、非常に難解な量子物理学の知識や応用物理学の知識が詰め込まれていて、実に真に迫る話にできあがっている。主人公の汪淼をはじめ、優秀な学者同士がこれらの知識をもって議論するのだが、そこでうまいのは、史強という学者ではない警官を配したことか。彼に学者が説明することで、難解な物理は大体理解できる。

 

三体の原作は、全部で三部作。ドラマはその内の1を映像化しただけだが、それは30話にのぼる。やや冗長な部分もあるが、次への興味で、どんどん進んでしまう。一気にみてしまう魅力がある。クライマックスは、小説そのままを実写にした、中国としてはとんでもなく迫力のある場面に出来上がっている。ぜひおすすめします。ただ、中国語なので、字幕がないとな〜〜んも分からんですよ。なので余計に、じ〜〜っと観てしまうのね。引き込まれます。