日本は過去の災害から何を学んだか | なんのこっちゃホイ!

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世の中の、これでいいのか、こんなことでいいのかを描くブログ。そんなにしょっちゅう怒っていられないので、ほどほどに色々な話題も混ぜていきましょう。

日本は災害からは逃げられない。

特に地震とそれに伴う津波は、もはやどうしようもない。

むしろ、それ故に日本列島は存在していると言っても過言ではない。

例えば、地震予知ができたとしても、対策と言ってもどうするんだろう。

地震が来週に来ると分かっても、家を建て直すこともできないし、逃げても

帰る場所はないかもしれないし。

 

1995年1月 阪神淡路大震災 社会党政権

2011年3月 東北大地震   民主党政権

2024年1月 能登半島地震  自民党政権

 

神戸の地震は体験した。

都市での地震であったので、その被災状況は生々しく人々の記憶に残っただろう。

倒壊した高速道路、火の海と化した街。行き先もない、すべてを失った人々。

村山総理が被災地を訪問したのは、発生から実に2週間も経過してからであった。

人々は、生卵を投げつけることで、政府への怒りを表した。

逆に言えば、投げる卵があったということだ。

 

東北では、津波の生々しい状況を目の当たりにした。

「想定を超えた」押し寄せる海水に、多くの家屋が住人と共に飲み込まれ、

原発が緊急停止し水浸し。遂にはメルトダウンを起こした。

苛立った菅総理は現地へ急行、しかし現場を怒鳴り飛ばすだけで、何の助けにも

ならなかったばかりか、むしろ邪魔だった。

原発がショックだっただけに、ニュースのスポットはそこへ行きがちになった。

しかし、そこにも被災した人々の、疲れ切った顔があった。

 

3つの地震を通じて、一体日本は何を学んだんだろう。

被災地では、地下にある水道、ガスは必ず壊れて断水する。

電柱は倒れて電気がこなくなる。地下に埋めても、おそらく水道やガスと同じで

停電は避けられない。

僕の経験では、まず大切なのは「水」だと思う。

電気やガスはなくてもなんとかなるが、水がないのはかなり致命的だ。

 

災害に備えて、水はどう対策されていたんだろう。

お決まりのように自衛隊が給水をするが、道路は寸断され、必要な量を必要な場所に

届けることはできない。

だっかに巨大な水槽でも作って、平時から水を溜めるか。

地方ならできるかもしれないが、都市部のどこにそんな貯水池を作る?

貯水池からの水の供給は?

 

これらの問題も、喉元すぎればで、裏金つくりに知恵と力を注ぐ。

一体この国は、自分たちの避けられない運命に対して、どうして行こうと考えている?

国民の生命と財産を守る政府の責任は、誰がどう果たすのだろう。