今回は昨年リリースされた、レミオロメンの2ndアルバム「ether」の紹介です。

レミオロメンといえば、昨年秋から最近までずっと「粉雪」がロングヒットしてましたが、

このアルバムは、その大ヒットを飛ばす約半年前に出た作品です。


彼らの魅力はその若々しいバンドサウンドと、逆に完成されたメロディーセンス、

そして若干土臭いホーカルの藤巻亮太のボーカルだと思います。

このアルバムの曲も、まだ2ndアルバムの若手バンドらしい、「勢い」を感じさせるものもあれば、

深い詞もあり、幅広い世代に受け入れられやすいサウンドですね。


一番のオススメの曲は高速ドラムプレイがむっちゃかっこいい「春景色」。この曲のドラム聴くと、

「ドラム始めてみたいなぁ」という気持ちがふつふつとわいてきます。歌の主人公の気持ちの高ぶりを

如実にあらわしたドラミングだなぁと思います。


他にオススメの曲をあげていくと、まず「春景色」の次に収められた「アカシア」。これは、

うまくいかないこともたくさんあるけれど、ぼちぼち歩いていこうよ、というナンバー。

ガンガンと突き進むんじゃなくて、ゆっくり進む心のゆとりの大切さを感じさせてくれて、

聴き終わったときに、パワーをもらえる曲。


また、「永遠と一瞬」も夢を追いかけることの難しさと、それでもあきらめたくない気持ちを歌った

ナンバーで、詞がなかなかいいです。

「ドッグイヤー」はマイナーメロディーのクセのあるメロディーが面白いナンバー。詞も

忙しい生活を垣間見れるなかなかリアルなもの。

それから「3月9日」は、ドラマ「1リットルの涙」の合唱コンクールのシーンでさんざん使われまくった

優しいナンバー。このアルバムの中の彼らの歌は前向きな強さを持ったものが多いですね。 


それから「南風」は幸せをかみ締めるような、微笑ましいロックナンバーで、これも好きですね。

この歌については藤巻くんのボーカルのクセが結構面白くて「君をもっと愛をもっと欲しいのさぁぁう

ゎっ!」っていう歌いまわしが耳につくナンバー。久しぶりにカラオケで歌いたいなぁ…と

思ったナンバーでもあります。


ラストナンバーの「海のバラッド」もステキな詞です。君といることの幸せを歌ったものだけど、

「照れくさいけれども、君といるとほんとの自分に近づける気がする」という詞が、すごくいい!

こういう世界って、歌でしかいえない気持ちのような気がして。こういう純粋な詞が

書けることも彼らの魅力だと思います。


こんな感じで全12曲、捨て曲もなく、聴き終わったときに「いいバンドに出会えたなぁ」という

気分になるアルバムです。まぁ、この時点では2作目だったし、若手ってことで、まだまだ

未熟な部分とかオリジナリティに欠ける部分もあったかもしれないけど、それは

今後成長していく過程で変わっていくんじゃないかな?

ただ、彼らのルックスはもうちょっと垢抜けたほうがいいかもなぁなんて、余計なことを

思ったりもしてます。

なにはともあれ「粉雪」の大ヒットで認知度も上がったし、次のアルバムでは大化けするんじゃないかな。

楽しみです。

レミオロメン
ether[エーテル]