今日はVanessa Carltonの1stアルバム「Be not Nobody」を紹介します。

これは4年前にリリースされた作品ですね。日本でも売れたんで覚えてる人も多いかな?

このアルバムに関してはタイトルも好きですね。Be not Nobody=誰でもない人になっては

いけない、つまり「自分というものをもちなさい」という言葉なんですけど、まさにその言葉どおりに

個性に溢れたアーティストだと思います。


02年という年は自分にとっては、好きな女性アーティストがたくさん出てきた年だったんですけど、

その中でも特にすきなのが、その1人が昨日紹介した、ネリー・ファータド、もう1人がノラ・ジョーンズ、そして今日紹介するヴァネッサ・カールトン。この3人はそれぞれ、シンガー・ソングライターとして活躍するのは

もちろん、それぞれ独自の強い個性を持ってるのが特徴です。


今日紹介するヴァネッサはアメリカ出身の現在25歳。この作品は21歳のときにリリースされたものです。

彼女のサウンドの彼女自身が奏でるピアノが主役。一言で表現すれば非常に瑞々しいメロディーで、

陳腐な言い方になるけど、ホントにキラキラした感じ。また、マイナーメロディーはエモーショナルな

響きで、歌の主人公の気持ちを繊細にあらわしてると思う。彼女の曲を聴いてると、ピアノってこんなに表情豊かな楽器だったんだということが、よくわかります。


アルバム1曲目は「Ordinary Day」。夢の世界にいるように感じさせる幻想的な詞と、広がりのあるサウンドで幕を開けます。そして2曲目「Unsung」はうって変わって、歌いまわしもサウンドもロック。今度は

現実の恋愛のうまくいかない気持ちを歌った詞です。この冒頭の2曲で聴く者をグイっとひきつけます。


そして、次の曲が名曲「A Thousand Miles」。この曲は1stシングルながらMTVでヘヴィーローテイ

ションとなり、ビルボードでもトップテン入りしました。この曲のオープニングのキラキラとしたピアノの

イントロは何度聴いても絶品です。大げさな言い方をすると心を洗われるような清らかさ。詞も

好きな人を思う、純粋すぎるほど純粋な気持ちを描いた歌です。


そういう意味では、同じく張り裂けそうなほど、好きな人への気持ちを歌ったバラード「Pretty

Baby」も聴くたびにキュンとなりますね。ヴァネッサみたいなかわいい子に「独りにしないで」

って言われたら、ずっとそばにいちゃいますけどね。美メロで、転調が美しい1曲です。


他にも、非常にメロディーセンスがよくて、ボーカルも程よくエモーショナルなので、

歌の主人公の気持ちが伝わりやすい歌が多いです。

アルバムの曲は好きな人を思う気持ちなどを描いた恋愛の曲が多いですが、

人間の弱さを描いたダークで悲しい「Paradise」などもあり、ただただ、キラキラしたポップだけを

歌ってるわけではないです。また、ローリング・ストーンズの「Paint it Black(黒く塗れ)」も

カヴァーしてます。これもダークなナンバーです。シタールの音色なんかも入った面白い

ロックアレンジです。


オススメの楽曲は先述の「A Thousand Miles」、「Pretty Baby」、「Pretty Baby」、「Paint it Black」、

訴えかけるようなボーカルと、迫ってくるようなピアノのメロがインパクトが強い「Wanted」、

強く生きていくことをスピリチュアルな言葉で訴えた、すごくリアルな「Twilight」など。


全く捨て曲なく聴けるアルバムです。04年に出た2ndアルバム「HARMONIUM」も非常にキャッチーで

良かったですし、こちらもオススメ。今年中には3rdアルバムのリリースが予定されているようです。

楽しみです。

ヴァネッサ・カールトン
ビー・ノット・ノーバディ(通常盤)