今はものすごく久しぶりに浜崎あゆみのアルバムなんぞ聴いてますので、

レビューしてみましょう。

…といっても、彼女に関しては最近の楽曲は聴いてないですし、持ってるアルバムも

この「RAINBOW」と、中古で手に入れた4th「I am…」とベスト「A BEST」の3枚だけなんですが。

ただ、「I am…」に関してはロック色と自作にこだわったちょっと我の強い、しかし楽曲のクオリティは

若干低めのアルバムだったし、「A BEST」はベスト盤だから、今回はこの「RAINBOW」を取り上げますね。4年前にリリースされた5作目のオリジナルアルバムです。彼女の作品で唯一定価で買った

アルバムですけど、非常にまとまりのあるポップな作品です。


アルバムのオープニングは幻想的な「everlasting dream」。アルバムジャケットのイメージと連動したような楽曲になってます。続く「WE WISH」はデジタル・ロックナンバー。ただ、「期待かけることと、願いかけることは似てるようでまるで違うもの」という詞に関しては「?」って感じ。まぁ、確かに違うけど、「まるで違う」ってほどでもないなぁ、と思いつつ。


その次の「Real me」は彼女が珍しく英詩を使ったことでかなり話題になった曲。「戦いもせずに

癒し求めるもんじゃない」という詞は、たしかに!!って思います。英語も特に技巧に凝った

使い方ではないんですけど、珍しさもあってかなりインパクトにはなってるかも。あと、この曲のサウンドは好きですね。


で、次「Free&Easy」はイントロのもの悲しげな雰囲気と壮大なサウンドが大好き。

詞に関してはこの当時の彼女にありがちな「絶望の中の希望の光」なので、代わり映えは

しないといえばしないんですけど、大げさなサウンドのおかげでなかなか印象に残る曲。

Aメロ→Bメロ→サビの、徐々に盛り上がる展開の仕方が好き。


「Over」、「HANABI」は泣きの美メロバラードですね。特に「HANABI」の「君の事思い出す日なんてないのは、君の事忘れたことないから」というちょっとわかりづらいけど、なんとなく意味はわかって

キュンとなる詞のつけ方がステキ。「Over」は作曲、「HANABI」はアレンジでCMJKが関わってますね。

いい仕事してます。


「July 1st」は、当時あった「暗いAyuの詞」のイメージを覆す、「幸せで能天気な恋の歌」です。

最近はあんまりなんも考えてないような詞もたくさん歌うようになった彼女だけど、

この頃までは、ポップなのに暗いというイメージでしたからね、彼女は。


オススメの楽曲は先述の「Free&Easy」、詞はともかく、メロディーが好きな「Dolls」、

ポップな「everywhere nowhere」(「僕たちは自由だけど、自由すぎて何をしたらいいかわからない」

というような詞が、自分も含めた現代人の気質を表してる気がして◎)、大ヒットした「Voyage」(島健のアレンジが好き)、そしてラストの底抜けに明るい「independent」など。


彼女に関しては、初期は、最近の倖田來未のような、avexのえげつない販売攻勢があったため、

悪いイメージを持ってしまったところがあって、心から好きといえないような部分もあるんですが、

このアルバムなんかを聴くと、完全に自分の世界を確立した感があって、風格すら漂ってる気が

します。すごくいいアルバムだと思いますよ。一時は宇多田ヒカルと共に日本の代表的歌姫とまで言われただけのことはあります。


冒頭でも言ったとおり最近に関しては、特にアルバムを買ってるわけでもないので詳しいことは

わかりませんが、昨年末の「Bold&Delicious」なんかを聴いてると、挑戦する気持ちは失ってないのだなぁという気になりました。いま、avexでは倖田押せ押せモードになって、レコ社から、あゆにかかる期待も

以前よりは少なくなってると思うので、逆に落ち着いて楽曲つくりが出来るんじゃないかと思うので、

こんな今こそ中堅らしい、いい楽曲つくりをしてもらいたいな、と思います。

浜崎あゆみ
Rainbow (CCCD)