今日はステイシー・オリコのワールド・ワイド・デビューアルバム
「STACIE ORRICO」の紹介です。
ステイシー・オリコはアメリカ出身の現在20歳。
このアルバムは彼女が17歳のときにリリースされました。
ただ、彼女は世界デビューに先駆けて、アメリカでは2000年、14歳のときに「Genuine」
というアルバムを出しており、全米で50万枚を超えるセールスになっていたそうです。
なので、この「STACIE ORRICO」は彼女にとって2枚目のアルバムとなります。
さて、このアルバムですが、サウンドはポップ・ロックとR&Bの中間のような感じです。
ボーカルに関しては、エモーショナルで意外にパワフル。聴くものをひきつけます。
一番有名なのは1曲目に収められた「Stuck」かな。
彼氏に振られた怒りをぶつけた詞で、マイナーメロディーの切ないロックナンバー。
サビにかけてどんどん気持ちの高ぶりを感じさせるボーカルの声色が秀逸。
2曲目の「(there's gotta be)More to Life」はうまくいかない日常を変えようと、もがく気持ちを
歌ったナンバー。これもボーカルがいいですねぇ。ちなみにこの曲はもともとルーシー・ウッドワードの
楽曲なのだが、良い曲なのでステイシーが気に入って自分のアルバムにレコーディングしたそう。
僕はルーシーのアルバムも持ってますが、ルーシー版「More to Life」は、ステイシー版に
比べるともうちょっとロック度数高めです。
アルバムの中身については、彼女が敬虔なクリスチャンということもあって、神にささげたナンバーや、
日々の生活で思い悩んでることについて書いた、パーソナルな内容のものも多いです。
そういうこともあって、同世代の若いアーティストに比べると結構まじめな印象を受ける
アルバムですね。ステイシーお利口って感じ。
けれどもサウンド自体が結構幅広いので楽しんで聴けるんじゃないかな?
好きな曲は先述の「Stuck」、「(there's gotta be)More to Life」のほかに、
クールなダンスR&Bナンバー「Security」もいいですね。これはやりたいことに対して躊躇している人に対してポンと肩を押してくれるナンバー。早口のボーカルが印象的です。
また、絶望のふちに立たされたときに神が力をくれると歌うバラード「Strong Enough」はとても力強く、
聴き終わったあとに心が洗われるれようなボーカルです。こういう歌はクリスチャンならではって感じです。
ピアノのメロディーも美しいです。
他には、スパニッシュなギターが挿入されたダンスナンバー「I Could Be The One」もいい。
特に間奏のコーラスが好きですね。
また、ちょっと弾けた詞が意外な「Tight」や、ラスト前に収められた、雨のSEが印象的な優しいバラード「That's What Love's About」など、非常に完成度の高い楽曲が並んでいて、
17歳のアーティストの作品としてはすごくレベル高いんじゃないかな。
かつポップだし、誰にも楽しめる作品になってるし。大好きなアルバムです。
余談ですが、このアルバム、国内盤のブックレットは解説、対訳まで、かなり丁寧に作られててそれも印象に残ってます。
そんなステイシーですが、今年中には待望のニューアルバムが出るという話もあるんで、それも楽しみですね。

今回は昨年リリースされた、レミオロメンの2ndアルバム「ether」の紹介です。

レミオロメンといえば、昨年秋から最近までずっと「粉雪」がロングヒットしてましたが、

このアルバムは、その大ヒットを飛ばす約半年前に出た作品です。


彼らの魅力はその若々しいバンドサウンドと、逆に完成されたメロディーセンス、

そして若干土臭いホーカルの藤巻亮太のボーカルだと思います。

このアルバムの曲も、まだ2ndアルバムの若手バンドらしい、「勢い」を感じさせるものもあれば、

深い詞もあり、幅広い世代に受け入れられやすいサウンドですね。


一番のオススメの曲は高速ドラムプレイがむっちゃかっこいい「春景色」。この曲のドラム聴くと、

「ドラム始めてみたいなぁ」という気持ちがふつふつとわいてきます。歌の主人公の気持ちの高ぶりを

如実にあらわしたドラミングだなぁと思います。


他にオススメの曲をあげていくと、まず「春景色」の次に収められた「アカシア」。これは、

うまくいかないこともたくさんあるけれど、ぼちぼち歩いていこうよ、というナンバー。

ガンガンと突き進むんじゃなくて、ゆっくり進む心のゆとりの大切さを感じさせてくれて、

聴き終わったときに、パワーをもらえる曲。


また、「永遠と一瞬」も夢を追いかけることの難しさと、それでもあきらめたくない気持ちを歌った

ナンバーで、詞がなかなかいいです。

「ドッグイヤー」はマイナーメロディーのクセのあるメロディーが面白いナンバー。詞も

忙しい生活を垣間見れるなかなかリアルなもの。

それから「3月9日」は、ドラマ「1リットルの涙」の合唱コンクールのシーンでさんざん使われまくった

優しいナンバー。このアルバムの中の彼らの歌は前向きな強さを持ったものが多いですね。 


それから「南風」は幸せをかみ締めるような、微笑ましいロックナンバーで、これも好きですね。

この歌については藤巻くんのボーカルのクセが結構面白くて「君をもっと愛をもっと欲しいのさぁぁう

ゎっ!」っていう歌いまわしが耳につくナンバー。久しぶりにカラオケで歌いたいなぁ…と

思ったナンバーでもあります。


ラストナンバーの「海のバラッド」もステキな詞です。君といることの幸せを歌ったものだけど、

「照れくさいけれども、君といるとほんとの自分に近づける気がする」という詞が、すごくいい!

こういう世界って、歌でしかいえない気持ちのような気がして。こういう純粋な詞が

書けることも彼らの魅力だと思います。


こんな感じで全12曲、捨て曲もなく、聴き終わったときに「いいバンドに出会えたなぁ」という

気分になるアルバムです。まぁ、この時点では2作目だったし、若手ってことで、まだまだ

未熟な部分とかオリジナリティに欠ける部分もあったかもしれないけど、それは

今後成長していく過程で変わっていくんじゃないかな?

ただ、彼らのルックスはもうちょっと垢抜けたほうがいいかもなぁなんて、余計なことを

思ったりもしてます。

なにはともあれ「粉雪」の大ヒットで認知度も上がったし、次のアルバムでは大化けするんじゃないかな。

楽しみです。

レミオロメン
ether[エーテル]


今から2年半前にリリースされたNodeshaのデビューアルバムです。

ジャム&ルイスによるプロデュースで、日本でも結構売れたと思います。

今日久しぶりに聴いてました。


全体的には非常に聴きやすいR&B、Hip-Hopで系統としては、ジャネット・ジャクソン、

クリスティーナ・ミリアン、ニヴェアあたりと同じラインにいるアーティストかな。

カリフォルニア出身の当時18歳でした。


有名な曲は「Get It While It's Hot」かな。曲中に何度か登場する「Hot」という

シャウトがクールなHip-Hopのダンスチューン。また、「That's Crazy」もクールな

ミッドテンポのR&B。まぁ、ジャネット・ジャクソンを手がけたジャム&ルイスの

プロデュース作品なので、全体的な雰囲気はジャネットのアルバムに近いものが

ある気もしますが、僕が気に入ったのは彼女のメロウなボーカルが聴けるミッド

テンポ~バラードの曲かな。


彼女の声質は非常にかわいらしいのですが、ヘンにかわいすぎずスマート。

だからバラードを歌ったときに、程よいキュートさが引き出されていると思います。


一番のオススメの曲は「Got Into My Head&Stole My Heart」(長いタイトルだなぁ)。 

詞自体は「あんな尻軽女のことは忘れて、私と愛し合いましょうよ」という女の側からの

アプローチの歌なんだけど、彼のことを思うストレートな気持ちが伝わってくるスウィートな

歌声がすごく魅力。

また、キュートな歌い回しが印象的な「Kinda Guy I Like」も好き。これは詞が面白くて、
彼女の理想のタイプとして、「ジャ・ルールとかアッシャーやタイリース」などが登場します。
けれども、実際に好き、というわけでもなくただ、語感がよかったから入れただけだとか…。

他に好きな曲は「Will He Ever Love Me Back」、優しく甘いバラードの「Almost There」、

感謝の気持ちを忘れずに前向きに生きようと歌う「So Good」、それから冒頭で書いた

「Get It While It's Hot」など。 ボートラの、「Shake’Em」もエキゾチックなサウンドで面白いです。


ただ、才能もあり、ジャム&ルイスにかなり力を入れてプッシュしてもらっただけあるので

今後も期待できるとは思うけれども、似たような系統のライバルがいっぱいいる現状なので

そこを勝ち抜いていく、突き抜けた個性を今後はもったほうがいいかもしれないですね。

ノディーシャ
ノディーシャ

今回は亜波根綾乃さんの紹介です。

彼女は96年に当時の人気番組「ASAYAN」オーディションよりデビュー。

12社のレコード会社から声がかかった才能の持ち主です。

「大きな風」という曲でデビューしたんですけど覚えてますかねぇ?


…という僕もこの「大きな風」それから、「ひこうき雲の空の下」という名曲の含まれた

このアルバムを聴いて彼女を気に入ったものの、その後はなんとなく記憶の片隅から薄れてしまい、

彼女も99年を最後にメジャーシーンでの音楽活動は終了してしまいました。


けれども、このアルバムは今も時々ラックから引っ張り出してきては聴いてます。

歌はうまいし、あたたかくも瑞々しい歌声だし、いいアーティストだなぁと思います。

彼女は沖縄県出身の25歳。だからデビュー当時は15、6歳だったのですね…。

ちなみに僕は大学生でした。


彼女の魅力はその声。さっきも書いたように当時はまだ15、6歳なのにそれを感じさせない、

人を包み込むような優しい歌声。表現力も非常に優れてます。また沖縄出身だけあって、

海や自然を感じさせる詞もあり、それも彼女にぴったり合ってました。


オススメはまず、デビュー曲の「大きな風」。タイトルどおり、おおらかなメロディーで、痛みや

弱さを乗り越えて生きていく強さを歌ったポジティブなナンバーです。

そして「ひこうき雲の空の下」。これは名曲です。波の音のSEから始まるワルツ調の曲で、

悲しいこともあるけれど、小さな「幸せ」や「愛」を感じながら生きていくという詞。ほのかに

彼女の故郷「沖縄」を感じさせる詞のシチュエーションになっていてなかなか感動的。

伸びやかなボーカルも◎です。全体の


他にオススメの曲は、元気な前向きロックナンバー「がんばれ、私」、まさしく青春!って感じの

恋の歌「Seventeen」、アメリカン・ロック調の「My Home Town」、ちょっと幻想的なピアノバラード

「るり色の夢~forget-me-not~」、そしてラストに収められた本人による作詞作曲のバラード

「Crystal」など。アルバム全体の雰囲気としてはKiroroや石嶺聡子などをほうふつとさせる曲が

多いですが、ちょっとHip-Hopっぽいハネたサウンドも取り入れた「愛はきっと」なんかもあります。


彼女はデビュー時の騒がれぶりに比べれば、必ずしも成功を収めたとは言いがたいですが、

本当にいい歌を歌っています。逆にその本格ぶりが、鈴木亜美やモー娘。など

アイドルが多かった「ASAYAN」のカラーには合わなかったのかなと思ったり…。

もっと売れても良かったと思うアーティストです。


ただ、最近どうやらボチボチとアーティスト活動を始めたようで、このブログを書く前に

検索したら応援サイトもありました。メジャーシーンじゃなくても、人の心に残る歌を

歌える人だと思うので、今後も頑張ってほしいなぁ。

亜波根綾乃, 青木せい子, 関淳二郎, 柴野繁幸, 十川知司, 片岡大志
A-ray






今回はちょっと趣向を変えて、トリビュートアルバムの紹介。

これは2年前にリリースされた久保田利伸トリビュートアルバムです。

BoA、SOUL'd OUT、ゴスペラーズ、Sowelu、倖田來未などブラック寄りの

アーティストを中心に参加し、久保田利伸の代表曲を思い思いに歌ってます。


僕は実はあんまりトリビュートアルバムって聴かないし、そんなに

好きでもないんですけど、この作品は結構面白そうだなと思って買った記憶があります。

だいたい、僕、久保田利伸の曲、そんなに知らないですから


まず1曲目がBoA とSOUL'd OUTによる「LA・ LA・ LA LOVE SONG」。聴く前は

「BoAが久保田かよ?」って思ったんですが、これがいい!アルバムの中で

1、2を争う出来なんじゃないかなぁ。彼女の伸びやかなボーカルが、すごく活き活きと

してる。こういう歌が好きなんだろうな、というのが聴き手にもすごく伝わってくる。

トラックをプロデュースしてるSOUL'd OUTとの相性ともバッチリ。クールなんだけど

ほどよく熱いコラボって感じ。余談だけど曲中の彼女の「たららんっ」っていう

コーラスがめっちゃキュート。


2曲目、ゴスペラーズはナニワエキスプレスとの共演で、「Dance If You Want it」を。

これは声のイメージや、歌のうまさから原曲に近い仕上がりなんじゃないかな。


3曲目「Missing」は中島美嘉がジャジーにしっとりと。けれども、あまりにも「中島美嘉節」が出すぎて、

トリビュートという感じがしない。なんか、「雪の華」などと同じ感じで、まるで彼女のオリジナル。

それだけ彼女のボーカルの世界があるんでしょうけど、これはわりと賛否両論ありそう。


4曲目「流星のサドル」はSOULHEADが。これまた、SOULHEADらしい、Hip-Hopで、テンション

高い仕上がりなんですが、なんかちょっとカラオケで歌ってるような安っぽい雰囲気が

漂ってるのが残念。


5曲目「Cymbals」はEXILEのATSUSHIが歌ってます。まぁ素直に原曲のイメージを壊さない

可もなく不可もない歌い方。


8曲目「Indigo Waltz」はMISIAが披露。これは札幌ドームでのライブ音源を収録してるみたいですね。

けれども、ライブでもCDでも変わらず彼女は本当に歌がうまい!聴いてるだけで引き込まれますね。


9曲目は「You were mine」は椎名純平が担当。ダンス☆マンのアレンジと、コメディータッチな

合いの手がインサートされた面白い曲になってる、はずなんですけど、意外とジュンペーさんが

さらっと歌ってるせいか、アレンジとは裏腹に淡白な印象。


10曲目「永遠の翼」は高宮マキ。実は僕、今回のメンツで唯一どんな人か知らなかったんですけど、

逆に、アルバムのなかで一番好きなトリビュートかもしれません。声質もいいし、

この詞のさりげなくも前向きな詞とよく合ってると思いました。


11曲目の「夢 with You」はAKIRAのHipなアレンジによる、倖田來未歌唱の一曲。

この時期は倖田さんは中ヒットはあったものの、今ほどの大ブレイクはしてない頃ですね。

原曲がバラードなんで、別にこの曲に関してはこんなアレンジにしなくても…って感じでした。

悪くはないんだけどね。ただ、曲後半のキラキラと盛り上がる展開は結構きれいでステキかも。


そしてラストナンバーはBOO,keyco&RHYMESTER feat. BUTTER DOG MARKETによる

「TAWAWAヒットパレード」。これだけの面々がそろえば、楽しいHio-Hopチューンになるのは

想像がつくけど、その通りの楽しいわいわいとしたナンバー。にぎやかにアルバムは幕を下ろします。


トリビュートアルバムって、単なる「カヴァーアルバム」になってしまってる傾向の強いものも

あるんだけど、これは程よくトリビュートの雰囲気も感じさせつつなかなか楽しいアルバムでした。

これまたありがちな、「何、この原曲のアーティストに失礼なトリビュートは!」という

楽曲もそんなになかった(と思う。中島さんのだけ微妙にその気があるけど…目を瞑って)し、

興味ある方は是非どうぞ。久保田さんをあんまり知らない人もR&B好きなら楽しめますよ。

ATSUSHI from EXILE, Keyco,RHYMESTER BOO, BOO, SOUL’d OUT BoA, BoA, MISIA, SOUL’d OUT, SOULHEAD, SUPER BUTTER DOG MARKET, Skoop On Somebody
SOUL TREE~a musical tribute to toshinobu kubota~

今日紹介するのはオーストラリア出身の4人組バンド、リトル・バーディの

デビューアルバム「big big love」です。日本では去年の5月にリリースされました。


彼らはもともとは別々のバンドで活躍していたところ、意気投合し、2002年にバンドを

結成し、オーストラリアのインディー・シーンではかなりの人気者だったようです。

そして、昨年メジャーデビュー、ということになったんですが、僕はこのアルバムを

店で試聴して、バンドの紅一点ボーカル、ケイティー・スティールの個性的な声と

ちょっとサイケデリックなサウンドのとりこになりました。あと、ジャケットも

インパクトありますしね。


全体の雰囲気としてはロックサウンドになってますが、ごりごりのロックではなく、

軽めのロックで、あと、ちょっとカーディガンズっぽい感じもある

おしゃれなメロディー。

そこにケイティーのキュートかつエモーショナルなボーカルが加わることで、

センスのよいポップスにしあがっております。彼女のボーカルは巷ではケイト・ブッシュのようともいわれ、

ルシンダ・ウイリアムスのようでもあり、ビョークのようでもあり、PJハーヴェイに似てるとも言われてます。

僕はふとしたときの声はブリトニーにもちょっと似てるなと思ったりもして。

いずれにしてもクセのある個性的な高い声です。ちなみに現在彼女は20歳。

しかも、ほとんどの作詞・作曲を担当。中心的なメロディーメーカーなんです。

これには驚きました。余談ですがケイティーのお兄ちゃんはザ・スリーピー・ジャクソンの

ルーク・スティール。


オススメの曲はタイトルどおりのハイテンションなボーカルを聴かせるロックナンバー

「EXCITED」、シェリル・クロウみたいな乾いたアメリカンロックに、切ないボーカルの

乗っかった「COME ON LITTLE HEARTBREAKER」、カントリー調な「BEAUTIFUL

TO ME」、好きな人を思う切ない気持ちを歌ったバラード「IT'S ALL MY FAULT」、

メロディーがものすごくキャッチーで開放的な「MESSAGE TO GOD」、

ワルツのテンポが印象的な、とても短い曲「IT’S A RULE FOR YOU ALL」など。


どの曲もとてもクオリティが高いです。たぶん、作品を重ねるごとに人気を上げて

いきそうです。オーストラリアのバンドって、JETにしろ、彼らにしろ結構面白い

バンド多いんですよね。注目です。

リトル・バーディ
ビッグ・ビッグ・ラヴ


今はものすごく久しぶりに浜崎あゆみのアルバムなんぞ聴いてますので、

レビューしてみましょう。

…といっても、彼女に関しては最近の楽曲は聴いてないですし、持ってるアルバムも

この「RAINBOW」と、中古で手に入れた4th「I am…」とベスト「A BEST」の3枚だけなんですが。

ただ、「I am…」に関してはロック色と自作にこだわったちょっと我の強い、しかし楽曲のクオリティは

若干低めのアルバムだったし、「A BEST」はベスト盤だから、今回はこの「RAINBOW」を取り上げますね。4年前にリリースされた5作目のオリジナルアルバムです。彼女の作品で唯一定価で買った

アルバムですけど、非常にまとまりのあるポップな作品です。


アルバムのオープニングは幻想的な「everlasting dream」。アルバムジャケットのイメージと連動したような楽曲になってます。続く「WE WISH」はデジタル・ロックナンバー。ただ、「期待かけることと、願いかけることは似てるようでまるで違うもの」という詞に関しては「?」って感じ。まぁ、確かに違うけど、「まるで違う」ってほどでもないなぁ、と思いつつ。


その次の「Real me」は彼女が珍しく英詩を使ったことでかなり話題になった曲。「戦いもせずに

癒し求めるもんじゃない」という詞は、たしかに!!って思います。英語も特に技巧に凝った

使い方ではないんですけど、珍しさもあってかなりインパクトにはなってるかも。あと、この曲のサウンドは好きですね。


で、次「Free&Easy」はイントロのもの悲しげな雰囲気と壮大なサウンドが大好き。

詞に関してはこの当時の彼女にありがちな「絶望の中の希望の光」なので、代わり映えは

しないといえばしないんですけど、大げさなサウンドのおかげでなかなか印象に残る曲。

Aメロ→Bメロ→サビの、徐々に盛り上がる展開の仕方が好き。


「Over」、「HANABI」は泣きの美メロバラードですね。特に「HANABI」の「君の事思い出す日なんてないのは、君の事忘れたことないから」というちょっとわかりづらいけど、なんとなく意味はわかって

キュンとなる詞のつけ方がステキ。「Over」は作曲、「HANABI」はアレンジでCMJKが関わってますね。

いい仕事してます。


「July 1st」は、当時あった「暗いAyuの詞」のイメージを覆す、「幸せで能天気な恋の歌」です。

最近はあんまりなんも考えてないような詞もたくさん歌うようになった彼女だけど、

この頃までは、ポップなのに暗いというイメージでしたからね、彼女は。


オススメの楽曲は先述の「Free&Easy」、詞はともかく、メロディーが好きな「Dolls」、

ポップな「everywhere nowhere」(「僕たちは自由だけど、自由すぎて何をしたらいいかわからない」

というような詞が、自分も含めた現代人の気質を表してる気がして◎)、大ヒットした「Voyage」(島健のアレンジが好き)、そしてラストの底抜けに明るい「independent」など。


彼女に関しては、初期は、最近の倖田來未のような、avexのえげつない販売攻勢があったため、

悪いイメージを持ってしまったところがあって、心から好きといえないような部分もあるんですが、

このアルバムなんかを聴くと、完全に自分の世界を確立した感があって、風格すら漂ってる気が

します。すごくいいアルバムだと思いますよ。一時は宇多田ヒカルと共に日本の代表的歌姫とまで言われただけのことはあります。


冒頭でも言ったとおり最近に関しては、特にアルバムを買ってるわけでもないので詳しいことは

わかりませんが、昨年末の「Bold&Delicious」なんかを聴いてると、挑戦する気持ちは失ってないのだなぁという気になりました。いま、avexでは倖田押せ押せモードになって、レコ社から、あゆにかかる期待も

以前よりは少なくなってると思うので、逆に落ち着いて楽曲つくりが出来るんじゃないかと思うので、

こんな今こそ中堅らしい、いい楽曲つくりをしてもらいたいな、と思います。

浜崎あゆみ
Rainbow (CCCD)






今日はVanessa Carltonの1stアルバム「Be not Nobody」を紹介します。

これは4年前にリリースされた作品ですね。日本でも売れたんで覚えてる人も多いかな?

このアルバムに関してはタイトルも好きですね。Be not Nobody=誰でもない人になっては

いけない、つまり「自分というものをもちなさい」という言葉なんですけど、まさにその言葉どおりに

個性に溢れたアーティストだと思います。


02年という年は自分にとっては、好きな女性アーティストがたくさん出てきた年だったんですけど、

その中でも特にすきなのが、その1人が昨日紹介した、ネリー・ファータド、もう1人がノラ・ジョーンズ、そして今日紹介するヴァネッサ・カールトン。この3人はそれぞれ、シンガー・ソングライターとして活躍するのは

もちろん、それぞれ独自の強い個性を持ってるのが特徴です。


今日紹介するヴァネッサはアメリカ出身の現在25歳。この作品は21歳のときにリリースされたものです。

彼女のサウンドの彼女自身が奏でるピアノが主役。一言で表現すれば非常に瑞々しいメロディーで、

陳腐な言い方になるけど、ホントにキラキラした感じ。また、マイナーメロディーはエモーショナルな

響きで、歌の主人公の気持ちを繊細にあらわしてると思う。彼女の曲を聴いてると、ピアノってこんなに表情豊かな楽器だったんだということが、よくわかります。


アルバム1曲目は「Ordinary Day」。夢の世界にいるように感じさせる幻想的な詞と、広がりのあるサウンドで幕を開けます。そして2曲目「Unsung」はうって変わって、歌いまわしもサウンドもロック。今度は

現実の恋愛のうまくいかない気持ちを歌った詞です。この冒頭の2曲で聴く者をグイっとひきつけます。


そして、次の曲が名曲「A Thousand Miles」。この曲は1stシングルながらMTVでヘヴィーローテイ

ションとなり、ビルボードでもトップテン入りしました。この曲のオープニングのキラキラとしたピアノの

イントロは何度聴いても絶品です。大げさな言い方をすると心を洗われるような清らかさ。詞も

好きな人を思う、純粋すぎるほど純粋な気持ちを描いた歌です。


そういう意味では、同じく張り裂けそうなほど、好きな人への気持ちを歌ったバラード「Pretty

Baby」も聴くたびにキュンとなりますね。ヴァネッサみたいなかわいい子に「独りにしないで」

って言われたら、ずっとそばにいちゃいますけどね。美メロで、転調が美しい1曲です。


他にも、非常にメロディーセンスがよくて、ボーカルも程よくエモーショナルなので、

歌の主人公の気持ちが伝わりやすい歌が多いです。

アルバムの曲は好きな人を思う気持ちなどを描いた恋愛の曲が多いですが、

人間の弱さを描いたダークで悲しい「Paradise」などもあり、ただただ、キラキラしたポップだけを

歌ってるわけではないです。また、ローリング・ストーンズの「Paint it Black(黒く塗れ)」も

カヴァーしてます。これもダークなナンバーです。シタールの音色なんかも入った面白い

ロックアレンジです。


オススメの楽曲は先述の「A Thousand Miles」、「Pretty Baby」、「Pretty Baby」、「Paint it Black」、

訴えかけるようなボーカルと、迫ってくるようなピアノのメロがインパクトが強い「Wanted」、

強く生きていくことをスピリチュアルな言葉で訴えた、すごくリアルな「Twilight」など。


全く捨て曲なく聴けるアルバムです。04年に出た2ndアルバム「HARMONIUM」も非常にキャッチーで

良かったですし、こちらもオススメ。今年中には3rdアルバムのリリースが予定されているようです。

楽しみです。

ヴァネッサ・カールトン
ビー・ノット・ノーバディ(通常盤)

今回紹介するのは、5月24日に待望の3rdアルバム「Loose」をリリースする、

NELLY FURTADOの1stアルバム「Whoa,Nelly」です。

彼女はカナダ出身の現在27歳。


これは6年前にリリースされた作品ですけど、僕が買ったのは2002年に入ってから。

グラミー賞にノミネートされたことで、「ネリー・ファータド+1」という邦題でリパッケージされて再発売され、そのときに、CD屋に試聴機でたまたまこのアルバムを聴き、その世界に引き込まれ、即買いした記憶があります。そして自分が持っているたくさんのアーティストのアルバムの中でもかなり、好きな部類に入るアルバムになりました。


まず注目したのは「I' m Like A BIrd」。この曲はポップロックナンバーなんですが、その独特な

ちょっと鼻にかかった声と、アコースティックなサウンドが印象的なナンバーでした。


彼女の基本的な音楽ベースはロックなんですが、彼女の魅力はそれにとどまらず、そこにヒップホップ、R&B、レゲエ、ボザノヴァなどなど、いろんな音楽を取り入れ、ミクスチャーの楽しさを追求しているのが

とても面白い。サウンドに関しても民族楽器などいろいろと鳴らしていて、ついつい

耳を済ませてしまう。パーカッションやストリングス、ギターだけでもかなりいろんな種類のもの

使ってるんじゃないかな。


他にも1曲目の「Hey,Man!」ではストリングスの音色を効果的に使って幻想的かつポップな

サウンドを構成してます。2曲目の「SHIT ON THE RADIO(REMEMBER THE DAYS)」は

詞がシニカルで面白いR&Bナンバー。「Baby Girl」はコーラスの「パラッパッパ、チンチンチン…」が

すごく耳につくナンバー。サウンドも非常に面白いつくりです


「LEGEND」はボサノヴァ。他の曲のサウンドに比べるとこの曲はかなり異彩を

放ってますが、それゆえに目立ってます。ただ、単なるボサノヴァにならず、マイナーな

メロディー、早口でヒップホップ的な部分など彼女らしいスパイスもちゃんと効いてます。


それから「Turn Off The Light」も好きですね。スクラッチなんかも入った

ヒップなメロディーと、哀愁漂うギターサウンド、そして韻も踏んだテンポよい詞が

インパクト大の曲。

ほかにもはおおらかな雰囲気の明るいナンバー「WELL,WELL」はおおらかな雰囲気の明るいナンバー、

夢の中にいるようなコーラスが印象的な「Scared of You」、スパニッシュな「Onde Estas」など

曲ごとに全く違うサウンドの表情を見せてくれるので、飽きません。また、ジャケットの「自然児」風の写真も作品の雰囲気をよくあらわしてると思うし、素敵だと思います。

ちなみに2004年の2ndアルバム「Folklore」よりも断然こっちが好きです。


次のアルバムも楽しみに待ってます!


ネリー・ファータド, ジェラルド・イートン, ブライアン・ウェスト
ネリー・ファータド+1!!





今回はaikoです。彼女に関しては別にすごーくファンってわけでもなく、

ピンポイントで自分の「音楽の琴線」みたいなものをついてくる楽曲がいくつかあって、

それで、たまに聴く感じ。だから僕が持ってる彼女のアルバムは4th「秋 そばにいるよ」と

このアルバムだけなんですけどね。このアルバムの場合「花風」と「三国駅」が大好きで、

もう何度も何度も聴いてしまいます。他の曲も含めて、この人はポップなメロディーを作ることに

長けてますね。しかも、結構手が込んでて、まさに職人!って感じがしてます。


このアルバムの1曲目「青い光」はいいですねぇ。愛することの純粋な気持ちを、透明感あふれる

ボーカルとサウンドで仕上げたピアノバラードですが、この曲のはかなくも強い感じがすごく

好き。アルバムの1曲目でポップなナンバーを持ってくるんではなく、こういうバラードを持ってくるのも

こだわりを感じるし、彼女のボーカルもいい味出してる。


そして2曲目以降はポップなaikoが全開になります。古きアメリカンジャズ風なテイストも漂う

「恋人同士」は、彼氏の気持ちになる不安を覚える女の子の気持ちを歌ったかわいいナンバー

だし、「かばん」は恋人を好きで好きでたまらない気持ちを歌ってたり、別れても好きな人のことを

歌った「明日はいつも通りに」など、女の子の気持ちを映し出したナンバーが並んでます。


ただ、いつもそうなんだけど、彼女の歌って、ラブソングが多いので、男にとっては

感情移入しやすいとは言いがたい、わからない曲があるというのも正直なところ。

彼女って僕と一歳しか違わないので、ラブソングだけじゃない世界、の歌も

ぜひ聴いてみたい。世代的に思うこととか、ね。聴きたいです。


一番のオススメは「花風」。あのダン、ダン、ダン…っていうピアノのイントロを聴いたらわくわくします。

設定自体は寂しいものなんですけど、前向きに進もうとする詞の主人公の爽やかな生き方と、

それをよくあらわすaikoのかわいく伸びやかな声とポップなメロディーがすごく好き。

あとは、「三国駅」もいいですね。好きな人を思いつつも、何故か焦ってしまう気持ちと、かわらない

小さな町の風景を絡めた詞の設定が、リアルでいい。ただ、「煮詰まる」っていう言葉の使い方を

間違えてます、aikoさんそこが残念。


他にオススメはラストに収められたシンプルなサウンドの「星物語」、ロックな「恋の涙」、

「そぉぉぉらのようにぃぃ」という歌いだしがユニークな「Smooch!」です。

余談ですが、ここには載ってませんが、初回盤のジャケットの彼女が頭にツノを

乗っけてる写真はとてもかわいいです。

aiko, 島田昌典, 吉俣良
夢の中のまっすぐな道