1月の1泊2日旅は1週間前に急きょ予定を変更して旅に出ました。
元々はこんなこんなチケットを取っていました。
往路は上越新幹線の上野→浦佐
復路は東北新幹線の新白河→上野
こんな旅を計画しておりました。
前乗り日(1月14日)
上野から上越新幹線で浦佐駅へ。
浦佐から上越線で2つ目の小出駅へ。
小出駅前のホテルに前乗り宿泊。
初日(1月15日)
小出駅5時36分発の只見線の始発列車に乗って、只見線の終点会津若松駅に10時32分着。
会津若松駅前でレンタカーを借りてレンタカー旅のスタート。
鶴ヶ城や猪苗代湖を回って、猪苗代町の温泉宿に宿泊。
2日目(1月16日)
郡山やウルトラマンの街、須賀川を観光して、白川ラーメンを食べて新白河駅にレンタカーを乗り捨て返却。
新白河から東北新幹線で帰ってくる。
いいプランだと思っていたのですが・・・
私、甘く考えておりました。
冬の只見線を。
雪で運休になるということをあまり考えていないで計画しておりました。
年末から只見線の運行状況を見ていましたが、ほとんどの日で運休となっていました。
運休したらアウトだよね、このプランは。
小出まで前乗りして、翌日に只見線が運休したらどうするの?
会津若松駅前で予約していたレンタカーも猪苗代町の温泉宿も当日キャンセルになっちゃう。
レンタカー店にも宿にも迷惑かけちゃう。
このプランには無理があるな~と。
冬以外の季節じゃないとダメかな。
冬に只見線に乗るとしても、運休になっても大丈夫なように、その後の予定は白紙で挑んだ方が良さそうだな~と。
ということで、このプランは全てキャンセルすることにしました。
キャンセルしたので予定がぽっかり空きましたが、やっぱりどこかに行きたいよね~
でも、1週間前じゃ早割のチケットでは購入できないし・・・
そこでJR東日本の「どこかにビューーン!」を使って旅することにしました。
行き先候補が4つ提示され、4つの中からランダムに選ばれた一つの行き先に新幹線で往復できるというものです。
JALの「どこかでマイル」みたいなキャンペーンですね。
JREPOINTが6000ポイントあれば申し込みできます。
さっそく行き先候補を検索してみると、最初に出てきたのがこちらの候補地。
浦佐行きをキャンセルしといて、また浦佐というのはどうなの?
この4候補地でしっくりこなかったら再検索できます。
何回か検索しましたが、東北新幹線・秋田新幹線・山形新幹線・上越新幹線・北陸新幹線の中から路線が被らないように4候補出てくるようです。
同じポイントを消費するなら遠い所がいいよね。
そう考えると、↑ここで申し込んでおくのがベストだったかな?
でも、もう少し様子を見ちゃった。
で、申し込んだのはこの4候補地でした。
どこも良さそうと思ったのと、往路は土曜の夜に到着して駅前のビジネスホテルに前乗り宿泊しますが、この4駅なら駅前ホテルに困らないだろうというのが選んだ理由です。
行き先決定のメールは翌日きました。
行き先は燕三条駅でした。
浦佐行きをキャンセルしましたが、やっぱり新潟県に行きなさいという天のお声が聞こえたような。
往復の新幹線の列車も決められています。
往路は上野20時30分発のとき347号
このとき347号は、なんと・・・
キャンセルした浦佐までの新幹線と同じ列車でした。
※キャンセルした浦佐行き
これも運命なのか(大げさか)
キャンセルした座席も空席だったので、同じ席で座席指定しました。
復路はとき348号です。
さて、どんな旅にしましょうか。
冬に新潟に行くのは初めてです。
とりあえず、温泉宿でゆっくりのんびりかな。
今回は往復新幹線代がポイント消化でかからないからね。
いつもの旅よりもいい宿に泊まってみよう。
良さそうな山里の一軒宿が見つかりました。
あとはラーメンでしょうか。
新潟5大ラーメンの燕背油ラーメンと三条カレーラーメンをいただいてみましょう。
長岡に新潟5大ラーメンのひとつ長岡生姜醤油ラーメンもあります。
2日目は長岡を回ってみよう。
どこかにビューーン!のチケットは上野⇄燕三条の往復でしたが、上野⇄燕三条の区間内であれば、途中下車も途中乗車もできるようです。
よって、復路は長岡から新幹線に乗って東京に帰るプランとしました。
途中下車も途中乗車もOKならば、どこかにビューーン!の候補地は遠い所ばかりの候補地で申し込んだ方が良さそうですね。
そして当日、上野駅へ。
上野駅から新幹線に乗って前乗りする時は19時台の列車に乗ることが多かったのですが、今回は20時30分発。
余裕があるので上野駅構内をブラブラ・・・
青森産直市をやっていました。
▼私の好物いちご煮缶
いつもは新青森駅にある「りんごの鈴」も期間限定で上野駅にやってきておりました。
新幹線改札内コンコース地下3階には、いつの間にかラーメンスタンドが設置されていました。
この自販機で最短90秒でラーメンを提供するようです。
燕三条背油ラーメンもありますよ。
が、ラーメンは現地に着いてからいただくので見てただけ。
20時30分発のとき347号に乗り込みます。
座席はいつものように一番前
さっそく駅弁を広げます。
崎陽軒のシウマイ15個入とだし巻き玉子です。
燕三条に着いてラーメン食べるから軽めですよ。
大宮を出ると熊谷・本庄早稲田と停車。
ときって、最速列車じゃないの?
各駅停車なの?
これはちょっと意外でしたね。
上毛高原駅だけは通過して、あとは各駅に停車のとき347号
いろんなパターンがあるんだね。
21時58分
因縁の?浦佐駅に
結局、次の日に只見線は通常通り運行したようです。
まあこんなもんですわ。
でも、キャンセルは後悔していないですよ。
22時22分
燕三条駅に到着しました。
何かあるかな~?
ものづくりの街、燕三条
洋食器の一大産地ということでナイフとフォークがありました。
つば九郎もお出迎えしてくれました。
「燕市PR隊鳥」のたすきをかけています。
「つばめ」つながりで2010年から東京ヤクルトスワローズと交流・連携している燕市
2013年に燕市PR隊鳥に就任したそうです。
「つば九郎米」の田植え・稲刈りイベントにも参加しているのだとか。
燕市と三条市の境界にある燕三条駅です。
出口は西に燕口
東に三条口
駅に市の境界があるって、面白いですね。
それで調べてみたら、さらに興味深いことを知りました。
燕市と三条市
江戸時代の頃からお互いにライバル意識があったそうです。
上越新幹線の建設が決まった際には、駅設置の誘致合戦が繰り広げられました。
そこで妥協案として両市の境界に新幹線駅を設置することが決まりました。
ところが、今度は駅名を燕と三条のどちらを先にするかでもめることに。
燕三条駅か三条燕駅かで。
この問題に、仲裁に入ったのが田中角栄元首相でした。
田中角栄元首相の仲裁で駅名を燕三条駅としたうえで、時を同じくして近隣で建設が進められていた北陸自動車道のインターチェンジを三条燕ICにすることで決着したそうです。
新幹線駅は燕三条駅
高速道路は三条燕IC
お見事な仲裁。
天才ですね。
そして私は燕口へ。
三条口にも出て写真を撮ればよかったのに、燕口の写真しか撮らなかった私。
三条口ごめんないさい。
やっぱり私は凡人ですな。
つづく