東野圭吾の初期の作品の映画化。
ある劇団の俳優7人と、フリーの役者1名で、次の作品のオーディションを行うことになった。
そのオーディション会場というのが、ある山荘。
演劇の偉い人の指示で山荘に集められた8人は、不思議なオーディションに参加することに。
「舞台はある雪で閉ざされた山荘。道は塞がれ、通信は不通になり、外は大雪で脱出することもできない。
ここで殺人が起こる。その謎を解明し、犯人を探す。それが次の作品になる」というもの。
快晴の天候の中、オーディションは始まる。
もちろん雪などないし、電話も通じる。
だが、第1の殺人が起こる。犯人はこの7人の中にいる。
続いて第2の殺人が。残る5人の内2人は互いに腕を縛り合って眠ったので、犯人は3人の中にいる。
こんな調子で進むが、どうにも滑稽で、笑えてくる。
舞台設定、状況設定、さらに反則ギリギリの終盤での思わぬ人物の登場。
原作は読んでいないけれど、これは劇中劇なのか、はたまた茶番か。
ラストでは、なぜか全員集合。
はぁ?