蝶好きなhideのブログ -29ページ目

蝶好きなhideのブログ

蝶を採ったり飼育したりするのが好きな62歳のおじさんのブログです。
どなたでもお気軽にコメントください・・・!
右下のテーマは、アゲハチョウ・シロチョウ・タテハチョウ・シジミチョウ・セセリチョウ・ジャノメチョウ・マダラチョウの順に並んでいます。

ジョウザンシジミは北海道の特産種です。

2001年7月に初めて北海道の採集に行った時にジョウザンシジミをネットインした時の感激は忘れられません。岩場をチラチラと飛んでおり採集は容易でした。後翅裏面のオレンジ色の帯がとても美しく北海道の自然の美しさとすごくマッチしていました。

その時は♀を採って食草のエゾキリンソウに産卵させて沢山の標本が得られました。

2019年6月14日~16日に北海道を訪れて久々にジョウザンシジミを採りたかったのですが、全く姿が見られませんでした。

その後、蝶友が6月1日から数日北海道に行き採ったジョウザンシジミ(日高町産)の♀に産ませて孵化した幼虫を、6月25日に恵んでくれました。

ありがとうございました!

久々のジョウザンシジミの飼育楽しませていただきます(^_^)!



2019年6月15日 北海道 北見市 ジョウザンシジミの発生地 岩場にエゾキリンソウが沢山生える。


2019年6月15日 北海道 北見市 ジョウザンシジミの発生地 岩場のエゾキリンソウ

幼虫が葉を食している場合は幼虫周囲にアリが付きまとっていることが多い



2019年6月15日 北海道 北見市 ジョウザンシジミの発生地 岩場のエゾキリンソウ

幼虫が葉を食している場合は幼虫周囲にアリが付きまとっていることが多い


2019年6月25日 蝶友に恵んでもらった北海道日高町産 ジョウザンシジミ幼虫とキリンソウ

飼育の際は本州の山の岩場に生えているキリンソウでも育つが、エゾキリンソウの方が葉が小さく柔らかいので採卵、初齢幼虫飼育には有利。


2019年6月25日 蝶友に恵んでもらった北海道日高町産 ジョウザンシジミ終齢幼虫とキリンソウ

飼育の際は本州の山の岩場に生えているキリンソウでも育つが、エゾキリンソウの方が葉が小さく柔らかいので採卵、初齢幼虫飼育には有利。

 

2019年6月29日 北海道上川町産 リンゴシジミ♀により産卵された卵です。

いずれもシウリザクラのザラザラ・あばた状態の枝に産まれています。

2019年6月29日 北海道上川町産 リンゴシジミ♀により産卵された卵

枝のシワシワの部分に産まれています。


2019年6月29日 北海道上川町産 リンゴシジミ♀により産卵された卵

上の写真の拡大


2019年6月29日 北海道上川町産 リンゴシジミ♀により産卵された卵



2019年6月29日 北海道上川町産 リンゴシジミ♀により産卵された卵

上の写真の拡大


2019年6月29日 北海道上川町産 リンゴシジミ♀により産卵された卵  上側2個 下側1個

2019年6月29日になりました。2019年6月15日に北海道の上川町で採集したリンゴシジミ1♀は、まだ元気で健在です。

シウリザクラのプランターに産まれた卵を確認してみました。シウリザクラは2つのプランターを持っています。

両方のプランターで産卵を試みましたが、1個目のプランターのシウリザクラは枝表面がツルツル・美肌状態で、2個目のプランターのシウリザクラの枝表面はザラザラ・あばた状態でした。

結果として2個目のザラザラ・あばたの状態枝に多く産卵(約50卵)しました。1個目のツルツル・美肌状態枝には4卵のみ。

♀の産卵時を観察していると、枝表面に腹部先端をちょこちょことなぞるようにあてながら移動しています。

こうして枝表面の状態を確認しているようです。

枝表面のざらざらに荒れた樹皮、凹み、枝分岐部に好んで産卵されていました。

産卵に用いる枝は、ザラザラ・あばたの状態の枝を選択することが重要と思われました(^_^)。



2019年6月29日 北海道 上川町産 リンゴシジミ♀ ポカリスエット10倍希釈液

霧吹きによるネットへの水分噴霧による水分補給にて2週間生きています。



シウリザクラ プランター 枝はザラザラ・あばたの状態のもの 約50卵産卵された。



2019年6月29日 シウリザクラ 枝分岐部のリンゴシジミ卵 枝はザラザラ・あばたの状態のもの

2019年6月29日 シウリザクラ 枝はザラザラ・あばたの状態のもの

枝分岐部のリンゴシジミ卵 拡大写真


2019年6月22日にリンゴシジミの産卵セットを開けて産卵されているかを確認しました。

リンゴシジミの卵はゼフィルスの白い卵に比べると灰白色で見つけにくいとの事ですが、はたして産まれているのでしょうか・・・・。

6月20日にネットの外側から懐中電灯で木の枝を照らしましたが卵らしいものは見えずやや不安になっていました。

6月22日 最初は卵は産まれてないかと思っていましたが、よーく見ると灰白色というより黒褐色の卵が産まれているのが見えました。

産卵成功です(^_^)!

シウリザクラの枝の分岐部、枝のしわしわの凹んだ部分に多数産まれています。

まずは一安心、来年の春の孵化まで大切に保存することにしましょう。

6月23日現在♀はまだ元気です!

結果としてシウリザクラの枝にのみ産卵されており、スモモ、ウメの切り枝には全く産卵されていませんでした。切り枝よりも鮮度の良いプランター植えのスモモ、ウメであれば産卵したかもしれません・・・。

北海道昆虫同好会さんのブログもリンゴシジミの産卵について大変参考になりました。

https://blog.goo.ne.jp/yjezoensislovers/e/df0b3363975c5a40042ba890f21c25d6












2019年6月17日 リンゴシジミ産卵セットです。ネット掛けします。

北海道から持ってきたスモモの切り枝が短かったので、ダメもとで自宅庭のウメの切り枝も産卵セットの土にスモモ同様に突き刺しました。

成虫のエサはポカリスエット10倍希釈液です。ネットの天井部にティッシュに希釈液を吸わせたものを適当に置きます。

シウリザクラの枝、葉には時々霧吹きで水分を与えました。こうすれば♀が時々水分を摂取できるようになります。


2019年6月17日 リンゴシジミ産卵セット用 ウメの切り枝 自宅庭より調達

スモモの切り枝同様シウリザクラ周囲の土に突き刺した。



2019年6月17日 リンゴシジミ産卵セットです。ネット掛けします。


成虫のエサはポカリスエット10倍希釈液です。ネットの天井部にティッシュに希釈液を吸わせたものを適当に置きます。

2019年6月16日朝 北海道の層雲峡は前日夜からの雨が降り続いています。気温も低めでとても採集ができる天候ではありません。

目的のリンゴシジミの♂、♀が採れて満足したので帰りの飛行機の便を早めて旭川空港を13時30分発羽田行きのJAL 554便にて帰る事にしました。

私としては自宅に帰ってリンゴシジミの産卵セットを早く組みたいという思いがありました。

自宅にようやく19時過ぎに着き、早速産卵セットを組みました。

昨年より用意していたシウリザクラのプランターを使います。

リンゴシジミは自然界では、スモモ、エゾノウワミズザクラ、シウリザクラ、ウメ等を食します。


2019年6月16日 自宅 シウリザクラのプランター 高さ約55cm



2019年6月16日 自宅 シウリザクラの葉


2019年6月16日 自宅 北海道から採ってきたスモモの切り枝



2019年6月16日 自宅 北海道から採ってきたスモモの切り枝

産卵させる場合は葉が多いと成虫の産卵時に邪魔になるので適当にカットする。


2019年6月16日 自宅 シウリザクラを大きめのプランターに植え替え シウリザクラの葉も適当にカット

スモモの枝を土に直接突き刺す。

本当はスモモの枝はもっと長いもの(シウリザクラと同じ50~55㎝くらい)を採ってくるべきだったが目測を誤り、短いものしか持ってこなかったことを反省(T_T)。

2019年6月15日 北海道上川町ではリンゴシジミの第2のポイントに行ってみました。

第1ポイントでは親切な蝶屋さんのアドバイスのおかげで1♂を採り気分を良くしていた私です。

第2ポイントはスモモの木が3本しかない国道脇の割と平凡なポイントです。

そのスモモの木の1本をたたくとリンゴシジミが数頭飛び出しました。生息密度は第1ポイントよりも多い感じでした。

そこではリンゴシジミ1♂、1♀を得て大満足でした。

以前より♀に産卵させたかったので、♀は生かして帰る事にしました。

ついでに産卵用にスモモの切り枝も持ち帰る事にしました。


本当はもっとリンゴシジミを採りたかったのですが、カラフトヒョウモン、ジョウザンシジミ、ミヤマカラスアゲハが採れるという高橋氏に教えていただいたポイントに昼から転戦することにしました。

結局その日は蝶の数が極端に少なく、カラフトヒョウモン、ジョウザンシジミ、ミヤマカラスアゲハは全くいませんでした。

実は5月の終わりに層雲峡周辺は極端に寒くなった時期があり、その頃より蝶の数が激減してしまっていると高橋氏はおっしゃっていました。

今年これから7月に発生するオオイチモンジの発生は少なめになる?のでしょうか・・・・。


2019年6月15日 北海道上川町 リンゴシジミ ポイント

あまりいそうな気はしませんでしたが実は沢山のリンゴシジミがいたスモモの木。


2019年6月15日 北海道上川町産 リンゴシジミ ♀

♂よりも翅が大型でお腹がふくらんでおり、後翅の尾状突起が長めなのが鑑別点。


2019年6月15日 北海道上川町産 リンゴシジミ ♀

♂よりも翅が大型でお腹がふくらんでおり、後翅の尾状突起が長めなのが鑑別点。


2019年6月15日 北海道上川町 スモモの葉 しわしわしており梅の葉に似ています。


2019年6月15日 北海道上川町 スモモ 丸い実が付いています。

2019年6月15日朝 層雲峡はやや雲は多いですが晴で予想最高気温は25~26度と絶好の採集日和です。しかしYahooの週間天気予報を見ると16日以降は雨、曇り、低気温となかなか厳しい状況ですのでこの6月15日にリンゴシジミが採れないとあとは望み薄という感じです。

プレッシャーもありますが期待を胸にまず最初のポイントへ向かいました。

高橋氏に教えていただいたポイントには大きなスモモの木が何本も立つポイントでこれはリンゴシジミがいそうという感じでした。

しかしなかなかリンゴシジミは姿を現しません・・・。これはと思って採ったらベニシジミ、トラフシジミでがっかり(T_T)。

ちょっと焦りが、という時に東京からという初老の紳士的な蝶屋さんが来られました。

私がリンゴシジミはまだ採れていないと話すと「ここはちゃんとリンゴシジミは採れますよ。スモモは沢山ありますが発生する木は限られているので、そういった木を叩いたり、♂が好んで通過するポイント周辺で待つことです。」と教えてくださいました。

しばらくするとその紳士の方は2頭(♂、♀)リンゴシジミを採られました。私が採れていないと知ると「そうですか、ではこのスモモの木の下のこの辺で粘ってみてください。あっあれがリンゴシジミ!」との声。

思ったよりも俊敏に高い所を黒い蝶が飛ぶので驚きました。私はもっとゆっくりと飛ぶんもんだと思い込んでいました。

何回か振り逃がした後にやっと♂を1頭採りました。その紳士の方も「やったね!」と喜んでくださいました。

念願の1頭が採れたので心に余裕が生まれました。

その紳士の方に「アドバイスくださり本当にありがとうございました!」と心からお礼をお伝えしました。

私も今度採れなくて困っている人がいたら助けてあげようと思います・・!


  2019年6月15日 上川町周辺の週間天気予報 6月16日以降は天気が崩れる予報(T_T)。




2019年6月15日 上川町 リンゴシジミ 発生ポイント スモモの大木が並ぶ


2019年6月15日 上川町 リンゴシジミ 発生ポイント スモモの葉

2019年6月15日 上川町 リンゴシジミ 発生ポイント スモモの葉


2019年6月15日 上川町 初めて採ったリンゴシジミ ♂ とてもうれしかったです!

北海道は何回か採集に行きましたが、リンゴシジミ、エゾヒメシロチョウ、キタアカシジミはまだ採っていない蝶です。リンゴシジミは近年、採りにくくなっているそうなので今年は何とか採りたいと北海道に行く計画をたてました。

採集場所は北海道上川郡上川町層雲峡周辺にすることにしました。宿泊は蝶屋、昆虫マニアがよく利用する「ペンション山の上」を選びました。オーナーの高橋賢一氏は沢山の昆虫の採集ポイントを御存じで、宿泊者にはポイントマップを色々下さったり採り方のコツを教えて下さいます。

7月はオオイチモンジ狙いの蝶屋さんでにぎわうそうです。


2019年6月14日東京での会議があり、会議終了後急いで羽田空港に向かいエアドゥ 87便にて旭川空港に向かうことにしました。

離陸は17時10分の予定でしたが一部乗客の手荷物チェックに手間取ったそうで30分近く離陸が遅れました。旭川空港には30分遅れて19時20分過ぎに着き、レンタカー会社を20時に出発し一路層雲峡を目指しました。

旭川空港から層雲峡のペンション山の上まで約60キロの距離で、周囲は日がとっぷり暮れ真っ暗でとても心細かったですが何とか21時20分に着きました。

ペンション山の上の灯りを見つけ中に入り、高橋賢一氏、他のスタッフ皆さんの明るい笑顔を見たらとてもほっとしました。

高橋氏は遅い時間にもかかわらず上川町のリンゴシジミのポイント、他の蝶のポイントを懇切丁寧に教えてくださいました。どのポイントマップも道や道標、目印がとてもわかりやすく書かれており大変有難かったです。

翌日のリンゴシジミの採集への期待を胸に早めに床に就きました。




2019年6月15日 ペンション山の上

大浴場がある建物と直結しゆっくり入浴できます。料理は味、ボリュームともに大満足でした。




2019年6月6日 福島県 喜多方市産のウスバシロチョウ♀は12卵産んでくれました。

セットした枯れ枝の下側、裏側に好んで産まれています。

枯れ枝をセットする場合は、枯れ枝と産卵セットの底面の間に適度なすき間、空間があった方がいい

感じです。

このまま涼しい所で適度に湿気を与えながら来年の春まで管理します。

来年春は早めに食草のムラサキケマンを用意してうまくやりたいです!